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今日もインフルエンザです。インフルエンザとは、インフルエンザウィルスが病原体となって起こる感染症です。 インフルエンザは法律で指定されている感染症です。それは、主に以下の3つの理由からです。第一に、強い全身症状が出る。そのため寝込むようになってしまいます。第二に、合併症を起こしやすい。特に肺炎や気管支炎にかかりやすく、高齢者では死亡する方も少なくありません。第三に、感染が拡大する。風邪と違い急速に拡大します。ですから学級閉鎖なども起こるのです。 このように怖いインフルエンザですから、予防が大切です。予防と言っても、帰宅したら手洗い・うがいや外出時にはマスクをするとか、室内の湿度を保つ等です。いずれも簡単にできますので、どうぞ実行してください。 これで今年最後となりましたが、来年も日々勉強して、皆様のお役に立てる日記を公開していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。それでは、良いお年を!
2006年12月31日
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この季節になるとインフルエンザが流行しますが、風邪との区別がよく分からない方が多いと思います。そこで、下のチェックをどうぞ!□ 38度以上の高熱がある□ 急に発症した□ 地域でインフルエンザが流行している 上記3つが当てはまるなら、インフルエンザの可能性があります。該当する方は、続けて下のチ ェックもどうぞ。□ 関節や筋肉など体の痛みがある□ 悪寒がする□ だるさ・疲労感がある□ 頭痛がする□ 寝込む□ 咳・鼻水・のどの痛みなどがある このチェック項目もいくつか当てはまれば、インフルエンザの可能性が大です。今すぐ病院へ行きましょう。
2006年12月30日
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最近は、ギックリ腰のお客様が多いですね。昨日も来店されました。その方は、急に2日前の夕方から腰が痛くなり、昨日の朝には起き上がることができなくなってしまいました。横になって安静にしていた所、夜になってなんとか店まで来られる状態になりました。しかし、右に体重を掛けることができないので、立っていても座っていても痛く、横になるときにも体重を支えることができないので、なかなかできない様子でした。 左に体重を掛けていれば座っていられましたので、この姿勢からスタートです。まずは右の中殿筋をゆるめました。一番の原因は、この中殿筋が縮んでしまい、体重を右に掛けることができないのです。あとは、必ず激しく背骨の歪みがありますので、それを戻しにかかりました。この場合は、右に激しくズレていましたので、左の広背筋に力を入れてもらい、中心に引っ張り返しました。そうすると、体重も右に掛けられるようになり、座って足踏みをしてもらっても痛みは起きませんでした。 この状態になれば、ベッドに寝る時もそんなに激しい痛みはありませんので、ベッドに上向きに寝てもらいました。あとは、腹圧を高めるためにおなかをゆるめたり、仙骨に可動をつけたりして、普通に歩いたりできる状態になりました。ただし、おしりの一部は触るだけで痛みが残りましたので、この部分は筋肉や靭帯の損傷では無いかと思います。しかし、これも次第になくなると思います。 たまにギックリ腰の時に、痛くしたほうが治る気がするから、痛くしてくれ!と言う方がいますが、そんなことをしても痛いばかりです。今回も、お客様はほとんど苦痛を感じることなく、施術を受けられています。ギックリの時は、痛みをこらえて動いたり、筋肉を揉まれたりしても悪化するだけですので、注意してください。
2006年12月29日
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今日は関節についてです。一般に関節と言うと、肘関節や膝関節、肩関節をイメージされると思います。 しかし、実際、人体には200を超える骨があり、関節も多数存在します。頭蓋骨も23個の骨からできていますし、手なら27個(片手)、足も26個(片足)の骨からできており、その骨と骨の間には、関節も多くあるのです。 背骨の骨と骨の間も、椎間関節と言う関節があります。こうした小さな関節の動きが悪くなっても、コリや痛みの原因となります。 下の図は、椎間関節です。どうぞ参考にしてください。
2006年12月28日
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昨日のお客様の報告です。3日前に重いものを持った瞬間に腰を痛めてしまいました。2日前は歩けないくらい痛く、昨日はなんとか歩けるようになったので来店されました。 いわゆるギックリ腰という症状ですが、たいていは腰の捻挫(ねんざ)と思ってください。痛いのは、炎症が起こってるのです。つまり、怪我の痛みです。痛みを抑えるためには、炎症をどうにかしないといけません。そのために、冷やしたり、安静にすることが大切です。 このお客様の場合は、お風呂へ入ったり、無理して仕事をしていました。それで余計にひどくなってしまった様です。 この時は、患部を触っても痛みは無く、熱い感じもしなかったので、幸い炎症は治まっている様子でした。安静時は痛みは無く、腰を反ると痛みが出ました。逆に前に曲げるのは大丈夫で、痛みの箇所は仙骨のあたり全体です。 この方の場合は、右足小指がヘルニアの影響でずっとしびれており、左に体重を掛ける癖がありました。そこで、左の中殿筋や腰方形筋という体重を掛ける時に使用する筋肉をゆるめ骨盤調整をしました。それにより、違和感はあるものの痛みはなくなったのですが・・。 ただし、今回気になったのは、腰椎の分離骨折の可能性もあることです。ベッドに寝ている時はどのように動かしても痛みは出ませんでしたが、起き上がる瞬間に体重が掛かると痛みが途中で出ていました。それが筋肉が縮んでいるだけなら良いのですが。そういった可能性もあることを伝え、とりあえず、これで様子を見てくださいという事で、施術終了です。 この方の場合も、ギックリ腰の対処法を知っていれば、ここまでひどくなることはありませんでした。皆さんも、どうぞお気をつけ下さい。
