全64件 (64件中 1-50件目)
ひさびさ映画観てきました。http://nobou-movie.jp/about/index.html実際に会った史実が元の時代劇。キャストも豪華、映像もCGてんこ盛りですが違和感あまりなく、なかなか見ごたえあって、面白かったです。話の展開はちょっと飛ばしすぎの気もしましたが、原作あり映画ですから仕方ないですね。でく”のぼう”と呼ばれる忍城(おしじょう)城主の成田長親を野村萬斎が、敵方大将の石田三成を上地雄輔がやってます。野村萬斎だけほかの役者と声の出し方が全然違う…そのせいか、余りでくのぼというよりは、切れ者に見えちゃうのがちょっとイメージが…ってところでしょうか。合戦シーンは、かなりオーバーに血しぶきが舞うので、若干の閲覧注意です。
2012.11.18
コメント(0)
大阪に来て4か月ちょっと、やっと少し時間的な余裕ができました。そんで、周辺の映画館を調べ、久々に観に行ってきました。【アナザー Another】綾辻行人 原作のホラーものです。原作は読んでましたので、前から気になってたのですが、やっと観れました。原作物は、ストーリーを消化するのに手いっぱいで、薄っぺらいものになりがちですが、本作は、まあまあ消化してたような。だいぶエピソードを簡略化はしてましたが、それが良かったのでしょう。恐怖度はその分軽めでしたが。今後ももう少しは映画観れるくらいの余裕が持ちたいところです。
2012.08.18
コメント(0)
今年のシルバーウィークは、連休分割で特に遠出する予定はなし。その分ゆっくり休みます。日中の暑さがもう少しおさまってくれればよいんですがね。。。暑さ寒さも彼岸までなので、今週くらいからは涼しくなるでしょうかね。さて、久々に本の話。「プリンセス・トヨトミ」 万城目 学 著最近大阪出張が多いので、大阪つながりの本です。映画化されれているので気になって読んでみました。(映画は、未視聴です)四百年前から大阪の人間は、大阪国という独立国家の民であり、トヨトミの末裔を守る、という密かなる使命を追っている。その謎に、会計検査院の三人組が挑む・・・って感じのミステリー?ものです。設定は壮大ですが、なかなか話はよくできてました。親子と血筋、男の女の人生観がテーマかな。個人的には、おもしろいちなみに、映画では、検査官三人組のうちの鳥居と旭の男女が逆に設定されているようです。これで原作の世界観を出せるのかちょっと微妙?
2011.09.19
コメント(0)
本屋で売れ筋のランクに入ってたんで、キャッチーなタイトルが気になったのもあり、読んでみました。稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?タイトルからして、HOW TO本的な、あるいは自己啓発本的な雰囲気のある本ですが、内容としては、税理士の筆者が様々な経営者の財布を見て感じた共通点の話し、というところです。仕事で成功している方は、細かなお金の出入りにも気を使う=お金の扱い自体も丁寧=長財布使用者が多い、という論法。財布がすべてではないんでしょうけど、まあ、何となく納得できるところはあります。そして、財布の値段×200倍が、その人の将来の年収となることが多いそうです。たとえば年収1000万を目指すなら、5万くらいの財布を持つべし、ということ。気構えとして、なんでしょうけど。この本に触発されたわけではないんですが、新しい財布を土屋鞄で買ってきました。このメーカー、コスパ抜群で、結構好きです。結構いい財布だと思うんですが、200倍しても、私の年収のだいぶ下です(笑)それでも、私にとっては、過去最高値の財布だったりします。この本の筆者からすると、私の財布選びはダメダメなんでしょうなぁ。
2011.07.03
コメント(2)
本屋大賞につられて買ってみました。今週の出張のお供です。「謎解きはディナーのあとで」 東川篤哉 著一応ミステリーですが、感覚的には、かなりのライトノベル。財閥令嬢で職業が刑事の麗子と、その執事で毒舌な影山が事件のなぞ解きをする形で、全6話。設定からして漫画チックで、子供向け?という感じです。気楽にサクサク読む本ですな。
2011.05.26
コメント(0)
通称、ラジー賞。アカデミー賞とは反対の最低映画を選ぶパロディな賞です。それの今年の賞が発表されてました。最低映画賞『エアベンダー』最低男優賞アシュトン・カッチャー『キス&キル』『バレンタインデー』最低女優賞4人の女友達(サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソン)『セックス・アンド・ザ・シティ2』最低助演女優賞ジェシカ・アルバ『キラー・インサイド・ミー』『リトル・フォッカーズ(原題)/Little Fockers』『マチェーテ』『バレンタインデー』最低助演男優賞ジャクソン・ラスボーン『エアベンダー』『エクリプス/トワイライト・サーガ』最低カップル賞 『セックス・アンド・ザ・シティ2』の全キャスト最低リメイク、続編、前編、テレビ映画賞 『セックス・アンド・ザ・シティ2』最低監督賞 M・ナイト・シャマラン『エアベンダー』最低脚本賞 『エアベンダー』最も3Dの使い方が間違っている映画賞(2010年の特別枠) 『エアベンダー』エアベンダー圧勝。これ見に行きましたが、まあ確かに、と実感。とくに3Dはw話の元ネタはよさそうなんですがね。予算なかったのかなぁ。
2011.03.02
コメント(0)
やっと読了しました。「邪魅の雫」 京極夏彦 著京極堂シリーズの一作ですが、なんせ分厚い。最近読む時間がないこともあって、2か月くらいかかってしまいました。本作は、京極堂の盟友、探偵/榎木津の見合い相手が次々に失踪、殺害されることから物語がスタート。舞台は、平塚、大磯の保養所地帯。登場人物それぞれの視点で独自の世界の物語が進行し、それらを最後に京極堂がまとめ上げて、ようやく全体が見えてきます。そのせいか、今回はあまり京極堂や榎木津は、ほとんど出てきません。主役抜きでほとんどストーリが展開しているような。今回の魑魅魍魎は「邪魅」ですが、それを京極堂が語るところもありません。ちょっと異色でしょうか。ただ、こう言った文章を書ける作者の筆力は、いつもながらすごいと思わされます。解説で気になったのは、文章がページを跨がないようにしてるとか。長文を読みやすくするためらしい。なるほど、言われてみればそうである。
2011.02.06
コメント(0)
試験を受けに行く前、時間があったので、英語に耳を慣れさせとこうと思い(若干いいわけ?)、ちょっと見てきました。グリーン・ホーネットこれって、たしかブルース・リーの若き日の出演作だったよなぁ、と思い気になってたものです。あらすじは、大新聞社の二代目バカ社長ブリットと、カラテ使いでメカにも強い万能召使カト―の二人が、夜な夜なダークヒーロー「グリーン・ホーネット(緑のスズメバチ)」となって、犯罪者軍団と戦うっていう、バットマン的なものです。アメコミヒーローものですので、あり得ない設定テンコ盛りですが、アクションもそこそこあって、割と面白かったです。ただ、3Dにする必要性は…余りなかったような。WEBなどの写真を見ると、ブリットのホーネット時の衣装は緑だったようですが、メガネのおかげか、黒にしか見えませんでしたし。(ストーリーにこの色が若干関係あるので、見てる最中???となったところです)ただ、よくあるストーリーギュウギュウ詰めな感じはなく、テンポよく見れますので、お気楽B級映画としては、良い映画かと。
2011.01.29
コメント(0)
最近いつ行っても書店のランキングのトップにある本です。「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」岩崎 夏海 著表紙がいかにもな萌系ですので、若干手に取るのが憚られたんですが、余りの人気ぶりについに読んでみました。内容としては、しがない都立の進学校野球部のマネージャーになった主人公みなみが、ふと手に取ったドラッカーの『マネジメント』なる本に沿って野球部改革をしていく、といったものです。基本的には、野球青春小説をベースにして、ドラッカーの『マネジメント』を分かりやすく解説するための本ですね。本自体は、非常に読みやすくて、一気に読めます。要所要所にドラッカーの『マネジメント』からの引用があります。引用文自体は正にテキスト的な文章ではあるんですが、本書では、高校の部活といった身近な応用事例を使ってますので、かなり分かりやすく頭に入ってきます。なかなか秀逸な本だ、と感じました。売れてるのも分かります。ちなみに、こちらがドラッカーの『マネジメント』。組織運営の本です。まだ読んでないので、何れ読んでみたい。今回読んだ、「もしも・・」から察するにかなり職場で有効になることが書かれているように感じてます。
2010.11.06
コメント(4)
