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2015.07.17

寺山修司氏と酒井政利氏

テーマ：最近の新聞記事から(235)

カテゴリ：算命学

山口百恵・郷ひろみなどのスターを世に送り出して音楽界を牽引してきた酒井政利氏の「こころの玉手箱」が、
今週の日経新聞夕刊に載っている。
流石にヒットメーカー酒井氏だけあって毎回がワクワクするほどの内容。
第一回（７月１３日月曜日）の「南太平洋の旅」の記事も面白かった。参加メンバーの凄さにビックリ。
阿久悠・池田満寿夫・横尾忠則・浅井慎平と日本でも最も多忙なメンバーが３週間も南太平洋の島々を旅したなんて

島々では１人１人別々に部族の家や民宿に泊まって時々サロンを開く。
占い師としても興味があったので全員の誕生日を調べて命式を出してみた。
イースター島でＵＦＯを観た話。精霊を信じる横尾さん他信じたが、信じなかった阿久悠さんが帰国後ピンクレディの「ＵＦＯ」を作詞して大ヒットさせた話。
帰国後のそれぞれの活躍もすごい。

でも、２回目１４日の記事が心に残った。
アイドル路線でヒットメーカーだった酒井氏がこだわったのが「歌詞」だったなんて

注目した詩人が 寺山修司さん 。
詩人であり舞台作家でありアングラ劇団「天井桟敷」の主催者。
訪ねていくと、劇団員１人１人に好きな言葉を黒板に書かせて、そこから数分で一つの詩を作り上げたそうだ。
そして、その詩に即興で曲を作ったのが堅物そうな銀行員の青年（のちの小椋佳）。
寺山氏と共同でヒットさせたのはカルメン・マキの「時には母のない子のように」。
私にとって寺山修司氏はこの歌の作詞者としてだけだったが、去年、青森の星野リゾートに泊まった時に、そのホテルで「寺山修司のイベント」の案内が大きくでていた。
冬に向かう青森でこのイベントを観に人が集まるのかと不思議だったが、亡くなってからも彼のフアンは根強く残っているようだ。
酒井氏のような凄腕プロヂューサーが敬愛するのだから影響を受けた人も多いのだろう。