THE GOLDEN GATE

THE GOLDEN GATE

Seq Virus -New Year Party-



2004年1月1日

accessのカウントダウンは1月1日の12時10分だか20分だかに終了。
彼らが演奏したのは普段のライブの半分もないぐらいの曲数だったのに、
何故かひどくぐったりした身体を引きずって宿へ。
もはや学生時代のような体力はないということか、と思う。(笑)

さて、次は1月1日の浅倉大介クラブイベント
「DAISUKE ASAKURA Seq Virus -New Year Party-」。
オールナイト(予定)なので18歳以上限定のこのイベントだが、
終夜やってくれても体力が持つかどうかが気になるところ。
今日は宿についたら寝ておくか…チェックインの時間もそれ考えて15時に設定してあるしな…
と計画を練りつつ、大宮ソニックシティのまん前にあるスターバックスへ。
正月ということで「本日のコーヒー」が100グラム1000円だかの豆を使用しているというので
それを頼み、ブラックでいただく。

大宮から京浜東北線で東京へ向かう途中、思い立って秋葉原に下りてみたら、
どこぞのメイドカフェ、もしくはお店の従業員さんらしい人二人が
巫女装束に千早をつけて道を歩いておられるのを見た。
何故神田明神が近いのに「そちらの巫女さんかな」と思わなかったのかというと、
正月の忙しい時期に出てくる余裕はないはずだし、
アキバなんて危険地帯、もとい、街と言う「常」の場所に装束で出歩く
なんて事をする方がそうそういるはずもないし、
もっと言うならば、「ぶっちゃけ神社界のニオイがしなかった」からだ。(笑)
髪の毛をカラーリングしておられたし。
そう言えば昨晩のカウントダウンでも、お客さんの中に巫女装束の方がおられたが、
彼女、頭髪が金色だったなぁ…。あれじゃ勿体無いなぁ…。と思ったな。

また、東京駅から皇居外苑へ行って、警察の皆さんの警備の中二重橋前で座って休憩してみた。
数年前にここで今上陛下のご在位10周年記念祭典「天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典」が行われた時、
「母校の先生方の中でも最右翼と呼び声の高い(笑)小林よしのり氏の漫画に名前が紹介されたことのある某先生」の呼びかけで
ボランティアスタッフとして参加し、Bゲートから入場してくる一般のお客さん
(YOSHIKIさんやGLAYさん達のファンの方が多かった)の誘導を行った記憶が蘇る。

(Aブロックが招待席でB、Cブロックが一般応募の席でした。先生の招待枠でAブロ参加の学生もいましたね。
ただしAブロックでもよっぽど前で無い限り、肉眼でステージは見えなかったそうですが。
一番良かったのは先生がいた親子席だったそうですよ。Aブロックの中でもさらに専用のブロックが前方に儲けられていて、
親子連れだと優先的にそちらに回してもらえたそうで。)

あの時は「TPOを考えたほうが良いんじゃあないだろうか、いや、来てくれはるのは大いに結構やけど」と思いつつ、
しかし仮に自らが信奉するあの人達がこう言う場に出席させていただくようなことになったら
果たして自分は恥ずかしくない行動が取れるだろうか…と考えながら、校章付けたスーツ(あの学校ではデフォルト)で
誘導をやっていたんだよなぁ。たしか。
そう、人の流れがようやくおさまった頃にAブロの後ろの方へ入れさせてもらって、スクリーンを見ながらYOSHIKIさんの曲を聞かせてもらったりして。
(大学に帰って、とある人の曰く「YOSHIKIさんらしい曲だなぁと思って聞いた」)
「三唱」どころか一体何唱するんだよ、そこまでやらなくてもいいよ、という万歳三唱に苦笑しつつ所定の座に戻ったのだったなぁ。
(このページをご覧になっていらっしゃって、かつ祭典に参加された方、もしかしたら会場で私を見かけているかもしれませんよ。(笑)

そうこうしているうちに黄の袈裟を着けて題目
(「南無妙法蓮華経」の方。念仏は「南無阿弥陀仏」)を唱え、
打ち物を鳴らしながら歩いてきて、宮城を拝して去って行った日蓮宗系とおぼしき僧形の皆さんを見物したりしたのだが
「けれどもこれはまた別の物語、いつかまた、別のときにはなすことにしよう。」
(ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」より)

