凛。きまぐれホームページ。

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◆個人的「蟹座」の見解。

個人的「蟹座」の見解。




なぜ、「蟹座」なのか?
…それは私が蟹座だからです、ハイ。

私にも小学生という時期はありました。
あの頃の私は、ありとあらゆる事象に興味を持ち、何にでも恐れを知らず、首を突っ込む性質でありました。
学校の図書館では様々な本を借り、新しい知識を吸収し、勉強そっちのけで本を読み漁っておりました。

「神話」も興味の対象になっておりました。
当時図書館にあった十二星座の神話の本。
一星座一冊で計十二冊。児童向けの本でありますから、装丁も児童の目を惹く様に作ってありました。
一冊ずつ、全部色が違う。
背表紙を並べてみると、虹が出来るかのよう…非常にカラフルなんですね。
銀糸が織り込んであるのか、陽に当たるとキラキラするんですよ。表紙の絵は…あまり記憶に残っていないのですが、少女漫画のようなタッチだったと…。

そんな本を開く時、当時小学生の私はこう思います。
「素敵な本だなァ。この本にはどんなおもしろい事が書いてあるんだろう?」


小学生です。純粋です。これが本当に自分だったのかと疑いたくなります。(笑)


蟹座のギリシア神話とは…こんな感じです。

大神ゼウスと人間の女アルクメナとの間に生まれたヘラクレスは、生まれる前からゼウスの正妻ヘラの呪いを受け、その為に多くの罪を犯してしまいます。
 その罪ほろぼしの為に、ヘラクレスは12の危険の荒業を引き受ける事になりました。その1つがレルネの沼に住む9つの頭を持ったヒドラ(水蛇)退治でした。
 ヘラはこのときもヘラクレスの邪魔をし、1匹の大きな化け蟹をヒドラの助太刀によこしたのです。
 化け蟹はヘラクレスの足をぎゅっと鋏みましたが,ギリシア第一の英雄ヘラクレスはたちまち踏み潰してしまいました。
 ヘラはこの蟹を憐れんで空に掲げました。これがかに座となったのです。



…こんな感じ。

そうねー。可哀想なカニなのねー。
女神ヘラは慈悲深い人なのねー。

…って。最初は思いました。最初は。


でもね。よく考えるとね、何か…違うなーって。


このカニさぁ…



英雄ヘラクレスに「あっという間」に踏んぶされちゃったんですよ。
カニ君、唯一の武器であるハサミで立ち向かったんですが。
健闘空しく。


…健闘?

ちょっと待って。人 vs カニ  って、そもそも戦えるんですか。
確かにカニに挟まれると痛いです。でも、それだけです。
ちょっと血は出るかもしれないけれど、致命傷には至りません。
一応この神話のカニは「化け蟹」ですけれど、踏み潰された、というからには大きさは人の大きさ以上にはならないでしょう。
「シオマネキ」というハサミが片方だけデッカイ、カニがいますけれども、そういうカニを想像したとしても、ハサミの大きさはたかが知れています。


そんなカニと人間。(正確には神と人間の混血?ですが)


どう考えたって、カニ不利じゃないですか。
女神ヘラは何考えてカニをよこしたんでしょう。

案の定、カニは 瞬殺 されてしまった訳ですが。 カワイソー…


また「空に掲げた」ってアンタ。
そうっと葬ってやればいいのに… 晒しあげ ですか。


……。


こうして現在もカニ君は 「英雄ヘラクレスにあっという間に踏んぶされて晒しあげ喰らったカニ」 として天空の一部に掲げられちゃってます。
しかも 黄道十二星座の一つ として。

カニ君の人生?も不幸ですが、蟹座の私としましても、何だか悲しくなってきます。
だってさー、蟹座構成してる星も暗くて、地味で、パッとしないしさー…。


こんなんだったら、一時期、十三星座として華々しく?デビューした「ヘビ遣い座」の方が良かったかもしれない。(嘘です)

…以上、蟹座についての「たわごと」でした。






































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