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この週末は彼女と彼女の娘キアーラと BOLZANO
(ボルツァーノ。イタリア北部の都市。 オーストリア国境まで50km
)に
小旅行なのです。
16時05分テルミニ駅発
ボルツァーノ行きの列車ユーロスター。
火曜日が国民の祝日なので、
月曜さえ休みを取れば4連休になるというポンテ
(「橋」という言葉。これが 「飛び石連休」
を意味するのです)
初日の昨日。
電車は混んでいました。
6時間半の長い長い北上の旅です。
車内では早くもナタリー先生による
ドイツ語の授業が始まりました。
通路を隔てて隣に座った
ボローニャに剣道の試合に行くイタリア人の男性が
興味深そうに聞いています。
けっこうスパルタ。
集中できないせいもあってちんぷんかんぷんです。
夜10時半、ボルツァーノ駅に到着。
駅から徒歩で10分ほどのところにある
カラビニエリ(警察署)内の宿舎
に
タダで泊めてもらえることになっているのです。
産休中ながら警察官のナタリー様様です。
駅から警察署までの道中、
何度もここを訪れているナタリーが、
「今は真っ暗で何も見えないけど、
ここはドロミテの山々に囲まれているんだよ」と
教えてくれました。
駅を出てまず気付くのが、
あらゆる標識が2か国語、
つまり イタリア語とドイツ語で記されている
こと。
すべての道路標識はもちろん、
9割以上の商店、会社などの看板も2か国語表記。
信じがたいことなのですが、
この街では2つの言語が併用されているのです。
日本のような島国には分からないこの感覚!
駅前にはたくさんの自転車が駐輪されていて、
まるで日本のようです。
自転車の疎外されている街ローマとは大きく異なります。
それからヴェネツィアの友人F氏とアンドレアから TV電話
が入りました。このカップルとは最近ジェノヴァ旅行をともにした仲ですが、
来月ローマに来るのでまたわたしはつるむことでしょう。
警察署の入り口でナタリーは身分証を提示、
夜勤の人に宿舎を押さえている旨を説明し、
案内してもらいました。
さすが北国。
もう 暖房
はフル稼働です(さすがに暑かったのであとで消しましたが)。
まだ誰も使ったことのない2人用の部屋に通されました。
改装したばかりだそうです。
シングル・ベッドとたんす、
勉強机がそれぞれ2つずつある、
広くてきれいな部屋です。
シーツや枕、ベッドのマットレスさえも
新品のビニール袋に入っており、
すべて開封してから使いました。
ただ、石鹸、トイレットペーパー、タオルなどの備品は
何一つありませんでした。
それにしてもこの警察署ってば、
わたしが誰かも聞かず(友達としか伝えなかった)、
せっかく持ってきた パスポートの提示
も要求せず、
わたしがテロリストだったら
どうするんでしょう?
大丈夫なのかこの国は?
疲れていたのでシャワーを浴びてぐっすり眠りました。
バスルームは広くて快適です。
ベッドはイタリア特有の、
とても小さいサイズのものなので落ちそうになりましたが、
旅行を安く済ませることができて良かった上に、
警察署の中に入るなんて貴重な体験をすることができたのですから、
絶好の宿
といえましょう。
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