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市販の胃腸薬は大きく分けて2つに分類されます。1つは、胃腸の働きを助けるもの、もう1つは胃腸の働きを抑えるものです。この逆の作用がある為、選択を間違えてしまうと、大変なことになるのです。 目安としては、胃もたれ・食欲不振は、胃の働きを活発にするものを選びましょう。消化薬や健胃薬と呼ばれるものです。胸焼け・空腹時の胃の痛みは、胃の働きを抑えるものを選びましょう。制酸薬やH2ブロッカーと呼ばれるものです。胃の痛みが激しい場合は、自律神経に作用して痛みを和らげる、鎮痛・鎮痙薬がおすすめです。 一番良いのは、薬剤師に症状を伝え薬を選んでもらうことです。
2006年11月30日
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今日は、骨粗鬆症です。骨は新陳代謝を活発に行い、破壊と再生を繰り返しています。この、破壊と再生のバランスが崩れてしまった状態(再生を破壊が上回った場合)を骨粗鬆症と呼びます。 怖いのは自覚症状はほとんどなく、骨折し易くなって初めて気づく事がほとんどです。高齢者はもちろん、若い方でも無理なダイエットで起こる場合があります。それは血液中にもカルシウムが流れていますが、あまりに栄養が不足すると、骨のカルシウムを血液中に補給します。従って、骨粗鬆症となってしまうのです。 気をつけないといけないのは、背骨の圧迫骨折です。骨がその重みに耐え切れなくなって起こったりしますが、本人はほとんど気が付きません。その結果、激しい腰や背中の痛みが続きます。 圧迫骨折のサインとしては、● 背中や腰が張る、重苦しい、痛い● 前かがみの姿勢がつらい● 背中が丸くなる● 背が低くなる● 仰向けに寝られない● 寝返りをうてない● 起床時に背中や腰が痛む 等があります。心当たりのある方は、すぐに病院での検査をおすすめします。 こうなる前に、予防しないといけないのですが、やはりカルシウムを摂ることや適度な運動でしょう。カルシウムはビタミンDと同時に摂ると吸収が良くなります。ビタミンDを多く含む食品は、牛乳、きのこ類などです。また、日光浴によっても体内で合成されますので、日の光に当たることも大切です。
2006年11月29日
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まずは下のチェックをどうぞ。 □ ささいなことで骨折する□ 肋間神経痛のような痛みがだんだん強くなってきている□ ガンになったことがある 1つでも当てはまる方は要注意です。「骨腫瘍(こつしゅよう)」かもしれません。これは、骨にできた腫瘍です。しかしその多くは、良性です。悪性の腫瘍の中で最も多く見られるのが、実は他の臓器にできたガンが転移するものです。骨は肺に次いでガンの転移が起こりやすいのです。骨の転移で一番多いのが、背骨です。ガンの種類で骨の転移が起こりやすいのが、肺ガンと乳ガンです。 しかし、中にはどこから転移したかわからない原因不明の場合もありますので、必ずしもガンになった方がなる訳ではありません。 この転移性骨腫瘍は、ガンの発生が多くなる40代以降に多く見られます。また、複数の骨に転移が見られるのも特徴です。転移した場合は、骨に虫に食われたような穴があいてもろくなります。 ガンは治ったからといって、その後何年かして骨の転移が見つかることもありますので、油断はできません。もし、上記のような症状があれば、CT・MRI・骨シンチグラフィなどの検査をおすすめします。エックス線検査では、骨への転移がかなり大きくならないと分かりませんので、注意してください。
2006年11月28日
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以前、ご紹介いたしました脊柱管狭窄症についてです。この間、来店されたお客様に症状が見られました。ただし、本人は年のせいと思って、それほど気にしていない様子。実際、80過ぎの方でしたので、あちこち痛いのは仕方がないといった様子。 確かに、老化により脊柱管が細くなり、数百メートルで歩けなくなることは、よくあります。ただし、高齢になりますと手術はあまりおすすめできません。歩くと痛いから、歩かなくなり、筋肉も弱り、固くなり、あちこち痛くなるといった、負の連鎖が起きやすくなります。 そこで、前かがみの姿勢をおすすめします。そうすることで、腰の部分の脊柱管が広がり、神経圧迫も減り、血流も良くなります。歩く時には、杖や手押し車を利用すると良いでしょう。また、自転車に乗れるようならば、乗るのも良いでしょう。とにかく、ずっと同じ姿勢は避け、適度に体を動かす事が予防となります。
