Qちゃん先生の子育てのヒント

辞めさせるべきか迷った時

習い事をやめさせるべきか、続けさせるべきか...
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楽しみにしていた日経kids+10月号(2006)が届きました。
待ちに待った英語特集。
ページをめくるなり、オープニングの言葉が胸にグサッ。

   子どもは言葉の天才だ。
   英語だって必ず身に付けられる。
   大切なのは英語を好きになること、
   好きになった英語を続けること。
   そして親にできるのは
   子どもに合った英語環境を
   用意してあげることだ。
   いつから、何を始めるか。
   最新の英語メソッドで
   子どもの英語脳を
   鍛えよう。


大切なのは英語を好きになること、
好きになった英語を続けること。

ハッとしました。
ずっと息子(小1)の習い事のことで悩んでいました。
やめさせるべきか、続けさせるべきか、行ったりきたり。
えっ!?


英語の習い事ではないんですよ。(ゴメンナサイ)
英語はね、うちでは生活の一部。
「魂」「体」の一部(大げさ)。
毎日英語があって「あたりまえ」、習って「あたりまえ」。
子どもはバイリンガルではないのですが...(恥)。


やっぱり好きでなきゃ、続けられないですよね。
いや~、実は和太鼓のことなんですよ~。
今年の4月から習い始めた息子が、「楽しくない。やめたい。」って。
行くのもイヤイヤ。憂鬱な顔。
実は、初日からそんな感じだったんですけれどね。


反対に、娘(年中)はすっかり和太鼓にのめりこんでいます。
いつでも、どこでも、太鼓をたたく振り。
「どんどどどどどん、どどんがどん、あーどっこい!」
「たいこ、だいすき!」って。
目がキラキラ輝いています。


この日曜日に、久しぶりに練習場に行ってビックリしました。
今まで夫に送迎&付き添いをまかせていました。
地元のお祭りステージで和太鼓を披露することになり、
うちの息子と娘も初心者ながら、すみっこでたたかせて
もらえることになったのです。
だから、一目見ておこうと...。


ところが、息子ったら!
練習の様子を見て、唖然。
なんじゃー、アノ態度!!
キーーーーーーー!!(血圧上昇)
あくびは出るわ、違う所を見て(遠くを見てる!)、出遅れるわ、最悪。
おまけに、ヘッタクソ!!


一方、娘は、自分の出番でない時も、まわりを良く見ています。
無意識に腕を動かしています。
「どっこいさーの、すっとんとん!」掛け声もかけて。
この子、ほんとぉ~に太鼓が好きなんだー。
技術的にも、上達していました。


私が眉間にシワを寄せていると、先生が近寄ってきて、開口一番。
「集中力の問題ですね。」(ToT)
「最初は皆そんなものですよ。」となぐさめのお言葉。
でも、違うと思いました。
好きじゃないから集中できないのです!


そもそも、『リトル国際人』として日本の伝統文化を何か一つ
身につけてもらいたくて、親が無理やり連れて行った習い事でしたから。
いずれは、海外に行く身ですから(旅行、ホームステイ、留学?)
「特技」も身につけてやりたかったのです。
(大きなお世話でしたね、ハハ。)


きのうは、お風呂の時間まで待ちました。
何か大切なことを腹を割って話す場は、お風呂と決めています。
息子の目を見て、「大切なお話しがあります。よく聞いてね。」
「太鼓好き?」と聞くと、「好き。」
「楽しい?」と聞くと、「うん、楽しい。」
本心かな???


そこで、私の体験を話しました。
私も、幼い頃は、英語以外に、バレエ、ピアノ、習字、そろばん、お茶、お花、いろいろやらせてもらったのです。
でも、どれも長続きしませんでした。
唯一、英語だけでした。
英語は進学塾でスタートしましたが、今では私のライフワークです。


私が息子に、「怒らないから、本当の気持ちを言って。」と言うと、
なんと、泣き出した!
「太鼓やめたい。」って。
ソフトボールは続けたいけれど、和太鼓はイヤ。
うん、そうかー。言わなくても、わかってた。
聞き役に徹し、ひたすらフムフムと聞いてやりました。


で、続けて言った言葉に目がテン!
「塾もやめたい!」
本心は、進学塾もやめたいんですって。
2時間半すわりっぱなしで勉強だし(まあ、小1にはきついかも...)、
勉強が難しいって。


でも、進学塾だけはやめたらダメだって諭しました。
和太鼓は趣味。
好きなものを見つけるために、親が勝手に始めさせたこと。
塾は「生きること」。
学力つけなければ、この先、どんな世の中になるか。生きていけない。


つらくてもグッとこらえて、がまんする。
やらなければならないことは、強い心でやりぬく。
これから色々つらいこと、イヤなこともたくさんある。
進学塾はやめたらダメ。
そんなことをじっくり話しました。


おふとんに入り、電気を消すと、おもむろに、
「学童で、○○くんがほっぺたをたたいてくる。」と
息子がつらそうに告白しました。
こんなことを聞いたのは初めて。
まさか、いじめにあってるの??


私が「怒らないから、何でも言ってごらん。」とお風呂場で言ったのが
心に届いたのでしょう。
親に言いたくても、言えないこともあったのね。
胸が痛みました。
それはともかく...


親がどんなに一生懸命に能力を引き出してあげようとがんばっても、
 才能を持ち合わせていないものについては、子どもは是が非でも
 やらないのです。
」( 江原啓之のスピリチュアル子育て


子どもがぐいぐい引き込まれていったものだけを続けさせ、
嫌がっているものはやめさせる。
無理強いするのはやめること。

子どもの才能を見つける方法だそうです。
...これ以上、無理強いはやめようと思います。


江原啓之のスピリチュアル子育て
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