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宮古島に移住して
サトウキビの収穫作業
1月から始まったサトウキビの収穫作業も終盤(3月まで)に入りました。
今年のキビは糖度が高く、90%以上のキビが基準糖度以上だそうです。
最大の理由としては、台風の直撃がなかった事ですが、天候も幸いしたといわれています。
私が住んでいるアパートのベランダ下に広がっているサトーキビも、いよいよ刈り取られはじめ、緑の海原が茶色の絨毯に変わりつつあります。
そこで、サトウキビ収穫作業の実況中継をしたいと思います。
背丈をはるかに越す高さに成長し、先端にすすきのような穂が出ると収穫まじかです。
こうなるなでに、1年半の歳月が必要です。
畑での作業は以下のとおりです。
1.畑に密集して植わった状態のまま、キビの
先端と
細長い葉を切り落とします。
2.次に、根っこ近くから切り倒すんですが、
台風
や大風のため茎の下の方は互いに重なり合
っていて大変な作業です。
3.切り倒したキビにまだ付いている葉を全て落
していきます。
(右下の緑のすぐ左が1 、 左下の束が2 、
3の作業が終わったキビを農家の方が
積んでいます)
事前にキビ畑に伸ばしておいたロープの上に、棒状になったキビ(3)を重ねていくんですが、1~2mの幅で重ねられるように鉄筋状の棒を突き立てて、キビが横方向に崩れないように準備しておきます。
一定の束(山)になるとロープで縛り、次の山を作ります。
よって、まだ葉がついたままのキビの山(2)が減って、棒状のキビの山(3)が増えていきます。
(手前右に取り除かれた葉が集めてある)
ここまでの作業は全て手作業で、農家の方の御苦労は大変なものです。
この束をフォークリフトで道路脇まで運び出して、トラックが来るのを待ちます。
トラックにはそれこそ山のように積みこんで、製糖工場へ搬入します。
宮古島内には製糖工場が2つあり、黒糖を製造しています。
この黒糖を本州の工場に運んで精製し、やっと白い砂糖ができます。
( 参 考 )
黒糖はいわば中間製品です。
しかし、甘さが強く、栄養成分も豊富で、肥満防止にも良いと言われています。
もっと料理やスイーツ等に活用するといいんじゃあないかと思いますが、いかがでしょうか。
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