2006年11月27日
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今日のお客様の症状についての報告です。その方は、昨日起き上がる時に、左手だけ後ろに伸ばす動きをしてから、首をどの方向に動かしても、痛みがでるようになりました。 もともと、右の大胸筋が縮まりやすい方(何度も見えている方です)なので、その状態で、左の僧帽筋(下の図を参照)を急に働かせたため、骨がズレてしまったようです。 そのズレてしまった骨が運悪く、頚椎5番と6番でした。通常この2つの骨は歪むとしても、同じ方向へ歪みます。しかし、ムチウチなどで急激に大きい力が加わると、お互いに違う方向へズレてしまうのです。こうなると、どの方向へ首を動かしても痛みが出ます。 この状態では、自分ではなんともなりません。また、病院へ行っても痛み止めの湿布や首の牽引(けんいん)等の治療で時間はかかると思います。整体やカイロが一番得意な分野ですが、気をつけないと余計に痛みが大きくなる場合があります。この痛みは、少しでも首を動かすと神経が触って発生しているため、無理やり動かすのは非常に危険なのです。 今日のお客様の場合も、骨盤や上部胸椎など、周りから徐々にゆるめ、首をすこしずつ動かしていく方法を取りました。その結果、お客様は痛みを感じることなく、首をどの方向にも動かせるようになりました。首を左に傾けるとすこしハリが残ったようですが、これは関節が動き始めたばかりで起こっているのでしょう。徐々になくなっていくと思われます。 こういった事もありますので、疲れをためすぎないのが、予防となります。
2006年11月26日
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この前の旅行先のホテルにあった、炭とお茶のボディソープを発見しました。ただし、ホテルは業務用の大きいポンプを使用していましたし、僕は目が悪いのでメーカー等はしっかりわかりませんでしたので、完全には一致していません。おそらく似たような効果はあると思いますので、興味のある方はお試しください。お肌スベスベになりましたよ。↑2割引価格で販売中【◇】竹炭&無添加&お茶ボディソープセットはこちらから
2006年11月25日
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ドケルバン病なんて、あまり聞かないと思います。今日は、それについての解説です。 手指の腱鞘炎の症状として、指をうまく動かせない、動かすと痛む、指がはれるといった事が起こります。その中で、親指の付け根に痛みなどの症状が出ることを、「ドケルバン病」と呼びます。つまり腱鞘炎の一種です。 詳しくは、長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の腱鞘に炎症が起こった場合に限り、「ドケルバン病」といいます。具体的には、親指の曲げ伸ばしができない、親指の付け根の痛みなどの症状が出ます。 これを判断するには、以下のテストが有効です。親指を内側に入れて小指側に手首を曲げます。この時、親指の付け根の下辺りに痛みが出れば、「ドケルバン病」の可能性があります。(フィンケルスタインテスト) もし疑わしい場合は、病院での検査をおすすめします。治療は、指を過度に使わないように安静にしたり、炎症を抑える注射をしたり、湿布をしたりします。 それでも改善が見られないようならば、手術する方法もあります。こうなると大変ですので、早期の発見、予防が重要となります。
2006年11月24日
