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「シナリオが面白いと思ってもらえたら映画が作れるんだ」と嬉しくなった。最初にこの映画が面白いと教えてくれたのはいつも行く美容院の美容師さんでした。そして、以前通っていた「シナリオセンター」の同窓生ラインでも話題沸騰「2000万円の予算で10名の自主映画で作った映画が、去年の秋に公開されてから、口コミで面白いと広がって1年で全国公開だなんて、凄いよ」と、そんな評判にのって近くのシネコンに見に行ってきました。 監督 脚本 撮影 証明 編集 安田純一キャスト 会津藩士 山口馬木也 長州藩士 風見恭一郎ストーリー 幕末の京都で藩命を受けて長州藩士に戦いを挑んだ会津藩士・高坂新左衛門が雷に打たれて現代の京都で目を覚ます。できることは剣術のみ、と、京都太秦撮影所で殺陣指南を受けて切られ専門役になる。そして、出会ってしまったのは、やはり現代によみかえっていた長州藩士・風見恭一郎。真剣で戦うシーンは迫力満点。感想、やはり東映の協力と太秦撮影所を使えたことが何よりの成功につながった。心に残ったのは「チャンバラ映画復活」小学生の頃は本当に楽しかった東映時代劇映画思い出させてくれて嬉しい。「まんびき・・」「パラサ・・」など評判の後味の悪い名作に嫌気を覚えて映画フアン返上しようかとさえ思っていたのが、迫力ある殺陣シーンにすっきり(チャンバラは楽しい)「米作り農家の監督が私財投げ出して作った映画が大ヒット」嬉しい
2024.11.11
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NHKの朝ドラ「おむすび」があまりにイライラさせられるので見るのをやめました。NHKの朝ドラは頑張って生きる人たちが丁寧に描かれているドラマなので朝の楽しみで見続けていたのですが、「制服着たまま小さな子が落とした帽子を拾ってあげるために海に飛び込む」なんてあまりにも危なすぎるそれが主人公の優しさや正義感だなんて孫たちには見せたくない(溺れますよ)。それからギャルって?その生活にもイライラ。お母さんが忙しいからお菓子を食べるだけだから栄養失調だなんて我が家の小5や中3の男の孫たちだってご飯も炊けるしパスタやチャハン作れる、時間がないとインスタントやカップラーメンも喜んで食べる。 でも朝ドラはBSで観ているので7時15分からの再放送の「カーネーション」は見ています。この数年、すっかり「テレビっ子」になってしまった旦那様にテレビチャンネルをあけ渡してから、朝のBSNHK朝ドラを観るのだけは私の唯一のテレビタイムだったのに9月までは「オードリー」が苦手で観ていませんでしたが7時30分からの「虎に翼」は楽しく見ていました。映画大好き、テレビドラマ大好きの私がいつから映画やテレビドラマを楽しめなくなったか?20代後半に子供が生まれてから、大学卒業させるまで、仕事を持つ主婦の私はゆっくりとテレビドラマを見る時間もなかった。仕事をやめてからテレビドラマや映画を見たら昔のように楽しめない。それならと思い地元FMラジオ局で番組制作に参加したり、シナリオの勉強に表参道まで通ったりしたのですが、現代人の求める嗜好がわからない自分には流れを変えるなんてできないとあきらめて、好きなテレビ番組や映画を選んでみるだけの一視聴者でしかないのですが、倫理観も番組つくりの丁寧さも安心して見ていられる朝ドラが、主人公の優しさが制服のまま海に飛び込んで帽子を拾うトンデモなさ高校生でも家事ができないギャルの栄養失調 (ギャル事態が)なんだか感性が違いすぎると思えて脱落。 夜の読書と家事や庭の手入れの作業中にAudibleを聞くのが今の楽しみです。
2024.10.09
