たとえば。



人それぞれ、言われて嫌な言葉はあるかもしれない。でも、私が嫌だったのは、
『だいぶ大きくなったね。』とか、『もう大丈夫だね。』という言葉だった。
だいぶ大きくなったね、と近所の人や友人から言われると、生まれたとき小さかったのを強調されているようで嫌だった。もう、大丈夫よね、もそう。
後、何グラムで生まれたの?大丈夫よ、という言葉も、いちいち何で言わなきゃなんないの、何の根拠で大丈夫?といちいち心に引っかかった。
それから、本当に何も知らない人が、赤ちゃんだからかわいいという思いで、挨拶代わりに、『今何ヶ月ですか?』ときかれるのは堪えた。だって、この子には、本当の月齢と修正月齢の二通りがあってどっちを言えばいいの?ッて感じだったし、どっちにしてもその月齢よりは当分小さかったから、答えると小さいわねという感想がついて帰ってくるか、そんな顔をされる。そうするとよせばいいのにいちいち、小さく生まれたからとかいろいろ説明してしまう自分が嫌だった。おまけに、たまたま修正月齢を答えたおばさんが近所のおばさんで越してきて間もない私はおばさんの顔を覚えておらず、え、7月に生まれたんじゃなかったの?といわれたときにはしまった!!と思いまくったり。
一番、嫌だったのは、当時のかかりつけの小児科医に(個人病院)未熟児で生まれたことを話したら、何グラムで生まれたかきかれ、1068と答えると、「よく育ったねぇ」と育って悪いかもしくは珍しいものでもみるようにいわれたこと!!もちろん、即その病院は変えました。
あと、母子入院してる際に、大学病院の看護婦が、普通の2ヶ月の子と比べてレオも2ヶ月になるとこれだけなんごを話したりするようになるといわれた。これもよくよく考えてみると修正で考えるから、無理な話しで、普通の看護婦だとこんなに低レベルなのかと頭に来たりもした。
こういうふうに未熟児の母たちは些細な何気ない言葉に悩んでいるのです。本当にちょっとした挨拶のつもりがぐさぐさ来るし、心の傷になるということを知っておいてほしいし、そのつもりで言葉をかけて欲しい。


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