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今日は腱鞘炎です。意外と知っているようで知らないこの現象ですが、実はそのままにしておくととても怖いのです。腱鞘炎とは、筋肉と骨をつないでいる腱をとりまいている腱鞘が炎症を起こしたものです。ですから可能性としては、腱鞘がある部分ならどこでも起こります。その中でも発症確率の高いのが手指です。 腱鞘炎発生のメカニズムは、腱と腱鞘が関節を動かすことによりこすれ合う為です。また、細菌などによる感染症やリウマチなどでも発生します。また腱鞘炎が女性に多いのは、更年期などで女性ホルモンのバランスが崩れ、手指にむくみが発生し易いことも関係しているようです。 これが怖いのは、関節の変形を伴うくらいになってきた時です。この状態では、軟骨がすり減ってしまい、指などが曲がってしまいます。一度変形してしまった関節は元に戻りませんので、注意してください。 予防方法としては、手指を使いすぎない、細かい作業はしない、むくみがあるときは心臓より指を高くする、等です。
2006年11月23日
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若い頃に無理なダイエットをして、中年になって太り易くなった方、いませんか?体をしっかりと作らなくてはいけない時期に、食事を摂らない、極端に減らすことをするととても体には負担となります。 具体的には、骨密度が低くなったり、筋肉量が減ってしまいます。まず、骨密度ですが、これはカルシウムの不足によって低下します。カルシウムは血液中にも豊富にありますが、これがあまりに不足した状態が続くと自分の骨から補給します。従って、骨がもろくなったり、変形し易くなります。当然、老人のように背骨が曲がり易くもなります。 次に、筋肉量の低下は、基礎代謝の低下にもなります。基礎代謝が減ることは、カロリーを消費しにくくなりますので、太りやすくなってしまうのです! ですから、若い頃の無理なダイエットで、むしろ太りやすい体質を作ってしまうのです。
2006年11月22日
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ちょうど、この前の日曜日に来店されたお客様の症状です。その方は、2・3日前から急に、首だけ右を向くのと、右に傾ける、下を向くことができなくなってしまいました。動かすと、首や上部胸椎に痛みが出るとのことでした。 どうも板状筋(ばんじょうきん)という、首から上部胸椎に付いている筋肉がガチガチに固まってしまった様です。この板状筋は、頚板状筋(けいばんじょうきん)と頭板状筋に分けられます。この内の、頚板状筋が固まっていました。頚板状筋は第1~3頚椎と第3~6胸椎を結んでいます。(下の図左側の筋肉です) 首だけ下を向くことでこの筋肉が伸びるのですが、ガチガチになって伸ばすことさえできません。こうなるとご自分ではなんともなりません。急に痛みが出たようですが、それまでの蓄積がたまたまなにかの拍子で爆発してしまっただけで、疲れをためすぎたのが原因です。 通常はこの筋肉を柔らかくしようとすれば、首か胸椎のどちらからにアプローチするのですが、首に可動制限があり、胸椎は腰椎と違い肋骨が付いていますので、もともと動きの少ない部分です。症状を改善するのは難しいのです。 電気などの物理療法もこの場合は有効です。しかし、当整体院にはそのような物はありません(正確には高くて買えません)ので、筋肉の特性を利用して施術いたしました。 昨日、筋肉には2つのセンサーがあることをお話しました。ゴルジ腱器官と筋紡錘です。これらは、急に筋肉が伸ばされたりすると、防御反応で筋肉を縮めるように脳に信号を送ります。 逆に、筋肉が縮められていると、これらセンサーが感知すれば、脳に筋肉を伸ばすように信号を送ります。このやり方は、ちょっとしたテクニックがいるのですが、これは重要テクニックですので秘密です。 この方法を使い、痛みが無い状態にしました。多少の違和感はあったのですが、おそらく関節が急に動き始めたためで、まだ潤滑油が少ない状態だからでしょう。あとは自然と無くなると思います。
2006年11月21日
