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September 9, 2025
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カテゴリ: アクション
​​​第二次世界大戦中、“鷲の城”の名で恐れられるナチスドイツの要塞に、米国の将軍が捕虜となっていた。重要機密を守るために、スミス少佐ら6人のイギリス情報部の諜報員と、アメリカのレンジャー部隊シェイファー中尉による決死の救出作戦が始まった!だが、味方の諜報員が消されていき、計画が漏れている疑惑も生じて…。
公開時、映画館で見たときは小学校の高学年でした。
『荒鷲の要塞』を見たかったのは、クリント・イーストウッドが出演していたからです。
イーストウッドが二丁機関銃の両手撃ちを披露したシーンの迫力に驚愕しました。
機関銃=マシンガンって、一丁でも衝撃が強いのに、いとも簡単に二丁撃ちするとは!
さすがマカロニ・ヒーロー

この映画は、イギリス・アメリカの合作です。
イーストウッドがマカロニ・ウエスタンでスターとなり、アメリカに凱旋してからつくられた映画なのです。
しかし、この時点で、イーストウッドは二枚看板のひとり、といえども二番手。
トップは、リチャード・バートンでした。

映画自体は、エンターテインメントの釣る瓶打ちでした。
捕虜となったアメリカ陸軍の将軍を救出するために、英米の精鋭部隊が難攻不落の要塞に向かいます。
しかし、何か裏があるようで、リチャード・バートン演じる隊長のスミス少佐の言動に謎が含まれているのです。
イーストウッド演じるシェイファー中尉が聞きます。
「おれは米国人だ。なぜ英国の作戦に呼ばれた?」
スミス少佐は答えます。
「米国人だからだ」
作戦の真の目的、計画はスミス少佐だけが握っている。
「おれに隠しごとをするなら協力しないぞ」
シェイファー中尉はと迫りますが・・・。
さらに、部隊のメンバーも一人ずつ殺されていきます。
誰が内通者なのか?
じつは、スミス少佐自身が、ナチスドイツのスパイなのではないか?

こうしたミステリー要素でストーリーが展開するとともに、アクションシーンが刺激的です。
要塞に潜入し、目的を達して、脱出にこぎつけたい。
しかし、要塞はナチスドイツの巨大巣窟なわけですから、いくらでも兵士がわいて出てくる。
命がけの格闘、柱も壁も破壊する銃撃戦、爆破作戦。
なんとかロープウェイに飛び乗るが、麓でもドイツ軍が待ち受けている。
救出の飛行機が向かってきているが、はたしてそこまでたどり着けるのか。

当時、この映画を見た最大の理由は、マカロニ・ウエスタンにはまっていたからです。
イーストウッド、ジュリアーノ・ジェンマ、フランコ・ネロ
当方は、このお三方がマカロニ御三家だと受け止めています。
この方々は、一役者ではなく、スーパーヒーローでした。
小学生でしたから、役者という立場と演じるキャラクターを分けてとらえることができません。
もっと前には、宇津井健といえばスーパージャイアンツでした。
ですから、『雷電(1959年)』でも、宇津井健演じる大関雷電は、スーパージャイアンツなのだから、絶対負けることはないと信じていました。
そのように、マカロニ・ウエスタンにおいても、そこでのヒーローのかっこよさにシビレて(死語か?)、生身の俳優さん自身にもそのかっこよさを求めたのですね。
というわけで、イーストウッドの出演する映画だからモーレツに見たかったんです。
(ジェンマの現代劇『バスタード(1968年)』なども見に行きました)

けれども、この映画のイーストウッドは主役ではありませんでした。
映画をリードしていくのは、あくまでもリチャード・バートンだったのです。
イーストウッドは、サブ的な立ち位置でした。
とりわけそれを感じたのは、ロープウェイでの脱出シーンです。
イーストウッドは、下りの始点駅で敵側のスパイの策略にはまり、ノックアウトされ気を失ってしまった。
スパイたちは、ゴンドラに乗って逃げていく。
それを追って、バートンはゴンドラの屋根に飛び乗る。
宙ぶらりんのゴンドラの屋根で、バートンはスパイ2人と大格闘。
バートンは、下りのゴンドラを爆破し、やってきた上りのゴンドラに飛び移る。
(いいところにからの上りゴンドラがやってきた)
てな具合で、バートンがスリリングな大立ち回りを演じて見せ場をつくっている間、イーストウッドは気を失っていました。
そういったところが、イーストウッド・ファンとしては、ちょっとくやしい。

もちろん、先の両手マシンガンのような、イーストウッドの見せ場はありました。
(今回、見直してみて、二丁マシンガンの両手撃ち、ちょっとイメージがちがった)
(自分の脳内では、もっと大きなマシンガンを乱れ撃ちする姿に増幅されていました)
そして、キャラクター的にも、クールな切れ者感を出しています。
しかし、この映画においてのイーストウッドは、日本プロレス時代のエース、ジャイアント馬場を補佐する若いアントニオ猪木的な立場だったと思います。
その後、猪木が押しも押されもしないトップスターに昇り詰めるように、イーストウッドも絶対主演になっていきます。
『荒鷲の要塞』以後、『真昼の死闘(1970)』で、エンドクレジットにおいてシャーリー・マクレーンがトップに出ることがありました。
けれども、当たり役『ダーティハリー(1971)』を経て、誰にも負けない常勝主役に君臨します。
一度だけ、『パーフェクト ワールド(1993)』で、イーストウッドより上位にケビン・コスナーがクレジットされたことがありましたね。

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ダーティハリー【Blu-ray】 [ クリント・イーストウッド ]

パーフェクト ワールド【Blu-ray】 [ ケヴィン・コスナー ]

今となっては、『荒鷲の要塞』も、「クリント・イーストウッド出演の戦争アクション」と紹介されるなどしています。
「リチャード・バートン主演の・・・」ではなく。

ということで、『荒鷲の要塞』は、見応えのあると同時に、クリント・イーストウッドが2番手を務めたという貴重な映画です。

1970年前後は、イーストウッドをまねて、眩しそうな表情をよくしたものです。





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Last updated  September 9, 2025 08:13:00 AM
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