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2014.05.03
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カテゴリ: 映画と現実社会
 これは、実写の難しいアニメ版の「世にも奇妙な物語」と、
思った。1995年の作品ということだから、時系列(時間)
によっては、これが元祖で、今もたまに森田一義氏(タモリ)
が案内人の「世にも奇妙な物語」のテレビ番組になったので
あろうか。



 さて、第一話は「彼女の想いで」であるが、人の深い
思い出は、宇宙に漂い、その波長に合った人の波長に
入り込み、その人の深い悲しみの思い出をえぐり出す。
そして、その苦しみを必死に乗り越えようと、また、
乗り越えて来た心を、その勇気をえぐり出し惑わせながら、
同じ道に(深い悲しい苦しみの井戸の底へ突き落とす)
引き連れて行くことで、彼女は自分の心を慰め、和らげるのだ。
なんと切なく、なんとやるせない「彼女の思い出の物語」なのだろう。

 小生の思い出が重なる。昔の懐かしい楽しい友人との思い。

 小生が、まだ、二十代の頃、友人が勤めるレンタルビデオ
ショップ(当時はVHSビデオ)によくビデオを借りに行っていた。
いつも、その友人に、お薦めの映画を紹介してもらっていた。
これも、その中のひとつの作品だ。

その彼は、一昨年の6月の末に脳梗塞で他界してしまった。
その前のどのくらい前かはもう定かでないのだが、田舎に帰省
した時、デパートでバッタリ声をかけられたのに彼とわからなくて・・・、

 彼の風貌は、特に頭髪が薄くなり老けて見えて、だれなのか
わからなかった。その小生の様子を見て、彼は、自身の風貌が
かわってしまっていることを理解したのか「わからないかぁ~
かわっちまったから、あはははははぁー」といいながら、
お子さんたちとその場を立ち去って行ってしまった。そのことを
かすかにしか思い出せない。なぜ、今頃になって、そんな一瞬の
出来事を頭の片隅の記憶が、浮かび上がってきたのか。しかも、
かすかにしか映像に浮かんでこないのだ。

・・・なんて薄情な自分かと、思い返すと情けない。

そのころ薦められたものを思い出しながら、再び当時の映画を
思い起こしていた。

 そんなとき、大友克洋監督がアニメーションの振興に貢献した
人物に対する表彰である、ウィンザー・マッケイ賞を受賞している
テレビニュースを目にした。以前に『アキラ』でも同じように
昔の事が頭に残っていて、なにかわからぬ不思議な世界感から、
妙な気持ち良さ(懐かしさ)に吸い込まれているような感じが
欲しくなり、仕事や、今自分が抱える問題や悩みを忘れたくて、
そんな感情をこのアニメの物語から求めてしまのである。

 そんな気持ちの虜にならないようにしなければいけない。
そう、「MEMORIES」第一話の「彼女の思い出」の
テーマのような気がする。

(おわり)





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Last updated  2014.05.10 21:39:24
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