紫燕飛舞

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November 6, 2006

仲道郁代リサイタル。

(8)

テーマ：今日のピアノ♪(731)

カテゴリ： music

昨日午後二時より、紀尾井ホールで
仲道郁代二十周年記念リサイタルを聴いてきました。
オールベートーベンプログラム。

３２の変奏曲
エロイカ変奏曲
ピアノソナタ２９番　ハンマークラーヴィア

ちょうど二十年前の同日、昭和女子大人見記念講堂でのリサイタルが
デヴューだったようで、
ＭＣのとき、感極まって涙ぐまれ始めると、

クラシックコンサートらしからぬ、なごやかな雰囲気でした。

憂いの似合う、大きな瞳。
きゃしゃで小柄、手入れの行き届いた透き通るような肌。巻き髪。
吉川十和子も真っ青という感じ。(笑）
お嬢さん(舞琴ちゃん）のママとはいえ、
微笑みながら、口ずさみながら弾くさまは、官能的ですらありました。
チャールズ皇太子とカミラさんの結婚記念演奏会でピアノを弾いたのも彼女だそう。
しゃべっても、実際女性的な感じの、華のある方です。
会場には、彼女が大好きというリヤドロの人形があちこちに飾られて。。
いかにも、でしょ。(笑）

しかし、弾き始めるとターボエンジン全開という感じ。

この落差が、またいいんでしょうねえ。。
骨太で迫力あるベートーベンでした。
叩いて叩いて、スタインウェイが揺れる揺れる。。
うちの夫ですら、眠る時間もなかったです。（^^;)
疲労のかけらもなく、アンコールも次々とこなし、

タフ。。。
最後は、彼女のお決まりである、エルガーの｢愛の挨拶」で締めくくりでした。

予想以上に、感動したリサイタルでした。
アイドルタレントばりの容姿から、少し誤解してたかも。(笑）
実力派の、ベートーベン弾き、でいらっしゃいました。

アハハ、今日もクラバカ日誌です。

magdalene

ところで。。
久しぶりに赤坂見附のほうでお茶していたら、
結婚式帰り？でアルコールの入った、お医者さん集団が近くにいたのです。
脳外科だというので、さりげなく聞き耳をたてると、
お金儲けの話ばかり。（^^;)
６５までに三億貯めるのが目標、だとか、
これからはモールだとか、
往診は汚いから靴下の替えを持っていく!だとかね。
周囲の視線もおかまいなしに、大声で。。
みんな、ひいてましたよ。。

彼らの貯蓄に協力するための患者になるのだけは、
いやだ！と心底思いました。
何より、健康に気をつけなければ、と思った午後でした。(笑）

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