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昨日の補足です。筋肉には反射が起こるのはご存知でしょうか?分かり易いのは、イスなどに座った状態で膝下を叩くと、足が持ち上がるものです。これは、膝下の膝蓋靭帯(しつがいじんたい)付近を叩くことによって、そこに付いている太もも前面の筋肉である大腿四頭筋(だいたいしとうきん)が伸ばされたことを運動感覚器官が脳に信号を送り、脳が大腿四頭筋を収縮させるために起こるのです。 つまり筋肉には、急に伸びたり縮んだりするときの防御反応として運動感覚器官というセンサーを持っているのです。 この運動感覚器官は2つあり、筋の長さと速度を感知する筋紡錘(きんぼうすい)と筋の張力を感知するゴルジ腱器官です。 ですから、痛みがあるところを更に強く押したり、引っ張り、その部分が痛くなれば当然、これらのセンサーが働きます。 痛いのを我慢して、さらに筋肉が固くなり、血行も悪くなり、固くなった筋肉は骨の動きも制限してといいことは1つもありません。 痛いときには、痛いことをしないでというのが正解です。
2006年11月20日
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これは勘違いしている方が、非常に多いと思います。痛みがあるところを、グイグイ押してくれれば治るんじゃないか?とか、伸ばすと痛いけどストレッチして欲しい!というお客様の要望があります。その時は、そんなことをしても痛いばかりで良くならないと説明しますが、それでもいいからそうして欲しいという方が見えます。 そんな時は、なるべく体に害の無い範囲でできるだけ要望にお応えしますが、結果として少し状態が良くなる程度です。もちろん病気による体の痛みや、怪我の痛みは、整体やマッサージへ行ってもなんともなりません。 よく急性の痛みでは炎症を伴うことがあるのですが、これは冷やしたり安静にすることで、炎症を抑えなければいけません。そんな時に、我慢するから、そこを押してくれ・・といっても悪化するだけです。 また、ギックリ腰のような急性の痛みでは、痛めたときの姿勢ではエネルギーや体液の循環が行なわれますが、それ以外の体制ですと流れなくなり痛みが発生するという考え方もあります。ギックリ腰の時に安静にしていて楽になった方は、無意識のうちに痛めたときの姿勢で横になっている方が多いはずです。つまり、そうすれば良くなるという体のサインを読み取って、その姿勢になるのです。 昨日のお客様も、痛いけど我慢するから、痛いことをしてくれという方でした。何度も説明したのですが、ダメですね。理解してはいただけませんでした。 結果としてやはり、少し楽になった程度です。我々も、見たり触ったりして、体の状態をすべて判断はできません。お客様に、こう動かすと痛いとか、この角度なら痛くないとか、情報を得ながら症状を改善していきます。そのときに、痛いけど我慢できます。とか痛いけど大丈夫という答えが返ってきますと、我々も困ります。お客様が痛い場合は、その方向へは動かしたりストレッチをしないのですが、そうして欲しい方は、痛いけど黙っている場合があります。これは、なんともなりません。 どうぞ、皆様、整体院へ起こしの際にはご協力をお願いいたします。
2006年11月19日
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昔といってもかなりさかのぼって、日本人はもともと農耕民族です。常に動き、常に働く食生活で、少ないエネルギーで動くことができる省エネ型の遺伝子を持っている方が多いのです。これに対し、狩猟民族では、狩りをして獲物を食べ、一時的に肥満になってそのエネルギーで体を動かしていました。ですから、農耕民族だった日本人が動かなくなると、エネルギーを体に溜め込んでしまうのです。つまり肥満になるという事です。 ここ数十年で、家電製品の発達により主婦の家事が変わりました。今までは、重労働だった、洗濯・掃除・料理などが簡単になったのです。下手をすればボタンを押すだけで完了してしまうものもあります。 ですから、体を動かすことの無くなった主婦は肥満になってしまうと言う訳です。たまには機械を使用しないで、家事を行なうとどれだけ機械に頼っていたか分かると思います。機械を使用して空いた時間に、体を動かせばいいと思うのですが、なかなかそうはいかないと思います。
2006年11月18日