発達障害に気づかない大人たち祥伝社新書星野仁彦 著最近読んだ新書です。本屋の売れ筋ランキング上位に入って展示されてたので、思わず買って読んでみました。落ち着きが無い(多動性)、気が散りやすく、集中できない、後先考えずに思いつきで行動する(衝動性)、やるべきことを先延ばし、キレやすい、場の空気が読めない(対人スキル・社会性の未熟)、整理整頓ができず、忘れ物が多い(記憶障害)、計画性が無く、管理が不得手、などなど。誰にでも多少はこういった傾向はあるとは思いますが、度が過ぎると、かなり困った人になります。こういった人たちは、単なる性格の問題ではなく、発達障害、というれっきとした脳の機能障害とのこと。この本を書いた著者もお医者さんですが、発達障害の方だとか。実は私のいる職場にもこの症状にほぼピタリと当てはまる困った人がいます。人の話を聞けず、自分の言いたいことを上手く言えない。自分の興味次第で話を突然変えてしまうので、大体会話が成立しない。その割に自意識は非常に強く、思う通りにならないとすぐキレる…管理能力が全くなく、場当たり的な仕事しかできない…まあこんな感じの人。50代後半の人ですが、ずっとこんな感じでやってきたようです。私も20年くらい仕事してますが、今までいろんな人に会った中で一番のトラブルメーカーです。よくこれで会社の中でやってこれたものだと思うのですが、一重に学歴があったからでしょう。(院卒、留学歴あり)発達障害の方は、勉強ができないわけではないようですので。(著者もお医者さんです。)しかし、今のグループはわずか6名。この中でこういう人がいると、ちょっとグループとしては困り物です。私が会社辞めたい要因は、この人がいるから、ってのも大きいところですし。ただ、この本を読むことで、この人が発達障害の可能性が強く、よって脳の機能障害がある人である、と思うことができました。障害を持っているのであれば…と思えれば、何となく納得することができるし、こちらとしても、少しは耐えられそうです。あとは、本人に自覚してカウンセリングでも受けてもらえれば良いのですがね。薬物治療などで改善する可能性もあるようですし。まあ、難しそうですけども。
2010.10.20
コメント(2)
気分転換に映画を見てきました。今日見たのは、ベスト・キッド(2010)。昔のベスト・キッドのリメイクです。原題は、本作も「THE KARATE KID」。6月に米国に行ったとき、現地の映画館でかかっていたのを覚えてますので、僅か2ヶ月くらいで日本に来たことになります。結構映画って早く来るものですね。主演は、ウィル・スミスの息子ジェイデン・スミスと御存じジャッキー・チャン。製作には、ウィル・スミス夫妻も関わってますので、ウィル・スミス一家の映画のような感じです。ただ、この息子のジェイデン・スミス君、なかなか良かったですよ。役としては12歳ですが、中々雰囲気ありました。さて、話としては、昔のベスト・キッドとほとんど同じです。母子家庭のいじめられっ子が、近所に住む武道の達人の修行を受け、大会で優勝する、って話です。設定が、舞台が米国から中国に、武道が空手からカンフーに、主役が白人から黒人に代わってるのが、違いくらいです。武道が空手からカンフーに代わってるのに、原題がカラテ・キッドのまま、ってのが、中華料理なのに和食と言って出されているようで、なんだか解せませんが、まあ、リメイクなのでしょうがないのでしょう。映画そのものは、かなり面白かったです。ジャッキーが出てたからかもしれませんが。アクションも、子供のアクション中心ですが、結構良く出来ていて、見ごたえありました。大人も子供も楽しめる映画だと思います。今回はあたり。
2010.08.21
コメント(0)
本日も猛暑でした。37度くらいはあったでしょうか。もう、迂闊に外に出るのが危険なレベルです。こんなときは、屋内に居るのが一番。ということで、久々に映画観てきました。エアベンダー。この映画、3D版と2D版があるんですが、私が行った映画館では、3Dのスクリーンはトイストーリーに取られてましたんで、2D版で見ました。映画としては、ファンタジーアクションものです。気(エア)、水(ウォータ)、土(アース)、火(ファイア)の4つの王国が均衡を保つ世界。各国には、それぞれのエレメントを操る”ベンダー”と呼ばれる者がいる。ベンダーの中でもすべてのエレメントを操り、4つの国を治める唯一の存在が”アバター”。アバターは、気、水、土、火の国の順番で輪廻転生を繰り返す。現代のアバターは、気のエアベンダー、アン。しかし、アンは、アバターになることを拒み、脱走して100年行方知れずに。その間、火の王国が反乱を起こし、人々の平和が脅かされる事態に。水の国のウォーターベンダー、カタラに発見されたアンは、事態を知り、世界救出に向かう。しかし、彼が世界に調和をもたらすには、気、水、土、火の4つすべてを操る“アバター”を目指さねばならない。。。設定とストーリーはこんな感じ。ゲームやアニメにありそうな世界観をベースに、アクションはカンフー、設定なんかはいろんな映画から持ってきました、というごった煮的な映画です。主人公のアンなんかは、クリリン実写版、みたいな気がしてなりませんでした。恐らく続編を意識してるんだと思われますが、話もなんだか途中で終わったような感じですが。。。。個人的には、う~ん、どうなんでしょう。話が中途半端、展開が凄く急、ってのを強く感じるんですが、この映画は、そんなもんを気にする映画じゃないんでしょうな。映像の綺麗さ、迫力を楽しむための映画でしょうかね。そういう意味では、3Dで見たかったです。
2010.07.19
コメント(0)
4月の寒さはどこへ行ったかと思うような夏日の一日。GWとしては、良い天気ですが。せっかくなので映画でも、と思ったのですが、GWにも関わらずこれといった面白そうな映画もなし。仕方ないので、今日は本読みです。魔神の遊戯セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴いずれも、本格ミステリーの重鎮、島田荘司の作品です。そして、どちらも御手洗潔もの。御手洗潔は、島田作品の探偵役ですが、この2作では、ウプサラ大の教授として出てきます。まず、「魔神の遊戯」。スコットランドのネス湖畔のティモシー村で、凄惨な連続バラバラ殺人が発生する。空にオーロラが踊り、魔神の咆哮が大地を揺るがすなか、ひきちぎられた人体の一部が、ひとつ、またひとつと発見される。旧約聖書に描かれた殺戮の魔神の行為をなぞらえる様に。そんな中、現場に居合わせたウプサラ大の教授ミタライが、事件に迫るが…最後で結構などんでん返し。読みごたえのある長編です。ちなみに、御手洗潔ものでは別の作品でもスコットランドを舞台にしたものがあります。(「暗闇坂の人食いの木」。こちらも読みごたえあり。)「セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴」これは、ウプサラ大のミタライ教授が、仲間に昔話として語る体の作品。ですので、主要な部分は、御手洗潔が横浜馬車道で探偵業をしていたころの事件です。御手洗と石岡のもとを高沢秀子という老婦人が訪れる。最初はひやかしの客かと思われたが、秀子の知人・折野郁恵の、教会への礼拝中、雨が降り出すや郁恵は顔面蒼白となり、その場に倒れ伏したという話を聞いた御手洗は「これは大事件ですよ」と断言して行動を開始する。ロマノフ王朝の女帝エカテリーナから榎木武揚に贈られた“ダイヤモンドの靴”を巡り起きた事件。こちらは、ちょっと短い事件簿。軽めなので、読みごたえ、という面では余りないのですが、それでもミタライものとしては、十分楽しめる一作です。
2010.05.04
コメント(0)
新会社での知財部門立ち上げ作業がようやく始まりました。未だに座席も電話も無い状態ですが、やっとPCだけは届き、メールは出来るように。まあ、実際のところ、何から手をつけていいのか分からないので、いろんなところと直接会って打ち合わせの日々。おかげで今週は東京や大阪への出張も多く、長くてハードな1週間でした。。。果たしてこんな状態で、3ヶ月で立ち上げることができるのかどうか。不安は増すばかり。出張時の移動中、仕事の資料を読むわけにはいかんので、読んでた本がこれです。 ZOKUとZOKUDAM。何れも森博嗣著作のZシリーズと言われるもの。ZOKUの方は、罪未満の壮大な悪戯を目的とする非営利団体“ZOKU”と、彼らの悪行を阻止せんとする科学技術禁欲研究所“TAI”の攻防を描いてます。続編のZOKUDAMの方は、巨大ロボットを建造中の正義の組織“ZOKUDAM”と、これまた巨大怪獣ロボットを建造する悪の組織“TAIGON”のそれぞれの様子を描いてます。これら2作、どちらも登場人物は変わりません。”ZOKU”と”ZOKUDAM”には、ロミ品川、ケン十河、バーブ斎藤などが属し、”TAI"と”TAIGON”には、揖斐純弥と永良野乃などが属しています。ただ、物語や設定については、2作の間に何のつながりもありません。。。。キャラクタは同じなのに、全く別の物語として書かれてます。正義と悪の役どころも逆転してますし。(ただ、正義だの悪だのも感覚も凄く薄いですが。)シリーズと言えるのか、ってくらい不思議な作り。ストーリ自体も合ってないようなもの。巨大ロボだの秘密基地だの出てくるのに、直接戦闘するようなことは殆ど無いです。どっちの組織も会社の一部として設定されており、各キャラクタの社員としての葛藤やら同僚とのラブコメ模様やらがメインとして書かれており、それも何がメインの話ってことも無いので、とにかくゆる~い話が展開されます。まあ、お気楽に散文的な文章を楽しむ小説なんでしょうな。個人的には、つまんなくは無いです。割と面白いと思います。森作品好きですし。ただ、氏の他のシリーズ(S&MやV)のような展開を期待すると大怪我です移動中に読むにはちょうど良かったかも。どこの部分でもスパッと中断できるので。
2010.04.10
コメント(2)
シャーロック・ホームズを観に行くつもりで映画館へ行ったんですが、ちょっと気が変わり、こっちの映画を見てきました。NINE。映画監督グイド・コンティーニ(ダニエル・デイ=ルイス)の映画制作時のスランプ具合の話を軸に、彼を取り巻く女たち(妻、愛人、母親、同僚、雑誌記者などなど)との関係を描いたストーリー。CMで、最もゴージャスなミュージカル、といって宣伝してた記憶はあったので、どんなもんか期待して入ったのですが…個人的には、なんだかなぁ~、という感じ。確かにグイドと各女性との絡みで回想的に出てくるミュージカルシーンは、映像的にかなり見応えありです。特に、愛人カルラ(ぺネロぺ・クルス)や、雑誌記者ステファニー(ケイト・ハドソン)、娼婦サラギーナ(ファーギー)なんかは。(CMでバンバン流れてるのは、ケイト・ハドソンのシーンです。)ただ軸となるストーリーが。。。。どうも後で調べたところによると、この映画、フェリーニの「8 1/2」のリメイク(?)らしいです。正直、そういう予備知識やフェリーニ映画自体を見たことない人間にとっては、ちと辛い映画でした。最後の方は、寝そうになったし。結果、ぺネロぺ・クルスのセクシーダンスしか印象に残ってないという結果になりました(^^;素直に、シャーロック・ホームズにしとけばよかったかなぁ。