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歴史好きの小学5年生の孫(男)に「この映画見に行きたい」と言われて一緒に観に行ってきました。コロナで急死した総理大臣に変わってコロナ下で大混乱の日本を統治してもらうために、日本の歴史を造って来た歴史上の人物に「最強の内閣」を登場させる。(登場人物 キャスト)総理大臣 徳川家康 野村萬斎 官房長官 坂本龍馬 赤楚衛二財務大臣 豊臣秀吉 竹中直人経済産業大臣 織田信長 GAKUT 他 足利義満 徳川吉宗 聖徳太子 紫式部 他現代人の記者 西村理沙 浜辺美波ストーリー最新科学で現代日本によみがえった歴史上の行政のプロたち。ロックダウン・給付金など次々に大胆な政策を打ち出す歴史上の偉人たち。人心を掌握する魅力を持つ彼らの政策に喝采する国民。ネットやマスコミなどでの知識を丸ごと信じてしまう大衆。「国に何かをしてもらいたがっても、国を良くしたいと行動しない大衆、ネット批判、マスコミ批判をしても、選挙すら行こうとしない国民」そんな現代人には信長や秀吉のようなカリスマ的指導者なら国力増強できるのか?「90歳何がめでたい」を観に行った時に予告映画のパンフレットをもらって来たのを見た小学5年生の孫がこの映画を見たいと言う、娘が孫と映画を見に行くと言った私のためにチケットをネットで購入してくれた。歴史が大好きな孫にはとても面白い映画だったみたい。私も、この夏休み、年代と歴史上の登場人物を孫の頭にインプットさせる良い映画とほくそ笑む。映画を見た後、早速登場人物の古い順から当てるクイズを出してみたら、なかなか当たっている。歴史も楽しい映画で覚えると記憶に残ると思う。「ホトトギス泣かねば殺す。泣かせてみよう。泣くまでまとう」のそれぞれの個性。聖徳太子から坂本龍馬までの個性も記憶に残るだろう。「小学5年生の孫と一緒に観る映画としてはピッタリな映画」だと思う。
2024.08.01
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人生100歳時代の目標となる元気な草笛光子さん(90歳)と佐藤愛子さん(100歳)。お二人の元気な生き方を見にいつものメンバーで行ってきました。監督 前田哲 脚本 大島里美主演 草笛光子(佐藤愛子) 唐沢寿明 (出版社編集者)ストーリー 88歳で断筆宣言した作家の佐藤愛子(草笛光子)を口説き落として「エッセー」を書いてもらうことに成功した出版社編集者(唐沢寿明)のやり取りをユーモアあふれる映画に・・・ することがなく日々ぼっとして過ごしていた佐藤愛子のもとへ美味しい土産を持って通う吉川真也(唐沢)。とうとう書いてもらうことに成功。 娘と孫とニ所帯住宅に暮す老作家日常の平凡な生活の中でも、長く生きて来た作家にとっては書こうと思うと書きたいネタはいろいろと出てくる。そして、出版記念などの授賞式にはおしゃれして出て行く。 原稿に追われる日常も、催促にくる来訪者がいる刺激も脳や体に良い刺激になるに違いない。増々元気に若々しくなっていく作家。 一緒に見に行った仲間は全員70代、そして映画館も同年配の人たち(女性がほとんど)でした。映画のあとのランチタイムで「草笛光子さんも佐藤愛子さんも着物姿が素敵ね」「本の方がげらげら笑えたわよ。ちょっとユーモア不足よ」「仕事をしたり、人に会ったりの刺激が元気の秘訣ね」「お二人を見習って、見たい映画や美味しい店、行きたい場所があったら誘い合わせて行きましょうね」私たちにとっては「好奇心をもって出かける」「お喋りする」が脳の良い刺激になるようです。
2024.07.25
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日・独合作でカンヌ映画祭で賞を取った映画。監督・ヴィム・ヴェンダース 主役・役所広司(男優賞)「トイレ掃除の仕方を教わった気分の映画だったわ」と感想述べた私に、先に映画を見て良い映画だったと言った友人に「エンターテイメント好きなあなたには物足りなかったでしょうが、今ちょっと悩める私にはとてもしっくり来た映画だったわ。他者を責めたり批判したり腹を立てたりせず、対面の生活を淡々と描いていてよかった」と言われました最近は海外で賞を取る映画って楽しめる映画はないなと思っていたのですが、話題となると見てしまうのです。太平洋戦争のあとに生まれて日本の近代化とともに生きて来た私にとって、何度か引っ越しをして自分の家も2度も建てた私。住まいの近代化・特にバストイレの近代化はすごいなと思うのです。