活字中毒症候群☆読んで♪思考して♪すぐ忘れる♪人のブログだピー☆♪♪

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ファンタジー

《ファンタジー》


童話物語(上)大きなお話の始まり
童話物語(下)大きなお話の終わり
著=向山貴彦 絵=宮山香里
[文庫版]

 私は小さい頃から妖精って大好きで、自分のいだく妖精ってシシリー・メアリー・バーカーが描く花の妖精のような可憐でやさしい存在。
 だけど、この中に出てくる妖精や主人公の人間の女の子は今まで抱いていたやわらかく幻想的でファンタジックな妖精の世界の善良な住人とはまったく違い、最初は自分が勝手に描いていた世界が打ち壊されたようで、ショックだった。
 でも、本当に大きなお話でした。一気に上下巻読んでしまうほど魅了されたお話でした。「環境が人間をつくる」「人はかわれるもの」「せつなく淡い恋心」「勇気と冒険」「生と死、寿命、変化」色んなこと考えながら読みました。
 一つの世界がしっかり描かれているので、私はいつまでもその中にいたい。今後の主人公や主人公の知人たちがどうなっていくのか知りたい。もっともっとこの世界にふれていたい。あ~、でもこの先は自分で想像するしかないのね。ちょっと残念だけど、この余韻が楽しい。だから、何度も何度も繰り返し読みたい本です。




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