ブレインデッドのおきらくごくらく日記

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2004/10/14

箪笥（2003）

(12)

テーマ： ■ホラー映画専門チャンネル■(469)

カテゴリ：映画（ホラー・ＳＦ）

箪笥＠映画生活

【８月１４日の日記より】
『箪笥』観ました。おいらのくくりではホラー映画ではありません。
「呪怨」を意識した音は入るし、びっくりさせるのにピアノの不協和音を使ってるし古典的で笑えたけどね。
いまひとつ空想と現実の違いが見ていてわからず不満がのこった。

最初なんか姉妹のレズ映画かと思った。

全てのシーンを書き出して、時間軸通りに並べ、空想と現実を区別してみればもう少しすっきりするかもな。
観終わって狙いはわかるんだけど、どうもすっきりしないのだ。

「箪笥」の小説を読み終わりました。

本は面白かったです。引っかかっていたところが解消されたよ。
映画より本が面白かったと思った稀なケースでした。
ノベライズしたのは日本人で、
現地まで行って空気を吸ってから執筆に取り掛かったそうだ。
良い仕事してます。

古本屋で見つけたら是非読んで欲しい一冊です。

※幽霊譚というより、サイコ物の一種と思って作品に接してください。

P.S.エイリアン２も小説が面白かったです。
今では特別編で明らかになっているリプリーが母親だったとか全て書かれてたので。

＜2005/01/03追記＞
【薔花紅蓮伝】
この映画は韓国の古典怪談「薔花紅蓮伝」が下敷きとなってます。

てのを考えながら映画観てるはずです。

怪談では、継母がきてから妹は自殺に追い込まれ、姉も死んで、
それから幽霊になって継母の悪行を訴え、継母は捌きを受けて死罪になり、
姉妹は転生する話です。

姉妹の幽霊をみて裁判官（？）が何人も死んでいるというところが不思議な話です。

継母の罠で堕胎と見せかけるのにねずみの死骸を使ったとかいうし、
昔話の怪談といってもお国柄なのか強烈です。
確かに日本の昔話でも「猿蟹合戦」とか、きっちり殺してるのが多いけどね。
もっと陰湿で強烈な印象を受けたよ。

韓国の女優さんの演技にあらわれてるかも（笑）

＜2005/01/04追記＞
【映画はわざとわかりづらく作っている】
例えば、後妻の寝室に旦那が入ってくるシーン。
鏡に映った旦那の手にはビデオカメラが握られている。
普通の映画だと観客にわかってもらえるように、
クローズアップするんだけど一切ないんだよね。
映画の中で録画した映像を事実として突きつける場面もないし・・・。
髪飾りが何か変かなと気づく人がいても、
上記のシーンを初見でわかる人なんて皆無だよな。

小説読むと、映画で引っかかっていたところが解消されますよ。

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