映画では近代化著しい東京の風景と、中でも東京の公衆トイレの近代化は素晴らしいのですが、誰もが無料で使えるそのトイレを清潔に保つのは大変なこと。東京都のトイレ清掃作業員の真面目に働く日常を描いていて、彼の住む築70年以上に見える木造一戸建てや移動に使う古い車、車内で聞くカセットから流れる音楽と、寝る前に読む文庫本。(インテリジェンスを感じる)近くの銭湯、コインランドリー、居酒屋。(彼の住まいはスカイツリーの近く)近代的な大都会東京、その近代化を支える庶民のつつましくささやかな生活。最近見る映画にはよく役所広司さんがでているなと思う。「銀河鉄道の父」も「窓際のトットちゃん(声優)」そしてこの映画。男優賞を取ったみたいですが、日本を代表する俳優さんなのでしょうね。
2024.01.17
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近くのシネコンに「窓ぎわのトットちゃん」を観てきました。マンガですが、絵がとても美しくて、戦前戦中なのにトットちゃんの通うトモエ学園も、トットちゃんの家も素敵でした。先生からもてあまされて小学校を転校せざるを得なかったトットちゃん。トモエ学園の小林先生の教育でのびのび個性を伸ばして成長するトットちゃん。戦前なのにモダンでおしゃれな生活をするトットファミリー。戦争末期には1日の食事がマメ何粒かしかなくて、「お腹が空いた」なんていえば「非国民」と言われる日本。モダンで素敵なトットちゃんの家は国政で取り壊され、大好きな「トモエ学園」は空爆される。そして親戚もだれもいない青森に疎開するトットちゃんとママと弟(赤ちゃん)。小説はずいぶん前に買って読んだのに本棚になくて、ストーリーは抜け落ちてしまったけれど、 辛く悲しい小学生の時の体験をユーモラスに表現した黒柳徹子さん。「続窓ぎわのトットちゃん」を書いたのも映画の「窓ぎわのトットちゃん」を上映までこぎつけたのも、今、世界を襲う「戦争」を憂いて、戦時下の子供たちを心から思っているからだと思うのです。 映画では描かれていなかったけれど、あのトットちゃんの愛犬ロッキーも音楽家のパパも戦争に駆り出されてしまうのです。パパはシベリアから戦後4年ころ帰って来られたけれど、ロッキーは戦死したのでしょうねきっと。 時の権力者、政治家たちが始めて国民たちを洗脳した戦争、怖いですね。今、お給料や年金で暮らせなくなった庶民が収入を少しだけ増やす努力をしようとしても、容赦なくインボイス制や税金他を徴収していく政治、そして反対する方法を見つけられないこと。政治家不信がつのっても、野党が政権をとっても10年以上前みたいに政治や経済の混乱が起きそうで不安。80年以上前あの太平洋戦争中は小学生だった黒柳徹子さんも90歳。「戦争反対」の心を本や映画で表現してくださったのだと思います。窓ぎわのトットちゃん (講談社青い鳥文庫) [ 黒柳 徹子 ]
2023.12.14
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忘れられない映画があるとしたら、私にとっては「ある愛の詩」です。主役は先週の12月8日に亡くなったと報道があったライアン・オニール氏。ストーリーは普通のラブストーリーですが、上映されたころの私の心をつかみました。フランシス・レイのメロディーも、今聞いても涙ぐんでしまうほどです。1971年のアメリカ映画主演・ライアン・オニール アリ・マッグローストーリー富豪の息子の青年(ライアン・オニール)とイタリア移民のパン屋の娘(アリー・マッグロー)の恋、反対を押し切っての結婚。弁護士を目指す青年との結婚生活を先に卒業した娘が働いて支える。青年のアイスホッケーの試合、クリスマスツリーを抱えてつましい二人のアパートの階段を登るシーン、セントラルパークののベンチでその生活を回想する青年。ワンシーンワンシーンが心に残ります。昨日の新聞記事にライアン・オニール氏が12月8日に死亡した記事が載っていました。82歳とのことだからあの映画製作の頃は(1970年)の時は29歳のころで、ライアン・オニールの白い肌が若々しく素敵でした。