Take　It　Eazy　～Lovely　Day～

キミノアシオトその2　Fun　Club Song

～キミノアシオト～　その2　Fun　Club Song

クラシックな雰囲気のある会場の中に入ると、すでに招待客が集まっていた。
やっぱり、ここでも女性が多かった。オトコは数えるほど。
う～ん、肩身が狭いなぁ。
もちろんコンサートスタッフは、男性が多かったけど。

　２度目の『男はつらいっすねぇ』である。

その後、まず入場順を決めるくじ引きがあり、
『足音』の歌詞プリントなどをいただいた。
そしてコンサートについての説明があった。が、その中で、なんと！
「コンサート終了後、槇原さんと記念撮影があります。」
動揺がさらに大きくなったのは言うまでもない。

でも何とか落ち着かせて、くじ引きの番号順に並び直して、
『どりーむホール』へ入っていった。
ちなみに僕のくじは、奇遇にも２３番だった。

「最高のコンサートになりそうだ。」
その頃も、もちろん好きな数字だったので、
単純にそう思ってしまっていた。
座席は自由席だったので、一番前にと思ったけど、
結局、前から３番目の真ん
中ブロックの左寄りに座った。
３度目の・・・みなまで言わない。

　やはり皆さん、全国津々浦々から来ていたけれど、
一番目立ったのは関西弁のおしゃべり。
たぶん、近くにいたからだと思うけど。
コンサートが始まる前、
例のドリンク会社の方からのご挨拶があった。
その挨拶の中で、５０万通の応募がありましたと聞いた。

「すっごい、クリスマスプレゼントをいただいたんだなぁ・・・。」

改めて事の重大さを感じながら、
コンサートがもうすぐ始まろうとしている。

　いつの間にか流れていたBGM。
それは映画『ニューシネマパラダイス』のテーマ。
そしてステージには、今日の日時が時計のように表示されていた。
秒の表示が時の流れを実感。
ゆっくりとホール全体が真っ暗になり、さぁコンサート開演！

　アニメの画像が飛び出しそうな、ファンキーなリズムのオープニング。
何かのアトラクションが始まりそうな勢いで、
幕が落ちてマッキー登場！
スタートは、『Fan Club Song』。もうイントロで、全員総立ち。
その時の衣装は、ファンクラブの会報に掲載された王子様ではなく、
う～ん、
何と説明したらいいのだろうか？
民族衣装のようなエキゾティックなイメージのある衣装だった。と書いておこう。

　そうそう、ＭＣ（おしゃべり）の時に、
「今日、出来上がったんだよ。」と嬉しそうに語ってくれた。

　次の『Cleaning Man』では、間奏でモップを使って踊ってくれた。
今回のコンサートツアーでは、モニターＴＶが初お目見え。
曲に合わせて、いろんなイメージ映像を映していたけれど、
どれも凄くマッチしていた。

　『モンタージュ』では、いろんな人がモンタージュのように登場して、
歌に合わせて唄っていた（口を合わせていた？）のが、おかしかったなぁ。

『素直』は弾き語り。モニターに映る水面が印象に残った。
ちなみにキーボードには『お出かけ槇原君』のステッカーが貼ってあったよ。
　もちろん、当時の最新アルバムからだけではなく、既に発表された曲も歌って
くれた。でもリアレンジされた曲もあり、
イントロを聴いても、「ん？この曲は
何だろう？」と思っていながら、マッキーが歌い出して、
「あぁ、あの曲ね。」と。

　そう思わせた、『彼女の恋人』や『fish』は、アダルトな感じがした。
歌い手が成長すると、曲そのものも隠れた官能が出てくるのだろうか？

それから、『CLOSE TO YOU』は、初耳の英語バージョン！

　おそらく、ここで初お披露目であろう。
モニターに歌詞が映し出されていた。
元々アップテンポの曲なので、舌が回りにくそうだなぁと思いつつも、
楽に歌っていたように見えた。
この曲も、ずいぶん大人っぽくリアレンジされていた。

後半に歌ってくれた『３月の雪』は、ロックっぽいアレンジに変わり、
今まで以上の力強さを感じた。

　それにしても、『もう恋なんてしない』のワイパーのような腕の運動は何だったのだろうか？

いまだに謎である。

次へつづく

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