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師走なので、先生で無いワタクシも忘年会や忘年会や忘年会などで(笑)忙しくしております。日帰りで京都へも行って来ました。京都の事は、次回の「健美家コラム」に書きます。外国人観光客で大変な賑わいでしたよ~また先日は、アンティークのオークションに参加してとても刺激を受けました。今日は時間が出来たので、前から絶対に観たいと思っていた映画、「Woman in Gold」邦題では、「黄金のアデーレ」を鑑賞して来ました。黄金のアデーレは、1907年に画家グスタフ・クリムトの絵で正式名称は「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」黄金の輝きがまばゆいクリムトの傑作です。この絵は、1938年にヒトラー率いるナチスがオーストリアを占拠した時期にユダヤの名家から略奪されました。本来であれば、この名画はモデルのアデーレの姪のマリアが相続するはずでしたが、マリアはナチスから逃れてアメリカに亡命しました。絵は事実関係がうやむやのまま オーストリア国立美術館の所蔵となっていました。マリアは、ユダヤ人の正義と家族の絵を取り戻すために1998年にオーストリア政府を訴えました。この時、マリア82歳これは実話で、当時駆け出しだった弁護士のランディと共に2006年に返還判定を勝ち取る!(マリア90歳)ホロコースト、法廷映画、華麗なるユダヤの名家の終焉。とても心に残る素晴らしい映画でした。映画の予告編 動画 「黄金のアデーレ」予告編ごきげんよう♪ワタクシの健美家コラムは⇒こちらから励みになります↓ポチッと ありがとうございます。
2015.12.08
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骨董品を届けた帰りに映画を観ました。前から とっても気になっていた映画です。ヒューマンストーリーなのですが、この映画では、フランスに古くから伝わる「ヴィアジェ」という不動産売買契約制度が、ストーリーを興味深いモノにしています。ヴィアジェとは「終身」という意味で、多くは70歳以上の人に利用されるシステムで、その特徴は不動産を売却しても売主は亡くなるまで そこに住み続けられて しかもブーケと呼ばれる一時金の他、毎月一定額のレントを貰える、というもの。買主は、購入後もスグに自由に使えない上に毎月レントを払い続けなくてはならない、売主が亡くなってはじめて物件は買主に引き渡されるのです。買い手にとってのメリットは、物件価格が安い事、しかし売主が長寿の場合は総支払額が、すごく高い物になるというデメリットがあります。映画にも出て来る実例としてヴィアジェで契約した6日後に売主が亡くなって大きく得をした不動産屋の例が有ったりこれも実話で、90歳のお婆さんと契約したあと、彼女は32年間生きてギネスの長寿記録を打ち立て、買主の方が先に亡くなり、その妻がヴィアジェの後を継いだ。こんな感じで、物件の総支払額が分からないヴィアジェは、ギャンブル性が非常に高いのですね。映画のストーリーを少しだけ紹介しますね。舞台はパリのマレ地区、疎遠だった父親からの遺産相続の為にニューヨークからパリにやって来たマティアス、離婚3回子供は無く、自宅を処分しても借金だけが残った。父が遺してくれた遺産は部屋数も多い高級アパルトマン!しかも広い庭付き!高く売って、自分の人生をやり直そうと期待するが、そこには元所有者のマチルド婆さん90歳が住んでいた。ヴィアジェ契約によって売却出来ないばかりか、マチルドに毎月2400ユーロを支払わなくてはならない。マティアスは、憎んでいた父からの遺産が負債だと知り怒る。そこから内緒、(^^ゞ父の遺したアパルトマンの契約が導く出会い、秘められた恋と家族の物語なのです。このヴィアジェは、売却希望者は多いもののギャンブル性が高いので購入者は限られていましたが、近年 高齢者の増加に伴い注目が集まっているそうです。では、興味のある方はこちらの 予告編をどうぞ! パリ三区の遺産相続人ごきげんよう♪ワタクシの健美家コラムは⇒こちらからウメさんとの大家対談は、こちらです⇒第1話励みになります↓ポチッと ありがとうございます。
2015.11.21
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