さて、本日の宿と会場となるクラブ「vanilla( http://www.vanilla55.com/ )」があるのは六本木である。
さいたま出身の某Hさんが昔このあたりで遊んでいたとおぼしき地域だ。(笑)
因みに宿はこちら。
ホテルバーデン六本木
http://www.jalan.net/jalan/jweb/yado/YADL_386799.HTML
↑これの「通年シングルプラン」である。普段帝都に出てくるときに使っている宿より
遥かに高いところなのだが、年始と言う事でちょっとはりこんでみた。
仮にイベントから途中で帰る羽目になった場合に、宿が会場の近くの方が良いよな、と思ったのもあるし。
このプラン、普段なら朝食がつかないのだが、本日は祝日なのとネットで予約だったのでサービスで朝食付きに。
HPにある通りセミダブルサイズのベッドなのでベッド回りのスペースが狭かったが、お風呂も広いし、
食事も美味しかったしでなかなか充実したホテルライフを過ごす事が出来た。
しかしそんな部屋でも、たまさかTVを付けたらやっていた某ファーストガンダムを見る私。
ドズルさんカッコイイよとか思うあたりで既に場違いだな。自分(笑)
(地上波なのかCSなのか不明ですが、午後から夕方にかけて放送してました。
ソロモン陥落あたりだったけど、どこの局だか不明。
ついでに映画版だったのかTV版だったのかも不明。申し訳ない。)

さてクラブイベントの様子。
PM10時会場だったのだが、実際に入場できたのは15分だか20分後ぐらい。
ほぼロッカーは埋まっている状況だったが、どうにか空いた所へ荷物を詰め込む。
ハナから大ちゃんが回すわけではないためか、3階のメインフロアはまったりとした雰囲気だった。
取り合えず飲み物を頼み、後ろの方で音を楽しみながら過ごしているうちにDJが交代。
おっと、あれはaccessサポートメンバー(ドラムス)の大光ワタルさんじゃないか。大光さんが回すのか!
大光さん登場にわらわらと人がDJブースへ集まり出す。つられて私も移動。
どうやらMacがメインマシンのようで、溶暗の中にリンゴが浮かんで見える。
DJといってもいろんなタイプの人がいるのだが、彼は終始まったりとした選曲で、
アルコールや足りてない睡眠やらがあいまってか、とてもいい気分だった。
というか可愛らしいぞ大光さん。大介さんより3つだか年上だなんてびっくりだ。
…取り止めのない思考に耽りながらブースを眺める私は、はたから見たらさぞかし恐ろしい表情だったに違いない。(笑)
選曲された曲の中には「小さな世界」が入っていて会場から笑いが起こったりした。
一旦音を止め、「次で最後でーす」と宣言する大光さん。
「えー」「もうおわりー」と言う声が会場から飛んだが、大光さんは黙って最後の曲をスタートさせる。
…えっとこれは、この大仰なファンファーレから始まるこの曲は、
TDLの「エレクトリカルパレード」じゃないか!
面白いぞ大光さん! まさかクラブでこの曲を聞くとは思わなかったぞ。おい(笑)