2006年12月27日
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以前から気になっているのですが、自分の病気について、あまりご存じない方が多いように感じます。今日、来店されたお客様も、ヘルニアでお悩みでしたが、あまり詳しくはありませんでした。 急な腰の痛みの時に、冷やした方がいいのか、温めたほうが良いのかも知りませんでしたし、ヘルニアのタイプ、膨隆型や脱出型も知りませんでした。 どうしても、大勢の患者を診察する為、1人1人じっくりと診察できないのが現状です。自分の病気について調べることのできる方でしたら良いのですが・・・。 自分の病気について知ることが、進行を抑えたり、治療となります。ですから、もし分からないことがありましたら、遠慮なく質問してください。私は医者ではありませんが、少なからずお役に立てると思いますので。
2006年12月26日
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慢性関節リウマチの進行は、おおよそ3つのタイプに分けられます。 1つ目は、単周期型。これは発病後1~2年で症状がなくなってしまうものです。2つ目は、多周期型。これは、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、徐々に悪くなっていくものです。3つ目は、進行憎悪型です。これは、急激に症状が進行します。ただし、このパターンはまれです。 もしも病院で、慢性関節リウマチと診断されたら、以下のことを気をつけましょう。まずは、関節に負担をかけない。特に小さな関節は負担がかかりますので注意してください。例えば、カップ類は取っ手を持たないとか、フライパンは両手で持つ等です。他にも、以前紹介したリーチャーを使用したり、スプーンやフォークの柄の部分を大きくすると良いでしょう。 あとは、体調管理も重要です。睡眠不足や過労はもちろんの事、関節も冷やさないようにしましょう。
2006年12月25日
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昨日、来店されたお客様の報告です。その方は、急に2日前から、肩が上がらなくなってしまったそうです。痛みは無いのですが、力が入らなくて上がらないとの事。 詳しく調べると、肩関節の動きが無く、肩甲骨だけ動いている状態でした。肩を上に上げる時の肩関節の動きを外転といいますが、この外転の角度によって働く筋肉は違ってきます。つまり、肩を上げていくにつれて、様々な筋肉を順番に使っていくのです。したがって、ある角度で働くはずの筋肉が動かないと肩は上がりません。 昨日のお客様の場合は、肩関節0度から30度の間で働く、棘上筋(きょくじょうきん)という筋肉が原因でした。この角度では、肩胛骨の動きはほとんど無く、肩関節が動くことによって肩を上げることができます。しかし、肩関節が動きませんので、肩が上がりませんでした。肩関節が動かない代わりに、肩胛骨を動かして少しは肩が上がりますが(肩をすくめるような感じです)、180度までは上がりません。 これは、肩を上げる時に、肩関節と肩胛骨の働く割合が約1:2の為で(個人差あり)、肩胛骨だけ動かしても、せいぜい120度までしか上がりません。 我々の仕事ですと、レントゲンやMRIはありませんし、法律上、医療行為や診断はできません。ですから、推測になってしまうのですが、棘上筋の損傷、それも断裂ではないかと思います。この方には、病院での検査を勧めました。 下の図は、肩周辺の筋肉です。参考にしてください。リウマチについては、明日解説します。
2006年12月24日
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今日は知っているようで、よく知らない「慢性関節リウマチ」です。これは、関節の滑膜という部分に炎症が起こり、関節が破壊されていく病気です。滑膜とは、関節を包んでいる滑液包の内側にある膜のことです。 炎症は全身の関節に起こる可能性がありますが、一般には手や指の関節から始まり、徐々に全身に広がっていきます。30~50代の女性に多いのが特徴です。 原因は、自分の体を外敵とみなして攻撃してしまう為です。これは、自己免疫疾患と呼ばれるもので、通常はウィルスや細菌が体内に入った時に働く、免疫機能が自分の体に対して働いてしまうのです。なぜ、そうなるかは不明ですが、遺伝やウィルスの感染ではないかと考えられています。 症状は、関節に腫れと痛みが出ます。手の指の場合は、指先から2番目の関節と指の付け根の関節に発症します。朝、起きたときに関節がこわばり、動かしづらいのも特徴です。 病気が進行すると、軟骨や骨が破壊されて、関節に変形が起こってきます。更に、複数の関節に同時に現れ、左右対称に起こることが多いのも特徴です。 その他の症状としては、肘や膝に、こぶの様な結節ができたり、発熱や疲労感が現れるたり、手の指や腕に、しびれや麻痺が起こります。ただし、まれな場合です。 この病気に関しては、長くなりそうなので明日、続きを紹介します。 下の写真は、リーチャーといって、遠くのものを取る時に役立つアイテムです。慢性関節リウマチの方は、関節に負担をかけない為にも、このような物を利用すると良いでしょう。↑折り畳みリーチャー。180gと軽量で、書類かばんに入るサイズ(折りたたみ時34cm)、3885円はこちらから
