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2011.02.03
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「リアル鬼ごっこ」の山田悠介の作品を読んでみた。

○ストーリー
22才になった小久保英明は,小学校の同窓会に参加し,元の担任と級友たちと再会をする。だが翌日,元の担任は惨殺された。そして順番に級友たちが襲われ始める。10年ぶりに再会された×ゲームを行っているのは・・・

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一番の感想は,プロローグが余計だな,ってことだ。そのお陰で,何かもう一捻りある,という予測がついてしまう。結果的には,あまり僕の予想通りではなかったけど,それでも”そういうキャラ”がいるといないでは,終盤の物語から受ける印象はだいぶ違うと思うな。

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物語の構成上の問題以外にも,この作品の欠点はイロイロあるように思える。

それを列記していてもしようがないので,一番気になった点だけ述べると,「この語り手が犯人に対して,どのようなスタンスなのか?」が不明なことだろう。

主人公の英明は,ある意味で巻き込まれキャラだ。過去に問題があったとは言え,それを10年後に追及されるのは,さすがにバランスを欠いている気がする。



そうした難しい状況でありながら,語り手としての作者は,どこまでもノーコメントのスタンスを保つ。結局作者としては,いじめの被害者と,現在起きている傷害事件の被害者,どちらを守るべきだと思っているのだろう?

それがハッキリしないまま,英明の青春小説風にダラダラと物語が進む。しかも英明は別に探偵役として,事件の謎解きに貢献するワケではない。だから,重いはずのテーマとは別に,物語がサクサクと進み,僕としては違和感を強く感じてしまった。







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Last updated  2011.02.03 23:26:32
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