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良く分からないワインが入荷したので飲んでみました。
え~~何が分からないかですって・・・・まあ読んで下さい。
プス・ドール はヴォルネイの御三家です。
御三家とはマルキ・ダンジュヴィル、ラファルジュ、 プス・ドールです。モンティーユも良いですが、昔からの御三家にはモンティーユは入りません。
そんな名門の プス・ドール もご当主が無くなって、息子は継がずにニコラ・ポテルを立ち上げました。人気の蔵で最近はドメーヌも始めました。
97のヴィンテージから新しい当主の元でワインが作られていて、私の評価対象から外れていた蔵です。
そんな プス・ドール の代替わりのキワドイ97のヴィンテージがそれも持っていない畑の名前でリリースされました。
先ずは プス・ドール はポマールの村名持っていません。
ポマールで持っている畑は全部一級のジャロリエールです。
値段は一級のジャロリエールが7000円位するのに、バックヴィンテージで4000円台です。
と言う事で誰が作ったのかも、畑も、価格も謎です。
まあ新当主が作ったけれど売ろうか如何しようか悩んだロットなのだと思います。
ジャロリエールで売るには何か足りないなと思って売らずに寝かせてあったロットが、若い時はイマイチでも熟成で美味しくなって来たので安い価格で出したのだと想像します。
何はともあれ真実は全てグラスの中にしかありません。
飲んでみれば良いのです。
このワインは私は当りだと思います。97はコート・ド・ボーヌは良い年です。97の一級としての力は感じませんが、価格を超えた飲んで美味しいワインに仕上がっています。
もし、6500円で買った97のジャロリエールをセラーで寝かせていたらもっと力のあるポマールらしいワインだったと思います。そう言う意味では力がありません。
往年のジェラールが作った85のヴォルネイの味を覚えている人が飲んだらがっかりするでしょう。
でもこのワインは4000円台です。そして十分観賞に値する香と味を持っています。蔵出しの97としては若干熟成が進み過ぎですが、チャーミングで魅力的なワインに仕上がっていると思います。
前書が長くなりましたが、お味の方は
ややレンガの刺したルビー色、香りはラズベリー、土、革、腐葉土、赤身肉、味わいは適度に熟成した品の良い果実味、柔らかいタンニンと綺麗な酸、口当りの良い滑らかなポマールです。ソフトで飲みやすい、熟れたピノです。
8000円のワインではありませんが、十分4500円の価値はあります。
販売店資料より
今回入荷いたしましたのがジェラール氏が逝去し、1997年に新たな当主になったパトリック・ランダンジェ氏の指揮の元、ビン詰めされたものです。しかしながらパトリック氏がドメーヌの水準に達しないと判断して村名ワインとしてリリース。プス・ドールでは1級畑しか所有しておりませんので、中身は正真正銘プルミエクリュです。
ポマールは1級畑ジャロリエール、ヴォルネは1級畑クロ・ド・ラ・プスドールのワインとなります。
ドメーヌ・ラ・プス・ドール/La Pousse d'Or
コルトン 2009 DRC 2012/12/05
ヴォルネイ プルミエ・クリュ シャンパ… 2012/08/21
シャトー・コルトン・グランセイ 1998 … 2012/05/14
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