この映画のこの言葉を覚えているのは、夫が弁護士になって高給取りになったころ、白血病で横たわった妻に音楽家への夢をあきらめて自分のために苦労ばかりさせてしまったと嘆く夫に妻が「愛とは後悔しないことよ」と言う。 この言葉に感銘を受けたのは、私にとってもこの言葉が学生でまだ生活するメドも立てられなかった彼(夫)との結婚への後押しになってくれたから。2人とも何の計算もなく結婚したことが金婚式も過ぎた私たち夫婦の互いの信頼につながって居るように思う。結婚だけでなく、何かを選択しなければいけない時に、「どちらを選択した方が、後悔しないか」を決断の基準に考えている。沢山の道を示されても自分の意思で「後悔しない方」を選択する。 多感で迷いが多かった若かったあの頃、小説「ある愛の詩」を読んで、映画の「ある愛の詩」を見たことが、今の生活に結びついている。小説よりも映画の方が鮮明な記憶に残る。若かったあの頃だから素直に心に響いた映画と言葉。「ある愛の詩 ありがとう」と心からライアン・オニール氏のご冥福をいのります。ある愛の詩 デジタル・リマスター版 50th アニバーサリー・エディション【Blu-ray】 [ アリ・マッグロー ]
2023.12.11
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12月8日からNHKBSで高田郁さんの「あきない世傳 金と銀」が放送開始。主演は小柴風花、他に呉服屋五鈴屋の御家さんの富久・高島礼子・番頭治兵衛が舘ひろし他の配役も素晴らしい。江戸時代を舞台にした高田郁さんの作品は素晴らしく、「あきない世傳 金と銀」はドラマ化がとても楽しみな作品。ストーリーは9歳で呉服屋五鈴屋に奉公にあがった「幸」の波乱万丈な出世物語。女の主が認められない大阪で3兄弟の嫁として五鈴屋を守った幸が江戸でまた活躍する。今回のドラマでは小柴風花さんが11歳からの幸を演じると言う。大阪時代の話だろうか?それとも江戸での四十路までだろうか?文庫本で13巻、そして特別編の契り橋、幸の活躍がとても楽しみ。あきない世傳 金と銀(十三) 大海篇 (時代小説文庫) [ 高田 郁 ]契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上) (時代小説文庫) [ 高田 郁 ]
2023.12.03
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近くのシネコンに友人と「こんにちは、母さん」を観に行ってきました。監督 山田洋次配役 大泉洋 吉永小百合 永野芽郁ストーリー 一生懸命に働いて、大会社の人事部部長になった神崎昭夫(大泉洋)は、会社ではリストラを任されて、友人さえもリストラしなければならない。 家庭では妻から離婚されかかっていて、娘からも疎まれていて、居場所がなくて、アパートで一人暮らし。そんな、中年男も大泉洋が演じれば悲壮感も感じさせずにユーモラスな雰囲気さえただよう。 隅田川沿いの下町で足袋屋を細々とやっている年金暮らしの母親は、近所の人たちと川沿いに住むホームレスたちを何かと世話しながら、ボランテイアのリーダーの教会の牧師(寺尾聡)に恋している様子。 山田洋次監督(92歳)はこの作品で大泉洋の個性をうまく引き出してくれていて、大泉洋のキャラクターと母親の吉永小百合さんが70代でも恋する可愛らしさが、ほんわかとしていて、とても良い気持ちで観終えました。 渥美清の寅さん映画ほど作品数はとても無理だと思うけれど、会社を退職して下町の実家に戻り母親と暮らすことになる大泉洋演じる神崎昭夫のこれからを、山田洋次監督に、是非、作ってほしいと願っていたら、 9月13日92歳の誕生日を迎えた山田監督に、みんながそんな期待をしているようでうれしくなりました。 日本映画も海外映画も「寅さんシリーズ」のようなほっこりさせてくれる映画が評価されずに、後味の悪い映画が賞を取る現代の映画界に、すこしうんざりしていた一映画フアンとしては、なんだかほっとしました。 映画館はかなり混んでいて、山田洋次フアンや吉永小百合フアンが多いからなのでしょうが、やはり「大泉洋」さんと山田監督の映画と言うことで「寅さん」以後のホッとさせてくれそうな作品ではないかと期待感で来ていると感じました。
