★タイランド３★
ある日の夜、私が泊まらせてもらってるアムのおばさんが、「リアのパーティをしよう！」と嬉しいことを言ってくれて、アムの親戚一同大集合でバーに飲みに行った。
夜中の２時ぐらいまで盛り上がって、食べる食べる、飲む飲む。
すごく楽しい１日だったし、何よりも、「リア、タイランドにようこそ～！」って笑顔で、日本人の私を迎えてくれた事が、本当に涙が出るぐらい嬉しかった。
また別の日の夜、これは日本に帰る前日だったかな。
アムが、船の中でディナーをしよう！って言ってくれて、ドレスアップして船の中で最後のタイランドを満喫した。
すっごいロマンティックで、ジャズとか歌う人まで現れて、ワインも激高だけどその日は目つぶって払って、幸せを感じてたときに、アムがトイレに行った。
そしたら、その瞬間！！ タイ人が２人来て、ニコニコしながらタイ語で話しかけてきた！
もう意味不明で「タイ語話せません。」っていう私。 がしかし、
「いやいや、嘘つくんじゃないよ～。」的なノリで話しかけてくる。
困り果ててた私。 そしてアムが帰ってきた。
何事かと聞くアムに対して、そのタイ人は私がタイの芸能人だと言ったらしい。
私に通訳する前に、周りにいたお客さんがそのタイ語を聞いて、チラチラ私の顔をチェックしながら集まってきた。
動揺隠せない私と、何か必死に訴えてるアム。
結局「違うよ。全然違うじゃないか。」って誰かが言った一言で納まった騒動。
ちなみにそのタイの芸能人、アムは知らなかったそう。
お笑い芸人ではありません様に。
そしてそして、最後の思い出は、私が日本に帰る日、アムのママが私にプレゼントをくれた。
ダイアモンドのネックレスだった。
信じられかった。 この７日間で、ママからは数えきれないぐらい素敵なものを沢山もらった。
最後にプレゼントまでくれるなんて、もう何て言っていいのかわからなかった。
私は、前日にアムに教えてもらったタイ語で手紙を書いていて、それを渡して、たくさんのありがとうを最後まで言いながら、日本に帰った。
この７日間で、私はアムの家族がどれだけ素敵か、心から感じた。
何でタイ語もっと勉強しなかったんだろう。 真底思った。
そしたらもっとコミュニケートできたのに。。
来年も絶対また行くぞ！！その時は、タイ語ペラペラだぞ！！
心に誓った私は、日本に帰国したのであった。
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