2006年12月23日
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今日は大腿骨頭壊死症(だいたいこっとうえししょう)です。これは大腿骨頭という大腿骨の先端部分の血流が絶たれ、壊死(えし)してしまう病気です。 原因の約半数が、ステロイド薬の副作用です。原因の4分の1はアルコールで、残りの4分の1は原因不明です。 症状としては、壊死だけでは何ともありません。壊死を起こした大腿骨頭はつぶれやすくなっていますので、それがつぶれると症状が出ます。つぶれたときは、突発的に股関節や膝、太ももにかけて痛みを感じます。その後、安静にしていれば痛みは軽くなりますが、徐々に、歩くと痛みが出るようになり、やがて安静にしていても痛みが治まらなくなります。 治療は、程度によって違います。壊死の範囲が小さく、つぶれも少ない場合は保存療法を行ないます。この場合は、消炎鎮痛剤を用いたり、ダイエットをすすめたりする方法が取られます。 しかし、壊死の範囲が大きかったり、歩行障害が大きいようであれば、手術を考えます。具体的には、骨頭の位置をずらすように、骨を切ったり、人工の骨頭に入れ替えたりします。 下の図の青い部分が骨頭です。参考にしてください。
2006年12月22日
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ガングリオンとは、ゼリー状の物質が詰まった良性のこぶです。手首以外にも体のあらゆる場所にでき、大きくなると指先程度にもなります。年齢的には10代後半から30代の若くて活動的な人に見られます。 ガングリオンは固くて弾力性があり、球体をしています。小さい場合や体の深くにできたものは気付かなかったり、症状も無いことが多いようです。しかし、できた場所によっては、神経を圧迫して、痛みやしびれを引き起こすことがあります。 発生のメカニズムはよく分かっておらず、靭帯を構成する繊維が損傷し、その隙間にヒアルロン酸ナトリウムを多く含んだ粘液が溜まるためと考えられています。よく使う場所にできることから、使いすぎも原因と考えられています。 ガングリオンは良性のこぶですので、そのままにしておいても問題ありません。しかし、しびれや痛みを伴う場合は、治療を検討した方が良いでしょう。 また、ガングリオンとよく似た病気に、軟部腫瘍があります。ガングリオンと勝手に判断するのは禁物です。特に急速にこぶが成長する場合や、直径5センチ以上ある場合は要注意です。
2006年12月21日
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「関節鼠」は「関節遊離体」ともいい、関節の骨や軟骨の一部が何らかの原因ではがれ、関節内に遊離している状態です。この原因で多いのは、スポーツや転倒などで骨や軟骨が折れてしまったり、関節の使いすぎにより関節軟骨がすり減ってしまった為です。 一般に関節鼠は、肘や膝に起こることが多いのですが、中には股関節や足首の関節に起こることもあります。 骨や軟骨のかけらは遊離体となって関節内を移動します。それが、関節の間に挟まると非常に激しい痛みとなります。と同時に関節が動かなくなってしまいます。その他にも、関節のだるさ、運動時の痛み、関節に水がたまるなどの症状が出ます。 これはそのままにしておくと、変形性関節症を起こしやすくなったり、遊離体が関節液から栄養をもらい大きくなってしまうこともあります。ですから、病院での手術が良いでしょう。遊離体を取り除いてしまえば、運動などの制限はなくなります。
2006年12月20日
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肘は、3つの関節から成り、その周りは靭帯や腱によって支えられています。関節を形成している骨の先端は膝と同様に、関節軟骨で覆われています。これが、クッションの役目をしています。この関節軟骨が、すり減ってくると、「変形性肘関節症(へんけいせいちゅうかんせつしょう)」を引き起こします。 原因は、外傷後や血友病、先天性の異常などもありますが、圧倒的に肘の使いすぎによるものです。ですから中高年に非常に多い病気です。 症状は、関節の変形によって徐々に痛みが出てきます。しかし、膝と違って肘は体重があまり掛かりませんので、肘を使わなければ痛みが出ないのがほとんどです。だからといって放置しておくと、変形が進み、肘の曲げ伸ばしが十分にできなくなったり、しびれや握力の低下なども見られるようになります。 予防方法は、やはり肘を使いすぎないようにすることです。負担を掛けてしまった場合は、炎症を抑えるため、野球のピッチャーのように肘を冷やすと良いでしょう。
2006年12月19日