2023.09.13
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新番組紹介の号だけ「テレビガイド」を購入して、面白そうな番組の有無を見てみる。この夏の番組はあまり期待していなかったのですが、「この素晴らしき世界」は録画を2度もみてしまいました。テーマ曲が小田和正さんなんてそれだけでも、何回も聞きたくなる鈴木京香さんをイメージして書かれた脚本を急病で若村麻由美さんが主演に変わったとの記事。「主婦が女優さんのなりすましを演じるコメディ」とのストーリーで気楽に見られそうだったので録画。(最近のテレビチャンネル権は夫)夫がテレビ見ない時に早送りしながら時短で観た後、面白そうだったので、ゆっくり見た。久しぶりの主役の若村麻由美さんは流石にベテランの女優さん。主婦が女優になりすます過程で顔とスタイルをすっきりさせる方法(顔は上えと引き上げるんだ)や、メイキャップ師に作ってもらう女優の顔(フムフム)女優のなりすましをお願いする怪しい若い男は?(この背の高い俳優さんは時任勇気?ってもしかしたらあののっぽの時任三郎の息子?)最近、あまりドラマを観ないせいで若い俳優さんは知らない人ばかり。1回目を見た限り面白そう、2回目も録画してみたいと思う。10時過ぎは夫の入浴タイム、リアルタイムで観たいものだとも思う。観たいドラマがなかなかなかった7月~9月のドラマ、「転職の魔王様」と「この素晴らしき世界」が面白そうそういえば「転職の魔王様」に出ている小芝風花さんが私の好きな「あきない世傳 金と銀」で主役をやるって?楽しみです。小芝風花さんもNHK朝ドラの「あさが来た」の波留さんの娘役で登場していたな。若村麻由美さんも鈴木京香さんもNHK朝ドラの主役を務めた女優さん。NHKの朝ドラって新人さんを女優さんに育ててくれる凄い番組なんだと改めて思う。転職の魔王様 (PHP文芸文庫) [ 額賀 澪 ]あきない世傳 金と銀(十三) 大海篇 (時代小説文庫) [ 高田 郁 ]
2023.07.22
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テレビドラマは好きな方で、NHKの朝ドラは楽しみにしている私も、このところずっとスポーツ番組とニュースを観る主人にテレビチャンネル権を渡して、日中や夜の観たいドラマは録画で主人がテレビを観ない時間に大急ぎでみている。でも4月~6月のドラマで最後まで観たのは「ラストマン」だけで、ストーリーよりも福山さんと大泉さんの共演が最後までみる気にさせてくれた。(感性がにぶったせいか、主人公に感情移入したり面白いと思ったりすることが少なくなった)7月からのドラマを楽しみにしていたのに・・・なかなか2回目以降を録画してまで観たいと思う番組がない中で、「転職の魔王様」は2回目も観るつもりでいる。録画を一緒にみていた主人が「どこが面白いの?」と言う(言われたくない)リアルタイムでゆっくり見たら面白い番組も「録画」では、はしょって大急ぎでみてしまうせいなのか。月刊誌「文蔵7・8月号」に紹介されていた「転職」をテーマにした本の中で「転職の魔王様」が面白そうだった。テレビドラマになっていたので本を買う前にみる気になった。日本人の職業観、真面目に働く人々が「働き甲斐」「幸福感」を持って「それなりの給料」を得て働いてほしい。一生懸命に働いて「働かない人々」「福祉を頼っている人たち」よりも収入が少なかったら、日本の発展はないと思う。退職世代、年金世代の団塊世代一人として、日本の労働の現役世代が「自分に合った仕事で、働き甲斐を見出して、幸福感を持って働いてほしい」と願う。「転職の魔王様」どうか2回目以降も面白い番組でありますように。
2023.07.19
