■Think OF you■

バ ス の 中





いつからか、誰よりも弱く、泣き虫になってしまった私に
「教えてくれたこと」を。


     辛い時は空を見ればいい


・・・と。


あなたの優しいコトバに、私は泣くのをやめ、黙って空を見ました。
あなたの隣で、見上げた空は今までにないくらいに綺麗でした。




あなたと離れてから私は、空ばかりを見るのが癖になりました。

家にいても、歩いていても、授業をしていても・・・
気付くと空ばかり見つめていました。







あなたと離れて、私はたまに思うのです。
「自分は本当にあなたのことを好きなのか」・・・と。
時々もの凄く不安になり、わからなく、なるのです。
・・・「好きだった」のではなく"先生"として憧れていて、
「好き」とは別の感情だったのかもしれないと思ったこともありました。

でも、それは違いました。

あなたに会った時、やっぱり私はあなたのことを
「本当に好きだ」と感じました。

あなたの前だと全然喋れなくなるのも、こんなに涙が溢れてくるのも、
あなたと過ごした時間や、思い出が全く色褪せずに私の中にあることも・・・・

"あなたが大好きだから"
ということに気付きました。






「大好き」も、「ありがとう」も・・・そして「ごめんね」も・・。
言わないと伝わらないのに・・・いつも言えませんでした。
声に出して、あなたに自分の気持ちをちゃんと伝えられたことって、今まであったでしょうか・・・?

そのことに気付いた時、
私の近くには、もう、あなたがいませんでした。
結局、私は大事なことを1つも、あなたに何も伝えられませんでした。




私はきっと子供すぎた。
高校を卒業し、誕生日が来て、18歳になりました。

短大に通い始め、自分の車を持ち、髪を染めたり、新しい服を着てみたり・・

「オトナっぽくなったよね」
と、周りのオトナや、友達に言われました。

・・・でも、それは"外見"や"カタチだけ"の事だったと思うのです。

泣いたり、自分の思い通りにならないことは当り散らしたり・・
嫌なことからは逃げてばかりいました。
そして、人のことをもっと、もっと大切にしたり、キモチを考えてあげること・・・
私には、そういう優しい気持ちが足りなかった・・・。

まだまだ、子供だったのです。





心から愛する人と出会った時、
私は全くと言っていい程、周りが見えなくなってしまいました。
あなたに"愛されたい"と思う気持ちが強くなっていき、
次第に感情の表現方法や、気持ちの伝え方が間違えた方向に進み、
「自分だけを見て欲しい」という、相手の状況や気持ちさえ、無視した
"自己中心的"な考えしかできなくなってしまいました。

何も、何も・・・見えていませんでした。
そう、あなた以外。本当に・・・。



でも、こんな・・・大切なあなたのことまでも壊してしまう気持ちを「愛」だなんて、果たして、言えるのでしょうか?
周りなんて見えなくって、自分が幸せになることだけを強く願うことが「恋」だなんて・・・・きっと言えない・・・。.

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