銀の盃

銀の盃

メガネ


君が僕の前に現れたのは。

いつからだろうか。
君を見る度、こんな気持ちになるのは。


お通ちゃんとは違う。
ちがうナニカ。

「これが恋だっていうのかなぁ・・・・」



「何が?」
「ぅぉわッ!!」

驚いた。
今まで思っていた彼女が、目の前にいるから。

「りっ・・・りおさん。どうしたんです?仕事の時間でしょ?」

りおさんは僕よりも2つ年上。
つまり、姉上と同い年ってことだよね。

に、しても。
美人だなぁ・・・・//////。

「今日はお休み。って、どうしたの?顔赤いよ?」
「そっ!そんなことないですよ!!」

この瞬間僕は決心した。
今だ。
チャンスは今しかない。

って、こんな台詞何かの歌にあったなぁ・・・・。

じゃなくて!!

「りおさん!」

僕はギュッとりおさんの手をつかんだ。

「僕はっ、りおさんの事が、好っ・・・・」



「やめておいたほうがいいよ」
「へっ・・・・」


思わずマヌケな声を出してしまった。
まさかっ・・・・・!!


告白する前にフラれるなんて!!
そんなのアリかよ!?
これ、夢小説だろォォォォォォ!?

だったらさっさと、ハッピーエンドにしろォォォォォォ!!!!

何やってンだ作者ァァァァァァ!!!


「それに私、メガネ嫌いなんだよね」




ガ――――・・・・ン・・・・







「はぁ・・・・・・」
「どうしたー少年よ。勇気出して告白したら、サックリフラれたのかコノヤ ロー」
「はぁ・・・・。
 銀さんには関係ないですよ・・・・」



銀時はため息をついて言った。


「・・・・男ってモンはなぁ。フラれてもフラれてもあきらめず追いかけ続 けるモンなんだ。あきらめなけりゃ、いつか振り向いてくれる・・・・・ んじゃねーの?」
「『ねーの』って・・・。そこまでいいこといっておいて、確信ないんです か?」
「さぁ」
「『さぁ』じゃねェェェ!!大体!言い出したのは銀さんじゃないですか!」
「そーだっけなぁ」
「そうですよ!!・・・・でも、ありがとうございました。僕,行ってきま す!!」


新八は勢いよく『万事屋銀ちゃん』を出た。

さて、銀時はというと。
だるそうに鼻をほじりながらその姿を眺めているだけであった。















丁度同じ時刻。

りおはどこかの星の大使館の前を歩いていた。

(・・・・どうして、嫌いなんて言っちゃったんだろ・・・・。私、新八の こと嫌いじゃないよ。ただ、メガネはオタクっぽくて嫌なだけ で・・・・)

「はぁ・・・・・」



「よぉ、ねーちゃん」
「俺らと一緒にあそばねぇ?」


大使館から出てきた、人間そっくりな二人組みがりおの前に立ちふさがった。
赤髪と、金髪をしている。

「はぁ!?結構です。お断りします」
「まぁまぁ。どうせ今一人なんだろ?少しぐらい付き合ってくれてもいいじゃん?ホラ!!」

そう言って、二人組みのうち、金髪の方がりおの手を引いた。

「っ!!はなしてよ!!」

りおはもがくが、男の力には到底かなわない。

その時。

「その女性に触るんじゃねェェェェェェェ!!!!」

と言いながら、メガネ少年が突進して来た。

そう。他でもない、志村新八である。

「新八・・・・」

と、新八はその辺に落ちていた木刀っぽい木を拾い再びナンパ二人組に向かっていった。

が。




ポキッ



「「あ」」

りおと新八が声をそろえた。

その木刀っぽい木は、簡単に折れてしまった。

「でェェェェェェェェェ!?」

金髪はりおの手を放し、新八の元へ。

「こ~んな枝で、何ができるのかなぁ~?」

まるで子供をからかうかのように、金髪は言った。
そして。

バキッッ

「ぶはぁッ・・・・・!」

新八の頬を殴った。
カシャンッ・・・・と、新八のメガネが落ちた。

「新八・・・・!」
「こいつ、よぇ~よな!!」

赤髪も交じり、笑いながら新八を殴り続けた。


「やめ・・・てよ・・・・」
「あん?」

りおが口を開いた。

「やめろっていってんだろこのタコ野郎共がッッ!!!」
「・・・・・・・ちっ」

思いがけないりおの怒鳴り声に、2人組はしぶしぶ逃げて言った。













「いてて・・・・」
「大丈夫?ごめんね・・・・」
「りおさん」

新八はリオの正面に向きなおし、言った。

「僕はフラれても諦めませんから!!」
「私・・・・・。やっぱりメガネは嫌い。でも、新八のことは好きだよ!!」


もうすぐ。
江戸にも。
万事屋にも。

この2人の間にも、春がやって来る。







*******あとがき?*******

すみません。
駄文ですみません・・・・・。

でも、この話を書いて、新八が好きになりました!!


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