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原作 門井慶喜(銀河鉄道の父)監督 城島出キャスト 賢治の父 役所広司 賢治 菅田将暉 トシ 森七菜ストーリー 時代を超えて心を魅了する作品を作った宮沢賢治。岩手県の花巻の質屋の長男として生まれ、父に愛されて育った賢治。浄土真宗の父、寮生活した盛岡高等農林学校時代に法華経に魅せられてしまう賢治。跡継ぎに適さない長男(宗教の違い、体の弱さ、お人好し)の創作の才能を愛おしむ父。生前は評価されなかった宮沢賢治の童話や詩、家族が賢治の才能を信じてバックアップしたお陰で「宮沢賢治作品」は今でも愛され続ける。役所広司が長男の誕生を喜ぶ若い時から、賢治とぶつかり合う中年、賢治の死を看取る老いた父親までの年の重ね方の演技が素晴らしくて、初めて彼のファンになりました。賢治役の菅田将暉も名演技でした。彼が映画やテレビで活躍する理由に納得です。映画を見てシャックリでるほど久しぶりに大いに泣きました。いつもは誘ってくれる友人と2人か3人で映画を見るのですが、今日は仲の良い5人全員で観て、5人全員が感動して涙しました。最近の映画は感動よりも重い後味しか残らない映画が多く、そういう映画が評論家が評価し、賞を取る。映画は感動と見た後の後味の良さがなによりも大切と思う人にお薦め映画。とはいえNさんは「賢治はやはり変わった人ね。あの法華経への狂信ブリ異常だもの」Oさん「家族が宮沢賢治作品を世に出したのね」Mさん「家族愛に感動したわ」賢治への評価はそれぞれです。宗教を持たない私にとってお題目&お念仏のようなものは「雨ニモマケズ」の詩です。孫たちが小さい時、仕事で遅くなる親に変わって寝かしつける時には、部屋を暗くして「銀河鉄道」「注文の多い料理屋」を自分でかってにアレンジして話してあげたものです。今、孫たちは自分で宮沢賢治全集を読んでいます。「前話してくれた注文の多い料理屋さんはちょっと違うよ」アミニズムの宮沢賢治の詩や童話は、100年経っても古くはなりません。私、娘、孫たちの三世代に読まれています。賢治の生前は評価されなかった「宮沢賢治の詩や童話」を賢治の家族が世に送り出した「宮沢賢治全集」時代を超えて愛される作品を創作した賢治、そして世に送り出した家族。
2023.05.11
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黒澤明監督の「生きる」が英国映画としてリメイクされた。脚本はあのノーベル賞作家のカズオ・イシグロ。監督・オリバー・ハーマナス 主役 ビル・ナイ(ウイリアムズ)ストーリー公務員として仕事一途に生きて来たウイリアムズが医者からガンで余命半年と宣告されて、「生きて来た意味」を自問、そして、貯金を下ろして仕事をさぼってリゾート地で遊ぼうとする。酒場で酔って歌うスコットランド民謡が素晴らしい(ビル・ナイ氏は歌手?かしら)だが、満たされない思いで仕事場のロンドンで、かっての部下のマーガレットに逢い、彼女のイキイキとして生きる力に、残された余命を生き抜く力をもらう。市民課課長として、陳情に訪れていた主婦たちの望む「子供たちの遊ぶ場所」造りに力を注ぐ。彼が死んで、それぞれの記憶に彼のあの、熱心な仕事ぶりが記憶に残る。彼が広場のブランコで歌うシーンと、昔みた「生きる」の名シーンが重なる。1952年「黒澤明監督の生きる」の映画もDVDで見たかもしれないけれど、志村喬のブランコで歌う命短し、恋せよ乙女♬のシーンは記憶している。あの歌とあのシーンは脳裏にのこるから名シーンなのだろう。
2023.04.11
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久しぶりに大規模な制作作品・東映が70周年記念映画作品としただけあります。今、戦国時代の作品を読んでいる私にはNHKの「どうする家康」と同じ脚本家の信長を描いた作品と言うことで興味があって観に行きました。監督 大友啓史 脚本 古沢良太 制作 東映キャスト 信長=木村拓哉 濃姫=綾瀬はるか 明智光秀=宮沢氷魚 徳川家康=斎藤工感想戦国時代を天下統一に向けた信長・秀吉・光秀・家康をどう描くか?この映画はヤンチャで軽薄なな信長が、斉藤道三の娘の帰蝶(濃姫)との政略結婚で、敵対しながらも心ひとつに戦国を勝ちあがっていき、本能寺で明智光秀の謀反で生涯を終えるストーリー。迫力満点で、男性の観客が多かったのも頷けます。木村拓哉・綾瀬はるかの二人は当代きってのオーラを持つスター。