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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Jul 6, 2013
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カテゴリ: アフリカ州





昼時・6チャンネルの

特集を見てよく判った。



エジプトのムルシ(または、モルシ、

一部にはムルスィー)文民政権は

軍事クーデターで失脚し、

同氏は軍部に拘束されている。

初めての文民大統領としての

就任からわずか1年であり、

政策を急ぎすぎた嫌いがある。



アラブの春を受けての観光産業の落ち込み、

前ムバラク軍事政権の負の遺産などで、

急な立ち直りが困難であった事を考慮すれば

文民政権の失政だけとは言えない。



米国のイスラエルに次ぐ援助

(年間16億ドル)を受けながら

国民に資金が廻らないこと、

47万人もの軍人と、その経済活動

(衣料・観光・害虫駆除)は

GDPの2~3割を占めること、

などからムバラク前政権陣営が

今なお経済的権力を維持しているようだ。



ムルシ政権については、

「イスラム教の冒涜は許さない」との

宗教上の規制とともとられる宣言をしたこと、

それが「オペラ・ハウスでのバレー禁止」、

「ルクソール知事のテロリストとの関係」

などで増幅されたようである。



イスラム教徒は

この国の9割であり、

ムルシ氏の発言は文字通りのものなら

イスラム国では当たり前である。



未だに、エジプトの経済を支配する軍事政権が、

失業率の高まり8.9% →13.3%を受けて

不満が高まっている若者を

いわば、扇動している「気配」が感じられる。



その理由は、

「若者の選挙」、「言論・思想の自由」を

クーデターが謳いながら、

放送局等を差し押さえていることで明白。



しかし、今回のクーデターの中には、

イスラム教徒と対立する

コプト教代表もいる。



反シリア政府運動を支援している

ムスリム同胞団はシリア北部で

医療支援活動を行っていたが、

クーデター後は同胞団のカイロ事務所を

公安警察が締め付け始めた。



ムスリム同胞団のハマスは

パレスチナのガザ自治区

を実行支配しているが、

クーデター後は、エジプト側が

シナイ半島の治安悪化のために、

ガザ南部近くの国境の検問所封鎖を通告した。



このように、エジプトの政変クーデターは

文民政治VS軍事政権という

政体間の図式だけでなく、

イスラム教VSコプト教(キリスト教)

という宗教問題、

シリア支援勢力VS反シリア勢力という国際問題

を炙り出している。





シリア政府支援:ロシア、中国など ?


反シリア政府支援:アメリカ、西欧各国など ?








今回のクーデターを受けて、

軍事政権からの脱皮を中止した状態にあるが、

エジプトの国民は民主化を捨てた訳ではない。



現在、反クーデター運動として、

ムルシ大統領の復権を訴えるデモが

膨大な数で巻き起こっており、

アフリカ連合(AU)はエジプトのクーデターを

認めず、加盟資格停止を決定した。

☆ ★ ☆

もともと、季節的に、

砂漠を広大な耕作地に

造り替えてきたナイル川を

アスワン・(ハイ)ダムで

人口的に堰き止めて

耕作地を砂漠に戻してしまった。

世紀の出来事であるが、

エジプトにとっての悲劇でもある。



「砂漠の耕作地化」

(灌漑ルート建設など)