2010.03.21
コメント(0)
内田康夫の棄霊島。今回の長崎旅行のお供です。浅見光彦シリーズ100作目らしいのですが、今回の舞台は、長崎・五島列島、静岡・御前崎、長野・松代など。特にメインは、長崎の軍艦島(端島)。光彦が長崎行きのフェリーで知り合った後口という元刑事が、御前崎で他殺体となって発見され、それを解決すべく、光彦が奔走します。戦時中の朝鮮人労働者のこと、北朝鮮拉致事件、教育問題などにも触れていたりします。旅情ミステリーと言いつつも、こういった社会性のある話題もちょいちょい挟めてくるんですな。内田作品は、自分にとっては結構淡白に感じることがあるんですが、本作は結構読みごたえを感じました。ちなみに・・・作中で光彦が食している五島うどんがこれ。五島うどん「地獄炊き」。麺が蕎麦みたいに細いです。あご(トビウオ)の付け汁と卵が、付いてきます。要は釜揚げうどんみたいなんですが、溶き卵につけて食べるのが特徴的ですね。作中では”椿の油が練り込んでありつるつるした触感”と書かれていたんですが、確かにその通りでしたまた、作中では、老舗カステラ屋の松風軒という店が出てきます。ひょっとすると、これがモデルかな・・・と思われるのがこれ。松翁軒のカスティラ。天和元年創業のカステラ元祖らしいです。今回の手土産です。自分でも食べましたが、底のザラメがいい感じ
2010.02.18
コメント(4)
Orianthi 「BELIEVE」マイケルの「This is it」に出ていたリードギターの女性の日本デビューアルバムです。「This is it」と同じ発売日。思いっきり便乗リリースですが、映画で観て気になってたので買ってみましたOrianthi Panagaris(オリアンティ・パナガリス)ギリシャ系オーストラリア人だそうな。映画の中では、完全なギタリストですが、このCDではガンガン唄っております。メジャー路線全開のハードロック、って感じですな。聴きやすい。ドライブミュージックに良いかな。
2010.02.03
コメント(0)
今日は、休みを取って映画観てきました。見た映画はAVATAR。ジェームズ・キャメロン監督のSF超大作として話題の映画ですが、話題の中心はやはり3D。今年は、TV業界は3D元年、と言われており、3D対応の放送やTVの発売が増えるようです。ということで、ここは3Dで見ねばという気持ちで、少々足を延ばして遠いところの映画館で観てきました。近所の映画館では、普通の2Dしかやっていないもので。。。私が見た映画館での3Dの方式は、偏光レンズがついたメガネをかける方式。どんなもんかと思いましたが、映像は確かにすごいです。また、非常にきれいです。3Dの奥行き感や、木の葉や火の粉が手前に飛び出てくる感が、十分味わえます。ついでに字幕も浮いてます。映像効果としては、凄く面白い。ただ3Dの効果は、動きの緩やかなところに主に駆けていたように思います。ですので、3Dらしさを感じたのは、物語の前半部分が多かったでしょうか。後半は、物語の盛り上がりと共に、3Dであることを忘れてしまった感があります。なので、3Dが映画に絶対あった方がいいか…と言われると、ちょっと微妙。う~ん、流行るでしょうかねぇ、3D。とはいえ、映像としては目新しいし、実際臨場感も増すので、1回くらいは見ておく価値はありそうです。あと肝心の映画のストーリーの方は…こちらで(w別に面白くなかったので手抜きしている訳ではありません。3時間近く、飽きずに見てたので、結構面白いとは思います。ストーリー展開は、実にハリウッド的でベタなんですが。水戸黄門的な感じで見れると思います
2010.01.06
コメント(4)
今日は南風が強いせいか、かなり暖かいです。そんな中、見てきました。マイケル・ジャクソン「THIS IS IT」。今年6月にマイケルが亡くなったため、幻となったロンドン公演のメイキング映像で作られた映画です。果たしてどんなものかと思っていましたが…はっきり言って、良い、 です。ここ何年もゴシップニュースの映像でしかマイケルを見ることはありませんでしたが、この映画を見ると、マイケルのアーティストとしての一面を強く感じることができます。楽曲、ダンス、全体の演出もすべてマイケルが細かく指示して作ってたんですねぇ。映画全般も本来ライブで演奏されるであったろう曲のオンパレード。メジャーな曲ばかりですので、見ごたえ、聞きごたえもばっちり。途中、映画シカゴの一場面にマイケルが入り込むかなり印象的な映像が入ったりするのですが、こういった舞台のスクリーンで映し出される予定だった映像もふんだんに出てきます。クオリティ高し。本当のライブでの100%の舞台が見れなくなったことが悔やまれます。DVD出たら買っちゃうかもしれませんね。これは。
2009.11.14
コメント(4)
今更ながら買ってみました。ビートルズのリマスターCD。たまに聞いてるBayFMの小林克也「ビートルズから始まる」っつう番組の影響も無きにしも非ずなんですが。シリーズ中、唯一2枚組のこのCDです。私はビートルズ世代ではありませんが、入っている曲ほぼ聞いたことがあるというのが、すごいですな。聴きごたえあります。音的には、ちょっと軽い気もするんですが、これもこの時代の味なんでしょうかね。[Disc1]1.ラヴ・ミー・ドゥ (オリジナル・シングル・ヴァージョン) 2.フロム・ミー・トゥ・ユー3.サンキュー・ガール4.シー・ラヴズ・ユー 5.アイル・ゲット・ユー 6.抱きしめたい7.ジス・ボーイ8.抱きしめたい (ドイツ語版)9.シー・ラヴズ・ユー (ドイツ語版)10.ロング・トール・サリー11.アイ・コール・ユア・ネーム12.スロウ・ダウン13.マッチボックス14.アイ・フィール・ファイン15.シーズ・ア・ウーマン16.バッド・ボーイ17.イエス・イット・イズ18.アイム・ダウン[Disc2]1.デイ・トリッパー2.恋を抱きしめよう3.ペイパーバック・ライター4.レイン5.レディ・マドンナ6.ジ・インナー・ライト7.ヘイ・ジュード8.レヴォリューション9.ゲット・バック10.ドント・レット・ミー・ダウン11.ジョンとヨーコのバラード12.オールド・ブラウン・シュー13.アクロス・ザ・ユニヴァース14.レット・イット・ビー15.ユー・ノウ・マイ・ネーム
2009.11.08
コメント(2)
SEAMO 「Best of SEAMO」久々にCD購入。ジャンル的には、ヒップホップなんでしょうが、私的には、滅多に買うジャンルの音楽じゃありません。ただ、SEAMOの音楽は聴き心地がよいので、BEST版ということもあり買ってみました。初回版は、DVDもついててお得です個人的には、「MOTHER」がお気に入り。
2009.10.12
コメント(0)
先のシルバーウィークの名古屋旅の移動の間、スカイ・クロラ シリーズの2冊を読んでました。フリッタ・リンツ・ライフ <Flutter into Life>クレィドゥ・ザ・スカイ <Cradle the Sky>いずれも森博嗣の著作で、スカイ・クロラシリーズの4,5作目。確かこれで完結です。時系列的には、フリッタ~、クレィドゥ~の順で、この後にスカイ・クロラが続きます。フリッタ~の主役は、クリタ ジンロウ。このシリーズ全体の主役ともいえる草薙水素の部下でパイロット。当然キルドレ(永遠に思春期のまま生きる人為的に形成された人)です。このクリタ、スカイ・クロラでも名前だけ出てきます。物語は、クリタのいる基地での日常が淡々と語られます。その中で、サガラアオイというキルドレ開発者が現れ、前作よりも少し、キルドレが何なのか、というものが説明されてます。どうも、妊娠するとキルドレで無くなるそうな。全体として、このシリーズの売りである空中戦のシーンは少ないでしょうか。次のクレィドゥ~の主役は「僕」。フリッタ~の続きとして読んでますので、てっきりクリタだと思って読み続けるのですが・・・最後の最後で、えっ、という展開。。。「僕」が、クリタなのか、カンナミ(スカイ・クロラの主役。クリタの後任として赴任する)なのか、はたまたクサナギなのか。。。分からなくなりました。ストーリーとしては、戦闘で怪我を負って入院した「僕」が、病院を脱走し、馴染みの娼婦フーコと逃亡、最後はレジスタンスとなっているサガラアオイと合流し、元いた会社と対決…というもの。その過程で、入院中になされた処置で、「僕」の記憶が徐々に薄れていき、クサナギに殺害される幻覚を度々見て、カンナミの人格がところどころに現れます。最後のソマナカの言葉「基地にいるクサナギよりも、あなたの方がクサナギに似ている。。」気になります。ですが、これにてシリーズは完結。全体に詩的な小説で、なぞも多いストーリですので、こうやってあらすじ書いていて、自分で読み返しても、なんのこっちゃ分かりません(^^;でも、戦闘機の空中戦の描写がアクセントで効いてますし、何となく幽玄の世界に迷い込んだ感じがします。私は、結構好きですかね。もう一回スカイ・クロラに戻って読み返したくなります。
2009.09.29
コメント(0)
