週末だと言うのに 5時半に目が覚めるの。
シドニーの日の入りは6時なのでもちろん暗いわけ。
母が昔つぶやいていた「歳取ると朝がだんだん早くなるわ~」という言葉。
「最近ね、4時半に目が覚めるのよ、そんなに早く起きたら一日が疲れるからもう一度目をとじて眠るように努力してると、又20分後におきるのよ、そんな事3回ぐらいしながら6時半まで布団の中でごろごろしてるんだから、嫌になっちゃう」と、かわいいセーラー服姿のレッドに話しかけていた。
私はトーストをかじりながらうんうんと聞いていたっけ。
そんな母の記憶を思い出し、笑いながら同じ事をしている私。
昨日の修学旅行の話、続きがあるわけ。
この学校の話ではありません。
修学旅行の学校はほとんど私立、もちろん生徒さんは日本国内と同じように考えているらしく自由行動中も無防備の行動が多いの。
非常に無防備!!怒りたくなるほど無防備!!
一つの学校に必ず置き引きと暴行事件が発生するのよ。
暴行事件は態度やマナーが悪いからちびっ子ギャングに通りがかりに殴られたり 、歩行中に我が道のようにグループで歩き、対向者を困らせる、そんな時はヨーロッパ人に注意されるのね、英語がわからないからヘラヘラ笑って取り付かない、そりゃ怒って蹴られるわ。
こういう事件は警察に届けて けがの手当をしてハイ終わりがほとんど。
一番厄介なのが、置き引き。
パスポート、財布、携帯の入ったバッグをすぐに床においてグループでわいわいやるの、そりゃ盗られるわ。
自由時間の行動だから周りには先生も添乗員もいない、さぁ~大変!クラスメイトの携帯で連絡を受けた教師と添乗員がシドニーを走る!走る!、、、、。
ここで電話が鳴るのはレッドのデスク!出ましたレッド登場。
走りながら事情を説明してくれている添乗員、だが、焦っている。
まず、しなければ行けないのが「落ち着いてください」とかけ声。
そして、
1)生徒と周りを落ち着かせて、生徒の明細を聞き、警察に連絡して事故証明を取る事。
2) パスポートの一時発行の為に大至急 日本総領事館に電話をしなければ行けない事。
焦っている添乗員に再度「まず、あなたが落ち着いて下さい、私が申し上げた事を早急に実行して下さい。大丈夫です、警察に電話しても日本語を話す人に代わりますから、領事館も日本人が出ますから、、、、。」
今日は金曜日である、お役所は開いている、パスポートを無くしたら明日の帰国便に乗れない、出国できない 。早急に戸籍謄本の手配が必要なのだ。
実は人間性が現れるのがこういう時である。
で、こういう事件の犠牲者となると急に生徒は子供に戻り、先生の保護下で大人しくなるのね。
そして被害にあった生徒の心のケアをするのが先生、実は海外に出ると教師というのは非常に警戒心が強くなり正義感に燃える。生徒のプロテクトを考えてる人が多いのよ。こういう事件の時に生徒のケアを上手にできる人が多いのです。 任務遂行してるわけ。
で、私が言いたいのは 若い男の添乗員。
置き引きも厄介だけれど若い男の添乗員も厄介よ、添乗員の仕事って何?
ほとんどの人が「責任」「遂行」が頭になく誰かに頼るのである。
「こんな事件なんだから、だれか責任者呼んでくれよ~! 」
「お前達の会社の旅行でシドニー来てるんだぞ、 誰かいるだろ、すぐによこしてくれ~!」と、電話で焦っている。私が申し出た1と2さえ出来ないのである。
で、もちろん大事件には支店長やマネージャーは自宅に居ようが、夜中で寝ていようが飛んで行きます。
で、人間性がここにもでるの。
実はうちのマネージャー、携帯が鳴っても寝てる、寝てる、取らずに寝てる、家族全員ぐっすり寝てるのである。
翌朝、「あああ、そういう事があったんですかぁ~済みませんでしたね~」と出勤してくるのである。
こういう人は実は長生きするのである。
ほんと、人間って色々ね~!