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ロシアの声（旧モスクワ放送）75周年

ロシアの声（旧モスクワ放送）75周年

2004年10月29日にマヤーク（ロシアの国内放送）で放送された、ロシアの声（旧モスクワ放送）75周年にちなむインタビュー記事の訳です。

ちょうど75年前ソ連は国の境界（предел рубеж）の送信を開始しました。電波においては、「モスクワ放送」と呼ばれました。放送は数十カ国語が使用されました。「モスクワ放送」の初期のジャーナリストやディレクターは、モスクワへの派遣者－スペイン人、フランス人、イタリア人の共産主義者－で、ソビエトのプロパガンダを行い、ニュースを集めたものを読み上げていた。その後、「モスクワ放送」と呼ばれた国際放送は、幹部職員の鍛練場（кузницей кадров）となりました。年ごとに、そこでは、イーゴリ・フェスネンコ、ヴラジミール・ポズネル、アレクサンドル・リュビモフ、ミハイル・アソキンなど、有名なジャーナリストが働いた。75年の存在ののち、国際放送は多くの歴史、伝統、神話につつまれている。これらを、我々の通信員クセニヤ・クリヘリが集めた。

最も大量のフランネル－役得－（баек）はアフリカ部とつながっている。同部はモスクワ放送で最大の部の一つであった。ソ連は15のアフリカ言語で放送をしていた。最も有名な歴史である。60年代、アフリカからとても珍しい副詞（наречия）の知識のある専門家を呼び寄せた。モスクワでは、そのような言葉を誰も（в помине）知らなかった。放送が開始された。アナウンサーは　無事にニュースを翻訳し、放送でそれを読んだ。すべてはそのまま続いたであろう。このアフリカのナレーションを知っている別の専門家がたまたま耳にしなければ。明らかになったのは、アナウンサーはあらかじめ用意されたニュースをとても短く読んでいて、残りの放送時間に自分の部族の親戚に、その部族がここに暮らしているかのようにおしゃべりしていたのであった。自分が見たこと、行った場所、買ったもの。このように「モスクワ放送」は、まさにアフリカの一部族のためのお茶の間になっていたのであった。

別のこっけいな歴史も、珍しいアフリカの方言と関係している。海外放送文書館保存担当者のインナ・ザスコが語る。

ザスコ：　ズールー族向けの放送が録音された時のことですが、ズールー族の言語には、修復をして、何かを除去せねばならないような音がありました。そして、アフリカとの仕事をしたことのない新人オペレーターは、これを聞いて、テープを掃除しはじめ、音を除去し始めたのです。

管理課では６、７か国語を知っている者が働いていました。放送は同時に、また、任意のときに送出されなければなりません。ポルトガル部職員ホアキナ・コト＝サピコは、このような複雑さのみが進行するのではないことを、次のように語っている。

ホアキナ：我々には用意した放送があり、送信まで5分あったが、ドアにはくさびが打たれており、我々はスタジオから出られなかった。何をしたかって？我々は送信スタジオに電話かけて言ったんだ。「お嬢さんたち、窓を開けて。」放送、テープ、リクエストはつながった。我々は、それらを上から下ろし、放送は電波に乗ったんだ。

とても重要なデータ：国際放送－唯一のソビエトの大規模な情報センター－において、70年代から80年代にかけては　書記長報告や政治局発表が、検閲されたバージョンで、完全ではなく、当時の番組「時代」においては、さもなければ、海外のリスナーは簡単には何も分からないような方法で、放送することが許されていた。時々、書記長報告は、直前の放送で述べたのと一致した。子供の頃にソ連に連れて来られた、カナダ人の共産主義者の息子であるカール・バツは語る。

バツ：ブレジネフ書記長のころのことです。彼はどこかの大会で演説しなければならなかったのです。私は言われました「キリル、スタジオに行きなさい」私は彼が何について話をするのか知りませんでした。テレビとイヤホンだけでした。でも、結局、切り抜けました。

すなわち、ソビエト時代の話はありそうもないことだった。矛盾するような場合もあった。ソビエトのリーダーたちの発言から用いられる引用には、検閲官は単に削除するだけだった。国際放送の伝説をジョー・アダモフが語る。

アダモフ：私は重要な検閲官のところに行った。なぜ削除したか？言われることは、これはなにか妄言だということである。一方、分かると思うが、これには妄言はない。これは、私がフルシチョフを引用したものだ。同様に、私の下でレーニンが削除され、私の元でコスイギンが削除された。私の下で削除されなかった者は一体誰がいる？

現代の歴史から。1987年ちょうどに、国際放送職員は、クレムリンから3分のピャートニツカムにある建物から、10階の窓から最も早い中の一群として、ヴァシリエフキー坂でマチアス・ルストの飛行機が着陸したのを見た。しかし、タスから情報が来るまでは、このことからニュースを報道する権利は無かった。

しかし、国際放送の電波で放送されたすべてのことには、大きな意味があった。80年代末、アメリカ人が核爆発の無制限停止を破棄した時、事は真夜中で、情報部の若い職員がニュースを書き、そこでは初めて、どこで、何が、いつ、という事実を放送し、最後に前日の「プラウダ」紙から取った解説を吹きした。このすべてが電波に乗った。そして、まさにここで、海外の通信社のリボンの上で、「至急」「クレムリンが明らかにしたところでは・・・」等の注つきの報道が掲載された。引用、真実が「モスクワ放送」で起きたのだ。

ペンネームの下で多くの先駆者が電波の上で出て行った。国際放送で長年働き、現在は「マヤーク」の会長であるセルゲイ・クロフティンが語る。

クロフティン：ベトナム向け放送の課があり、この課の長の代理の下にはレン・ソフとおいうペンネームがあった。ベトナム語でレン・ソフ、これはソ連のことである。また、これ故に、課長代理のペンネームはソ連のように響いた。

現在、国際放送は縮小されている。すでに長い間、珍しいアフリカの方言による放送はされていない。変わらないのは、ひょっとしたら、唯一つのことである。ルポルタージュが録音されているテープである。これを持った職員は、昔と同じく階から階へと走り回っている。モスクワは今日全部で32カ国後で放送している。ロシアにおいて、全世界にとって興味深い事件が少なからず起こっている。

放送会社「マヤーク」は、「モスクワ放送」の同業者に記念日のお祝いを申し上げる。