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【〜8/6まで!! 最大2000円OFFクーポン!!】怪談 本所七不思議 【DVD】
たびたび怪奇現象が騒ぎとなる「おいてけ堀」。その界隈で人を化かしていた狸(長兵衛)がとっつかまった。しかし、通りかかった旗本小宮山左膳により、長兵衛狸は命を救われる。恩義を感じた長兵衛狸は左膳に尽くそうとするのだが、左膳は甥である権九郎に殺害されてしまう。色と欲にかられた権九郎は、小宮山家を食いものにしようと非道を重ねる。長兵衛狸は、武者修行のために不在であるはずの弓之助(左膳の息子)に化けて登場し、難を逃れようとするのだが・・・
もう半世紀以上前のことになりますが、友だちの家で「本所七不思議」の図説を見せてもらったのです。今でいうムック本だったと記憶してます。児童書ではなかった。
「七不思議」として並んだ「置行堀」 「送提灯」など、不思議、不可解な思いで眺めました。
それらは「本所」という実在の場所が指定されているだけに、七不思議にはリアルな手触りを感じました。
うそかマコトか、現実か非現実か、とても曖昧で目がくらみました。
とりわけ、その中で目を引いたのが「足洗邸」でした。
「足を洗え!」という声が轟き、屋敷の天井を突き破って巨大な汚れた足が出現するわけです。
子供心に、まったく理解不能な「怪奇」であり、想像するだに恐ろしかった。
足洗邸
(大横川親水公園 本所七不思議のレリーフ)
「本所七不思議」について調べていくうちに、『怪談本所七不思議』という映画があることを知りました。
雑誌などに掲載された映画のポスターやチラシには、三つ目入道や唐傘お化けの姿もありました。『怪談本所七不思議』を見たい。
特に「足洗邸」を映像で見てみたい。
(YouTube 「新東宝 【公式】 チャンネル」 で期間限定公開)
『怪談本所七不思議』の話に入る前に、『妖怪百物語(1966年)』についてふれます。
ムック本を見た数年後のことですがに、『妖怪百物語』が公開されます。
この『妖怪百物語』には、「本所七不思議」の中のお話がいくつか出てきました。
いっしょに見に行ったいとこ(幼稚園児)は、「おいてけ堀」などをたいそう怖がっていました。
この『妖怪百物語』の原型にあたるのが、『怪談本所七不思議』だということを後で知りました。
妖怪百物語 [ 藤巻潤 ]
さて、元祖『怪談本所七不思議』では、天知茂が悪者=権九郎を演じます。
権九郎は、極悪非道、さんざん小宮山家を苦しめます。
そして、その悪者権九郎を成敗する側に、亡霊や妖怪などがいるのです。
ここで少々戸惑いが生じます。
勧善懲悪。
つまり、悪者を懲らしめる亡霊や妖怪は、正義の味方ということになるのです。
単純に、「亡霊や妖怪=悪」という図式では、それらは当然怖い存在です。
しかし、「亡霊、妖怪=正義の味方」となれば、怖くなくなり、頼もしい存在になってしまいます。
このあたり、『妖怪百物語』の妖怪などはニュートラルな存在で、それについてはまた別に考察したいと思いますが。
(『怪談本所七不思議』 の長兵衛狸も、もともとは人間に悪さをしていたのですが、小宮山左膳に助けられたので恩返しをしました)
じゃあ、どこで恐がったらいいんだ?
やっぱり怪談ですからね、恐くてナンボです。
と考えるならば、それは「自分に起こるんじゃないか」という受け止め方でしょう。
端的に言って、悪いことをすれば報いがある。
人の道に外れたことをすれば祟られる、といったところです。
だが、悪人権九郎は、バレなきゃ何をやってもいい、殺してしまえばかたがつくという傲慢で、現実的な人でした。
自分の都合しか考えないわけです。
それがゆえに、人知を超えたものなどには思いが至らない。
自分自身の悪事が祟るとは考えないのです。
今回の天知茂の権九郎は、名作『東海道四谷怪談(1959年)』の稀代の悪党民谷伊右衛門のプロトタイプと見ました。
残念なことに、『怪談本所七不思議』にも『妖怪百物語』にも「足洗邸」のお話は出てきませんでした。ですが、言い伝えられる「置行堀」の話、狸が左膳に助けられるくだりは、後から「足洗邸」へとつながっていくのです。
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