ようやく見てきました。これで、当分は学割で映画観ることは無いかなぁ、などと思いつつ。20世紀少年―最終章―ぼくらの旗舞台は、「世界大統領」となった“ともだち”が、世界を支配する“ともだち歴3年”(西暦2017年)のお話。前作の第2章は、カンナ(平愛梨)が中心でしたが、この最終章では、オッチョ(豊川悦司)やケンヂ(唐沢寿明)が中心になってストーリーが進みます。近未来の設定だけに、殆どノリがSFロボットもののような感じです。また、今回も盛大に有名人がチョイ役で登場してます。話の展開も、相変わらず、ジェットコースター張りのスピードで展開。それでも2時間半ありましたが。できれば、もう少しシーンの間に、コンマ何秒でいいから“間”が欲しかったですけども。ただ、展開は早いながら、エピソードやキャラクターを変えつつ(関所の番人が、万丈目の設定になってたり、とか。)、原作のストーリの大筋をあまり変えずに上手く集約しているように思いました。宣伝では、原作と違う結幕・・・とか言ってたので、どんなもんかと思ってましたが、ロボットや”ともだち”のやられ方が違ってはいたものの、ストーリー的には同じだったような・・・ただ、最後のエンドロール後の10分の映像の後半は、原作には無いシーンを継ぎ足してます。これが、宣伝文句のところですかね。このシーンのところで、原作ではボヤっとしてた”ともだち”の正体も、ハッキリさせてます。終わり方も、原作よりもハッピーエンドっぽい。また、劇中で、原作で曖昧だった他の点も、上手く理由を補完してたりします。(血の大みそかで爆発したロボットに乗ってたケンヂが、なぜ生きてたか…とか。)あと、カンナが超能力を使わなかったり、とか、映画の方が、ストーリーに無理がありません(笑結末がハッキリするところも含めて、原作よりも観易いかも、です。どうせなら、後日TVで、シーン補完バージョンをやってもらえませんかねぇ。第2章の時みたいに。映像化して貰いたかったところも、まだあるので・・・
2009.09.12
コメント(2)
夕べ日テレでやってました。20世紀少年第2章。今日から公開の第3章の宣伝ですな。このTVでやってた第2章ですが、TV用に新たに映像が追加されてました。カジノのシーンなんか。原作で結構印象的なシーンなんで、映画版では無くて、結構ストーリー飛ばしてるなぁ、という感じだったんで、こういう補充はうれしいですな。画質が違うのは、ちょっと苦笑いものですが。せっかくTVで第二書を見たので、第三章、早いうちに見てきたいと思います。
2009.08.29
コメント(0)
納棺夫日記 改訂増補版著者;青木 新門この本、映画「おくりびと」の原作になったといわれる本です。映画を観てから興味を持ってたので、最近読んでみました。本の内容としては、著者の青木氏の納棺夫としての体験記、青木氏が勉強し思うところの宗教観、生死観、最初の「納棺夫日記」の本を記してからの後日談、といったところが書かれています。映画「おくりびと」は、青木氏の体験記の部分をベースに作られているのですが、ハッキリ言って、かなり違います。身を持ち崩し、やむなく葬儀屋へ就職する件や、妻から仕事のことを穢らわしいと言われショックを受ける件など、部分的にはあってますが、映画はかなりオリジナル要素が強い、と思いました。この本の青木氏の体験では、葬儀屋に就職し、人の嫌がる納棺作業ばかり請け負っていたら、いつの間にか「納棺夫」と言われるようになり、穢れを扱う職業に就くものとして、葬儀屋や僧侶などが、後ろめたい思いをしている環境を何とか変えようとし、納棺の作法を整え、人に誇れる仕事としていくことが書かれています。一方、映画では、モッくん演じる主人公が、山崎努演じる納棺業者の社長から、納棺師(映画版の呼び方)として一人前に育てられていく、という感じで、すでに納棺師としての作法が確立しているような世界でした。ですので、この本の青木氏は、どちらかというと、映画では山崎努の役割なのかな、とも感じます。でも、映画も本も、どちらもそれぞれ独立した良い世界観をだしてますけどね。死に正面から向き合いながら、全く暗くならない、といった点は共通してますが。あと、個人的に気に入ったのは、青木氏が葬儀会社に就職してから、むさぼるように勉強したという宗教の話。専ら、仏教(親鸞)を中心にして書かれているのですが、単なる宗教紹介的な話ではなく、なぜこの世に宗教なるものがあるのか、科学文明に対する宗教の役割と課題みたいなことが、私見として述べられています。私個人としては、実家の仏壇にある仏様が何宗のものかも知らないくらい、宗教には疎いのですが、この本の中の氏が語る宗教観と生死観は、非常に感銘受けました。一種の真理だと思います。常に死と接し、死に正面から向き合ってきた人ならではの説得力を感じました。これを読んだ後では、宮沢賢治の銀河鉄道の夜、や、新世紀エヴァンゲリオンの人類補完計画(w)、もこれまでとは違った見方ができます。どちらかというと薄い本ですし、文体もさらっと読み易いので、サクッと読めると思います。内容も濃いので、お勧めの一冊です。
2009.06.23
コメント(0)
前回ここでも書いた「ナ・バ・テア」の続編を読んでみました。ダウン・ツ・ヘヴン著者/森博嗣スカイクロラシリーズの3作目で、時系列的には、前作「ナ・バ・テア」のすぐ後になります。主人公は、前作に続いて草薙水素(クサナギスイト)。エースパイロットとなり、社会的にも有名になって、本来の戦闘以外にも駆り出されるようになった状態が本作の主な展開です。クライマックスシーンは、敵側に回ったティーチャとのドックファイト。相変わらず森氏独特の皮肉たっぷり感の淡々とした文章展開ですが、空中戦の描写は凄いですな。本作では、キルドレの子供時代や、戦争請負会社のことなど、ちょっとずつスカイクロラシリーズの社会が見えてきます。また、「スカイクロラ」で主人公だったカンナミの少年時代と思える人物も登場します。次作への伏線でしょうかね?改めて思いますが、スカイクロラシリーズって、5作で一つのストーリーなんでしょうね。やっぱり。たぶん、本作だけ見たら、起承転結が全くない平板な日記みたいなものですから。次も読まんといかんのでしょうね
2009.06.04
コメント(0)
ここ2,3日、旅の疲れが出たか、結構きつい喉の痛み、微熱が発生、ついでに腰痛も発生し、動けませんでした。ルーブル美術館展にでも行くつもりだったんですが、家で本読むことくらいしかできず…まあ、GWはどこ行っても混んでるので、これはこれで正しい過ごし方だったと…思うしかないですね。で、読んでいた本は、これ。ナ・バ・テア /森 博嗣 著スカイ・クロラシリーズの続編です。時系列的には、スカイ・クロラの大分前の話になります。本作は、草薙水素(クサナギスイト)が、主人公。ずっと彼女の視点で描かれています。クサナギは自分のことを”僕”と呼ぶため、物語の中盤くらいまで、主人公が草薙であることも、女であることも、キルドレであることも分かりません。読みながら徐々に明らかになっていく、という感じですね。本作では、伝説のパイロット「ティーチャ」が所属する基地にクサナギが配属されることから始まります。スカイ・クロラでは、クサナギは指揮官でしたが、ここでは凄腕の新人パイロットです。また、スカイ・クロラに出てくるキャラもちょいちょい顔を出します。整備士の笹倉や、街の女フーコなど。先述のティーチャは、スカイ・クロラでは、敵のパイロットですがここでは、同じ基地の先輩パイロットです。あと、クサナギの娘の出生の秘密も本作で語られます。スカイ・クロラのバックグラウンドが、徐々に明らかになっています。本作は、スカイ・クロラシリーズらしく、大人になれない人間”キルドレ”目線で描かれているため、終始アンニュイな雰囲気に包まれてます。メリ、とかハリとかは、ほとんど感じず、ただ淡々とストーリーが流れていきます。たまに出てくるドッグ・ファイトの描写が一番躍動的でしょうか。熱が出てボーっとした頭には、ちょうど良いかもしれません(^^;残りのシリーズ作もあるので、本作だけでは、まだ全体像が良く分かりませんが、そのうち読んでみます。
2009.05.05
コメント(0)
私の職場は、本日よりGW休暇に入りました。5月6日までなので、12連休。不況がなせる業ではあるんですが、過去最高のGW休暇かも知れません。あんまり、休みがあっても困るんですけどね…ただ、連休初日の今日は、生憎の雨。しかも、寒いし。なかなかアンニュイな出だしとなりました。そんな今日は、予定してたゴルフも中止になったので、ブラブラしてたんですが、思わず見つけて買ったのがこのCD。『HAYLEY SINGS JAPANESE SONGS 2 / 絆 』 DVD付き収録曲:1.蕾2.三日月3.未来へ4.ママへ5.LOVE LOVE LOVE -ENGLISH VERSION-6.秋桜7.童神~ヤマトグチ~8.ママに捧げる詩(Mother of Mine)9.いつも何度でも10.フラワー11.ねむの木の子守歌最近、めっきりCDを買うことがなくなったんですが、こういうのは買ってしまいます。曲がほとんど聞いたことがある日本の曲が元になってるのも良いです。癒されます。
2009.04.25
コメント(0)
今更何ですが、こんな本を読んでみました。「容疑者Xの献身」 著者;東野圭吾先日の内視鏡検査の待ち時間で読み切ったものです(^^;天才物理学者、湯川学が謎解きに挑む人気ミステリーシリーズで、福山雅治主演でTVドラマ化、映画化されていたんで、すでに超有名(なはず)。ただ、私はこのシリーズは初でした。粗筋は、こちらを参照。東野作品は、以前「白夜行」を読んだ以来の2回目なんですが、この方の作品って、描写力は凄いなぁ、と思いつつも、なにか淡々と話が進む感じがします。言うなれば、最初から最後まで滔々と流れる大河の如きストーリー展開、のような。安定感抜群。そして、読み終わると、なんかズーンと来ます。個人的には、もう少しはっちゃけたり、尖がったりした部分もあって欲しい気もしますが・・・でも、たまには読んでみたくなる雰囲気ではあります。次は別のガリレオシリーズも読んでみたいと思います。
2009.04.22
コメント(0)
