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From Me To You
小説「旅5ー宝ー」
「誰か手を貸せ」
スイの声が辺りに響く即座に<アズガルド>の医療班と元気な姿のさくらが来た。そして、3人の治療がすぐに施される。すぐに3人は元気になった。
そこへキャプテンと呼ばれていた男がスイにもとへやって来た。
「流浪、なんだその様は・・・本気で戦っているのか?」
「あぁ?何が言いたいんだよ?」
「そうや、スイは頑張っとるぞ。なんたって友達の為やからな」
「だ・・黙れ!」
笑いながら言う光に照れくさそうに蹴りを入れる。
「そうじゃない・・・貴様ならあの程度どうってこと無かったではないか・・・」
「いつの話をしとるんや?」
「うるさい・・俺は俺だ」
「変わったな・・・丸くなったな・・・」
「・・・俺が俺であることに変わりはない!!」
「そうか・・・・」
悲しそうな目をしてキャプテンと呼ばれる男はスイに背中を向け歩いていった。
「んで王様よ!ここどうするの?」
「・・・・・・・・・」
「何がや?」
「いや・・・王を倒してしまった今この国を誰が指示していくんだ?」
「・・・ワシが考えておく・・・今回のことは感謝しているが・・・これは国のことだ」「はいはい・・・」
少しの間沈黙が流れる。<アルバトロス>のことも話し合わなければいけないため兵をそのままに王とさくらは<アズガルト>に帰ることになった。
そのころ<アズガルド>の状況はというと見事に<アルバトロス>の軍を制圧していた。
王が負け、軍もいない<アルバトロス>の民はもう抵抗するような者もおらず。<アズガルド>の結論を待つだけだった。
そのころ<アルバトロス>に残ったスイ、さくら、光の3人はーーーーーーーキャプテンと呼ばれる男は王を連れて<アズガルド>まで自分の船で送ってくれているーーーーーーースイの最後の言葉について話し合っていた。
「スイさんそんなこと言ってたんですか?」
「ううう・・うるさい!」
二人のからかいにスイは顔を真っ赤にさせていた。
<アルバトロス>は静かだった。<アルバトロス>の民は家に閉じこもりこの国の行く末を待っていた。この後この静けさが嘘に思えるようになることはまだ誰も知らない。
旅5ー宝ー
静かな国をさくらとスイが歩いている。いつの間にか日は傾いてきている。<アズガルド>からは何の報告もない。誰もいない道を歩き続ける。光は<アルバトロス>に来ている軍の指揮をしている。国の端っこまで来たときだった。
いきなり大きな音とともに遠くに見える国の真ん中にそびえ立つ大きな城が
震えだした。
「なんでしょう?」
「宇宙船かっ?発進か?!」
「そうなんですか?」
「んな訳あるか!そこはツッこんでくれな!」
「メモしておきます」
「ボケたおしやな・・・」
話しているうちに大きな城は轟音とともに次第にその形を変えていく遠くなのでよく見えないがそれは簡単な人の形に、ロボットの形に見えた。
「光様、し・・城が動き出しました?」
「はぁ?ロケットかい?発進するんかいな?」
「関係ありません!!」
兵の左手の甲が綺麗に光の胸に入る。
「ナイスツッコミや」
二人の間に友情が生まれた瞬間だった。
「遊んでいる場合じゃないんです。城が形を変えてきています」
「あぁ・・・見えてるよ」
兵と光の目の前にはさっきまでそびえ立っていた城の姿に変わり大きなロボットがそびえ立っていた。
「なんなんや・・・あれ」
その城・・・いやロボットはそびえ立った後少し経って動き出した。
足を肩幅に開き両手を広げ大の字の形になる。その後ゆっくりお顔をおこし目を光らせた。胴体、腕、肩、足、ロボットの装甲がゆっくりと白い煙を出しながら開いていく、装甲の下には沢山の兵器のミサイルの頭のような姿を見せていた。
それは特大のミサイルだと確信したときはもう遅かった。
それらはロボットの体から勢いよく飛び出した。
巨大なミサイルの数々は空に上がり周りの家などにあたり爆発する。
壮大な爆音のため数秒間何も聞こえなかった。次ぎに聞こえたのは人の悲鳴だった。
一瞬で国は火の海とかしていた。
<アズガルド>の王を始め赤や紅蓮の他国の偉い役所の人間が空飛ぶ船にのって<アルバトロス>に向かっていた。現地の偉い人間と掛け合って話し合いをするらしい。
しばらく船は進む<アルバトロス>が見えてきた。その国は夕日より真っ赤に染まっていた。
スイとさくらは唖然としていた。一瞬で目の前の景色が真っ赤になった。
「くっそ!!!なんじゃありゃ、行くぞさくら!」
「は・・はい!」
二人はロボットに向かい走りだした。
ロボットは開いていた装甲を閉じ歩き始めた。足をあげ<アズガルド>の兵が建てているテントを踏みつぶしていく、複数のテントを踏みつぶしロボットはまた動きを止める。