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昨日来店されたお客様の症状です。電車に乗っていたら急に首が固まって、全く動かせなくなってしまいました。6日経っても、全く変わらないので、何とかしてくださいという事でした。 歪みを見ると、上部胸椎がゆるやかに右へ引っ張られ、首も全体的に右に傾いているのですが、頚椎の1番で左に戻している状態でした(右に傾きながら、耳の高さは左が下がっている)。 全く首は動かす事ができませんでしたので、最初に頚椎の1番を少し調整して、少しだけ首の動きが出たところで始めました。おそらく左に体重を掛ける癖があるのでしょう、左の腰方形筋(ようほうけいきん)が縮まっていましたので、これを緩めて骨盤を調整しました。この段階で痛み無く首は動くようになりました。あとは、ハリが残っている状態です。 最終的には、少し違和感は残りましたが、可動には全く問題が無いレベルとなりました。どうしても、固まっていた関節は動かさないと潤滑油が出ないため、ぎこちない感じは残ってしまうと思われます。 この方は、仕事でPCを使用し、ずっと座っているそうです。ディスプレイは正面ですが、キーボードが右にある為、負担となる様です。要するに、腕は右の方へ引っ張られていますので、首を左に傾けて、ちょうど重心を真ん中に保っている状態で固まってしまったのです。このお客様の場合は、昔、転んで仙骨が変形しているそうです。そのためまっすぐには座れず、お尻を傾けてしか座れないとの事です。おそらく、仙骨は右を向いていますので、その事もあり、余計に人よりも、ガッチリ固まってしまったようです。更に、首にずっと冷たい湿布を貼っていましたので、筋肉が余計に固まってしまったようです。炎症を伴うような激しい痛みの場合は、冷やした方が良いのですが、ずっと冷やしていると筋肉が固くなってしまいます。様子を見て、温めないといけないのです。 こういった突然の痛みは、普段の疲労の蓄積によって、突然、爆発しますので、疲れをためすぎないように注意してください。
2006年12月18日
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昨日の補足で、手根管症候群を見分ける、「ファーレンテスト」のやり方です。本来のやり方は、手の甲同士を合わせて1分以内にしびれが出たり強くなったら陽性です。その図がありませんでしたので、変形バージョーンのご紹介です。 やり方は、下の図のように、1分間手首を曲げた状態をするだけです。これで、しびれが出たり強くなれば陽性です。しびれの出る範囲は、親指から薬指の親指側半分の手のひら側です。中でも中指に発症することが多く、しかも40代以上の女性ならばまずこの病気を疑うくらい頻度は高いものです。
2006年12月17日
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今日は、手根管症候群についてです。これは、手指を支配する正中神経が手根管で圧迫され手指のしびれ、親指の筋力低下を起こすものです。手根管とは手関節の骨と靱帯で作られた空間で、その中を屈筋腱と正中神経が走っています。 この病気は、腱鞘炎や滑膜炎などにより手根管内の圧が上昇し正中神経が圧迫されることにより起こります。圧倒的に女性に多く発症し、手をよく使う方、更年期、妊娠中から出産後に起こりやすく、その他、手関節の骨折後、人工透析を受けている方にも良く見受けられます。女性に多いのは、女性ホルモンの変動により、手根管内の腱に腱鞘炎のようなものが起こり、手根管内の空間が狭められてしまう事によります。 症状は、正中神経が支配している領域にしびれが出ます。具体的には親指から薬指の親指側半分までの手のひら側です。また、一般には朝方にしびれが強く、夜間に手首から先に痛みを伴うことがあります。進行すると、親指の筋肉が細くなり、OKサインができなくなります(円ではなく、だ円になります)。 治療方法は、保存療法で様子を見るのが一般です。ステロイド薬やビタミンを注射したり、初期の段階なら手を振ると痛みやしびれは軽減されます。 保存療法で効果が無い場合は、一般には手術を検討します。従来は、手のひらから付け根に向かって大きく切る方法が主流でしたが、最近は、下の図の鏡視下法皮切の様に、皮膚を小さく切る方法もあります。 ただし、個人的にはあまり手術はおすすめできません。整体で症状が改善したお客様も見えます。手首を曲げると症状がひどくなりますので、手首を反らすストレッチや、しびれが出たら手を振ったり、手首を1分ぐらいにぎることで治まる事もあります。手術をすれば少なからず、体に負担はかかりますので、なるべくならそうしないで治したい病気です。
2006年12月16日
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年末年始は何かとお酒を飲む機会が増え、二日酔いでお悩みの方も多いと思います。しかし、お酒の飲み方によって体への負担が違ってきます。今日はそれを解説していきます。 まずお酒を飲むと体の中ではこんなことが起こります。少量ならば消化吸収を高めて胃の負担を減らします。また、ストレス発散や精神面でも明るい気分にさせます。 しかし大量に摂取すると、胃の粘膜を傷つけるだけでなく、急性アルコール中毒や肝臓病などの危険性が出ます。 お酒に強い・弱いは体質によって変わってきます。飲んだアルコールは、胃と小腸でから吸収されて血液中に入ります。それが肝臓に入り分解されて、アセトアルデヒドになります。アセトアルデヒトは更に酢酸に変わり、血液中で炭酸ガスと水に分解され体外に排出されます。 お酒が弱い人は、このアセトアルデヒトを分解する酵素が少ないようです。 体にやさしいお酒の飲み方のポイントは4つです。 第1に、飲む前に食べる。空腹のままアルコールを摂取すると、胃壁を傷つけることがあります。牛乳を事前に1杯飲むのも良い方法です。 第2に、野菜や肉を一緒に食べる。たんぱく質・ビタミンB1・ビタミンCにはアルコールの分解を助ける働きがあります。なお、チョコレートなどの甘いものはアルコールの吸収を早めるため、避けましょう。 第3に、しっかりと水分補給。体内のアルコール濃度を薄めるのには水分補給しかありません。二日酔いの時なども、水分補給が良いでしょう。 第4に、深夜・昼酒はほどほどに。深夜まで飲んでいると、翌朝までアルコールが残ります。昼酒は、体温が高く血液循環が良い時間帯ですので酔いが回るのが早いので、注意してください。 以上4つのポイントを守って、なるべく体への負担を減らしてください。
