東欧 ウィーンへ

    東欧5日目 チェスキークルムロフ→ウィーンへ


昨日具合の悪かった旦那さんは、昨日の夜 おいしいビールとたっぷりニンニクの入った料理を食べたからか元気に復活。午後12時23分の電車でウィーン向けて出発する予定だったので、早起きしました。朝食が午前8時からだったので、7時に目覚ましをかけて完璧に用意をして8時にダイニングにおりていったら、何も食べるものがない。

    なんで??

ダイニングにいたおばちゃんは英語がしゃべれないようだったので、身振り手振りで朝ご飯を催促したところ、まだ午前7時らしい。。部屋に渋々戻ったら、部屋に備え付けてあった目覚まし時計が1時間進んでいた事が発覚。。えーん。すっかり目が冴えてしまって眠れないわたし。やっと10分、20分と 暇な時間を過ごしました。(もー荷造りも終わっちゃってたのです。)7時55分におりていって、無事朝食を食べ私達としては快挙の午前9時にはホテルを出発。チェスキークロムロフ城にむかいました。11時半には絶対ホテルに戻ってくる予定だったのでさすがに早めのスタート。。


お城の中はガイド付のツアーしか入れないとのこと。ここまで来たのだから~と思いチケットを買う。英語のツアーは午前10時からで1時間位かかるとのこと。まだ9時40分だったので、急いでお城の横の   塔に登ることにしました。 細い石畳の階段で 頭をぶつけたり、転びそうになりながらもすごい勢いで頂上に着きました。塔の上から見下ろすチェスキークロムロフの街は、レンガ色の屋根が並んでいて、中世の街並みという感じで、おとぎ話の街みたい。実は高所恐怖症の私は、高いとこに登ると落っこちそうな気がして非常に恐い。。足をふんばり引きつった笑顔で写真をとりました。中世の街並みの少し遠くに目をこらすと少し遠くには近代的な集合住宅が立ち並んでました。 観光客もおおい街だと思うので、観光収入で潤ってて移り住んでくる人も多いのかなぁなんて思いました。


10時ちょっと過ぎにお城のツアーが始まりました。最初は5人しかお客さんがいなくて小さなグループだなと思ってたら、学生が来るという。どこかの欧州の国から来た30人位の高校生でした。うわ うるさそうだな~と思ったのですが、本当に静かで説明中におしゃべりをする子は誰もいなくて、お行儀の良さに本当に感心しました。引率の先生が睨みをきかせてるわけでもなさそうだったんですけどね。(笑) 



お城の中はやはり豪華で見ごたえがありました。欧州のお城というのはどこも豪華ですが、このお城の舞踏会などに使うホールはなかなか個性的で、広々したお部屋の壁に舞踏会に来ている人達の絵がコミカルに描かれています。壁から顔をだして覗き込んでる人の顔が壁面に飾ってある鏡に描かれていたりとユーモラスです。お城の中は写真撮影禁止!といわれてましたが、この部屋ばっかりは フラッシュなしで こっそりと撮影しちゃいました。あとで絵葉書も買ったけど、私の撮影した写真の方が雰囲気よく写ってました。


ホテルに戻ったら11時20分。タクシーが45分に来るので急いでチェックアウトをしました。朝 ホテルの人に昼食にサンドイッチを作ってもらうようにお願いしてたので、それも受け取って支払をしました。タクシーの相場の値段を聞いていたので、それとチップのお金を残して、あまりでお水を買い込み準備万端。。タクシーは時間通り来たのですが、結構ぼったくりで、先に調べておいた相場の1.5倍位の値段をいう。高すぎると文句をいったら、でもメーターがあるから大丈夫だ!というので安心してたら、メーターが2秒くらいでどんどんあがっていく! さらに そのドライバー絶対遠回りしてた~。遠回りしてない?っていったのだけど、英語が本当にできないのか 出来ない振りなのかわからないけどOK OK といいながら遠回りされてちょっと不愉快。料金+大目のチップと思って持ってた金額を要求してきたので、それだけ渡してチップなしでした。 ま~チップをよこせ~と追いかけられなかっただけラッキーかな。


とりあえず無事駅に着いたので電車を待ちました。ウィーンまで所要時間6時間、乗り換え3回です。チェスケー ブディヨヴィツェというチェコ内の街まで1時間、そこからスイスのオーストリアに入ってSummerauという草原の中にぽつんと駅があるような所まで2時間半、次にリンツって草原の中にいきなり現れた ホームが何本もある大きな駅で乗り換えました。。そこから1時間半くらいでウィーンの西駅に到着しました。


まずは24時間交通機関乗り放題のパスを購入して、ホテルへ向かいました。泊まるホテルはそこから路面電車でたったの3駅。あまりに簡単にホテルについていいのだろうかと思ってたら、ホテルにも高校生らしき団体が泊まっていてすごい騒々しかったので ちょっと不安な私達。どうせ 子供達がウルサイかもしれないなら悪い部屋でいいということで、シャワーとトイレは共同の部屋にしました。それで一泊50ユーロ(60ドル位)と、かなりの節約。 どうせ今晩はウィーンをフラフラする予定だったから 宿がしょぼくてもいいよねぇと とっとと宿を後にして街に繰り出しました。


まずはオペラ座へ。。もしも指揮者が 小沢征爾だったら途中の幕からでもいいので立見席のチケットを買って見るつもりでした。立ち見なら5ユーロくらいで見れるらしいんです。さすが 芸術の都ウィーン。。でも残念ながらその日の指揮者は違う人だったし、今晩しかないのでオペラは諦めました。いつか オペラ三昧しにまたウィーンに行きたいです。 

次にシュテファン寺院まで歩いて行きました。私は10年位前に親友がウィーンに住んでたので遊びに行った時、このへん連れて来てくれたよな~なんて懐かしく思いながら散策。 ディナーはシュテファン寺院が窓から見えるというDo & Coというレストランに行きました。すごい混んでて、9時頃まで待ちました。階下が同じお店のバーになってるんですが、すごい混雑でみんな楽しそうに飲んでました。プラハと違ってみんなビールってわけじゃなかったけど。(笑) でもこれって いろいろな国にあるチェーン店で どうもNYが発祥らしい。料理はおいしかったけど、何となくAmericanっぽい感じだなぁと旦那さんはつぶやいてました。。


レストランを出たら既に11時でしたが、せっかくなので オペラ座の裏にある カフェモーツァルトに行きました。(12時まであいてます)店内はピンク色っぽい内装で、シャンデリアがぶるさがってたりして、なんかとっても優雅な感じ。1日疲れてここにたどり着いたのですが、何か疲れがふっとびました。せっかくなのでウィーンでしか飲めないようなコーヒーをってことで、カフェモーツァルト(モーツァルトというリキュール入り)と、マリアテレジア(オレンジリキュール入り)を注文しました。どちらも アルコールが結構入っていてコーヒーというよりカクテルという感じでしたが、どちらもとてもおいしかったです。風味のあるコーヒーとリキュールの味がとても優雅な気分にさせてくれます。


リキュールを手に入れれば自分でも似たものが作れそうなので、家でエスプレッソを入れて、リキュールと生クリームをのせて似たようなのを作ってみようかな~なんて思いました。アルコールを飲むと眠くなりがちな私ですが、コーヒーも一緒に飲めば目が冴えるかもしれないし!と旦那にいったら呆れられました。(苦笑)オペラ座からホテルまでは駅で4つ、12時ちょっと過ぎにホテルに戻って、シャワーを浴びぐっすり眠りました。









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