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どうも原因不明の慢性的な腰痛には、ストレスが原因のものが多いようです。ですから、病院で検査をしても異常がない方で、次の項目に当てはまる方は要注意です。 ●仕事での満足度が低い ●家庭での不満がある ●大きな不安や悩みをかかえている ●憂鬱で気分が晴れない これは、一例です。その他にもストレスの要因はいくつかあります。もし腰の痛みがストレスが原因としたら、ストレスを解消しないといけません。それを行なうことは、現実的に難しい場合が多いのですが、信頼できる人に話を聞いてもらったり、周囲の協力などで楽になることもあります。 こんなに腰が痛いのに誰もわかってくれないと考えてしまっては、悪循環です。ストレス解消のために、行動を起こしましょう。
2006年11月17日
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今日は、背骨についてです。背骨(脊柱)は、7個の頚椎、12個の胸椎、5個の腰椎、1つの仙骨、1つの尾骨から成り立っています。 生まれたとき人間は、全体的に背骨が後湾しています。生後3ヶ月頃、頚椎が前湾すると首がすわります。生後約1年後以上で腰椎が前湾すると、直立二足歩行ができるようになります。 ですから、頚椎・腰椎の前湾、胸椎の後湾のある状態が普通なのです。この状態が、運動不足や偏った筋肉の使用などにより崩れてしまうと、体にはとても負担が掛かります。 それは背骨のS字湾曲が、衝撃を分散するスプリングの役割もしているからです。
2006年11月16日
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今日は、最近気にしている方も多い、メタボリックシンドロームについてです。まずは、下記の質問に回答してください。Q1 ウエストが、男性なら85センチ以上、女性なら90センチ以上である。この場合のウエ ストとは、おへそのラインで測ります。 NOなら、セーフです。YESなら続けて、下記の質問もどうぞ。Q2 ● 中性脂肪150mg/dl以上、且つ又はHDLコレステロール40mg/dl以上 ● 収縮期血圧130mmHg以上、且つ又は拡張期血圧85mmHg以上 ● 空腹時血糖値110mg/dl以上 これら3項目の内、2項目以上当てはまれば、メタボリックシンドロームです。 メタボリックシンドロームの怖い点として、自覚症状が出にくい事です。例えば、空腹時の血糖値にしても、180ぐらいにならないと気づきません。また、脳梗塞にしても、少々血管が詰まっても日常生活には、支障ありません。ですから、血管が完全に閉塞して初めて気がつくことも多いのです。 ですから、未然に予防するのが一番です。普段から、規則正しい生活や食習慣、適度な運動を心掛けるようにしましょう。
2006年11月15日
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この現象は、同一人物で、普段運動している人が、ちょっとしなくなると発生します。これは、筋肉に、全か無の法則があるからです。 筋肉が収縮するときに、その収縮と言うのは、筋繊維レベルで生じます。その場合、筋繊維は収縮するか全く収縮しないかのどちらかに分かれます。ちょっとだけ、収縮というのはありません。 従って、より大きい力を出そうとすれば、より多くの筋繊維を働かせる必要があります。しかし、人間は持っている力の100%を発揮することはできません。よく人間の脳は、30%しか使用できないと言われるように、脳によって筋肉も100%の力が出ないように制御されています。 この脳から、筋肉への信号の伝達が悪いと、当然、筋収縮に参加する筋繊維の数は少なくなり力がでないと言う訳です。脳から筋肉への信号の伝達が悪くなる原因としては、やはり運動不足によるのが大きいですね。信号があまり送られないと、やはり神経もさびついてしまうようです。 もちろん、筋肉自体も固くなりますので、神経伝達の悪さも手伝って、運動しないと余計に筋肉が固くなったり、力が発揮できないのです。 力があまりない方は、筋繊維が細いのもありますが、実はこの全か無の法則によって、筋収縮に参加していない筋繊維がたくさんいるだけかも知れませんね。
2006年11月14日
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今日は、いつもと違って温泉旅行の報告です。 たまたま友人からホテルの割引券 をもらって12、13日と下呂へ行ってきました。一番良かったのはお風呂ですね。炭と お茶のシャンプー、リンス、ボディシャンプーがありました。これが肌、スベスベに なりビックリです。コエンザイムQ10の角質取りもあり、顔にぬったら、ボロボロ古 い皮膚がはがれてビックリ。これは、女性におすすめです! 以上 、旅行の報告でした。
