カミソリのつぶやき

カミソリのつぶやき

ハンドルネームの使い方



よく「今日1日でRが200下がった(><)」とか、逆に大幅にあがったとの声を聞きます。これは、ハンドルネームのR値は、初期のうちは変動が大きいからですね。例えばAトップを取ったとき:
試合数100以内:R75アップ
試合数500以降:15アップ
…と、大幅に変わります。

こういう背景から、R値にこだわる人は変動が大きいうちにRを上げようと、最大限の努力をするようです。新規ハンドルネームを幾つも作ったりと、色々試しているみたいですね。中には、パソコンを3台使って、インチキでRを上げているという、いわゆる「多重」も存在するようです。

Rが高いと、強い…かどうかは多重の存在も考えると、かなり際どくなってきます。ですが、こうも言えます…試合数が1000くらい超えてて、かつRが高いなら勝ち組…と。かようなわけで、Rにこだわる人はまずはR2400くらいのキャラをつくって、その後はR維持を目指す傾向があるようですね。そうすれば、自分の実力をアピールできるから、というわけなのかは、分かりませんが…

しかし、俺はRの「記録」にはこだわりません。こだわるのは、「実験反映度」「実力の伸び」ですね。

まず、↑の理屈によれば、試合数が500を超えるとRが安定してきます。この時点で、人によってはRが1400クラスとかの人もいるかと思います。ですが、そこであきらめてはいけないのです!

ちょっと視点を変えてみましょう。Rが安定するということは、実験ができるということを示唆しています。例えばですね、「役牌ドラ1クラス。ここで1枚目の役牌が出る。ポンすべきか否か」「オーラストップで役なし両面をはる。リーチするや否や」「1235m2267p123688s 何切る?」など、実戦でよく出てくる状況がありますな。こういった状況を曖昧にして、漫然と打ちまくっても、実力は上がりません。実験をしてみるべきです。

最後の例、「1235m2267p123688s 何切る?」の場合:

実験A:5m切り
実験B:8s切り

という選択肢に分岐し、同じ半荘数で比較します。Rの伸びを、ABで比較したとき、Bの方の伸びがよくなった場合、以降の打ち方はBに固定する…というわけです。その場の勝ち負けにこだわらず、まずは実験してみて覚えていく。こうしてRを使って、実力の伸びを測る。

麻雀は、偶然性が高いゲームですから、例えば試合数2000でR1400クラスの人がプロ雀士を交えて対局した場合、1400の人が勝ってしまうということもあるものです。また、カンチャン待ちが両面待ちに勝つ事もあるでしょう。ですが、プロなどの上級者は、同じ面子で対局した場合、絶対勝ち数が1400クラスの人よりも多いのです。プロなどの上級者は、定石をよく知っている。だから、勝ち越す事ができる。彼らプロがネット雀荘を利用しているかどうかは知りませんが、恐らくは長年の経験則や今までの記録から定石を知り、勝ちにいく方法を知っているのでしょう。

こうした背景を考えると、Rで新記録を目指すというのは、ちょっと疑問視してしまいます。同じことを何度繰り返しても、同じ結果しか出ない…かと思います。何度やっても同じと気づいたなら、むしろRを使って、実験を繰り返して強くなることを目指す。…この方が健全に思えます。

俺も、一時期はHNを幾つも作っては新記録を目指したり、新規キャラのRが新記録出したら、そのまま打たないで放置しとくとか、あざとい事を考えていました…が、今になって思えば、時間の無駄という気がします。なんせ、腕が上がってもいないのに同じ事を繰り返しては同じ結果しか出ない…時間の無駄だと気づきました。なので、カミソリは幾つもあるHNのうち「カミソリ雀」一本に絞っています。これ以上新規キャラを作る気は、もはやありません。

むしろ、実験をする事でしょう。Rの「記録」にこだわるのでなく、「実力の伸び」にRは使うべきかと思います。あまりにRが伸びないようであれば、根本的に打ち方を変えてみるのが良いと思います。実力が伸びれば、Rは自然に上がっていくものです。

かつて、カミソリは「役マン縛り」に没頭していましたが、アレも実験の一つ。打ち筋を大幅に変更するのが狙いでした。しかし、役シバのあとRが100くらい下がった(笑)ですが、徐々にコツをつかみだした。何とかRを回復します。今にして思えば、牌効率を再確認する良いきっかけだったのかもしれません。

とにかく、打ちまくりましょう。自分の実力より低いRで低迷したり、逆に高いままでいれる事もよくある事なのです。見かけのRにこだわらず、実力を上げて、めげずに打ちましょう。打ちまくりましょう。

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