2006年12月15日
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一般の方だけでなく、専門家の中でも勘違いしている方が非常に多いですね。患者が痛みを訴える場所が悪いんだと思い込んでいる、治療家は非常に多いみたいで恐ろしい限りです。必ず痛みの出ている部分には理由がありますので、それを特定するために検査や問診、触診は必要です。 それを行なわずに、痛みの出ている箇所だけ聞いて、そこを押したり、揉んだり、電気や温熱器を使用したりするのは問題外です。 もちろん、それで良くなる場合もあるのですが、中にはそうすることで悪化する場合もあります。 昨日来店されたお客様も、そういった治療を受け、悪化し、ずっと腰の痛みでお悩みでした。お客様の訴える症状は、とにかく右の腰がだるいというものでした。そこで、座った状態で右足を上げてもらったところ右仙腸関節の動きが悪く、右足が上げづらい様子。さらに、右足を上にして足を組むと楽なのでそうして座っていることが多いとの事。 結論から言いますと、この方の場合は右の大腰筋が縮んで力を発揮できない状態でした。この大腰筋は、体の奥にあるインナーマッスルですので、痛みが出ている部分を押したり、揉んだりしても、なかなかゆるんできません。柔らかくなったとしても、表面の筋肉は損傷してしまいます。そこを強く揉んだりすることにより、一時的に表面の筋肉の血行は良くなるため軽くなった気がしますが、すぐに元通りの状態になります。そこで、あなたの体は悪いんだから通わないと良くならないと言われると、通ってまた同じ事をされることを繰り返しました。 前もお話しましたが、強揉みはダメです。筋繊維や毛細血管を破壊します。その後炎症が起こり(いわゆる揉み返し)、細胞が再生します。しかし、破壊と再生を繰り返すとDNAがうまく情報を伝えられず、突然変異が発生することがあります。こうなると、さわっても触られている感覚が無いという症状も出ます。また、強く揉まれる事によって、体は防御反応を起こし、破壊されないように、細胞が再生される時に、以前よりも固くなります。毛細血管も少なくなり、その部分は血の通わない固い筋肉になってしまいます。 こうなると、以前よりも更に強く揉んでもらわないと、効きません。これがどんどんエスカレートしていきます。つまり、お金を払って、どんどん悪い体になっていくのです。 このお客様も、そうなっていましたが、大腰筋のストレッチなどで骨盤を調整しただけで、腰の痛みはなくなりました。以前は上向きで寝られなかったそうです。 ですから、このお客様には、大腰筋が縮んで痛みが起こっていることを説明しておきました。その上で、足を組むことにより、その筋肉が縮むので控えるようにし、ストレッチで伸ばすようにアドバイスしました。 この大腰筋は、下の図(正面から見た図です)のように、腰椎からおなかを通り、さらに骨盤を通って、大腿骨の内側(小転子)まで繋がっています。
2006年12月14日
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今日も骨粗鬆症についてです。昨日お話ししたように、治療と予防には運動と食事療法が適しています。 まず食事療法ですが、基本はカルシウムをたっぷり摂ってください。カルシウムを効率よく摂る為には、ビタミンDやマグネシウムを一緒に摂ってください。ビタミンDは牛乳やきのこ類に多く含まれています。また日光浴によっても体内で合成されます。 マグネシウムはカルシウムと密接な関係にありますので、マグネシウムが不足すると骨に悪影響を与えます。カルシウム2に対してマグネシウム1の割合で摂ると良いでしょう。マグネシウムは、海藻類、ナッツ、豆類などに含まれています。 リンやナトリウム(塩分)は控えましょう。リンとカルシウムは血液中で一定のバランスを取っています。リンが増えるとカルシウムが減り、カルシウムが増えるとリンが減ります。リンはインスタント食品や炭酸飲料、スナック菓子に多く含まれます。ナトリウムの摂り過ぎは、カルシウムの吸収を妨げますので控えめにしましょう。 運動療法は、楽しんで継続できるものならば何でも良いでしょう。逆に苦痛を伴ったり、負荷が大きいものは避けましょう。 この前、来店されたお客様も、上においてある物を取ろうとして、腕を上に伸ばした瞬間に腰椎の圧迫骨折をしてしまいました。このように、ちょっとの事でも骨折しやすくなっている方もいますので、運動はくれぐれも無理の無いように、継続することを目標に頑張って下さい。
2006年12月13日