2006年11月13日
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今日は筋肉痛についてです。この痛みは炎症が起こっている為だと考えられています 。 しかし、若い方は運動直後や翌日に発生するのに、年を取ると2、3日 後に発生します。 これは、運動の内容によるものです。若い方は激しい運動 をすることが多いので早く筋肉痛になります。しかし、年齢を重ねるに連れて負荷の 少ない運動になります。それで発生が遅くなります。 筋肉痛 は、運動によって破壊された細胞を修復する作業ですので、避けられません。しかし 、運動後にクールダウンとして、筋肉を冷やしたりストレッチするのが予防になりま す。
2006年11月12日
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昨日のお客様の症状を紹介したいと思います。その方は、仕事で少し前かがみでコピーをしていて咳をしました。その途端、左腰に激痛が。左に重心を掛けるのと、前かがみの姿勢が困難になってしまいました。 一番縮まっていたのは、左の広背筋という荷物を持つときに使う筋肉でした。これが力を発揮することができなくて痛みが出ていたのですが、これがなかなか元通りにならない。 咳と言うのは、思った以上にすごい力が掛かります。咳でギックリ腰になってしまうかたも見えます。咳をすると、腹圧が高まるだけでなく、椎間板の内圧も高まります。それで、椎間板の中の髄核が飛び出て、ギックリになるのでしょう。 最終的には、筋肉痛もあるとのことですので、スッキリとはいきませんでしたが、かなり動きは楽になりました。しかし、2時間かかりました。 咳で痛めると言うのは防ぎようが無いように思えますが、やはり疲れをためないというのが予防方法になります。また、腹式呼吸が苦手な方は、口呼吸ですと、直接ウイルスやほこりがのどに入ってしまいます。これでは、咳が出やすくなります。腹式呼吸も練習しましょう。朝起きたときにのどが渇いている方は、いびきをかいている可能性がありますので、寝ているときにマスクをするのも予防になります。 下の図は広背筋です。骨盤から肩にかけてついている背中側の大きな筋肉です。
2006年11月11日
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今日は、さらに詳しく解説します。脊柱管狭窄症は、症状により以下の3つのタイプに分類されます。 1つは、神経根型。背骨から出る神経の根元が圧迫されるもので、ほとんどの場合左右どちらか一方だけに傷みやしびれなどの症状が出ます。 2つ目は、馬尾型(ばびがた)。腰椎から下の脊柱管には、馬尾という神経の束が通っています。これが圧迫されると、神経根型よりも重い症状が出ます。しびれや痛みに加え、麻痺や排尿障害まで起こる事もあります。 3つ目は、混合型。文字通り、上記2つの症状が合体したものです。 これら3つは、重症になると安静時でも痛みが出ますし、ちょっと歩くと疲れてしまい、日常生活に支障が出ます。普段から、腰に負担をかけないように気をつけたり、体を動かす習慣が大切です。 あと知っておいていただきたいのは、加齢により脊柱管が狭くなるのは、仕方ありませんが、症状が出なければ問題ないようです。検査をして、脊柱管が狭くなっているから、すぐに手術をしなければいけないという訳ではありません。手術するかどうかは、じっくり検討する必要があります。割と、体を動かす習慣をつけたら、改善したという例もあるようです。
2006年11月10日