真剣に講ずるべきであろう。

同様に、この国の重要な収入源である、

スエズ運河の通過手数料も

運河近辺の治安悪化に悩まされている。



エジプトが

観光だけでなく

農業などの産業インフラ整備

(ダムからの水を砂漠に引き、

灌漑用水を供給する、その動力は

太陽光発電を使用する、また、

水を保つために地下浅くに

特殊シートを敷き詰めるなど)に

努力しないと国土は

「ミイラ」のように

なって仕舞いかねない。








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Last updated  Jul 9, 2013 05:04:34 PM
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エジプトの軍事政変後の暫定大統領の組閣遅れと反発デモ勃発の恐れ  
めいてい君  さん
エジプト政府系紙アル・アハラムによると、マンスール暫定大統領は「憲法宣言」を発布し、憲法(昨年12月に国民投票で成立)改正、時期大統領選の行程を明らかにした。2週間以内に憲法改正委員会を設置、改正案を国民投票にかけ、それに基づき来年早々に下院選、大統領選を実地することである。暫定政府樹立に向けた協議が難航し、憲法改正などが予定通り進むか不透明である。
他方で、軍に解任された格好の、モルシ前大統領を支持する、ムスリム同胞団は「軍が非武装のデモ隊に発砲した」として、9日の大規模デモへの参加を呼びかけており、再び混乱が勃発する恐れがある。読売新聞より。 (Jul 9, 2013 04:59:10 PM)

エジプトのマンスール暫定大統領が組閣に入るが、亀裂も発生。  
めいてい君  さん
ノーベル平和賞受賞者・前IAEA事務局長のムハンマド・エルバラダイ氏をイスラム系政治勢力ヌール党に世俗派として反対されて、暫定大統領は同人を外交担当副大統領に迎えることになり、首相には政治色のない元財務相のハゼム・ベブラウィ経済学博士を任命した。新首相は、閣僚候補にムスリム同胞団系の自由公正党にもポストを割り振る意向だが、同党は暫定政府そのものを無効としており、折り合いは付きそうにない。また、エルバラダイ副大統領を支持する世俗・リベラル勢力の救国共同戦線および若者組織「タマルド(反乱)」が「暫定憲法」の内容について「事前の相談がない」と反発、軍と暫定政府支持派に亀裂が入り、民政移管が順調に進みそうになくなっている。他方で、サウジアラビア、UAEは暫定政府に対して計80億ドルの経済援助(うちサウジは石油・天然ガスも20億ドル現物支援)を表明し、軍部を強く支持している。朝日新聞より。 (Jul 10, 2013 04:05:29 PM)

軍事クーデターによるムルシ前エジプト大統領の逮捕に対して独、米が釈放求む  
めいてい君  さん
米国のサキ報道官が、ドイツのウェスターウェレ外相が、前大統領の釈放を求める発言をしたことを受けて、「(ドイツに)同意する」と述べた。読売新聞 (Jul 14, 2013 08:02:55 PM)

エジプトの軍事政変後の暫定内閣が16日に発足  
めいてい君  さん
挙国一致内閣を目指していたが、同胞団系自由公正党が暫定内閣そのものを違法とし、閣僚ポストを拒否したため、閣僚からイスラム色を排除した、世俗・リベラル派が登用された。
首相:ベブラウィ、
外相:ファハミ(駐日、駐米大使歴任)、
第1副首相兼国防相:シーシ(軍最高評議会議長兼務)、
内相:イブラヒム、
保健、情報、環境相:女性3人
以上が、マンスール暫定大統領に就任宣誓した。
朝日新聞より。 (Jul 17, 2013 05:38:40 PM)

軍事政権側が装甲車・実弾で実力行使、48時間以内の退去求む  
めいてい君  さん
ムルシ前政権支持派のデモに対して、治安部隊が装甲車を押し出し、銃撃を行う事態となり、軍事政権側が「デモ」および「ムスリム同胞団」の強制排除・退去に動き出した。48時間の退去がなければ再び攻撃の可能性がある。同胞団が「シャヒード(殉教者)」作戦をとれば1950年、ナセル大統領時代の大弾圧の再来も懸念されている。
米国務省は、米国対外援助法が民主的な政府がクーセターで倒された国に対しては援助を凍結するため、今回のクーデターを認定することは、軍事援助15億5千万ドルを凍結することになり、苦渋の決断で「法律は公式な決定をするよう求めていない。そうした決定をすることは米国の国益にならない。」とサキ報道官が「クーデターの認定の判断を回避すると」説明した。
国内外での混迷が加速している。 (Jul 28, 2013 02:22:26 PM)

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