<アズガルド>の兵はなんとか動きを止めようと自分の使える魔法をぶつけ続ける。しかしロボットはびくともしない。魔法をお構いなしに右手を海の方向に向けて掌を広げる。掌から大きな穴があき淡い光を少しずつためていく。少し間をおいてその手から青白い光が放たれる。一閃・・・・・青白い光が空を先海の方へ飛んでいく、青白い光の後を追うように国がえぐれて、海すら裂ける。
「地面とかなり離れていてもあの威力・・・・・・」
周りの兵は力無く跪く。ロボットは歩き出す何処に行くでもなくただ建物を壊す。
ロボットのいろんな所から絶え間なく弾丸やミサイルが発射され続ける。
空の船の<アズガルド>一行もこの惨劇を目の当たりにしていた。
「王!引き返しましょう。巻き込まれます」
「いや・・・進んでくれ・・・この船で何か出来るはずじゃ」
「しかし・・・」
「<アルバトロス>の民は苦しんでおる!!この船を<アルバトロス>の民のために動かしてはくれないじゃろうか?」
「あぁ・・いいだろう・・・首を突っ込んだのは俺だ・・・・キャプテン命令だ、この王にしたがえ!」
赤のそばにいた紅蓮は大きな犬の姿に変化した。
「熱っどうした?犬ぅ」
「・・・・・・・」
「出陣てか、よし」
赤は紅蓮の背中に乗った。紅蓮は空の船のカンバンに出て船から飛び降りた。
炎を纏いながら空を走りロボットの元へ行く。
スイとさくらは走り続ける。
「さくら・・・避難したほうがいいんじゃないか?」
「わ・・・私も行きます」
「息上がってるじゃないか無理するな」
「嫌・・・です・・・・私も何か出来るかもしれない・・・遅くてすいません先に行ってください」
「でも・・・」
「いいですから!あの試験の時使ったやつで・・・」
「あれ名前つけてないんだ・・・・」
「私が考えておきますから・・・・速く行く!!」
「了解・・・」
スイが一歩大きく踏み出したと同時にその場から消えた。
一秒後
スイが体の周りに炎を帯びて走っていた。速度に戻る
「暑い熱い厚い」
スイはじたばたして体についた火をはらった。
前を見るとロボットまでもう二百メイトルも無かった。
スイのもっと先でロボットに向かって銃を発砲する歳が40以上のおじさんがいた。
おじさんに向かって沢山の弾丸の雨が降り注ぐ
スイは舌打ちをしてその場から一瞬でおじさんの前に現れ弾丸を刀ではじく
「おっさん!危ないぞ逃げろ!」
「い・・嫌だ・・ワシも戦うんだ」
「まず命を大事にしろよ」
「奴は・・ワシの命より大事な物を奪いおった・・・店や、土地、国を・・・ワシらの宝を・・・・」
「・・・!・・・そうか辛かったな、あのデカブツ俺が潰してきてやる・・あの現王に足りないのは一番最初に必要な国を想うことだな」
スイはロボットに向き歩き出す。
「ちょ・・ちょっとまってくれ・・その腰の銃・・・・」
「・・あぁこれ?」
スイは<アズガルド>で貰った<エボニー>と言う名の銃を見せた。
「これは・・・・双子の銃じゃないか?」
「そうそうこれは<エボニー>もう一つの<アイボニー>って銃を探してるんだ」
「これが・・そうだ・・」
おじさんはさっきまでロボットに向かって撃っていた銃をスイに見せた。
「マジかよ!!んじゃはい!」
スイは<エボニー>をおじさんに差し出した。
「へ?」
「頼まれたんだ二つを合わしてくれって」
「逆だ」
おじさんは銃を差し出した。
「君が持っていた方がいい・・・」
「どうも・・・でもこれどうやったら一つのになるんだ?」
「二つを両手に持ってそれを重ねるだけだ」
スイは言われるままにやってみる合わせた二丁の銃は光を出して一つになる。
白と黒の装甲が輝いている。大きさはそこまで変わらない。
「よし、んじゃ俺はアレをぶっ壊してくるよ」
スイは歩き出す
「あぁ・・これで・・・報われる」
「?」
スイは振り向いた。そこにはもうおじさんの姿が無かった。
「・・・・・・・」
スイは走り出した。
<アズガルド> 軍とロボットは最前線で戦っていた。
「光様、奴に魔法はききません」
「倒そおと思うな身を護れ!!」
「光!!」
光の前に紅蓮に乗った赤がやって来た。紅蓮は元に戻った。
「どうよぉ?」
「最悪や」
そこにスイもやってきた。
「だぁぁぁぁぁぁぁ」
「わう?」
「よぉまだ生きてたか、てかなんで紅蓮と赤が?」
「どうでもいいだろぉまずやることはぁ」
「アレを」
「ぶっ壊す」「ぶっ潰す」「消す」「わん」
全員武器を取り出す。紅蓮は人の姿に変化した。
小説「旅5ー絶対ー」
<あとがき>
あいどうも。久しぶりの小説更新でございます。
今日一日で作成した作品です。が
少しでも楽しんで貰えば光栄だと思います。
さっさと「旅5」終わらしますよ。
2004年8月3日
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