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脊柱管狭窄症は病名というより、腰椎(ようつい)の脊柱管が狭くなっているという状態を示したものです。 具体的にどうなっている状態か説明したいと思います。背骨は椎骨(ついこつ)という骨が積み重なってできています。椎骨というのは医学用語ですので、背骨の骨、1つ分の事だと思ってください。この椎骨は、前側の円柱状の椎体(ついたい)と後ろ側のデコボコしている椎球(ついきゅう)という部分で構成されています。椎体と椎球の間には、椎孔(ついこう)という穴があいていて、椎骨が重なることによって、管状の空間ができます。これが、脊柱管です。この中に、脊髄や神経が通っています。 脊柱管が狭くなると、とうぜん神経も圧迫され易くなりますので、痛みやしびれが出るのです。 脊柱管狭窄症の特徴として間欠跛行(かんけつはこう)があります。これは、少し歩くと(例えば100メートル程)足が痛くなったり、しびれや脱力感で歩けなくなり、しばらく休むと歩けるようになる。これが交互に繰り返される状態です。重症では、1・2分歩くのが精一杯になります。 下の図は、赤い部分が脊柱管で、狭くなっている状態を示しています。
2006年11月09日
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以前ヘルニアの2つのタイプについて紹介しましたが、もう少し詳しく解説します。 1つ目は、膨隆型(ぼうりゅうがた)です。これは、椎間板の中心にある髄核(ずいかく)が周りの繊維輪(せんいりん)を押し出して、膨れている状態です。 2つ目は、脱出型。これは、髄核が繊維輪を突き破って飛び出している状態です。 特徴としては、膨隆型は、激しい痛みは無いものの、疲れが溜まると痛くなります。ストレッチや休息を取ることで痛みは治まりますが、また疲れが溜まれば痛くなります。これが交互に続きます。脱出型は激しい痛みで動けないくらいですが、2・3日もすれば嘘のように楽になります。 ヘルニアになる仕組みは、2つあります。1つは、椎間板はタイヤのように内圧が高くなっていますが、激しい運動や力仕事で内圧が以上に高くなってしまうことにより起こります。 2つ目は、老化や筋力低下によるものです。椎間板が老化すると、髄核の水分が低下して弾力が低下したり、繊維輪の弾力低下や亀裂を引き起こします。 これ以外にも、肥満や同じ姿勢での椎間板への負担、先天性によるものや椎間板の代謝異常も関係していると考えられています。 下の図は、膨隆型のヘルニアです。参考までにどうぞ。
2006年11月08日
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今日は椎間板についてです。椎間板は背骨の骨と骨の間にあり、衝撃や体重を緩和するクッションの役割をしています。椎間板は、繊維輪(せんいりん)という丈夫な組織が外側を囲っており、中心部に髄核(ずいかく)というゼリー状の物質から構成されています。 この椎間板ですが、中に血は通っていません。従って、酸素や栄養は、上下運動による負荷によって供給されます。ちょうどスポンジを押したり放したりすると、水が出たり入ったりする感じです。 従って、長時間同じ姿勢が続きますと、椎間板の同じ部分がつぶれた状態となり、当然酸素や栄養も供給されませんので、負担となるのです。 下の図は、繊維輪と髄核の部分が椎間板となります。
2006年11月07日
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今日は、先日来店されたお客様の症状です。その方は、前日から急に腰を前に曲げることができなくなってしまったそうです。それまでに蓄積された疲れが爆発してしまった為です。 お体を診させていただくと、右の腰方形筋(ようほうけいきん)が縮んでいる様子です。ベッドで寝ている状態では、まっすぐに体を整えましたが、立って前に腰を曲げると、最初よりは曲がるものの、やはり途中で痛みが出ました。 いろいろその後も、手を施しましたが、あまり変化がないようなので、様子を見てまたお越しいただくように告げました。骨盤や関節の動きは良くなっていましたので、あとは自然に良くなるパターンも多いからです。 この方が、整体の後にオプションの足裏(足ツボ)を行ないました。足裏を施術していると、どうも肝臓の反射区に反応が・・。気になって尋ねると、肝臓にのう胞ができているという事です。 おそらくこの方は、肝臓を無意識のうちにかばって右前かがみの姿勢しか取れなくなり、右の腰方形筋が縮んでしまっているのです。ですから、肝臓を何とかしないと、この痛みはなくならない可能性がありました。 しかし、時間もありませんでしたので、泣く泣く次回持越しです。次回は、肝臓の位置を調整してみるつもりです(そういった技があるんです)。 いろいろとお話を聞いていくと、治療中の病気があったり、昔の怪我や事故の後遺症があって、通常では考えにくいパターンがあります。本当は、何も聞かなくても、なんとかできるようではないといけないんですけどね。ただ、なるべく情報があったほうが、やり易いです。 まだまだ人間の体は奥が深いですね。 ちなみに下の図は、腰方形筋(左側)です。