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今日は骨粗鬆症です。今までに何度か取り上げてきましたが、更に詳しく解説していきます。この病気はご存知のように、骨がもろくなってしまいます。ではなぜ起こるかと言うと、骨は新陳代謝を活発に行い、常に新しく生まれ変わっていますが、この再生と破壊のバランスが崩れた時に起こります。つまり骨の再生よりも破壊が上回ってしまった状態です。 このバランスが崩れやすい方は、次のような方です。第1に小柄で華奢(きゃしゃ)な人や近親者に骨粗鬆症になったことがいる方は確率が高くなります。第2に、女性、それも閉経後の方。これは女性ホルモンが骨密度に重要に関わっているからで、女性ホルモンが激減する閉経後は、骨密度も減少しやすいのです。第3に偏食や無理なダイエットや日光の浴びる時間の少ない方。第4に内臓に病気のある方や胃・腸の切除をしたことのある方。これもカルシウムの吸収が悪くなります。卵巣の摘出手術を受けた方や、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)などの内分泌疾患の方も要注意です。最後に、老化。男女とも加齢により骨の新陳代謝が悪くなりますので、男性でも80歳を過ぎると、発症確率が高くなってきます。 前にもお話しましたが、骨粗鬆症は気が付かないことが多く、圧迫骨折をして始めて気が付く方が多いのです。 この予防・治療方法は、運動と食事療法が中心になります。これについては明日、詳しく解説します。
2006年12月12日
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1日飛びましたが、変形性股関節症についての解説です。まずは対策です。生後に股関節がはずれてしまう原因の多くは、おむつの取り外しや抱き方です。特におむつをはずすときに、赤ちゃんの足を引っ張れば、軽い力でも脱臼することがあります。しかし、最近では育児指導の成果により少なくなってきているようです。 減量や筋力トレーニングも有効です。歩行時には股関節に体重の3倍もの負荷がかかると言われています。ですから1キロ体重が減るだけで、股関節には3キロ負担が減るのです。逆に1キロ体重が増えると、股関節には3キロ余分に負担がかかります。筋力トレーニングをする場合は、できるだけ股関節に負担のかけないものを行ないましょう。水泳や水中歩行などがおすすめです。自転車をこぐのも良いでしょう。ただし、膝に水が溜まっていたり、炎症がある場合には運動は控えましょう。 これ以外に手術療法もあります。骨盤の骨を削って関節を動き易くする方法や、プレートで骨を固定するものや、人工股関節などを使用する方法があります。 私の経験から言うと、人工股関節を入れている方は、かなり股関節の可動が悪く、まわりの筋肉もカチカチでした。その方は、10年以上前に手術をしていますので、当時の物は可動が悪かったのかもしれません。また、その後の生活習慣で固まってしまったのかもしれません。最近では、人工股関節も材質が変わり、使用しやすい物になってきているようです。
2006年12月11日
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すいません。今日は、緊急報告です!変形性股関節症については、明日、解説します。今日、お越しになったお客様の症状です。自覚症状としては、肩こりがひどく、左の坐骨神経が圧迫してたまに痛くなるとの事でした。確かに肩は、パンパンです。しかし、気になったのは右の仙腸関節(骨盤にある関節です)の可動の悪さです。座った状態で足踏みをゆっくり行なってもらうと、右の方が上げづらいとの事。おそらく、痛みのある左足をかばって、右足に重心を掛けている為でしょう。その為、右の腰方形筋(腰の骨と骨盤を結んでいる筋肉)が縮まっていました。この筋肉が縮まると、右の骨盤は上方へ引っ張られながら、後方へ変位します。つまり、骨盤が右へねじれてしまうのです。このバランスを取ろうと、上半身は左へねじって、肩こりにという訳です。 まず、腰のねじれを何とかしなければ、いくら肩をやっても仕方がありませんので、骨盤の調整から始めました。右の腰方形筋を伸ばしたところ、骨盤が戻りました。そうしたら、施術中にお客様が、とっても腰周りがスッキリしたとの事。ずっと腰の辺りは、重い感じがして、内臓の働きも悪かった様です。上向きで寝るのも、辛く、こんなに違和感が無くなったのは久しぶりとの事。内臓も、グルグル鳴って動き出したようです。更に、膝を抱えても痛みが出ず、左足を膝を伸ばした状態で足を上げても痛みが出ませんでした。骨盤の調整が終ってから首周りを整えると、首がスムーズに動きました。最初は、首を動かすと詰まった感じで気持ち悪かったみたいです。 結果的に骨盤や背骨の歪みでこれらの症状が出ていたのですが、お客様もそこまで整体に期待をしていなかったらしく、これらの症状は最初、おっしゃられませんでした。施術中に「そういえば、これが痛かったんですけど、今はできます。」といった具合で、次から次へと、症状が出てきました。 どうも、今まではマッサージが中心で、骨格の調整は初めての様でした。ですから、そこまで期待していなかったのと、慢性的な症状だから感覚が麻痺していたのもありました。 こういった事もありますので、思わぬ症状が骨格の歪みが原因と言うこともありそうです。下の図は、今日のお客様の背骨のイメージです。
2006年12月10日