濃姫の消息は歴史的にも謎が多くて、諸田玲子さんの「帰蝶」には救いがある生涯を描いていましたが、この映画では途中で離縁があっても信長に愛されて本能寺の変とともに命が尽きる(病)話。大スターを配した物語は夫婦で力を合わせて天下統一を目指した夫婦愛の物語。算命学では結婚は一人が100二人で200の力を持つとされるけれど、織田家の礼儀を無視する破天荒でヤンチャな信長を、好敵手として強くして父の斉藤道三の死で、信長と力を合わせて天下統一を目指す賢夫人として描かれている。「本能寺の変」も信長に変わって天下取りを目指した光秀の陰謀と描かれていて、本能寺の変の成功とその後の光秀の対処に(主君殺しの謀反を何故、巧みに実行できたのか?)戦国時代の謎を解釈するのになんか納得できた思い。ただ、あの素敵な俳優の斎藤工が「タヌキ爺の家康」として登場したことがあの時の家康はまだ若かった。松本潤のタヌキ爺は見たくないし・・・去年、旅行した京都や奈良の(清水寺とか室生寺とか)ロケ地として実写だったことが嬉しい。
2023.02.14
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原作 平野敬一郎 監督 石川慶キャスト 妻夫木聡 安藤サクラ 窪田正孝 他 清野菜名 真木よう子 柄本明ストーリー里枝(安藤サクラ)は3年半共に暮らした夫(窪田)が事故死して、夫が戸籍上の名前とは別人と知る。弁護士の城戸(妻夫木)に保険金の事など相談して、夫が誰なのかの調査を依頼する。夫は自分の出生を嫌って別人の戸籍で生きていたのだ・・・・・・テーマは重い内容の映画でした。今、私は易学「算命学」の本を再読しながら、自分のルーツを知りたくなって両親の故郷に旅をした。日本・算命学宗家の高尾義政氏の講義録に不運にならないで運を掴むには(1)逃げない事 (2)自分の家系を知り、そのカラーを認識する (3)先祖供養とあった。宿命(親や血のつながる親族・生まれた環境)は変えられない。その宿命が「耐えられない宿命なら戸籍を変えて別人で生きる」ことは1~3すべてできないこと。(1)ある男は戸籍を変えたことで里枝との3年半幸福な結婚生活を送れた。でも、無理があったから長続きしなかった。(2)家系もカラーも嫌でたまらなかったある男。(3)父親の遺骨の引き取りを拒否したある男。ラストシーンで弁護士の城戸がバーで別名を名乗る。一緒に観に行った友人は「男って、まったく自分の人生とは別の人生を生きたくなるものなのね」と、つぶやく・・・・
2022.11.24
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(あと、1か月続くのか)とウンザリしながらもチラチラとみてしまう。朝は犬の散歩をして7時30分の朝ドラを観るのが生活習慣だったのに、4月からの朝ドラにはイライラさせられるから(もう見ないと思いながら・・・ついテレビをつけてしまう)今週も、チラチラしかみていないので、ストーリーも知らないから批判なんてできないけれど、智のプロ―ポーズをけって、婚約していた和彦君を奪い取った暢子相変わらず妹の邪魔ばかりするニイニイの馬鹿さ加減。そして、なんと言っても夫が亡くなっても家事は家政婦任せの未亡人の和彦の母。(中原中也の詩のフアンだなんて信じられない恋人にも先輩に裏切られて、生活苦の中で死んだ中也の悲しみがわかるはずない)と思ってしまう。戦後の昭和の時代に、あんな贅沢な生活できる未亡人の財産ってどのくらいあるの(働いたことがない人が自分の財産管理できるのかしら?)登場人物の人間味が描かれていないから感情移入できないドラマ。仕事したいからって夫の気持ちを考えない長女も、ニイニイが詐欺をしても妹に迷惑かけても怒らない母も、みんな納得できない。NHKの朝ドラは殺人も不倫もなく景色も俳優さんも素晴らしいから安心して見ていられる番組なのに、(この人間味の薄い家族愛の物語って・・・あと1か月・・・)
2022.07.30