妙な盛り上がりの中大光さんコーナーは終了。大体一時間ぐらい回していただろうか。
続いて「春の海」が会場に流れ、笑いが。(笑)
その内に下手の方から歓声が上がり(後にVIPルームがあることが判明)大介さんご登場。
ご丁寧に羽織袴である。
年賀の挨拶ののち、MC。
「昨日から殆ど寝てません。だからなんか、もうすっかりいい気分になっちゃって」
「昨日はね、accessのカウントダウン(accessだけじゃないですよ大介さん!)で、
accessとして初めてカウントダウンをしたんだけど、来てくれた人、ありがとうね」
「年末はすごかったよね……。ディナーショーがあって、大ボスの(小室哲哉さんのこと(笑)ディナーショーがあって、
カウントダウンがあって、で、ここへ漸く辿りついたと」
「でね、ディナーショーが終わった後に『ウチ来る?(小室さんの真似)』って言われて、
普通に打ち上げでもするのかなーと思って行ってみたら、KEIKOちゃんがいて。(ここで会場からおお~、と言う声が上がる)
で、KEIKOちゃんが作った鍋食べました。僕と小室さんとKEIKOちゃんと、カツG(葛城哲哉さん)とで。」
ちなみに鍋の内容はキャベツと豚肉だったそう。
そして、今日は友達が来ているので紹介します、とゲストを呼び出す大ちゃん。
前回の大ちゃんのクラブイベントでも回していたというDJ SILVER、さっきまで回していた大光さん、
現サポートメンバーのベーシスト堀J、パーカッショニストのヤナギー、そしてギタリストCちゃんがブースの上に呼ばれる。
って、昨晩のカウントダウンのメンバーがほぼ揃っているじゃあないか。(笑)
「奴」はどうしたんだ奴は。
カウントダウンがさいたまだったから、そのまま実家に行ったのか?
さて、新年なので鏡開きをします、とブースに樽酒がもちこまれて木槌がまわされたが、
あからさまに各人に足りていない。
上手側は大光さんとDJ SILVER、真ん中に大ちゃん、下手側に堀ジュンとヤナギーとしーちゃんという順番で並んでいたのだが、
大ちゃん「じゃあそっちは(下手側)一緒に。結婚式のように。新郎新婦初めての共同作業です」とのたまう。おいおい。(笑)
鏡開きの後、餅投げならぬおかきを投げる皆さん。
大光さんだかDJシルバーだかが投げたものが丁度目の前に飛んできたのだが、
キャッチしようとテを出したら逆に跳ね返してしまった。残念。
さて、新年と言う事で一言、と各人にマイクを振る大介氏。
各人が何を言っていたのかは詳しく覚えてないのだが、大光さんはあまり盛り上がらなかったという「猪木祭り」の話題を出して
「これをやらせてください」と例の「イーチ、ニー、サーン、ダァァ!」を会場全員にやらせ、
ヤナギさんが「吉野家(の牛丼)が食えなくなるんでみんな今のうちに(食っておこう)」と言って会場を沸かせたのは覚えている。
しーちゃんがすっかり出来あがっていた事も。(笑)
メンバー紹介のあとスタッフさんに手伝ってもらいながら襷をかけ、大介さんDJタイムの始まりである。
この時の「次はディープな世界へみんなを連れていこうかと思うんで」という大ちゃんの台詞により、大ちゃんDJコーナーが2回あることが判明。

ライブ、イベントの常で、何をプレイしていたのかはあまり記憶がないのだが、
一曲目は「春の海」のリミックスだった。(笑)
他にもaccessの曲や雛形あきこさんの「笑顔の予感」、pool bit boysの「SPIRAL」、藤井さんの「ナンダカンダ」、
あと木村由姫ちゃんの「LOVE & JOY」もやっていたかな…。
(accessの曲、「LYIN’EYES」「SCANDALOUS BLUE」「TEAR’S LIBERATION」をやったのは覚えているのだが、
他にも「MOONSHINE DANCE」「Only the love survive」「Hung Me For The Distance」「REAL AT NIGHT」を回してたような記憶が……。勘違いかもしれないが)
懐かしい曲だらけで会場からは歓声が上がる。というかこのノリ、まるでライブだ。
そして思わず「誰か来てたりしないよな?」と回りを見まわしてしまった私。
まあ来ていてもフロアにいる筈がないのだが。
「ミッキーマウスクラブマーチ」のユーロビートバージョンをかけたとき、大介さんが確信犯的笑いをうかべていたのが印象的だった。(笑)

大ちゃんコーナーからの音を引き継ぐ形でDJ SILVERが登場。
大ちゃんが彼を指し「次はこの人だよ」というのを示した後に退場する。
ブースに詰めかけていた人が少しずつ後ろに下がり、くつろいだ空気が戻ってくる。
私も一旦下がり、時間を確認しようと思ってふと携帯を見ると異様に電池が少なくなっていた。
大ちゃんコーナーが始まる一時間半ぐらい前にはまだフルだったのに、何があったんだ一体。
ポケットに入れて飛んだり跳ねたりしたのがいけなかったんだろうか?
ともあれ何か飲んで休憩しようと思ったがドリンクチケットを一枚しか買ってないことに気がついた。
現金でもドリンクは買えるのだが、おつりを持ち歩くのが面倒だったので、チケットを再度購入しに階下へ下りる。
チケットを買う順番を待っている時に、受付の脇に関係者資料らしき本日のタイムスケジュールが置かれてあるのに気がつく。
チケットを買いながらちろりと眺めたところ、次の大ちゃんの出演は3時半ごろだと判明。
ならばゆっくり出来るな、と3階へ戻り、バーカウンターで酒を飲みながら過ごすことに。