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今日は、変形性股関節症です。まずは、股関節の構造についてです。股関節は、足の付け根である大腿骨(太ももの骨です)の球状の先端部分(骨頭)を、骨盤のくぼみ(臼蓋)がつつみ込むようになっています。ちなみに臼蓋はきゅうがいと読みます。 股関節も膝関節と同様、関節を構成する骨の表面は、弾力性のある関節軟骨が覆っています。これがある為に、骨同士がぶつかることなくスムーズに関節を動かす事ができるのです。変形性股関節症は、この関節軟骨がすり減って、骨がお互いにこすれあい、関節が変形する病気です。 原因は、先天性や発育の不良が多いようです。先天性の股関節脱臼では、生まれつき、あるいは生後に股関節が外れてしまうことがあります。このとき脱臼の程度が重いと、骨頭がおしりの筋肉の方まで上がって、下肢が短くなります。脱臼の程度が軽いと、大腿骨の骨頭がズレてしまい、骨頭の変形が起こりやすくなります。変形があると、関節軟骨がすり減りやすくなります。 臼蓋形成不全では、臼蓋の発育が悪いために、臼蓋が浅かったり、いびつな状態で、関節軟骨がすり減りやすくなります。 この病気は女性に多く、最近では先天性以外にも、老化によって起こることも多くなってきました。やはり、膝と同様、女性の方が筋力が弱いのが原因のようです。 症状としては、歩き始めや長時間歩いたあとに痛んだり、動きが悪くなったりします。ただしこの病気の怖いところは、先天性や生まれた直後に骨格に変形があったとしても、すぐに症状が出るわけでは無い所です。30~40才になってから症状が出てくることが多いのです。特に痛みは、病気の進行と一致しないこともあります。変形は進んでいるのに痛みが無い場合もあるのです。 進行度と一致するのは、股関節の動きです。だんだんと股関節の可動範囲が狭くなってきます。あぐらをかいたり、靴下を履くのが難しくなってきたら要注意です。また、歩く時に足を引きずる、体が揺れるなどの症状も出てきます。これは、股関節の変形によって、下肢の長さが違ってくることや、おしりの筋力低下によるものです。 けっこう長くなってしまいましたので、予防方法等については、明日、解説したいと思います。ちなみに下の図は、左側(実際は右足)が変形性の股関節症の状態です。
2006年12月09日
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膝に水が溜まる原因を2日間にかけて述べてきましたが、これは「変形性膝関節症」の症状の1つです。これは主に老化が原因です。それ以外にも、こんな事も膝の痛みの原因となります。 まずは、膝周りを冷やすこと。冷えると血液循環が悪くなって、痛みを誘発します。ですから、膝にサポーターを着けたり、夏場でしたらクーラーの温度に注意しましょう。この時期でしたら、寝起きにいきなり膝に負担を掛けると、痛みが出ますので、布団の中で膝の屈伸運動をしてから動きましょう。 またO脚やX脚も負担になります。これらの方の靴が偏って減っているのと同様に、膝にも偏って負担が掛かります。その結果、関節軟骨や半月版が偏ってすり減ってしまい、痛みや腫れ、水が溜まるといった症状が出ます。これを予防するには、足裏の傾斜を変えるサポーターを利用するのが良いでしょう。こうすることで、均等に膝に負担が掛かり、内側と外側の筋肉も均等に負担が掛かります。下記のような商品を利用するのがおすすめです。↑【ポイント10倍・5倍・2倍】O脚・X脚を補正し、足・膝・腰の痛みをやわらげるソルボウェッジヒールサポーター3360円はこちらから
2006年12月08日
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今日も膝についてです。昨日、膝に水が溜まるのは、関節軟骨がすり減った為ということは説明しましたね。実は、関節軟骨がすり減るとこれ以外にも、「動かし始めにこわばる・痛む」、「動作に伴って痛みが起こる」、「膝の曲げ伸ばしが制限される」、「夜間に痛む」等の症状が出ます。 関節軟骨がすり減ってしまう最大の原因は加齢です。膝関節は人体の中で最も負担が大きい箇所で、25歳くらいから徐々にすり減っていくと言われています。 関節がぐらつかないよう支えている周囲の筋肉の低下も、磨耗を促進させてしまう原因です。特に太もも前面の筋肉である、大腿四頭筋の筋力低下が負担となります。 また、肥満やスポーツや農作業などで膝を酷使している方や靭帯の損傷や膝の骨折などのケガも負担となります。また、生まれつき関節軟骨が弱い方もいます。統計的には、3対1くらいの割合で女性に多い症状です。これは、男性に比べ女性の方が筋肉が弱いためと考えられています。 では具体的な予防方法ですが、肥満の方はなんといってもダイエットです。すでに膝が痛くてあまり運動できない方は、水中歩行がおすすめです。 大腿四頭筋のトレーニングも重要です。これはイスに座った状態で、方膝を90度まで伸ばした状態で10秒キープしましょう。これを何度か繰り返します。終ったら、正座の状態で、片足を前に伸ばし、後ろに倒れるところまで倒してストレッチ。これは40秒行ないます。 痛くて膝の曲げ伸ばしができない方は、座った状態で、膝の曲げ伸ばしを行ないましょう。これはできる範囲でかまいません。動かすことによって、徐々に膝の可動範囲が広がってきます。もし、膝の可動範囲が狭いと、関節軟骨が偏ってすり減ってしまい、よけいに症状がひどくなります。
2006年12月07日
