Trachelectomy

Trachelectomy

九州大学病院産婦人科の記事



 子宮の入り口にできる子宮頸(けい)がんは近年、若い女性に増えています。治療のために子宮を全部摘出すれば妊娠できなくなりますが、九州大学病院の産婦人科などでは将来の妊娠を可能にする目的で、子宮頸部(けいぶ)と周囲の靱帯(じんたい)、腟壁を一緒に切除し、残った子宮と腟をつなぐ「広汎子宮頸部摘出術」をしています。

 加えて、九大病院では初期のがんに対し、頸部だけを摘出する体に優しい「単純子宮頸部摘出術」の開発にも取り組んでいます。


 いずれの術式も妊娠した場合の早産や破水を防ぐため、新しい頸部に補強の糸をかける「頸管縫縮術」をします。九大で手術を受けた女性が帝王切開によって出産した例もあります。臨床試験の段階ですが、数年後にはかなりの医療機関でできるようになるでしょう。

 ただし、がんが進みすぎている場合は、子宮を全部取らざるを得ません。九大病院では2005年以降、40人以上から相談を受けましたが、実際に頸部摘出術ができたのは約30人でした。

 子宮頸がん検診の普及で亡くなる方は減ったといわれますが、検診を受けるのは女性の約2割で、若者の受診はさらに少ないのが現状です。手遅れにならないためにも年1回の検診をお勧めします。 

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