先日の大阪行きの際、劇団四季の「オペラ座の怪人」を観てきました。オペラ座の怪人は、何度も映画化されているくらいですし、ファントム登場シーンの楽曲も含めて超有名な演目。私はまだ見たことなかったので、この際見ておこうと思い、訪れました。感想としましては…う~ん。どうなんでしょう?歌も芝居もさすがにハイレベル、と思いましたが、いまいちストーリーが分かりづらく感じました。特に第二幕は、ほとんどセリフ無しで歌でつないでいるので、シーンのつながりが突飛に見えてしまい。。映画版は見たことあるので、話の流れは、頭の中で補完してました。もともとシリアスなストーリーですんで、間もゆったりしてましたしねぇ。風邪薬飲んでたせいもありますが、今回は不覚にも途中で眠くなっちゃいました(寝てはいませんが)。劇団四季はいくつか見てますが、他の演目となんだか雰囲気が違った演目に感じましたねぇ。古くからある名作劇ではありますが、どうも私には合ってなかったような。星一つ半、って感じです。
2009.03.25
コメント(0)
今日は、映画の日かつ雨ということで、近所のシネコンも大賑わい。しかも、ほぼ全員の目的は、「おくりびと」。さすがアカデミー賞外国語賞受賞効果です。やっぱ、見たくなるもんですねぇ。まあ、私もそのうちの一人なんですが・・・で、観てきました『おくりびと』。監督;滝田洋二郎音楽;久石譲公開から24週になり、映画としては超ロングランなので、TVでも散々紹介されています。ですので粗筋は、言わずもがななんですが、こんな感じ。「所属していた楽団が解散になったことから妻の美香(広末涼子)と共に故郷の山形に帰った元チェリストの小林大吾(本木雅弘)。大吾は、ひょんなことから佐々木(山崎努)の会社に就職し、納棺師の見習いとして働くことになる。妻と仕事のことで衝突しつつも、大吾は様々な死と出会い納棺師として成長していく。。。」この映画、納棺師が主人公ですので、もちろんテーマは「死」です。最初から最後まで遺体と向き合うシーンが出てきます。しかし。「死」がテーマにしては、映画の雰囲気は、全然重くありません。むしろコミカルに感じるシーンも多く、結構観客の笑いもありました。とはいえ、軽薄か、というと、そういったことは全くありません。主要なキャストは、皆しっくりくる演技ですし、主演のモッくんの納棺師としての所作は、非常に美しい。なにより、死に真摯に向き合う姿勢は、グッと来るものがあります。全編に流れるチェロの音色も重厚で良かったです(何となく宮崎アニメっぽいですが)。最後の方は、すすり泣きも結構聞こえました。これだけ観客のリアクションがいい映画も珍しいですねぇ。さすが、アカデミー賞ものだけあります。私が思うに、この映画を観ると、決して暗くなることなく、死に対して“前向きに”望めるような気がします。死は誰にでも訪れます。避けて通れないもの。普段、大方の人は死は”穢れ”や”恐れ”の感覚から、目を背けがち。しかし、避けて通れない死から目を背けることは、逃げの姿勢なんだなぁ、とつくづく思わせられました。そして、”おくって”くれる人がいるってことの幸せを感じさせられました。果たして自分の死のときは、どうなる事やら…いずれにしろ、この映画、観終わると、爽やかな気分になります。いい映画です。
2009.03.01
コメント(2)
アメリカも日本もアカデミー賞シーズンですが、2008年の最低映画を選ぶラジー賞もこの時期です。で、その発表があったようです。結果は、以下の通り。最低映画賞 『愛の伝道師 ラブ・グル』最低男優賞 マイク・マイヤーズ『愛の伝道師 ラブ・グル』最低女優賞 パリス・ヒルトン『ザ・ホッティ・アンド・ザ・ノッティ』(原題)最低助演男優賞 ピアース・ブロスナン 『マンマ・ミーア!』最低助演女優賞 パリス・ヒルトン『REPO! レポ』最低スクリーンカップル賞パリス・ヒルトンとクリスティーン・レイキンもしくはジョエル・デヴィッド・ムーア『ザ・ホッティ・アンド・ザ・ノッティ』(原題)最低続編賞 『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』最低監督賞 ウーヴェ・ボル『イン・ザ・ネーム・オブ・キング:ダンジョン・シーゲル・テイル』最低脚本賞 『愛の伝道師 ラブ・グル』最低業績賞 ウーヴェ・ボル『愛の伝道師 ラブ・グル』強し!ですね。全く知りませんでしたが・・・パリス・ヒルトンも何気に強いです。私が見たことあるのは、この中では『マンマ・ミーア!』のみ。ピアーズ・ブロスナンが見事選ばれております。。。これは、実感を以て、納得ですミュージカル映画じゃなかったら、良かったのにねぇ、と思わずにはいられません。
2009.02.22
コメント(0)
久々に本の感想です。『八月の博物館』 瀬名 秀明 著作家を夢見る少年 亨(トオル)が、夏休みのある日、不思議な博物館に出会い、そこで知り合った少女 美宇(ミウ)と共に、19世紀のパリ万博やエジプトの遺跡発掘現場を旅するSF的な冒険小説です。作家は、パラサイト・イブで知られる瀬名秀明氏。この小説、構成が少し変わっています。作中、亨の物語を描く作家「私」、エジプト考古学者オーギュスト・マリエットの視点でも物語が進行します。また、「私」も終盤に、自分が何者かによって書かれた登場人物であることを自覚するシーンがあるため、作中作中作、といった不思議な構成になっています。なんとなく、「リング」シリーズの完結編である「ループ」に似た感覚の構成です。この小説は、題名の通り、博物館が舞台になっており、博物館の歴史も作中で語られます。このあたり、放送大学で受けた「アーツ・マネジメント」にちょっと関連するところです。また、エジプト考古学者オーギュスト・マリエットは、カイロのオペラ劇場のために作られたオペラ「アイーダ」の原案でも知られます。この小説中でも、その制作過程が出てきます。オペラではないんですが、劇団四季の「アイーダ」は昨年見ましたので、この点も興味深し。この小説、冒険小説風なので、割と気楽には読めるのですが、半面作家の苦悩、みたいなものも語られています。どっちかというと、小説を書く人に向けた本でしょうか? という感じもします。ただ、上記のように、私の行動と妙に一致点が見いだせたりしますので、個人的にはこの小説には親近感が沸いております。。。(現金なものですが。)
2009.02.21
コメント(0)
夕方、近所のすき屋に寄ると、えらい大混雑。店内も混んでるし、ドライブスルーも大行列。店のスタッフの働く様は戦場のよう。何事かと思ったら、牛丼祭りをやっていて、牛丼―55円引きのようです。たかが55円、されど55円。これで、ここまで一気に客が増えるとは…これも不況の影響でしょうか。さて、今日も映画を観てきました。今日見た映画は「マンマ・ミーア!」。以前、名古屋で劇団四季の舞台を見ましたが、ストーリーは、全く舞台版と一緒です。ギリシャの小島で、シングルマザーの母ドナ(メリル・ストリープ)に育てられたソフィ(アマンダ・セイフライド)の結婚式にまつわるドタバタ劇です。結婚式を控え、父親探しをすることに決めたソフィは、内緒でドナの日記を読み、父親の可能性のある昔の恋人3人(ビル;ステラン・スカルスガルド、ハリー;コリン・ファース、サム;ピアース・ブロスナン)に勝手に招待状を出すことから物語が始まります。全編、ABBAの曲が流れますが、最後のエンドロール前のライブの2曲も含めて、全て演劇版と同じでした。演劇版よりも時間が短いので、曲がショートカットしてるのもあるんですが、それでも楽しめます。ミュージカル好きには。ただ・・・主演のドナ役のメリル・ストリープって、今年60歳のはず。このドナって役は、たしか40歳くらいだったはず…ドナ&ダイナモスで一緒に踊るドナの友人のロージー、ターニャ役の人、それから父親役の3人、いずれもほとんど50代…う~ん、このあたりの役って、ほとんどこのストーリの主役なのに、なんで、こんな年代に設定変えちゃったんだろう。リアルなABBA世代だから??このあたりが何か残念なところです。娘のソフィ役のアマンダ・セイフライドは、とても可愛らしく、歌もウマいしはまり役なんですけどね。ただ、メリル・ストリープは、跳んだり跳ねたり、歌ったり踊ったりで、とても60には見えません。こんな若々しい60って、いないと思います。アクションや歌だけ見てると、余裕で40でいけるかも。このあたりは凄いところですねぇ。(顔見ちゃうと、40は流石にきついですが。)あと、ピアース・ブロスナン。歌が…普通のおっさんのカラオケレベルです。。せっかくのジェームズ・ボンドが、泣きますよぅまあ、リアル感を出すため、わざと下手にしてるのかもしれませんけど。いずれにしろ、この映画、”ミュージカル映画”が好きかどうかで、評価が分かれるんでしょうなぁ。アメリカ人だったら、映画でも余裕で乗れて踊れちゃったりするんでしょうけど、日本人には果たしてどうか?個人的には…舞台の方が良いかもです。
2009.02.15
コメント(0)
今日は、地元の映画館で『20世紀少年-第2章-最後の希望』を観てきました。原作;浦沢直樹 監督;堤幸彦第1章は、以前観てたので、その続きです。あらすじは・・・「西暦2015年。2000年に起こった「血の大晦日」は、ケンヂ(唐沢寿明)たちが行ったものとされ、それを阻止した“ともだち”は世界の救世主として崇められていた。ケンヂの姪、カンナ(平愛梨)は高校生に成長し、学校で習う「血の大晦日」に憤りを感じていた。ある日、偶然、“ともだち”の重要な計画を知ったニューハーフをかくまったカンナは、“ともだち”の計画の真相に近づいていくことになる。そんなカンナは学校で問題児扱いされ、同級生の小泉響子(木南晴夏)と共に「ともだちランド」に送られることに。それは、社会のルールからはみ出した人間を洗脳する施設だった。カンナたちは、逆にともだちランドを利用しつつ、”ともだち”の正体を暴くべく活動を続ける…」というような感じ。今回は、第1章の主役だった唐沢寿明に代わり、その姪役の平愛梨と、オッチョ役の豊川悦司が主人公。そのほか、第1章のように、有名人キャストが多数。しかも、どの人も基本的に原作キャラの雰囲気を実によく出してます。特にカンナ役の平さんが原作キャラにそっくりで、結構見ていて気持ちいい演技します。オーディションで選ばれたみたいですが、先々楽しみですね。ただ、ちょっと大人びている(実際23歳くらい?)ので、高校生の制服が若干コスプレに見えてしまうところが…また、小泉響子役の木南晴夏、仁谷神父役の六平直政、ラストシーンに出てくる北海道のDJ役の人(誰だか分らず・・)。この人らがまた特に原作そっくりです。ビックリするくらい。あと、日テレのアナウンサーが何人か出てくるんですが(羽鳥アナとか)、ちゃんと2015年に合わせて、老け役のメイクしてたのが、ちょっとツボでした。ストーリーの方は、結構長い原作なので、3章立てともいえど、大分エピソードは短縮され、バンバン話が進みます。まあ、これは仕方がないところですが・・・また、第2章という中途半端な位置づけの悲しさで、大きな話の起伏が無いようにも思えます。私は原作を読んでたので、大体ストーリーを補完できますが、原作未読の人はどうなんでしょ??原作キャラとの比較を楽しめるという意味でも、これは原作を読んでから見た方が楽しめる映画なんでしょうなぁ。第3章は、今度の秋公開だとか。残りのストーリは、まだだいぶありますが、どうやって纏めるのかが見どころでしょうか。たぶんこれも観にいくと思います。
