Freepage List
Keyword Search
Category
Comments
ブルゴーニュ・シャルドネ[2007]ベルナール・モレ
CP89
ドメーヌ・トーマス・モレ ブルゴーニュ・シャルドネ [2007]750ml
【ベルナール・モレ】 ブルゴーニュ・ブラン[2006]【BERNARD MOREY】 Bourgogne Chardonnay 2006
CP93
ベルナール・モレの垂直テースティングです。2人の20年以上のキャリアのあるソムリエと私の3人で飲みました。
2007年からは相続対策もあって、ベルナールの息子のトーマス、ヴァンサンのブランドが加わって3ブランド体制になりました。中身はまだ同じだそうですが、これから徐々にベルナールは買い葡萄、ドメーヌ物は其々の息子二人に分ける様です。私の好きなトリュフィエールはヴァンサンが引き継ぐ様です。
今回は3種類ともベルナールのエチケットです。
2005 CP91
05はシャサーニュ系の非常にミネラル感が強くボディーのあるワインです。ただ7度位だと全く香りが弱いです。ある種の休眠状態に入っていると思う。このワインは12度以上の温度で飲むと、シャルドネ香が出てきて本格的な村名クラスの味わいを楽しめます。開くのに時間がかかるタイプでもあります。2日目も結構行けます。
12度での香りはオレンジピール、火打石、ナッツ、ハーブ、味わいにもシャルドネの石英感と蜜とナッツの感じがします。酸は3種の中では比較的弱めです。
リリース直後のフルーティーなグレープ・フルーツやリンゴの香りは減って来て熟成香が出てきます。余韻に蜜の感じも持っています。もっと寝かせると現状の中途半端さが消えて良くなる力はあると思うが3~4年が限界かも知れない。
2006 CP93
冷やして飲んでも温度が多少上がっても旨いですね。3本の中では「すぐ美味しい、凄く美味しい」と言うタイプです。フルーツ香と火打石香のバランスも良く、7度でも香りも味も素晴らしいです。余韻に蜜感もあって、ネゴシアン物のシャサーニュに勝っています。エティエンヌ・ソゼのACブルなど足元にも及びません。12度に温度が上がると更に大物ぶりを発揮します。非常に高いレヴェルの濃度とバランスの良さを感じます。
香りは、グレープ・フルーツ、オレンジピール、石英、火打石、ジャスミン、白い花、ピスタチオ、温度が上がると白檀、ハーブ、アニスの香りが出てくる、味わいはクリーミーなミネラル感、果実感もあって酸のバランスも非常に良い、ふくよかで良いシャルドネとはこういう物だと言うワインで、安心して誰にでも進められる逸品だ。
ルロワやグロの様な、煙のような花火のような火打石香が無いのも良いと思う。
今飲んで十分美味しい、寝かせると別の面も出て来ると思うが果実感が落ちて熟成感が出るまで05の様なちょいと休眠状態になる可能性があるので、来年の夏までに飲むか、3~4年後に飲むかでしょう。
2007 CP89
ハッキリ言ってまだ若いのと07の特徴のクラシカルな面が出てまだ飲んでつまらないワインです。他の07のACブルと比べれば十分美味しいワインだが、05,06との比較試飲だと歩が悪すぎる。香りも味も閉じたままです。入荷したての届きたてをセラーで十分寝かせたワインと比較したのも可哀そうです。
ただポテンシャル的には良い物を持っています。ミネラル感もあるし、柑橘系の香りもあるし、まあこれからと言う事でしょう。今飲むなら7度で飲んで下さい。辛口シャルドネとして食中酒として美味しいワインです。
まあ2500円台のACブルで05,06はシャサーニュやピュリニーを感じさせて、時には凌駕している超ACブルです。07が今後どう変わって行くか見守りたいと思います。
個人的には2~3人で05をじっくりグラスの中の変化を楽しみながら飲みたいです。
6人で飲むなら06を一杯づつ飲むのが良いでしょう。
普通のレストランでグラスワインで使うなら07をギンギンに冷やして出すのが無難です。
Les 110 De Taillevent 11月14日 続き 2014/12/08
ブルゴーニュ シャルドネ 2010 ベルト… 2013/08/21
かがり火のワインリスト シャブリ ニ… 2013/07/26
PR