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今日は膝に水が溜まる原因です。まずは膝の構造を簡単に説明します。下の図は、右膝を縦に切断して右側から見たものです。ちょうどお皿と呼ばれている膝蓋骨(しつがいこつ)が、正面方向です。膝を構成している骨には、太ももの大腿骨、膝の正面には膝蓋骨、その下には脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)があります。この骨の関節綿には、関節軟骨という弾力性のある組織があり、骨と骨の摩擦を少なくしています。更に、関節軟骨と関節軟骨の間に半月版があり、衝撃を吸収するクッションの役目をしています。また、骨同士は靭帯によっても固定されています。 膝に水が溜まる原因は、関節軟骨がすり減り、関節軟骨のかけらが関節を包んでいる関節泡(かんせつほう)を刺激し炎症が起こるからです。 関節泡の中にある関節液は関節がスムーズに動くように、いわゆる潤滑油の役目をしていますが、軟骨の主成分であるたんぱく質を分解する酵素や痛みを誘発する物質も含んでいます。従って、関節液の量が増えすぎると関節泡を引き伸ばすので痛みが出ます。 この溜まった関節液を抜くこと(いわゆる水を抜く)で、一時的に腫れや痛みはなくなりますが、根本的な原因をなんとかしないと、また同じように関節液が溜まり痛みや炎症が起こります。 それについては明日、詳しく解説します。
2006年12月06日
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今日は、姿勢による椎間板の内圧の変化についてです。背骨の骨と骨の間には椎間板というものがあり、衝撃を分散するクッションの役割をしています。 この椎間板の中の圧力は、立っている姿勢を100とすると、横向きで寝る時は75、上向きで寝る時は25と減少します。逆に前かがみで立った時は150、座った時は140、座って前かがみは185にもなります。更に負担がかかるのが、中腰で物を持ち上げる時で、220にもなります。あまりないのですが、座って物を持ち上げると、275と最も負担がかかります。 長時間椎間板の内圧を高めることは、椎間板の負担となり、老朽化や変形を誘発します。それによって様々な腰痛の症状が出やすくなります。椎間板の内圧が高まって、中の組織が飛び出せば、ヘルニアとなりますので、十分に注意が必要です。
2006年12月05日
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すべり症には大きくわけて、分離すべり症と変性すべり症があることは説明しましたね。今回は、変性すべり症についての補足です。 これは、主に老化などが原因で椎間板が変形してしまい、骨がすべってしまうものです。分離すべり症とは違い、骨は折れません。
2006年12月04日
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これは、大きく分けて2種類あります。老化によって起こる、変性分離症と脊柱分離症が発展して起こる分離すべり症です。骨の形成不全の為に起こる先天性の分離症もありますが、ごくまれです。 分離すべり症についてもう少し詳しく解説します。疲労骨折などによって背骨が分離しますと、骨と骨同士の繋がりが椎間板しかありません。ですから非常に不安定な状態で、前後に骨がすべってしまうのです。主に、前側にすべることが多いようです。すべった状態では、腰を反らした時に、脊柱管や椎間孔(神経の出ている骨の穴)が狭くなるため、しびれや痛みなどの症状が出やすくなります。 一度すべってしまった骨は元には戻りませんので、とても大変です。手術となると、金属製の金具や自分の骨(骨盤など)で固定する方法があります。 ただし、手術は歩行や排尿障害が出て、日常生活に支障のある場合に検討する方が多いようです。腰の痛み程度でしたら、腹筋や背筋を鍛えることで骨に掛かる負担を減らすことができます。要するに、筋肉でしっかりとカバーすることで、腰痛を予防することができるのです。
2006年12月03日
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今日は脊椎分離症です。簡単に言うと、背骨(脊柱)は骨と骨が積み重なってできていますが、これが離れてしまった状態(図を参照)です。 この原因ですが、生まれつきの方もいますが、多くは成長期に激しいスポーツなどで骨が疲労骨折をした事です。 症状としては、長時間同じ姿勢で腰が痛くなったり、腰を反らすと痛みが起こるなどです。ただし、ほとんど症状の出ないこともあります。 これが進行して、骨が前後へすべってしまうと、下半身のしびれやしびれなどの症状が出るようになります。ですから、軽視はできません。これについては、明日詳しく解説します。 早期の発見が重要ですので、お子さんが激しいスポーツなどで腰の痛みを訴えたならば、すぐに病院での検査をおすすめします。骨が分離したばかりならば、骨折の治療だけで済む場合が多いからです。
2006年12月02日
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実は脊髄障害の可能性があります。これ以外にも、● ボタンの掛けはずしがうまくできない● 箸がうまく使えない● 小銭がなかなかつまめない● 排尿の障害 などがあります。これらの症状がある場合は、次のことを試してください。● 片足とび(ケンケン)→うまくできなければ脊髄障害の可能性が● 10秒間にできるだけグー・パーを交互に繰り返す→20回以下は脊髄障害の可能性が 脊髄障害が長く続くと、回復が難しく、手術を行なっても症状が残り易くなります。ですから、疑わしい場合は、すぐに病院での検査をおすすめします。
2006年12月01日
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