道端の雑草

道端の雑草

ダーウィンの進化論



1:地球の資源は有限である。

生物も例外ではない。

2:どの生物も無限に増えることはできない。

地球の資源が有限であるためだ。

3:限界以上に増えたら、限界を超えた分は死ぬ。

コップの容積以上の水を入れたら、容積を超えた分だけ溢れるのと同じである。
そして、以上の3つを理由に、生物は世代交代する。

4:生物は、その子孫に親の性質を受け継ぐ。

理由は不明である。
しかし実際に、そうなっているようだ。
背の高い親から生まれた人は、背が高くなりやすい。

5:親の性質を、どの程度受け継ぐかは、個体差がある。

兄弟でも身長が違うのと同じだ。
ある同じ年齢のときの記録を見ても、違うことが多い。

6:以上により、生物は世代交代のたびに、少しずつ変化していく。

たとえば、長身の人が長身の人との間に子供を作ると、その子供は両方の親から「背が高くなる」という性質を受けて、親より背が高くなる。そこで、その子供がまた背が高い人との間に子供を作ると、孫はもっと背が高くなる。繰り返せば、この一族はどんどん背が高くなる。

同様に、背が低い一族が、みんな背の低い人と結婚したら、この一族はどんどん背が低くなる。

7:生存と関係のある性質は淘汰される。

たいていの性質は生存とは関係がないが、生存に有利な性質や、生存に不利な性質は、自然淘汰される。
生存に有利な性質をもつ個体は生き残りやすく、もっていない個体は死にやすい。逆に不利な個体は死にやすく、そうでない個体は死ににくい。
1世代で、生存に有利な性質をもつ個体以外が全滅することはないが、何度も世代をへると、やがて生存に有利な性質をもつ個体はふえて、全体に対する割合も増えていく。

8:ある性質をもつ個体がほとんどになると、その性質はその種族に定着する。

これが進化だ。
ほとんどの個体が有利な性質を受け継いでいるという事は、ほとんどの場合、どの個体とどの個体が交配しても、その子供は有利な性質を受け継ぐからである。

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