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宮古島に移住して
那覇市、農連市場
10月16日(金)の午前中、「農連市場」を覗いてきました。
宿(ロハスブィラ)から国際通りへ出て正面にあるのが市場通りの入口です。
市場通りの両側に並ぶお土産屋さんなどを見ながらぶらぶらと歩いて行くと、右側に牧志公設市場が見えてきます。
市場を通り過ぎてもう少し歩いて行くと、二又に商店街の通りが分かれています。
左に行くと壺屋焼物博物館方面に行けるんですが、今回は右の通路を進みます。
牧志公設市場までの賑わいは影をひそめ、衣料品店が多くなってきます。
途中から地元の方を対象にした野菜や果物などを扱うお店が増えてきて、地元密着の下町風情がいっぱいです 。
こういう雰囲気が大好きな私は、旅行の先々で
ワクワクしながら歩きまわるのが一番の楽しみ
です。
国際通りから歩いて15~20分ほどずーと続いていたアーケードが途切れて、大通りに出ました。
ここまでは以前も来た事があったんですが、いつも引っ返していました。
でも、
大通りの向こう側(アーケードはありません)の小道を入っていくと、すぐの突き当りにあるのが
「農連市場」です。

大きくて古びた木造の建屋があって、いかにも鄙びた雰囲気が漂っています。
中はどうなってるのかなあ?と思いつつ入って行きました。

店というよりも、床に思い思いの野菜や果物を並べてあります。
おばあちゃんが島ラッキョの皮をむいていたり、隣のおばちゃんとおしゃべりしていたりしています。
一緒になってしゃがみこんで見慣れない野菜の事をいろいろと聞いたり、おばさん達の話に聞き入ったり・・・・。
なぜか、かなり昔にタイムスリップしたような気分になって、思いっきり興奮状態になれました。
奥行きも結構あって、地元の人以外に観光客が来る事はほとんどないんでしょう。
値段が非常に安いし、加工品(お土産用)はなくて調理用の野菜など素材ばかりです。
市場の建物の外にも小さなお店がありました。

市場の建物に沿って散策していくと川ににぶつかりました。
そこに架かっている橋のたもとには看板が立てられていました。
「この橋は市場の皆で作りました。大切に使い続けて行きましょう」
地元の人たちがこの地を・この市場を愛しているんだなあと思えて、心温まる気分になれました。
その橋を渡り終えてふっと振り返って見ると、そこにあったのは

終戦直後生まれの私にとっては「懐かしくも愛おしい風景」です。
人によっては “汚ない・危ない・寂しい” などと感じる方も多いと思いますが、
今や都会では姿を消した「沖縄返還以前・米軍占領下・戦前」の風景が息づいていて、
そこで生活を営む人達が当時そのままの想い・人情を持っておられる事に、
強い感動を覚えることができた「農連市場」周辺での散策でした。
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