2009.02.08
コメント(4)
先に紹介した「オバマ演説集」と一緒に買った本です。『MPEPの要点が解る米国特許制度解説第2版』たまに拝見させてもらっているこちらのサイトの書籍版、といった感じの本です。WEBを覗かせてもらうばかりでは気が引けるので、今回書籍を買わせていただきました。内容は、第1章 出願時の書類/手続 第2章 出願の種類 第3章 出願に関する手続 第4章 特許要件 第5章 審査手続 第6章 審判/インターフェアレンス 第7章 特許の発行 第8章 特許の侵害という章立てで、まさに米国中間処理時の手続き全般が網羅されている感じです。個人的には、解説も適切な気がします。米国も特許法は結構変わりますが、この本は2008年10月の発行ですので、現行法に沿ってます。ですので、中間処理時のバイブル的に使えます。既に私にとっては、手放せない一冊です。法改正しだいですので、どこまで現役でいけるか分かりませんが・・・ 知財部員の方にはお勧めですね需要少なそうですけど。
2009.01.20
コメント(0)
来る1月20日は、米国大統領の就任式のある日です。若干それに触発されて、こういう本を買ってみました。「生声CD付き [対訳] オバマ演説集」です。内容は、CNNの番組で伝えられたオバマ氏の経歴や、民主党党大会演説、指名受諾演説などの本人の演説(抜粋)がテキストとCDで収録されています。私がこの本を買ったのはアマゾンですが、買った当時、和書の分野で売り上げ1位となっておりました。なんでも、40万部のベストセラーになっているとか。もともと英語教材として作られているようなんですが、それがこれだけ売り上げるとは、結構異例ですね。それだけ、米国の次期大統領に注目と期待が集まってるってことですかねぇ。この本のCDを聞いてみると、非常に聞き取りやすく、分かりやすい英語でしゃべられているので、英語教材の聞き手としては非常にありがたいです。まあ、もともとオバマ氏の演説自体がパワフルでメッセージ性が強いので、聞く方のモチベーションは上がりやすくなるんですが。”Yes, We Can”そして”Change”。いやでも、このフレーズは耳に残ります。こういう耳に馴染んだフレーズがあると、全体のスピーチも聞きやすくなりますねぇ。そこら辺が政治家の演説としては、秀逸なところなんでしょうか。果たして20日の演説は、どうなるんでしょう。印象深い演説だと、またこんな本が出ちゃうんでしょうけど。期待して見てみましょう。
2009.01.18
コメント(2)
今日は、久々に映画を観てきました。今日見た映画は、「K-20怪盗二十面相・伝」。タイトルからも分かるように、江戸川乱歩の小説に出てくる怪盗二十面相が出てきます。また、明智小五郎や小林少年も出てきます。ですが、ストーリーは乱歩の小説とは全く異なります。あらすじは・・・『時代は、1945年。場所は、19世紀から続く華族制度により、極端な格差社会が生じる日本の架空都市<帝都>。この都市に、“怪人20面相”と呼ばれる、富裕層だけをターゲットとし、美術品や骨董品を魔法のようなテクニックで、次々と盗み出す強盗がいた。 ある日、サーカスの曲芸師・遠藤平吉(金城武)は、カストリ雑誌の人間と名乗る人物(鹿賀丈史)から、財閥令嬢・葉子(松たか子)と名探偵・明智小五郎(仲村トオル)との結納の儀に潜入して写真を撮ってくる依頼を引き受ける。 平吉が儀式に潜入し、写真のシャッターを押した瞬間、会場に爆発騒ぎが起こり、それが原因で平吉は二十面相として捕えられてしまう。二十面相に嵌められたと知った平吉は、二十面相を捕え、身の潔白を晴らすために行動を起こす・・』というもの。この映画、一言で言うなら、サーカス芸人・平吉を中心に、明智や令嬢の葉子が縦横無尽に暴れまわる、痛快アクションムービー、という感じです。とにかくアクションシーン満載、CGシーン満載。絵面的には、スパイーダーマン+バットマン+ルパン三世といったところでしょうか。ハリウッド映画みたいです。日本も、こういう映画を作れるもんなんですねぇ。内容のほうも、なかなか良かったですよ。絵的に、平吉がビルの間を飛び回るシーンとか、葉子がヘリで突っ込んでくるシーンとか、ん?とか、えぇ!とか思えなくもないところもありますが、この映画に関しては、些細なことでしょう。ストーリーも飽きるところも無いです。というか、とにかく面白いこれが、映画を見てのストレートな感想です。間違いなく、今年見た映画で一番良かったと思います。細かいことは何も考えずに、ただ楽しみたい、そういう時にお勧めの映画です
2008.12.28
コメント(2)
最近、こんな本を読んでみました。『地球温暖化』論に騙されるな!著者は、東工大の丸山先生と言う方。発刊は今年の春です。以前、放送大学の面接授業(なぜか社会保障の授業)で紹介されていたので読んでみたものです。内容は、以前このブログでも書いたアルゴアの『不都合な真実』に真っ向対決を挑んでおります。導き出す結論も真逆です。『不都合な真実』では、温室効果ガス、特に二酸化炭素が地球温暖化を促進させるので、脱炭素社会を目指そう、的な論調でした。要は、地球温暖化=二酸化炭素が主犯、と言う感じです。(半分くらいは、アルゴア氏の自伝ですけど・・・)それに対してこの本は、『不都合な真実』で引用されたデータに対して、次々と反論を挙げ、ぶった切っていきます。例えば、『不都合な真実』では、裏づけデータの一つに、IPCC(国連の下部組織である、気候変動に関する政府間パネル)のデータから、ココ何十年の気温の変動が二酸化炭素の変動と実によくリンクしていることを挙げていますが、これに対し、測定結果をよく見よ、気温が上下するから二酸化炭素濃度も上下するのだ、といいます。二酸化炭素の多くは海中にあり、それが気温が上がると海中から大気中に放出され、気温が下がればまた海中に溶けるとのこと。たしかに、なるほど、です。著者の丸山氏は、二酸化炭素の温室効果機能自体は否定されておりませんが、二酸化炭素の濃度は、空気中ではごくわずか(0.04%程度)ですので、それが多少増えようが、さして影響は無い、と言っています。では、なにが気候に大きな変動をもたらすのか、というと、主として『太陽活動』『宇宙線』『地磁気の変動』などを挙げています。『不都合な真実』では、IPCCが出したスパコンでシミュレーションした結果によれば、将来○○度も平均気温が上昇する、海面が○○m上昇する、と紹介していますが、これらのシミュレーション結果には、上記の宇宙線などの要素が入っていないので、当てにならない、と言い切ってます。そもそも太陽活動や宇宙線が地球気候にどのような影響を与えるか、というと、専ら「雲の量」らしいです。太陽の活動が活発になったり、はるか彼方の宇宙で星の爆発などが起きると、放射線や宇宙線の飛来量が増加します。これらが地球に到達できるか否かを決めるのが地磁気の強さ。これが弱い時期には宇宙線などが大量に地球に到達し、これに起因して雲の量が増えるそうです。雲の量が増えると、太陽熱が地表に到達する量が減りますので、地球は寒冷化する、と。大火山の噴火の際に、地球が寒冷化するのと、同じ原理です。要するに、「放射線 and/or 地磁気」→ 雲の量UP = 寒冷化「放射線 and/or 地磁気」→ 雲の量DOWN = 温暖化。こんな関係らしいです。他にも要因は幾つか挙げられていましたが、著者によれば、上記のことに触れていない『不都合な真実』は、全くナンセンス、と言うことみたいです。ただ、排出権ビジネスを生み出しただけだと。そして、著者が導く将来の気候の結論ですが、太陽活動の観測などから予測すると、”寒冷化”に向かうとのこと。しかも、5年後には、それが実証されているだろう、と言い切ってます。個人的には、『不都合な真実』とこの本に書いてあること、どちらを信じるか、と言われれば、やはりこの本でしょうか。書いてある内容が、データに裏づけがあるものですし、何より、文章がロジカルで説得力があります。ズバッと言い切る様は、この手の本としては珍しく、面白さまで感じます。ただ、著者は、寒冷化に向けての色々な提言も併せてしておられるんですが、そこら辺は、なかなかエキセントリック過ぎに感じてしまって、う~ん、って部分もあるのですが。いずれにせよ、『不都合な真実』を読まれた方は、一度こういった反論本を併せて読まれてみることをお勧めします。どちらを信じるにせよ、環境について、理解が深まると思いますので。
2008.11.18
コメント(0)