そろそろお時間、という頃になってまたもDJブースの近くへ移動する私。
おっと、DJシルバー、この曲は浜崎あゆみじゃあないか。(笑)
最近のJ-POPもかけるんやね。
3時半頃に大ちゃんが登場。今度の衣装は赤いつなぎで、どうやら何やら光るものを服に仕込んでいるらしく、小さな光がそここちに見える。
DJ SILVERからのブリッジを受けて、今鳴っている音を止めずにプレイ開始。
第一回目のプレイの前に宣言した通り、今度は「立てノリ盛り上がり系」ではなく、ディープな雰囲気の曲がセレクトされている。
時間が時間だからなぁ。
しかしアンダーワールドは分かるが、タトゥーの「Not Gonna Get Us」にはちょいとびっくりだったよ、大ちゃん。(笑)
しつこいが時間が時間なのでいい加減頭がぼうっとしてきていて、上記以外に何をやったのか殆ど覚えていないのだが、
大ちゃんのソロアルバムの曲で「もしもベートーヴェンが現代のテクノロジーを使って曲を作ったら」
と言うコンセプトで作られた「techno beethoven」や、「ride on free」、「fairy make a lie?」、
「beautiful symphony ~only for your life」が演奏されていたような…気がする。
(「fairy~」の「シャーラララシャーラララ」と言うコーラスを聞いたような気がするんですよ……人の記憶なんてこんなものか……。)
「beautiful symphony」では大ちゃんが口ずさむ姿が見られた。「Beautiful!」と言ってみたり。(笑)
この曲が2部目のラスト。最後の音が消えると会場から拍手がおこる。
「もう一曲」と言う声も上がり、それに人差し指を立てて「じゃあもう一曲」というアクションを取った大ちゃんがプレイしたのは
Icemanで大ちゃんがボーカルを取っている曲「Neo Age」だった。大ちゃんが流れている自分のボーカルに声を合わせ、客も歌う。
ああ、良い笑顔してるなぁ……大ちゃん。(笑)

「みんな、タフだね~」
大ちゃん、2部目の演奏が終わって真っ先に発言した言葉がこれだった。確かにタフだな、皆。
「みんな、若い!」
「まあ年の話はやめにしておいて、でも凄いよ。元旦からオールしちゃったんだもんね」
そうだね、まさか元旦から徹夜するなんて思いもしなかったよ。
実のところ昨晩からの体調を鑑みて、もしもダメなら途中で帰ろうと思ってたぐらいだから、自分でもびっくりしているよ、大ちゃん。(笑)
今日回したDJの皆とVJの紹介。各人が一言ずつコメントしたあと(VJの方は言わなかったが)
大ちゃんの挨拶。
「去年は悲しいニュースばかりで、このまま、自分も悲しいまんまで終わっちゃうのかなと思っていたら、
暮れぐらいになって明るくなってきて。だから…来年はいい年になるんじゃないかな、と思います。」
年始に皆と触れ合えて、また新しい曲が浮かんできた、今もね、頭の中に綺麗な音が一杯あるんですけど、
と発言すると客から「見せてー」と言う声が。
それに「いや、見せたいのは山々だけど、脳味噌のしわぐらいしかないから(笑)」と返す大ちゃん。
で、明後日からレコーディングが入っていて、3月ぐらいには形になるんじゃないかな…と、今後の展開を言う。
ソロワークスなのかプロデュースなのかユニットか、何のレコーディングかは話さなかったが、
新しい彼の音が聞けるなら何でも来いだ、と思う私。
できれば……あれを…とは思うのだけど。(笑)

最後、皆の歓声に答えながらブースを去る大ちゃん。
フロアに「beautiful symphony」だったか「Neo Age」だったかが流れ出し(何しろもう頭がちゃんと回っていない状態なのだ)退場を促される。
(携帯の時計を確認。5時過ぎだった。うへぇ)
ロッカーから荷物を出し、従業員さんが「インビでーす」と渡してくれた招待券やらチラシやらを貰って店を出た。

たまにはこう言うクラブイベントも良いよな、と思う。
ライブの「短時間集中盛り上がり型」もいいんだが、こういう
「踊りたい人は踊ればいいし、飲みたい人は(酔っ払わぬ程度に)飲んでればいいし、どうぞクラブと言う空間を自由に楽しんで」
というの、楽でいいよな。
ましてかかっているのが自分の好きな音楽と来た日には、これはもう最高だ。
またやってくれないかな、こう言うイベント。
そうしたら、今度は体調万全にして、ハナから踊りに行くから。(笑)

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