今日の東京は、随分と暖かく
コートのボタンを全部開けて、風を受け入れる。
ちょっと強めの風は、花粉も運んできて
目の痒(かゆ)さが半端ない。
彼女に逢う寸前まで、マスクで顔を覆うが
目はどうしようもなく、ついこすってしまう。
体調は万全ではないけど
「溜まる」というよりも
「摺(す)り込んでくる」ストレスに限界を感じ
予定を変更して、今日 逢うことにした。
今日は、彼女の話を聴く。
僕は、特に話すことがあるわけではなくて
彼女の口から発せられる言葉(フレーズ)を
まるで、子守唄を聴くように受け入れる。
それだけで、彼女の世界に入り込み
今の自分を、抜け出すことが出来るから。
心の中には、色々な人達が存在していて
それは現在(いま)の人も、過去(まえ)の人達もいる。
そして、良い感じの人や、悪い印象の人も。
でも、「嫌な人」として摺り込まれた人達は
一体、どうして そうなったかは...うまく説明できない。
ただ、少なくとも 「こうあるべきなのに...」
ということに反しているからなのかな?
「挨拶できない、なんて感じ悪い...とか」
どうして?という原因を1つに絞り込まない
というのは、最近いつも気にしている事。
ひょっとしたら、違うかも と考える。
だけど、どうしても答えが一つになることもある。
心の中に、色々な人達が存在するように
色々な自分も、そこに居る。
気の弱くなった自分、強がっている自分
見栄を張っている自分に、誰かにすがりたい自分。
色々な自分が居るけど
どの自分も、やっぱり彼女を求めている。
それが、唯一同じ答えになる。
とても満たされた気持ちに
身体が少し軽くなり
帰り道の足取りが軽快になった。
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