河向こうのフェスティバル

河向こうのフェスティバル

2004/06/17
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カテゴリ: カテゴリ未分類
うちの会社では毎年4月後半から3ヶ月弱の間、CTW(Community Team Work)と称して、全社の社員に様々なボランティア活動を奨励することになっている。普段資本主義の波に乗った悪魔のような言われようをしている業界だからして、イメージ改善、信用構築といったスタンドプレー的な色彩は否めないものの、それはいろいろな活動が用意されており、私のように一度もボランティアに関わったことがないものを「この機会に」と思わせてくれる。


昔住んでいたHammersmithから歩いて20分ほど、テムズ河のほとりの広大な沼地を保全、保護して作った自然のままの沼地に様々な植物が生え、鴨が住んでいる。とくに珍しいものが見れるわけではないが散歩するにはよい土地。
今回は大人のDisableの人々が暮らす施設の20人くらいをその施設ボランティアの人3人と植物センターのガイドの人2人、そして我々の会社の10人で引率するというものだった。

ダウン症の人や少し自閉症気味のような人などメンタルな部分で障害を抱える人々ということで少しナーバスに考えたが、それは知らないことによる偏見というもの。正直言うと誰が引率の施設ボランティアの人で誰が障害を抱える人なのか私は区別がつかないくらいだ。もちろん年齢を考えると多少子供っぽさが目立つ人がいたり、なかなか口をきいてくれなかったりする人もいるものの、施設の人々がお互いに支えあって、はしゃいでいる様子をみると、私自身も同じく遠足気分に。

ずいぶんといろいろな人といろいろな話をした。フットボールの話、イギリスの政治の話、施設での生活の話などなど。私自身のヒアリング能力がNativeレベルでないため、理解するのが難しかったりする場面があったものの、しつこく聞けば、何度も一生懸命発音して身振り手振りをつかって話してくれたりした。「今日はがんばって皆の役に立とう!」と最初は思っていたのに、いつのまにか自分も中に入って笑ったり鳥を眺めたりしていて、すっかりいい1日を楽しませてもらったように思う。
同じ会社の人とは「すっかり楽しんで、役に立っている気がしなくて少しGuiltyだね」などと言い合っていたけれど、ボランティアの経験もなく、最初から「役に立とう」などと思うのは思い上がりかもしれない。施設ボランティアの人々を見ると、彼らはやっぱりプロとして動き方をしっており、そのようには経験なくして振舞えないと思う。

そう思うと、1年に1回のCTWは、「社会の役に立つ」というよりは、むしろ今までの偏見や思い込みやらを正す我々の社会短期勉強のためなのかもしれない。





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Last updated  2004/06/24 07:43:17 AM
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そうだに~  
お地蔵君 さん
たった1日のボランティアは、理解してもらおうという施設側の意図も、大きいと思います。けど、初めての人でもよーけ参加してくれたことによって 楽しい会が、開けるのやんな。ずーとそんな活動を会社がやってくれたらまた違った楽しみが増えると思います (2004/06/27 07:33:23 PM)

プロとは?  
いならまつ  さん
>ボランティアの経験もなく、最初から「役に立とう」などと思うのは思い上がりかもしれない。施設ボランティアの人々を見ると、彼らはやっぱりプロとして動き方をしっており、

まずはやってみること、ですね。 (2004/06/30 04:57:37 AM)

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