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★☆ ハリウッド版の『ゴジラ』を観て・・ウウムッ! ★☆ Movie of Hollywood version"Godzilla"~見た目はハリウッド版、ストーリィ的には日本版ゴジラが上! ~ REALISTは、ハリウッド版の映画『GODZILLA(ゴジラ)』が7月25日から一般公開されるということで、翌26日(土)に山口県防府市にあるシネコンに向かった。この映画館は、以前は「ワーナーマイカル」という名称だったはずだが・・・いつの間にか名前が「イオンシネマ」に変更されていた。時の流れと共に道路状況や風景が変わっていくように、映画館でも知らぬ間にどんどん変わっていく。久しぶりに童心に戻った気分での映画鑑賞であり、小学生のころ、『怪獣大戦争・ゴジラ・ラドン・キングギドラ』上映の映画館の前の大行列に友人たちと加わり、朝の開館を「まだか、まだか」とワクワク気分で待ちわびた当時を思い浮かべた。ハリウッド版のゴジラは、初めてなので、日本の本家本元のゴジラとどう違うのか比較してみたいという単純な興味が今回の映画鑑賞の動機だった。 今回の『GODZILLA(ゴジラ)』は、アメリカのワーナー・ブラザーズ映画資本で製作された1998年公開の『GODZILLA』以来2作目のものだ。映画「ゴジラ」の原典は、もちろん日本の円谷英二監督などによるゴジラシリーズだが、アメリカのハリウッド版では、日本人生物科学者(渡辺謙)や日本の原子力発電所などが登場するあたり、かなり日本を意識して作成されている。この点では、最近のトム・クルーズ主演の『オールユーニード イズ キル』でも同じで、日本人SF作家の作品を映画化したものであり、日本人の観客動員を呼び込みたいという意図もあり喜ばしいことだが、日本びいきが連続している。アメリカでのキャッチコピーは、「世界が終わる、ゴジラが目覚める」というものであり、2014年5月16日に全米公開され、初日興行収入は3850万ドル(約39億円)に達し、世界オープニング興行収入1位の1億9,621万ドル(約196億円)に達したそうだ。映画館でもらったこのパンフレットには、「全世界興収第1位」という表現だが・・要するに「全世界で一番金儲(もう)けができた」ということを宣言しているものだが、何となく金銭的な匂いがプンプンして実利的な面が強調され過ぎているところは、どうも大人のいやらしさを強く感じるばかりで、REALIST は好きではない。それよりも「観客動員数世界第1位!」の方が聞こえがよい。『 「GODZILLA ゴジラ」予告3 』 映画の予告動画で、TVでも同じような予告シーンが流されていたが、子供の頃から慣れ親しんでいた日本のゴジラのイメージが強く残り、ハリウッド版には少し違和感を感じた。日本版が好きか、ハリウッド版が好きかは、個人的見解の問題なので断定できないが、REALIST個人では、日本版に軍配をあげたい。 一般公開第2日目であったが、観客動員は驚くほどのものではなく、近すぎて見づらい最前列側の座席ボックスは、ほとんど空席だった。外国では興行収入第1位でも、日本では、多分「アナと雪の女王」にはとうてい及ばないだろう。日本人は、派手なCGや激しい見た目の凄(すご)さより、洋画であれば「タイタニック」の様な情感に訴えるような中味のあるストーリィを好む傾向にあるからだ。この点で、今回のゴジラも最近のハリウッド映画特有の巧みなCGの展開や画面上での視覚的な激しさや凄さを強調している半面、肝心のストーリィの展開がわかりづらくスッキリしないため、観賞後は心に残るものはほとんど何もなく、そのまま一挙に記憶から消え去ってしまう類(たぐい)のものだという点が残念だった。しかし、芸術性よりも娯楽性に比重を置いたものならその程度になるのだろうか? 芹沢(せりざわ)博士という日本人生物学者役を「渡辺謙」がこなしているが、最初のハリウッド映画出演の「ラストサムライ」で登場した時の強いインパクトはとても印象的だった。今や、日本人役に抜擢されるハリウッド映画界の第一人者だろう。今回の『GODZILLA(ゴジラ)』では、日本の原子力発電所の事故と巨大生物「ムートー」の発生が関連づけられている点やそれと同時にゴジラが急に息を吹き返し活動するのも、1950年代、60年代であればその程度で済まされても、リアリティが要求される現代では、あまりに偶然すぎて話題展開に無理や奇妙さを感じてしまう。しかし、これを小学生低学年が鑑賞して、すぐに理解できるだろうか?話題展開の中で、子供にもすぐ理解させ興味を持たせるような一工夫が必要だと感じた。♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。♪