劇団四季でやっている『キャッツ』の千秋楽が、2009年4月19日に決まったようです。今の大崎の専用劇場では4,5年ですが、日本での上演は、通算25年やっているとか。凄いロングランです。専用劇場は客席が円形になっており、通常劇場とは違う雰囲気で、なかなか面白かったのを覚えてます。この劇場の契約期間が終了するために、この千秋楽が決まったようですね。もう一度くらい、観にいっときたいものです。
2008.10.16
コメント(0)
先日映画で見た『20世紀少年』の原作漫画を読んでみました。最初は、映画のベースとなっている6,7巻くらいまでにしとこうかな、と思ってましたが、読み始めたら止まらなくなり、結局全22巻+21世紀少年上下巻の全巻を大人買いして、一気に読んでしまいました。ストーリー上、「この人の正体は・・・」とか「これをやった人は・・・」というような思わせぶりな台詞のあとに、結局答えをそこでは見せずにシーンが変わっていく、という、引っ張り形の演出が随所に見られるのが気になったんですが、それでも全体的には非常に楽しめました。(上記の演出が元で、気の短い人は途中で中弛みしちゃうかもしれませんけど。)また、先に見た映画も、実にこの漫画に忠実に作ってあったんだなぁ、と実感。映画のストーリーの補間も出来るので、映画はこの原作を読んでからの方が、面白く見れたと思います。第2章、第3章の映画が楽しみです。なお、この作品、主人公たちの少年時代(60年代、70年代)が非常に重要な場面を構成するんですが、その中でもキーは1970年の大阪万博。そういう意味では、このイベントや時代背景をリアルタイムに知ってる世代、今だとちょうど40代後半くらいの方々が、この漫画を読むと、一番楽しめるかもしれませんね。
2008.10.12
コメント(2)
先日観た映画「スカイ・クロラ」の原作本を読んでみました。話のストーリとしては、細かいところで、チョコチョコ変わってる設定はあるものの(整備士の”笹倉”が本では男なのに、映画は女になってる、とか)、ほぼ映画の通りです。というか、映画が結構原作に忠実に作ってあるというのが、わかりました。本と映画でこれだけ世界観が同じなのも珍しいくらいです。なんとなく聞いているBGMのように、抑揚無く淡々と展開する原作のストーリをよく映像化したもんだと思います。「人生は、死が訪れるまでの暇つぶし。」これがこの本を読んでいて、最後まで頭に残ったフレーズです。シリーズは、全5巻あるようなので、そのうち他の巻も読んでみようと思います。
2008.09.25
コメント(2)
今日は、久々に映画を観てきました。今日観た映画は「20世紀少年-第1章-」。原作は、浦沢直樹の同名の漫画です。監督は、トリックなどの堤幸彦。例によって、原作未読のまま観て来ました。あらすじは・・「ロックスターを目指していたが、今は実家のコンビニを継ぎ、失踪した姉の子供を育てているケンヂ(唐沢寿明)。小学校の同窓会で会った旧友から、「ともだち」と呼ばれる教祖が率いるカルト教団が、ケンヂが子供時代に作った「よげんの書」に書かれたことと同じ事件を起こしていることを聞く。その後、仲間の1人だったドンキー(生瀬勝久)が殺され、世間ではテロ活動が活発に。ドンキーのことから「ともだち」を調べていたケンヂは、「ともだち」によって、テロリストの汚名を着せられてしまう。「ともだち」はますます勢力を伸ばし、世界中でテロを起こし、政治の世界も牛耳っていく。地下に潜ったケンヂはかつての旧友たちと共に、「ともだち」に対抗していく・・・」というようなもの。日本映画としては、かなりの予算のせいか、映像的には安っぽさは無く、かなり見栄えのする作りでした。音楽もT.REXの20th Century Boysが全面に流れてるのも良かったですな。ただストーリーは・・・前半は良いです。回顧シーンの1969年と現代の1997年を往復し、割とゆったりと話が流れます。主人公を中心とした各キャストのキャラクターと相関が良く分かります。問題は後半。この第1章のクライマックスである2000年。話の展開が恐ろしく速くなります。特に最後の大晦日の戦闘シーン。え、何で??っていうぶっ飛んだ展開が多々あり・・なんか10倍速くらいで早観しているような感覚でした。まあ、一応話の筋はちゃんと分かるんですが。。。謎は多数です。このあたりは、映画の尺を調整するためにこうなったんだと思うんですが、原作を読まないと意味が補間出来ないんでしょうね。ところでこの映画、キャストは凄いです。唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、石塚英彦、宇梶剛士、宮迫博之、生瀬勝久、小日向文世、佐々木内蔵助、石橋蓮司、中村嘉葎雄、黒木瞳、池脇千鶴、佐野史郎・・・ 主要な役でこんな感じですが、他にもチョイ役で相当数、お笑い芸人やタレント、俳優の有名どころが出てます。(オリラジ、タカトシ、竹中直人、藤井フミヤなどなど。個人的にはソッコーで刺されてしまう竹中直人がツボでした)テレビにしょっちゅう出てる人が総動員して作った映画、って感じですかね。この映画、3部作らしいので、3作全部見てみないと話が分からないようになってるのかもしれません。そういう意味では、現段階ではまだどうこう言わず、今度の新春にかかるという第2章に期待です。
2008.09.21
コメント(4)
いつもはミステリーが多い私の読書ですが、たまにはこんな本も読んでみました。『不都合な真実<An inconvenient truth>』(2006年原書発行)著者は、クリントン政権時代に副大統領をしていたアル・ゴア氏です。この本は、連動して映画も公開されました。この本と映画の影響で、アル・ゴア氏はノーベル平和賞も受賞しています。本のタイトルである『不都合な真実』ですが、実にアメリカ的な事情によるものです。現在のブッシュ政権は地球温暖化はない、として京都議定書に未批准しない姿勢を打ち出していましたが、この本は、その姿勢に対して、実はこんなに温暖化があるんだぞ、という米国にとってはまさに『不都合な真実』を突きつけています。他の国にとっては”当たり前の事実”ですが、米国にとっては”不都合な真実”だったんですね。本の内容は、一言で言うと、人間が排出する温室効果ガスによる地球温暖化のへの警鐘(+アルゴア氏の自伝)、という感じ。こう書くと硬い内容に感じますが、本自体はふんだんに写真やデータが掲載されており、非常に直感的に分かるように成っています。百科事典を見ているようです。極地方やグリーンランドなんかの氷河が、ここ30年でこれだけ溶けました、というような写真は、あぁ温暖化が進んでるんだな、と思わせます。本の主張では、このまま行けば、氷は溶け続け、海抜は6~7mも上昇し、地球の気候もすっかり変わってしまう。今のうちに温暖化防止の手を打て、というものです。まあ、資源は有限ですし、環境負荷をなるべく減らす生き方をしないと、人が人の首を絞めていく状況を加速する、ってことには共感できます。最近、地球温暖化関係のTV番組やニュースを度々目にしますが、それらに出てくるデータや映像は、この本と大分重複するのではないでしょうか。また、データの一部は、放送大学の授業でも見たことがあります。そういう事実からも、この本の内容が疑いようの無い事実に見えます。ただし、ちょっと醒めた見方をすると・・・この本は、合間合間にアルゴア氏の自伝が挿入され、氏がいかに昔から環境問題に関心を寄せ、尚且ついかに家族を思って生きてきたか、ということが語られています。素直に読んでると、なんていい人なんだ、と思えますし、こんな良い人の話だから、とその他の話も信じたくなります。氏は政治家ですので、自分の主張する政治課題を、いかに民衆に信じさせるか、ということが使命。そういう意味では、この本は非常に優れたプロパガンダとも言えると思います。こんな本を書けるとは、凄い政治家です。ただ、科学的な目線で見れば、この本の内容を100%信じてよいのか、というと、どうもちょっと違うようです。調べると、アンチ『不都合な真実』という主張をしている方もいっぱい居られます。先日受講した放送大学の授業(なぜか社会保障の授業でしたが・・)の中でも、そういう本は紹介されました。いずれそういった本も読んでみたいと思います。
2008.09.07
コメント(0)
今日は、久々に映画を観に行ってきました。今日観た映画は、『スカイ・クロラ The Sky Clawlers』。原作・森博嗣、監督・押井守のアニメーション。CASTは、菊池凛子、加瀬亮、谷原章介、栗山千明。森博嗣ファンとしては、見ておきたかった映画です。ただし、この作品はまだ読んでません。ですので、何の予備知識も無く見ました。粗筋は、『 完全に平和が実現した世界。人々は平和を実感するために、戦争請負会社を用いて、ショーとしての終わらない戦争を繰り返している。 戦地に赴く戦闘機のパイロットは、全て”キルドレ”と呼ばれる思春期世代の子供たち。遺伝子操作によって偶然生まれた人種で、決して歳を取らず、永遠に行き続ける存在。 そのため、戦い、死んでいくことでしか生を実感できない存在。 そんなキルドレの部隊の一つに、新たなパイロットとして函南優一(加瀬亮)が赴任してくる。優一は、部隊で元エースパイロットの女性指揮官・草薙水素(菊地凛子)や仲間のパイロットと出会う。彼らと戦闘をこなして行くなかで、彼らのキルドレとしての悩みや惑い、怒りが浮き彫りになっていく・・・』といった感じ。話は、非常に淡々と進んでいきます。世界観を説明するような台詞やナレーションが一切無いので、上の粗筋で書いた設定も、終盤にならないと見えてきません。原作を読んでいないと、スムーズに世界観を理解するのが難しいかもしれません。ただ、この作品は、細かい舞台設定を気にするような作品ではなく、余りその辺は意識する必要は無いかもしれません。(個人的見解ですが。)人とは何か、生きることとは何か、を全編を通して淡々と語っているような気がします。そのあたりを十分正面から受け切れるならば、こういった演出も良いかも。反面、エンターテイメントとしては、派手な展開はほとんど無いので、その辺で人によって評価が分かれる映画だと思います。子供は全く受け付けないでしょう。静かに見る大人のアニメ、という感じです。映像としては、特に風景や戦闘機の描写が非常にリアルですばらしいものがあります。恐らく全部CGなんでしょうが、実際に飛んでる気分にもさせてくれるし、爽快感を感じるまでの空のシーンを見せてくれたりもします。これだけでも見る価値はありそうです。一つ惜しむらくは、CASTの設定。皆俳優がやってる割には上手いと思うんですが(特に谷原章介は意表をついて上手かった)、やっぱり皆大人なんです。(特に谷原章介w)設定は思春期(10代中盤くらい?)のはずなんですが、声のせいで、どうもせいぜい二十歳くらいにしか見えない。「大人になるのを辞めた」とか「子供が子供を生んで・・・」などといったキルドレが子供であることを示す台詞がいくつも出てきますが、残念ながらしっくり感がいま一つです。そこだけ惜しいですなぁ。原作のスカイ・クロラは他にもシリーズがあるようですので、この映画も続編があるのでしょうか?あれば見たいですが、これは・・・森博嗣ファン以外には受けない可能性大なので、果たしてどうなるでしょうねぇ。京極堂シリーズも意外にも続編が出来たので、これも期待しないで待ってみましょうwとりあえず原作読みます。
