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September 6, 2025
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カテゴリ: ホラー映画
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【中古】 犬神の悪霊/伊藤俊也(監督、脚本),大和田伸也,山内絵美子

加納たちは、ウラン鉱探査のため久賀村を訪れ、はずみで道端の祠を壊し、垂水家の飼い犬をひき殺していまう。のちに加納は村長の娘、麗子と結婚した。その後不吉な事件が続き、村人たちは犬神筋である垂水家のたたりではないかと疑心暗鬼になる。さらにウラン採掘のための薬品の影響で水が汚染され死人が出るまでとなり、村人の怒りは垂水家に向かい、家にいた母子は村人たちに殺されてしまう。憤怒に煮えたぎった父親・隆作は、犬の首を刎ねて呪いをかける。その怨念は、麗子の妹・磨子へ憑依した。


1973年、夏休みを間近に控えて、友人数人とある映画について語っていました。
「『エクソシスト』は、無茶苦茶恐いらしいぞ」
「恐すぎて最後まで見ていられないって」
「どんだけ恐いか、思い切って見に行ってみるか」
そうしたらそこのお母さんが、
「なんでお金を払ってまで恐い思いをしにいくの⁈」
と口をはさんできました。


日本の超自然的な恐い映画はざっくりと「怪談」であり、また海外までその枠を広げた場合は「怪奇・恐怖」映画でした。
そうしたところへ「オカルト映画」との肩書きで 『エクソシスト』が入ってきたわけです。
「オカルト映画」は、基本的に悪魔の恐怖を描いています。
この点がけっこうポイントです。

日本人が恐怖するのは幽霊。
実際に『犬神の悪霊』を見たのは、封切り公開されてから半世紀ほど後のこととなりました。
その間に、ホラー映画も、ゾンビとかスプラッターとかがあり、さらに日本のJホラーが世界を席巻する一大ムーブメントとなりました。
そうしたホラー映画の蓄積を経験した後で、『犬神の悪霊』を見たわけです。
(多分、目が肥えちゃいました)

さて、『犬神の悪霊』です。
ウラン鉱を探査に来た3人が、わざとではないとはいえ、祠を壊したり、垂水家の飼い犬を轢き殺したりします。
その後、2人が不審な死に方をしていきます。
しかし、主人公の加納は死なないですんでいた。
かわりに、妻の麗子がおかしくなり死んでいく。
たたりが、破壊された祠や飼い犬の死から始まったのならば、加納も死に追いやられるはずなのに。
そう考えると、たたりは犬神の筋である垂水家の娘、かおりの仕業なのか?
かおりは加納に気があるから、生き残らせたのか?
だが、かおりに邪悪な様子もないし。
そんなふうに、この映画はどこに向かうのか、戸惑っておりました。

けれども、クライマックスを迎え、この映画のやりたいことがわかりました。

一家を惨殺された垂水隆作は、村人たちを呪って犬の首を刎ねる。
すると、その様子を覗いていた剣持家の妹磨子に犬神が憑依。
磨子は悪鬼の形相となり、この世のものとも思えぬ身のこなしで加納に襲い掛かり壮絶バトルを展開。

つまり、磨子/長谷川真砂美は、『エクソシスト』のリーガン/リンダ・ブレアなのです。
また、加納/大和田伸也は、『エクソシスト』のカラス神父/ジェイソン・ミラーだったのです。

「『犬神の悪霊』は、いたいけな少女が怪物に豹変して、『エクソシスト』みたいで恐かったー」
そこですかい?

『犬神の悪霊』では、『エクソシスト』の悪魔を犬神の悪霊に入れ替えて映画がつくられたわけです。
日本では、悪魔がなじまないので。
であるなら、『犬神の悪霊』も、和製『エクソシスト』にしなくても、日本に古くからある憑き物として描くことで、もっとジトっと恐くできたように思います。

この時代、日本では、まだホラーはこなれていなかったのでしょう。





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Last updated  September 6, 2025 07:14:30 AM
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