け・せらー、せらー♪

3/5 ダブルのデメリット(?)


帰国子女って、良いのやら・・・悪いのやら・・・

今では、自分が特殊な環境で育って良かったと思う。
二つの国の文化を吸収し、理解しているつもりだ。

でも、その二つの文化の間で思い悩んだこともいっぱいある。

昨日、子供は意外と残酷だと書き込んだ。

過去の出来事を書いてみよう。
。。。。。。。。。。。。。

たいていの移住者はコロニーに住んでいる。
コロニーの中に小学校もある。但し、4年生まで。
(向うでは、義務教育は小学校4年までと中学校にあたる8年生までの8年間、
その後、高等学校3年(夜間であれば4年))

私が五年生になり(叔父の家に住み込みで)、
都会の小学校へ転校したとき、現地の同級生は珍しがって、
容赦なかった。
ましてや、現地の言葉を旨く発音できなかったから・・・

よくからかわれた。 し・つ・こ・く からかわれた。

東洋人特有の髪質。
余程珍しかったのか、引っ張られたり
結ばれたり(髪と髪で)・・・するっと解けるのが面白かったらしい。
それは、女の子たち。

最初は、嫌でたまらなかった。
でも、慣れた。

性格上、あまり挫けててもしょうがないし、開き直った。

「ジャパニーズ、ジャパニーズ」

余りにもしつこい同級生(後ろの席の男子)を
(振り向きざまに) 叩いた こともあった。
仕返しされるかと思ったが、意外とジェントルマン・・?
以後、大人しくなって友達にもなった。
休憩時間にフリスビーとかして遊んだ。
校長室に舞い込んだときには、身代わりにもなってくれた。

時が過ぎ、帰国してから

長女も似たような経験をした。
彼女は幼いころ髪の毛がカールしていた。
(それがとても可愛かった。)
でも、保育所で髪を引っ張られるようになり、

「おかぁさんと同じ髪になりたい(ストレート)」
といい始めた。

もっと小さいとき、3歳直前まで髪が伸びなかったころ、
長くなってほしくて一生懸命タオルを髪のつもりで頭に
巻いたり、乾かす真似事をしたりしていた。
でも、目立つから嫌だといった。

小学校に上がっても同じことの繰り返し、
上級生にからかわれたり、髪引っ張られたり・・・

私は、泣いてばかりいたら頭(?)に乗るから

「堂々と振舞いなさい。」
と、

自分の経験も話してあげたし、それでもダメだったら

「お父さんが話をつけに来るから」 、と言いなさいといった。

数日後、 娘も開き直った らしい。
幸い親の出る幕もなかった。

参観日のついでの時に、先生から聞いた話では、
上級生の男の子を傘を振り回しながら追っかけたらしい。

さすがに、物を使ってはまずいだろうと。
でも、起こったその日に注意の電話が来なかったので、
先生が上級生を嗜めたらしい。反省していたそうだ。

小さい子供の世界観でのことだから
珍しがられても ショウガナイ。
でも、受けているほうは傷つく。
自分が他とは違うと思い込んでしまう恐れもある。

他と一緒・同じが一番いいと思い始めることもある。
それは、決して良いことではないと説明する。
一人一人の個性として、認め合わなければ
いけないことを教える。

子供同士のいざこざは、自分たちで解決するのが一番。

今のご時世では、もう無理なのかも。

でも、やはり一番健全ではなかろうか。



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