すいすいフォンデュ

ババに惚れる王子


ごちゃごちゃしてて何弾かも不特定ですが、
王子の旅行中で一番インプレッションが強かったこと書きます。

それは、うちのジジババです。

ジジババ宅に行こう!と予定していた当日は
2人とも日本ウイルスに支配され弱っていた、まさにピークな衰弱状態。
それでも私は朝からトースト食べてスクランブル作って気合を入れてました。
じじばば、大好きなんです。留学後一度もまだ顔も見せていない。
と言うわけで、私の中では断固揺るがぬ計画でした。

それでも、王子、東京の喧騒にうなだれ、
「ぼく、ここで寝てるよ~」

「(え~もう、気合いれてよ~あんちゃん。今日は特別な日なのに~!)
まあ、仕方ないか。君、弱ってるもんね。じゃあ、私1人で行く」

「いつ帰ってくるの?」

「あさってかな」

「。。じゃあ、僕も行く」

冷たい嫁です。それでも、むぁあ~と重そうな身体を起こし身支度を始めようとする王子。
私の中では、王子を東京から離し、田舎に連れて美味しい空気をあげたい願いがありました。


荷物をだぁ~ん!とスーツケースに押し込み
夜逃げ並みな速度で駅へ急ぐ。
王子のためにタクシーを呼び、混雑した新宿の街へ突入していく。
王子がバンクに寄るため駅近くで停めてもらう。
その時発見したのは

タクシー後ろから荷物を出したとき、少しバンが開いていた。
それをすかさず、交通警備のおっちゃんがササ~と駆け寄りバ~ンと閉めてドライバーにOKサインを出していた。
2人で、おぉおお~と関心した。町にはいろいろな人がいますね。

新宿が怖くなった理由は、
中学生の時、目の前からセーラー服着たおっちゃんがチャリで通過したときでした。。

さてさて、昼2時頃、特急あずさ号に乗る。
何で出発を急いだかと言えば、到着が遅くなるとじじばばが床に入ってしまうから。
駅からは車で約1時間。免許なしの私と王子。お迎えは有難いものです。
大きな甲府駅から小さな電車でまた1時間、そして小さな駅に着く。
すると、じじばば、小さなワゴン車からビックスマイルでお出迎えです。

わ~いい!元気~?!じじばば~!

はろ~!

どうだった、汽車は混んでたけ~?

ううん。それほど。
あっ、この人、スイスから来たんだよ。

ほぅ~。スイス~。雪はあるんけ~?

ちなみにじじばばの住む所は「南アルプス市」。寒いです。
富士山が巨大です。

王子ひたすら、じじばばの話す目をじ~と見つめています。
これ、王子の癖。興味のあるものに眼力を与えるんです。

でも、私と王子の会話中に気にせず堂々と割り込んでくるババに
王子もKO。王子の質問にも気づかず話を続けるババ。

ババ、物を置く音がやたらうるさいです。
ババ、ドアを閉める音がやたら騒音です。
ババ、二階を歩くと、のしのしと壊れそうな音です。
ババ、布団を2階から1階へ丸ごと放り投げる怪力です。

「どう?ここ緊張する?」と王子に聞く。

「のー。いちお僕はゲストなのに、何の気も使わない2人が気に入った!」

「おお~、わかっとるね、私がここ好きなわけ」

その夜、ジジから晩酌を受ける王子。
ジジ、何気なく料理を王子の方にそそそぉ~と置く。
ジジ、何気なく紙を取り出し自分の名前をアルファベットで綴り、
王子の横にそそそぉ~と置く。
ジジ、何気なくまた紙を取り出し、国連加盟国を一挙披露してみせる。
王子、このジジの何気ない動作に気づかず、私の目配せでやっとジジなりの歓迎に気づく。
そんなジジの照れ屋さんを発見できて嬉しい私。そうですね。パートナーがいるから楽しいのかもね。

その夜は、隣のいとこの家に遊びに行ってみる。
家族全員、英語嫌いでございます。
スイス王子にびっくりする訳でもなく、
世界地図を取り出して
スイスってどこ~?首都ってどこ~?
いとこパパ、パリでスリに遭った体験を語る。
いとこママ
「あなたのシティはどこ?」やや英語混じり。

「あなたはスチューデント?」結構な成果です。

王子がふとトイレに入り20分も戻ってこなかった時。
「何してんだ、あいつは~。緊張して腹でも壊したか~」

やっと出てきた王子。
「ついに見つけたよ!!水洗ボタンを!!かなりの苦作業だったよ」

いとこ家のトイレはかなりの先端技術を駆使した最新トイレ。
ボタンだらけ~しかも日本語説明~
王子はいろいろなボタンを押してその夜を楽しんでたようです?

翌朝、王子風邪のため遅い起床。起きて隣の部屋へ行こうとするなり低い天井に頭をぶつける。昔の人は低身長だった。

その日は河口湖と富士急ハイランドへ行く予定が、お昼を過ぎていた為却下。
そこでババの提案により近くのイチゴ園に!!

そこでびっくりする。イチゴが手のひらサイズ並みに大きい。
誰もいないイチゴ園でババ、モイデは王子に次々と渡していく。
「どんどん食べないと~1時間が過ぎちゃうからね~」

「不思議。1時間で食べないといけないの?こんなにあるよ!」
王子初イチゴ狩りです。

そこで発見したこと。
王子、イチゴを手に取り、それに土をちょこっと付けて食べたのではありませんか~!
「何?今、土食べたでしょ?}

「うん。この方が自然の味が出ておいしいんだ」

小さい頃から山登りで鍛えた自然遊戯の技。
こんな所で惚れ直す私。
私の知らないことを知ってる人はとても魅力的ですね。

2人で最後に、イチゴを握りつぶす~。秘密ね、これは。
でも気持ちい感触に2人でおぉお~!

ババの運転が長くなると、運転中眠ってしまう可能性があるので
イチゴを手にし家へ戻る。

「ここは車が必要だね」
「ぼく、免許取るよ。今度ここへ来るときは車で来たいから」

夜はみんなで鍋をした。隣にフランスパンが添えられている。??
ババ、大の洋食好き。
ジジ、大のつまみ好き。
ジジはほとんど食べません。お酒とつまみだけのジジに王子心配する。
「ジジはやせてる。ばばはまん丸だね」
「だって、ジジは食べない人。ばばは食べる人だから」
「まるで、ぼくと君だね。」

不思議なもんです。パートナーが食欲旺盛だと自然と食欲が下降する私。
逆に食に興味がない人といると、食欲がでてしまう私。

いとこが剣玉を王子に贈呈。
3分で飽きてしまう王子。
今時の若者は~工夫して遊ぶ方法を知りえてな~い!

シャワーを浴びようとする王子。
めちゃくちゃ寒いお風呂場。ここはアルプス。
ひぇ~さむ~い、と叫ぶ王子。
なぜか、後ろから見守る私。
使い方を説明しているうちに話し込んで、王子、シャワー終了。

スイスではそんなに困った経験をしていない私。
英語の話せる家族。
英語を受け入れてくれる店員さん。
シャワーもキッチンも日本ほど複雑なものに出会ってない。
日本より窮屈だったり使いにくいものは何だろうな。

王子、スリッパで外を歩くのだけは。。
いとこママからのお願いでした。


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