Musical
ミュージカル in New York ニューヨークの名物といえばミュージカルですね。。のんびりしたボストンから人の多いニューヨークに引越して来て、”これなら東京の方が街が綺麗だし、安全だしいいじゃん！”と思った事も何度もありますが、東京に帰ったら安価にミュージカル三昧とはいかないのですね。。私にとって”NY最高！”と思わせるひとつがミュージカル。。ここにいるうちにいろいろ見たいなぁぁと思ってます。。
オペラといえばヨーロッパに古くからある芸術舞台で、やっぱり高価だし、上流階級の人が正装をして見に行くようなものでしたが、それをもっとカジュアルに見に行けるスタイルにってことでかわっていったのがミュージカルです。 ブロードウェイ沿いにある劇場で上映されるミュージカル（On-Broadway)は興行成績もよく、ロングランだったりする有名な作品が多いですが、それ以外の場所にある劇場で上映されるもの（Off-Broadway）には 個性的だったり いろいろ面白いものもあります。。Off Broadwayももっと発掘してみたいなあ。。あとでご紹介しますが、Blue Man Groupの”Tubes”はOff Broadwayですが１９９１年からはじまって、未だに人気があるようですしね。
さてさて ブロードウェイミュージカルといえば、”トニー賞”が有名ですね。毎年ブロードウェイのミュージカルの秀作を選ぶものです。過去の”ミュージカル作品賞”の受賞作は 下記の通りです。 結構 名前を知ってるものがたくさんありますよね。
1977年 アニー(Annie)
1981年 フォーティーセカンドストリート(42nd Street)
1983年 キャッツ(Cats)
1987年 レ･ミゼラブル(Les Miserables)
1988年 オペラ座の怪人(The Phantom Of The Opera)
1990年 シティ･オブ･エンジェルス(City Of Angels)
（これって映画と同じストーリーなのかしら？）
1996年 レント(Rent)
1997年 タイタニック(Titanic)
1998年 ライオン･キング(The Lion King)
2000年 コンタクト(Contact)
2001年 ザ プロデューサー（The Producers)
2002年 モダン ミリー（Thoroughly Modern Millie）
2003年 へアースプレー (Hairspray)
2004年 Avenue Q
まあ 好みはいろいろなので参考にって感じですが、ついトニー賞をとってるなら面白いかな～なんて思ってしまいます。。
私の見たミュージカルの感想 The Producerこれは１番面白かったかも。。。エンターテーメントとしてのきらびやかさもあり、コメディーセンスもあり、あ～ アメリカンエンターテーメントって感じです。。英語はちょっと早口な時もありますが、話は単純です。細かいギャグを理解しようと思ったらちょっと英語力要ですが、適当に聞き流しても面白いです。。お勧め作品のひとつ♪
１度はブロードウェイで成功したプロデューサーが新作で失敗し、財も失いボロボロに。。そんな時に知り合った気の良さそうな、でも小心者の会計士と手を組んで新しいショービジネスをしようと巻き返しを狙うのですが。。。小心者の会計士が、そんなリスキーな話にのれるか！といってたのに、機械的に会社に使われることに嫌気をさして スパッと会計事務所をやめてショービジネスに加わることにしたり、いかにもアメリカンドリーム狙いだな～というような筋書きですが、それが面白いんですよぉ。１９６０年代の同名の映画をもとにしてるようなので、事前に映画をみても面白いかもしれないですね。
オペラ座の怪人
ガストン ルルーの小説を元にしています。。パリのオペラ座の地下に住むファントムという名の怪人は、オペラ座の歌手 クリスティーヌにひかれる。。いつもは 地下からじーっと見つめて彼女の歌声にききいっているのですが、彼女の気持をひきつけたくて、地下に彼女を閉じ込める。。。でも 無理やりでなく、彼女の気持が自然に自分に向く事を期待して彼女を解放するのですが、彼の思惑通りにはいかず。。。いつも仮面をかぶっているファントムですが、彼の切ない気持がつたわってきます。