2014/08/16
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★☆ 自然の脅威に飲み込まれる人類近未来の姿か? ★☆ Natural threats and Appearance in future of humanity~ ドライブで見かけた風景で感じたこと ~ REALISTが、最近、ある地域のある路線を長距離ドライブの途中、見かけた風景・・・それは、・・・倒産か何かの理由で廃屋となったドライブインの建物の周囲を覆う木々の緑の集団が、まさに!その建物を飲み込もうとしている様にも見えた異様な風景だった。それで、思わず、車を止め撮影した。 周囲が緑であふれた人気のない道路を走行中、こんもりした緑の中に見えた建物の壁に「お食事処(しょくじどころ)」とある看板、さらに道路側に「ドライブイン・UCCコーヒー」と文字のある白い表示板が見えた。・・・・「うん?こんな所にドライブイン??」 そこを通りかかって、よく見ると建物正面には、緑で覆い隠された隙間からガラスドアの出入り口が見え、その前にはアスファルトで舗装された来客用の駐車場が広がっている。しかし、人気もなく、以前はドライブインのレストランかカフェの店舗内の窓から客たちの目を和(なご)ませ楽しませたであろう観賞用の木々が伸び放題に育ち、今や窓や壁を覆い隠そうとしている。 報道によると、日本では少子高齢化が進み、地方都市から若者が流出するとともに、生涯未婚のままや晩婚化で子供が極端に少なくなり、残された親世代が亡くなると、残された家屋がそのまま空き家状態となるものが増加し、このままでは町や村が消滅するのではないかとも言われている。総務省の2013年の調査では、全国で820万戸もの空き家が存在するそうだが、子供や人がいなくなれば、それに付随した小中・高等学校までが廃校となり、産業や店舗まで消える運命であることは容易に想像できるが、今回のドライブインの風景も何となくそれを物語っている様な気がした。 見るからに、以前はお客たちであふれて繁盛したであろうドライブイン。緑に覆われている部分の駐車場は、20台以上も駐車可能なスペースがある。また、この建物の奥には、この建物の経営者が住んでいたであろう大きな邸宅や倉庫などもあるが、遠く屋根のみが見えるだけで、周囲を木々が深く繁茂し、通りかかる人間を遮(さえぎ)り、人々の記憶からも消してしまおうと必死に覆い隠(かく)している様に感じた。観光客が激減し経営に行き詰まって倒産したのか?、経営者が倒れ、子供たちは都会に飛び出たまま帰らず、跡継ぎもなくそのまま廃業し放棄されたものなのか?かなり広い土地スペースがあるので、その背景にある人間ドラマまで想起させる風景だ。 これを見て・・・かつては人々が行き交い武士たちで溢(あふ)れていたであろう山城跡(あと)や遺跡群が今では深い森に覆(おお)われ静まりかえっている風景と同じに見えた。人類が何らかの理由で滅びても、村や町は木々や草があっという間に埋め尽くされ、家や建物、道路までをも覆い隠し飲み込んでしまい、短期間でその存在や痕跡すらなかった様な世界になるだろうことが容易に想像できた。それほど、自然には人類が勝てない力強さや迫力があることに気付かされた。♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。♪
2014/08/10
