18:00を過ぎると、時計の針が2倍速で
回っているかのように、時が流れる。
チョコレートを、一片(ひとかけら)口に入れると
少しだけ、脳(あたま)が回復したのか
キーボードの速度も、ちょっとだけ上がる。
そして、もうじき 今日が終わる。
窓から、東京タワーを見つめながら
今日を振り返った。
会議の休憩時間、以前部下だった女性スタッフに出くわした。
やっぱり新しい部署でも、うまくいかず
休みがち だとは聞いていたが
ちょうど帰宅するところらしく私服になっていた。
仕事をしている境界が「こちら側」
だとしたら
彼女は、どこからみても「あちら側」。
とても、フルタイムで働けるような姿には
見えなかった。
「元気?」と声をかけると
「えっ、ええ」とビックリしたように僕を見上げる。
さすがに最近は、電話が掛ってこないので
状況は解らないけど
去年と、何も変わっていないことは確かだ。
僕だって、何も変わっていない。
見えない壁は、歴然と立ちはだかり
前に進もうとしても、弾き飛ばす。
そんなことを繰り返して
でも、やっぱり ぶつからないと抜け出せない。
ひとりで脱却するのは、とても大変。
でも糸口がみえるなら、掴みとって欲しい。
そんなことを想った。
扉 2014.03.03
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