私が見た初めてのミュージカルがこれでした。母と一緒にみて、２人とも感動しました。母との旅行中ニューヨークでいろいろな事をしましたが、このオペラ座の怪人が１番印象に強かったようです。
何がすごいといえば、主演の男優の歌唱力。。も～すごい迫力です。
ファントムの喜怒哀楽が、のりうつったように表現されています。
もう観客は総立ちで すごい拍手の嵐でした。。これも超お勧め作品です。
セットもオペラ座の中から 地下と面白い工夫されたセットでしたよ。
Magestic Theater
247 W 44th St (Between Broad Way and 8th Ave)
(212)239-6200
http://www.thephantomoftheopera.com/home.cfm
Les Miserablesビクトル ユーゴーの”ああ無情”が原作のミュージカル。。1987年から2004年5月までというロングランの作品でした。。去年の5月に上演が終わる数週間前に無事見ることができました。 人々が飢えていた時代。。食べるものに困り一切れのパンを盗んだことが原因で東国されてしまったジャン バルジャンが、司教とのふれあいを通して、投げやりな態度から 更正して遂に指導者になっていくお話。しかしフランス革命の時代にはいって、”みんなで団結して立ち上がれ”と団結していくけれどもその結末は。。。 美しく 悲しい物語。。ブロードウェイではやってないですが、イギリスでは見れそうですし、アメリカでも巡業で公演しているようですね。。。これもお勧め。
http://www.lesmis.com/
Aida
美女と野獣、ライオンキング、につづくディズニーによるブロードウェイミュージカル第3弾です。お話ヴェルディのオペラ”アイーダ”が原作です。エジプトの将軍ラダメスが（ミュージカルの中では キャプテンってことで固有名詞はでてこなかった気がするんですが。。）、敵国ヌビアに侵攻した際につれてきた ヌビア王女アイーダが恋に落ちてしまうお話。。。オペラが原作ですが、さすが ミュージカルってことで笑いを誘うように随所に笑いどころがちりばめてありました。。なかなか笑えます。。ところどころ え？オペラが原作なのに？？？と思うような現代的な要素を盛り込んでいるのですが、最後はほろ苦い終わり方で、素晴らしい作品でした。。衣装や照明など場面ごとに非常に工夫していて楽しめます。。音楽はエルトン ジョンが担当していて、なんか そんな感じの甘いメロディーが流れたりもしてました。。
アイーダを演じる デボラ コックス は、何枚もアルバムを出してるR&B歌手で、ヒットもだしてる有名な歌手のようです。。ほんと すごーーーい 歌唱力。。もう迫力です。。エジプトの将軍を演じてる男優も、Rentにでてたりとなかなか歌唱力、迫力の備わった美男子でしたよん。。ただこの作品 どうも9月5日でブロードウェイでの公演は終わってしまうようです。（作品が終わるんじゃなくて、デボラ コックスが降りるだけかな？？ ちょっと確認しないとはっきりしないんですが）
見たいと思ってた方、お急ぎ下さい。。
私は8月24日に見に行ったのですが平日だったので、当日券買えましたよ。。
http://disney.go.com/disneytheatrical/aida/
42nd Street1980年代に上演されてロングランした作品のリバイバル上映で、2001年から今も続いてます。。お話は単純ですが、ある脇役をやっていた新人女優が、ベテラン女優の突然の怪我で主役に抜擢されて、スターへとなっていくというお話。。”私になんかできないわ～”みたいなことをいってた新人女優がどんどん成功していくというトントン話がちょっと できすぎ～と思ったりもするのですけど。。。彼女を支援していく劇団の中間達は、”主役女優がいなくなって、このショウが打ち切りになちゃったら、家賃が払えない～、税金が払えない～”と歌うあたりがなかなかリアルなアメリカ作品？？（笑）
でも この作品、私の超お気に入りの The Producerと同じく、すごーーーい 舞台の装置やら衣装がきらびやかで、アメリカンエンターテーメント！って感じです。。