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★☆ 菅原道真公を祭神として祀る天満宮の総本社 ★☆ Dazaifu Tenman-gū is a Shinto shrine in Dazaifu, Fukuoka Prefecture, Japan.~ 福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号 ~ 山口県に隣接する福岡県には、菅原道真(すがわらみちざね)公を「学問の神」とする『 太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)』があり、毎年、受験時期が迫ると大勢の学生たちや家族が受験祈願に訪れる全国でも有名なパワースポットだ。REALISTは、受験時代はとっくに過ぎ去ってしまった身であるが、「厄(やく)払い」の神でもあるため、縁起担(かつ)ぎも含め、7月23日(水)に生まれて初めてここを訪れた。 REALISTの太宰府天満宮の壮大な規模の勝手なイメージと比べ、意外と小振りだったことがわかった。山口県防府市にもある同じ菅原道真を祀る『防府天満宮』とも比較することができたが、甲乙つけがたい。太宰府駅方面から向かった参道にある大きな石の鳥居(とりい)だ。・・・・とは言っても、明治神宮のあの大鳥居に比べれば可愛い大きさだ。この日は、うだるような暑さの炎天下だった。夏に弱いREALISTには少々こたえた。参道を進むと、やがて平安時代調の朱色の欄干(らんかん)のある太鼓橋が続く。天満宮らしさの独特な雰囲気が醸(かも)し出されていた。平日の暑い日だったが、それでもここを訪れる人がいる。しばらくすると、聞き慣れない中国語をしゃべる若いカップルや家族の一団が歩いていた。中国人か台湾の旅行者だろう。彼らも興味深く周囲を見ていたので不思議な感じだった。橋の欄干から・・ふと池の水面を観ると・・・なんと、亀が2匹、岩の上で甲羅干しをしていた。亀をじっくり観たことがないので、ついつい、じっくり観察していた。首を長く伸ばし、気持ちよさそうにしている。亀は長生きの動物で、めでたい生き物とされてきたが、実際は何年まで生きるのだろうか?亀をペットにしている人もいるが、飼いたいとは思わないが、意外と人に馴(な)れるらしい。池の噴水が少しだけ涼しくさせてくれた。 古代中国から伝わったと言われる想像上の動物の『 麒麟(キリン) 』の像だが、江戸時代にここに寄進されたもので、麒麟麦酒(キリンビール)のトレードマークの絵と同じ「麒麟(キリン)」だろう。いよいよ、本殿に至る境界となる『 楼門(ろうもん)』が目に入った。楼門付近に鎮座する狛犬(こまいぬ)の一体。この狛犬のデザインは独特で、ペルシャ帝国の遺跡にあるデザインを彷彿(ほうふつ)とさせるものだ。もう一体の別の狛犬だが、笑っている表情がおもしろい。『 御神牛(ごしんぎゅう) 』の像。牛は神の使いとされていたのだろうか?『 楼門 』に鎮座する武士像、天満宮を守る武士だろうか?楼門を抜けるといよいよ本殿に至ることになる。朱色は高貴なめでたい神聖な色とされていたのだろう。正面の建物が、本殿だが、ここが菅原道真の墓も兼ねている。右大臣であった菅原道真は昌泰4年(901年)、左大臣藤原時平らの陰謀によって筑前国の大宰府に権帥として左遷され、翌々延喜3年(903年)に同地で逝去した。門を入って、すぐ左手にお守りなどの売り場がある。REALISTは、「厄除」のお守りを購入した。門に入り右側にある「絵馬記入所」、絵馬を見たが・・・どれも大学、高校、入社試験などの合格祈願を求めるものが多い。 池には鯉が泳ぎ、正面には、沢山の買ったおみくじが結ばれていた。REALISTも、「吉」と出たおみくじを結んでおいた。本殿は、朱色に金色、黒色、白色の壁のアクセントで塗り分けられている。こうして見ると、なかなかシックな雰囲気がする。 本殿正面に鎮座する白い狛犬(こまいぬ)は珍しい。西門付近にある大楠(おおくすのき)、高さ39m、根回り20m、樹齢1000~1500年とある国の天然記念物に指定されていた。 ♪どのページへのリンクもご自由にどうぞ。♪
2014/08/05
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