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2018.07.18
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カテゴリ: 社会問題系
安倍総裁3選を阻止するただひとつの方法- 記事詳細|Infoseekニュース
すでに「消化試合」というレッテルが貼られている。9月下旬に行われる自民党総裁選のことである。安倍晋三首相(党総裁)の3選が確実視されている。先が見えているだけにメディアもほとんど無視を決めこんでいる。確かに安倍氏が優位に立っているのは確かだが、この状況をひっくり返す方法が1つある。それは小泉旋風が…


しかも、その福田赳夫首相が敗れたのは、予備選で負けてもまだ本選での決選投票で勝てるかもしれないのに、予備選で巻けたら、決選投票に出ないといったしまったことから、本当に予備選で負けたもんだから出なかったというものである。おまけに相手は当時選挙をするなら誰にも負けない田中角栄率いる田中軍団が全面バックアップした大平正芳である。大平の宏池会もそれなりの人数を誇る派閥である。舐め切っていたわけではないだろうが、うっかり予備選で負けたら出ないといってしまった福田の甘さもあった。

さて、2001年の小泉旋風で敗北したのは橋本元首相であるが、彼の場合選挙で負けて、退陣した首相であり、当時は再登板ということで最大会派であった平成研究会(旧竹下派)の人材難もまたクローズアップされてしまった。そしてここから重要であるが、この当時はまだ平成研究会への視線は冷たいものがあった。橋本内閣が倒閣されたのもそうだが、森内閣を作った過程においても野中氏をはじめとする一部の人間が勝手に森を担ぎ上げてしまった。

かつての田中派が首相を裏から操ることで延命したように、竹下派も宇野、海部、宮沢内閣を作った挙句の果て、分裂し、小渕派へ鞍替えした上でも、村山連立内閣でも存在感を示し、橋本内閣で久々に政権をとっても、選挙で敗れた。おまけに分裂の際に自民党に残ったのが守旧派とレッテルを貼られてしまったのである。そのレッテルを貼ったのは誰あろう、2001年に総裁選で争うことになる小泉氏である。

こういう背景があるからこそ、党員票を根こそぎ奪い、世論を味方につけて、首相にまで上り詰めたのである。

個人的には今度の総裁選は安倍首相の勝利に終わると思う。まず、彼を打倒するためのグループが作られる様子がないこと。小泉氏の場合も森派がバックアップしたし、大平氏も田中派がいた。しかし、石破氏にはそういうグループがいない。何しろ、自民党は一度出て行った人間には厳しい。まして、彼の場合、自民党が野党に転落した93年の政治改革騒動の中で離党し、出戻っている。確かに幹事長や大臣は経験させてもいいだろうが、総理総裁はまた別と考えるのではないだろうか。また、安部内閣が苦しいと見るや、進んで後ろから鉄砲を撃つようなまねをしている。

それとこれは本人の問題であるが、彼の話す内容は確かに面白い。しかしそれは玄人受けするような話であり、話し方もおとなしい。現代の政治家は発信力が肝心というならば、もっと話を短くするとかしないと聞かないのではないかと思う。

不気味なのは小泉の息子よりも参議院の出方である。実はこの総裁選を一番気にかけているのは来年に選挙を控える参議院である。「参議院を制するものは総裁選を制する」というのは昔からのジンクスである。田中角栄が首相になるときも参議院を篭絡し、小沢一郎はこれに失敗した結果、世論の支持はあったのにもかかわらず、参議院の支持をまったく取り付けることができなかったがために自民党を離党することになった。(結果的にはこれも世論の高まりもあって、政権交代へつながっていくのだが。)小泉もまた、不倶戴天の敵である平成研の青木参院会長と太いパイプでつながり続けた。

今の参院はそこまでの力はないかもしれない。おまけに今の参院会長は橋本聖子氏で首相の出身派閥と同じな上にそこまでの影響力はない。問題は参院幹事長の存在である。

「参院自民党」が復権!? 青木幹雄氏以来の「ドン」誕生 内閣改造や国会で存在感
​​ 自民党総裁選キーパーソン/4 参院選の顔、見極め 名門派閥「鉄の結束」遠く 竹下亘総務会長(71)

吉田参院幹事長は歴史的に参院が強い竹下派の出身であり、その背後には参院のドンである青木氏が控える。かつてのような力を見せることはないだろうが、参院は120名いる。昔から参院は参院で固まって動くことがある。

最後の任期二年となるであろう安部内閣をつぶすというのなら、自民党全体ないし、どこかの派閥が参院を巻き込んだ大きなうねりを今から作っていないとおそらくただの負け戦となろう。

もしも、石破氏や野田氏が次の次に勝つために存在感をまし、安部首相が挙党体制の象徴として入閣させてくれるだろうというもくろみで総裁選を戦うつもりであるのなら、別にどうって話ではないのだが。


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最終更新日  2018.07.18 07:00:20
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