舞台の装置ですごい謎なのがありました。。背景は真っ暗に見えるのに突然ライトがあたるとそこに人がいる。。でも 他のところは本当に真っ暗闇なのに、ライトがあたると違う場所にも人がいる。。普通暗くてもそこに人がいると薄暗～く気配を感じたりするじゃないですか？それがほんと真っ暗闇なんですよ。。うまく表現できませんが、一緒にみた友達も感動して、あれはどういうセットなのか？とかなり議論しました。。。でも 今だ謎のまま。。すごいですよ。。
コンタクト３つのお話からなりたつオムニバス作品。。これは大人向けって感じです。。貴族の玲嬢とその家の使用人との物語や、暴力的な夫に耐えかねた奥さんがひとり空想の世界にはいりこんで幸福を感じたり、黄色いドレスの女に魅了されたやつれたあるサラリーマンの現実逃避とか。。。筋書きではなく、そういった微妙なニュアンスを踊りや、衣装、音楽などで表現していて、大人がみるとそういったニュアンスがわかると思うのですが、子供がみても ふーーん？？？って感じだと思います。。この作品はオフブロードウェイから オンブロードウェイに昇格した作品だそうです。。これも セットなども凝ってます。。
ちょっと英語が早口でわかりにくかったです。。英語がわからなくても 筋書きじゃなくてだいたいのニュアンスで話は通じるだけに、台詞は結構 スラングなんかもはいってるような独り言チックなものも多くてちょっとわかりにくい印象があります。一応 見る前にWEBでだいたいのあらすじを知っておくと安心できると思います。
Blue Man Group "Tubes"オフ ブロードウェイですが、顔を真っ青に塗った3人のBLUE MAN（何で複数形のBlue Menじゃないのかな？）達が、台詞なしでコントをしつづけます。。内容ははっきりいってくだらないコメディではありますが、かなり笑えます。。本当にアメリカ的。。結構 観客も一緒に楽しめるような工夫があります。。。こりゃまた 一見の価値ありです。。笑いたい人や アメリカ的なコメディが好きな人にお勧めです。
他に見たいと思ってるものまず オフ ブロードウェイから Stomp です。。バケツや いろいろなものをドンドン叩いて音楽をつくっていくパフォーマンス。。。これも1994年くらいからやってるようなので10年位のロングラン。。。イギリスから来たパフォーマンスのようですが、有名なので1度はみてみたいなあ。。これはミュージカルっていうよりパフォーマンスって感じですね。。
それから ボンベイ ドリーム。。 シャカラカBaby～という音楽がしょっちゅうラジオで流れております。。。少し前にインドの映画”モンスーン ウェディング”をみてから、きらびやかなインドの踊りに魅了されてる私としてはかなり気になります。。イギリスでやってたものが NYに上陸したようです。 あらすじとかしらないんだけど 面白そう。今年 Newの作品なので、万が一打ち切りなどになったら困るので急がなければぁぁぁ。。。
あとモダンミリーもダンスがとても素敵でよかったと、お友達Kちゃんイチオシでしたので、ぜひ見なくちゃ～と思ってます。。
そして Lion King。。。子供向けって感じだよな～って思ってたのですが、見た人みんなが、衣装も素晴らしく感動したといってました。。やっぱり見たい！！
Lion Kingといえば、同じディズニーの美女と野獣はどうでしょうかね～。。なかなか衣装なんかもこってて素敵みたいですね。。機会があったらいってみたいな。
Rentもみたいですね。舞台はニューヨークのイーストビレッジ。エイズにかかった主人公の男性が、クリスマスに同じくエイズ患者の女性と知り合ってひかれあうんだけど。。。。というお話。。1996年からとなかなかロングランですし、なんとなく現実的なテーマなのが興味深いし。。
あと Hair Spray。。数年前にトニー賞をとってるんですが、詳細は謎。。たまに写真をみると主人公の女性が 妙にコメディーチックなのでどうかなあ。。Wicked も気になる。。今年からはじまった New Showで、知られざるオズの魔法使いのお話みたい。。オズの魔法使いっていったら 女のコ、ライオン、ロボット、猿（だっけ？）がお供について悪を退治にいきますが、原作には他にま緑の女のコともう一人登場人物がいたらしく、その人達のお話だとか？？どうかな～ 面白いかな。。。
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