2008.08.11
コメント(2)
京極夏彦原作の京極堂シリーズの一つ『魍魎の匣』が、アニメ化されるとか。『魍魎の匣』は、先日、堤真一主演で映画化もされています。結構、おどろおどろしい展開のストーリですが、果たしてアニメではどんな感じで表現されるんでしょうかね。キャラ設定の絵を見る限りでは、かなりカッコよすぎというかアニメらしいというか、猟奇的なものとは縁遠そうな感じですが。まあ、放送されたらなんだかんだ言いつつ見ちゃいそうです。でも、なんで『魍魎の匣』から?どうせなら、シリーズ最初の『姑獲鳥の夏』からアニメ化してくれたら良かったんですが・・・
2008.07.10
コメント(0)
最近は、休みの日になると雨が降るような気がします。今日も一日中雨でした。こういう日は屋内施設に行くしかないんですが、久々に映画を観に行ってきました。今日観た映画は、最初はインディ・ジョーンズにしようかと思いましたが、思い直してこちら『奇跡のシンフォニー』です。あらすじは・・・「ニューヨークの養護施設で育った11歳の少年エヴァン(フレディ・ハイモア)。生まれつき類い希な音感を持つ彼は、音楽を通じていつか両親に出逢えると信じていた。だが、その実の親であるライラ(ケリー・ラッセル)とルイス(ジョナサン・リス=マイヤーズ)は息子が生きていることをまだ知らない。11年前、新進チェリストのライラとロック・ミュージシャンのルイスは運命的に出会うもライラの父によって仲を引き裂かれ、その後妊娠した彼女は交通事故に遭い、死産したことを知らされた。以来、ライラは傷心の日々を過ごし、彼女を失ったルイスは音楽への情熱も失い息子の存在も知らないまま金融業界へ身を投じていた。そんな両親への思いが募るエヴァンは、ある時施設を抜け出し、マンハッタンに辿り着く。行く宛てのない彼は、やがて、ウィザードと呼ばれる元ストリート・ミュージシャンに拾われる。ウィザードの基で音楽に触れ、みるみる才能を開花させるエヴァン。そして、エヴァン、ライラ、ルイスのそれぞれの運命が動き出していく・・・」といった感じ。基本的には、全編音楽に包まれたファンタジー映画といった感じです。話もテンポよくサクサク進み、気分よく話が流れて行きます。その分、ちょっと軽さも感じはしますが。。何分、主人公のエヴァン少年は、楽譜も見たこと無い、楽器にも触れたことの無いという状態から、わずか6ヶ月でオーケストラの作曲まで出来るようになるという、ものすごい成長ぶりを見せる神童なので、そのサクサク感も仕方が無いことかも。それよりも、エヴァン役のハイモア少年の見せる表情、雰囲気が実に良いです。見ていて爽快な気分にさせてくれます。また、使われる音楽も、クラシック、ロック、ゴスペルといろんな分野のものが出てきますが、基本的に全部ノリが良く、気持ちよく聞けます。(サントラCD買おうかな、と思って見てました。)そういえば、本作の原題は、「August Rush(劇中邦訳;8月の興奮)」と言うらしいです。主人公エヴァンの劇中での芸名なんですが。。。日本人的感覚では、これをタイトルにすること無いんじゃない?って感じです。ここは腑に落ちない点ですが・・・(笑)邦題も結構ネタばれ的ストレートなタイトルですけども。個人的には、邦題の方がよいですかね。まぁ、なんだかんだ言いつつ、この映画、観てよかったかなと思える映画です。気分の良い音楽を聞きながら、なんとなく癒され感があるのが良いですね。やっぱり、サントラCD買おうかな・・・
2008.06.29
コメント(4)
名古屋でのもう一つの行き先として行ったのが、劇団四季の『マンマ・ミーア!』。全編使用している曲全てがABBAの曲というミュージカルです。ストーリは、ギリシャの小さな島にあるホテルを舞台に、このホテルのオーナーでありシングルマザー・ドナの娘ソフィが、自身の結婚式に合わせて、母親に秘密で自分の父親を探す、って言うものです。ざくっと言えば。それにしても、ストーリ展開とABBAの曲が非常にマッチしていて、よく作ったものだと感心しました。ストーリ自体には、自分は残念ながら男なもので、それほど共感するものは無かったんですが、何より曲がよいです。ABBAについては、私の世代の歌手ではありませんが、曲は殆ど聴いたことがあります。ですので、非常に楽しめました。また、カーテンコール時には、出演者全員出てきて”ダンシング・クイーン”やらを歌って踊るコンサート状態です。客席も殆ど総立ち状態で、ペンライトを振りまくってる人も多数。恐らく、このミュージカルの醍醐味はここにあります。四季の他の演目にはない独特の雰囲気です。見ていて楽しく、結構ストレス解消になります。また見たいと思えるミュージカルですね。
2008.06.16
コメント(0)
いつもミステリが多いので、たまには、と思い、本屋に平積みになっているこんな本を買ってみました。『ジュセリーノの予言』このジュセリーノという方、ブラジルの英会話教室の先生をしている人らしいのですが、非常に頻繁に予知夢を見る人で、しかもその的中率が90%もあるとか。さらには、その予知夢を書面にして対象者・国に送っているとのこと。本の内容ですが、今年の1月頃にテレビ東京の特番の書籍版です。6章仕立てで、代表的な予言とその検証をしてます。基本的には番組の流れそのまんまですな。予言については、直近で言うと、今年の9月13日に日本か中国(日本なら愛知)で、M9.1の地震がおこる、とか、2010年全米で鳥インフルエンザが流行、とか、そのほか、色々と書かれています。あと、2011年には日本経済は破綻の危機を迎え、2043年以降は世界の人口の8割は亡くなり、日本については国土も消滅するとのこと。改めて振り返ってみると、やたら怖いことばかりな予言です。。まあ、エイズやデング熱なんかの新薬や新エネルギーの開発技術のことも書いてあって、少しは、明るい方の予言もありますが。この予知夢の精度が実際どれほどのものかは分かりませんが、(良い意味で)せいぜい外れてくれることを期待しましょう。ちなみにこの本、単に予言を垂れ流すだけではなく、地震や地球温暖化などの検証や対策についても、割としっかり書かれてるので、防災や環境問題に対する啓蒙書的な見方も出来るかなぁ、とは思います。
2008.06.12
コメント(0)
今日は久々に映画を観に行ってきました。特に事前に見るものは決めてなかったのですが、そういえば昔こんなゲームあったな~と思い出したので、今日観た映画は、「MYST」。スティーヴン・キング原作、フランク・ダラボン監督。R-15指定。粗筋は・・・何か秘密の作戦が遂行されていると噂される軍の基地近郊に住むデビィッドは、激しい嵐が近隣を襲った翌日、幼い息子ビリーを連れ、隣人の弁護士ノートンと街へ買い出しに向かう。3人がスーパーマーケットに入ってしばらくすると、ひとりの男が叫びながら駈け込んで来た。「霧の中に何かがいる!」と。店外を見ると一寸先も見えない深い霧が周りを覆っていた・・・そして時間の経過とともに判明していく、霧の中に生息するこの世のものとは思えない凶暴、巨大な生物たち。スーパーマーケットの店内に閉じ込められた人間たちは果たしてどうするのか…。というもの。観る前はミステリーものかなぁ、と思ってましたが、粗筋の通り、未知なる生物のパニックホラームービーでした。感じとしては、トレマーズとエイリアンを足して、ミスティック・リバーのような雰囲気にした感じ、とでも言いましょうか。前半に出てくる生物は、正にトレマーズっぽいです。後半以降のはエイリアンですな。ただ、これらの怪物は大体が霧の中に居るため、余りはっきりした姿は拝めません。小さいやつははっきり出てきますけど。観た感想としては・・・う~ん、非常に重い。特にラストシーンは、とてもハッピーエンド好きのハリウッド映画とは思えません。悲劇の映画です。主人公、がんばったのに・・・そりゃないやん。思わず、そう思ってしまいました。ただ、ハリウッド映画にしては、ご都合主義のストーリー展開ではなく(エンディング除く)、店内に閉じ込められた集団の心理状態は結構丁寧に表現していたと思います。恐らく、謎の生物はおまけで、映画の主体はこういった人間心理の描写にあるのかもしれません。そういう見方が出来れば、☆二つ半、ってとこでしょうか。あと、最後のエンドロールで、音楽ではなく思わせぶりな効果音(ヘリの音とか)聞こえるんで、エンディングがエンディングだっただけに、ひょっとするとちょっとは希望が持てるような続きの映像でも入るのかなぁ、と期待してみてたんですが・・・何も無くそのまま終了。その点は減点です!
2008.05.18
コメント(2)
全64件 (64件中 1-50件目)