河向こうのフェスティバル

河向こうのフェスティバル

2004/06/13
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Bernard Haitink conductor LSO
MAHLER Symphony No. 6

ハイティンク75歳を祝う記念イベントの一環としてマーラーの6番。この曲に初めて魅せられたのは、まだバーミンガム市響の指揮者だったラトルの演奏を聴いたとき(かれこれ8年以上も前かも)。そのときはラトルの名も知らず、たまたまバーミンガムの友人を訪れて連れていってもらったのだが、歴史絵巻のような大河ドラマのような圧倒的な演奏にほとんど息もつけずに聞き入ったことを覚えている。

マーラーの悲劇的を聴くと、いつも「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」の平家物語を彷彿とさせる。治世の変遷、栄枯盛衰すべてその只中にいるとダイナミックだけれども、時代の奔流に逆らうことはできない、という諦観が伺えるところが、なんだか似ている気がする。

この「悲劇的」や「亡き子を偲ぶ歌」を作って数年後に娘を亡くすということ不幸に見舞われてしまったマーラー自身を反映させてしまうからかもしれないが。


本日のハインティンクの演奏はそれよりは少し後ろに引いたような落ち着いた演奏だった。このため比較的分析的というか冷静に1曲を楽しめて聴けた。それにしてもこの曲の中でベルや板にうちつけるハンマーなどを取り入れたマーラーの意図は何だろう。

お昼には映画トロイを見てきた。ギリシャ神話関連は何度読んでも悪意に溢れていて、ちょっと単純で意外と好きなのだけれども、そんな神話の中の話を現代風にアレンジした感じ。ギリシャ神話ではトロイは悪物なのだが、この映画では比較的トロイに同情的な視点で描かれていたのが唯一新しくみえたところ。ただ鍛えていたとはいえブラッドピットがアキレスの役というのはちょっと物足りない。もっとマッチョなイメージなのだけれどな。あと戦闘のシーンももう少しフォーメーションの妙といったものが見えてくれば面白いものを、いかんせんロマンスに重点を置いていたため、戦闘歴史ものを読み解くおもしろさもあまりなかった。






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Last updated  2004/06/24 07:00:08 AM
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