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囚われの王子(?)

キィィィー・・・
ドアの開く音がした。
「お?来たな。」
「解決ってどういう事か、教えてもらおうかな?」
そこに居たのは斉藤達ではなかった。
「お前達は?!」
邑夜は驚きを隠せなかった。
「オイ・・・海野井・・・お前ぇ達に教えることなんぞ何にもねぇーぞ・・・?」
邑夜は入ってきた海野井達に言った。海野井の他に、稲塊も居た。
「そうか。っでは・・・君が他の仲間に言わないように手を打っておくか。」
(オレをどうするつもりなんだ?!)
邑夜は思った。
「オレをどうするって・・・;?」
恐る恐る訊いてみると
「なぁに・・・僕たちの事を喋らないように口封じするまでさ。」
「それにしちゃー稲塊だけじゃ役不足じゃねぇーの・・・っか?!」
邑夜は、海野井の頭の上を空中で回転しつつ跳んだ。
それに動揺もせず、海野井はフッと笑っていた。
(なんだぁ?あいつ)
ドアの前に着地した邑夜は、鍵をかけられてることに気づいた。
「?!」
その間に稲塊に腹を蹴られ、意識を失った。
「良し。こいつを誰にも見つからないところに捕らえておけ。」
何時間眠ったことであろう・・・
目を覚ましたの深夜だった。
「ぬわ?!此処どこだ?!」
見たことのある部屋だった。ないはずなんだが、何故か知っている。
「ぬ?」
今自分がどういう状況に陥らせられてるのかようやく分かった邑夜である。
「ぬわ?!何なんだこれ?!」
以外に鈍い邑夜・・・;
「とにかく・・・これ外して斉藤達に知らせにいかなきゃ!」

そのころの斉藤達は・・・
「くそっ」
「見つかったか?!」
「いや・・・まだだ。」
大急ぎで邑夜を探していた。邑夜の身に何かあっては行けないと思ったらしい。
「急がなきゃ!もし邑夜の身に何かあったら俺等があの刑事になんか言われるんだぞ?!」
「そう言う問題でもないけど;」

「だぁ~くそぅ!外れねぇ~~~!!」
「どんなにあがいても外れないよ?」
声がした方向に目を向けると、そこには海野井が居た。
「お前?!さっきから居たのか?!」
「あぁ。」
(くっそぉ~この紐さえはずせれば~~~)
さっきは油断したからなぁ~っと思いつつ、海野井を睨んで居た。
「斉藤ーーーーー!!!」
一か八か叫んでみた。
「叫んでも無駄だと思うよ?」
「どういうことだ・・・?」
邑夜は訊ねた。
「きっと今頃は反対側のB棟を探してるはずだ。」
「そんなの分からないぜ?」
海野井はフッと鼻で笑った。
「できるもんならやってみるが良い。そこまでお前達の中は良くないはず。」
「そんなのどーだって良いんだよ!」
きっと来てくれるさ・・・っと信じながら邑夜は叫び続けた。

「ん?」
「どうした?斉藤?」
斉藤は何か嫌な予感が脳裏に過ぎった。
「いや・・・なんか・・・聞こえたような・・・」
「?」
(嫌な予感がする・・・。)
「A棟だ!A棟に行ってみよう!」
「あ・・・あぁ。」

「斉藤ーーーーーーーーーー!!!!」
「どうした?斉藤は何故来ない?」
一生懸命斉藤の名を呼ぶ邑夜。
「知るか!」
(あのぼけぇ~このまま来なかったら解放されたらぜってぇーしばいてやる!!!)
「斉藤ーーーーー!!!」
精一杯力を振り絞って叫んでいる邑夜。
「邑夜ーー?」
微かに斉藤の声が聞こえた。
「さいとっ・・・?!」
ちっと舌打ちをし、海野井は邑夜の口を鬱いだ。
第3部へ

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