2006年11月06日
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今日は、意外と知らない骨についてです。タイトル通り、骨には血液が通っています。骨を切れば出血をします。従って、細菌が血管を流れてきて感染することもありますし、ガンも転移します。 また、骨は成長が止まった後も新陳代謝を繰り返しています。ですから、日々生まれ変わっています。このおかげで、骨はしなやかさと強度を保っています。しかし、加齢によって新陳代謝が衰えてくると、骨がもろくなったり、変形したりします。骨も年をとるのです。 下の図は、骨を上から見た図です。ちょうど肌色の部分が骨です。
2006年11月05日
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今日は、足裏反射区の一覧表です。リフレクソロジーでは、人間の足裏が、内臓や骨などを反射投影していると考えられています。ですから、足裏を刺激して固くなった部分や、しこりのある部分、受け手が痛がる部分は調子を崩している事が多いのです。 その一覧表が、下の図です。参考にしてください。
2006年11月04日
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今日は、ヘルニアの検査方法です。やり方は、下の図を参照してください。 まず、痛みやしびれのある方の足を患者の膝を曲げないで、ゆっくり上げていきます。足の角度が70度まで上がれば、問題ありません。痛みが出るようであれば、引き続き次のテストを行なってください。 今度は、反対側の足を同じように上げていきます。ここで、反対側(痛みがある側)の下肢に痛みが再現されれば陽性です。 最初のテストは、SLRと言います。これは以前も紹介しましたね。2番目のテストは、ウエルレッグレイズテストと言います。 ウエルレッグレイズで痛みが出るのは、痛みが無い方の足を上げることによって、ヘルニアのある側の神経根が内下方にわずかに牽引されるからです。 ですから、これで痛みが出ると言うことは、筋肉のコリや張りというよりも、神経的な症状の可能性が高いのです。
2006年11月03日
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今日は、梨状筋のストレッチです。やり方は、下の図を参照してください。これは、左の梨状筋を伸ばしています。おなかと膝の距離が短いほど、伸張されます。ちょうど気持ちいい所で止めて40秒伸ばしましょう。くれぐれも、オーバーストレッチは禁物です。
2006年11月02日
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今日は、ヘルニアに似た痛みが、梨状筋(りじょうきん)というお尻の筋肉が短縮して起こる事についてです。この筋肉は下の図を見ていただければお分かりになると思いますが、ちょうど坐骨神経の通り道となっています。ですからこの筋肉が短縮すると、神経を圧迫して、ヘルニアの様な症状が起こるのです。具体的には、腰は痛くないが、股関節を動かすと痛い・太ももの裏側が痛む・足のしびれ・足全体が重い等の症状です。 これを見極めるには、SLRテスト(過去の日記参照)で痛みが出た角度で、足首を外側にひねってください。これで痛みが無くなれば、梨状筋の短縮です。変わらなければ、ヘルニアの可能性が。 梨状筋が縮まって、ヘルニアの様な症状になる事を、梨状筋症候群といいます。これもヘルニアではないから、よかったなんていっていると結構大変です。ちょうど仙骨と大腿骨を結んでいる筋肉ですので、固まると自分でなんとかしようとしても難しいです。こうなる前の予防が大切です。
2006年11月01日
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