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インチキ健康食品の「紅茶○○?」でまたもや詐欺補助をしているニイニイに母はお金を融通して、暢子の周囲の誰もがインチキ商品とわかっているのに、暢子も自分の勤める店や屋台客にもニイニイを紹介している。NHKの朝ドラのフアンのひとりとして、今回の「ちむどんどん」は腹が立つ話ばかりなので、見ないと思っていたが、民放のワイドショーでも「詐欺」と戦争」のニュースで、ついついNHKに戻すと、ニュースでの家族ぐるみの「10億円給付金詐欺」や税務署員などの学生たちを使った給付金詐欺のニュースに税金を無残に詐欺されるシステムにイライラしてチャンネルを変えたのに。「ちむどんどん」のニイニイの詐欺行為に怒らずに協力する家族たち長男のニイニイの高校中退にも働かずに儲けようとするだらしなさに怒らずに協力する母の甘さがが長男を増々悪くしてしまうと思ってしまう。楽に儲けられると詐欺の話に乗せられて、為替詐欺された男にまたもや騙されたニイニイは騙した男をそれでも信じる馬鹿さ加減に彼にお金を貸したボクシングジムのオーナーやジムの人々たちの借金は?養豚場のオーナーへの前借は返したのだろうか?母にも返さないで長男なのに仕送りもしていないに違いないと思ってしまう。(欠かさずに見ていないから?とびとびのストーリーではそのシーンはなかった)財布からお金を抜き取っられた暢子もニイニイを責めたシーンはない。「変な紅茶」で健康を害した人もいると思う。(そういう社会的責任は問題にしない?)長年にわたって「オレオレ」詐欺が後を絶たない現実。国民の税金をいとも簡単に給付金詐欺させるシステムと金額の多さと詐欺の手軽さに唖然とさせられる「ちむどんどん」は家族愛を描きたいのだろうか?それとも「詐欺」でも兄は良い人というストーリーにしたいのだろうか?今、日経新聞の「私の履歴書」は住友林業元社長の矢野龍氏。終戦の満州でロシアの捕虜となって(民間人なのに)シベリアで病死した父親に変わって、3人(姉と妹)の子供を満州から連れ帰って、苦労して3人の子供を育てた母親(小学校教諭)が、住友林業の社長となった息子(龍氏)に会うたびに「悪いことはしていけないよ」と年金の中から1万円手渡してくれた話が書いてあった。「社会人として悪いことをしないできちんとして生きてほしい」と願うのが母心だと思う。
2022.06.09
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NHKの朝ドラのフアンのひとりとして、今回の「ちむどんどん」の母・優子の優しさにイライラしています。長男のニイニイ・賢秀が妹の体操着を汚しても怒らずに、母が自分で洗ってあげる。貧乏の家計の中から高校に進学させても中退して、勉強もせず、働こうともしない。楽に儲けられると詐欺の話に乗せられて、母に借金させても自分は悪くないと言うニイニイ。母も「家族のためにと考えたニイニイは悪くない」と、怒らない。妹たちが洋服も買わずに苦労していても、ニイニイに責任をとらせようとしない母にはあきれてしまう。今朝は東京に一人出て来た妹・暢子の財布からお金を抜き取って賭け事に使ってすってしまった映像を見て、なんだか来週から見るのが億劫になってしまった。NHKの朝ドラは丁寧に制作してあって、殺人もなく大悪人もいなくて、朝見ても嫌な気分にならないドラマなので、ドラマ離れした私にとって楽しみにみている唯一のドラマだったのに折りしも、山口県の阿武町の誤給付金を「オンラインカジノに使った」24歳の犯人の確信的犯罪報道に怒り心頭のおり、この犯人をこんなふうな行動をさせた背景(銀行や親や弁護士や阿武町の役場の人)を思うと、「使ったらいけないお金」「使うことは悪いこと」と彼を止められない周囲にもイライラ。田口翔容疑者(24歳)はきっとニイニイみたいに「悪いことをしたら自分で責任を取らなければいけない」とか「コツコツ働いて身の丈に合った生活をする」とかそんなあたりまえのことを誰も教えなかったにちがいないコツコツ働いて納めた税金を去年税金を納めなかった24歳の健康な男に支給する「給付金」って阿武町の人たちも役場や銀行に、怒ってもいいはずなのに・・・「ちむどんどん」の優しい比嘉優子さん、ニイニイを「人(家族)に迷惑かけないで働いて、身の丈にあった生活しなさい」と教えないと、「家族だけでなく、他人の迷惑をかえりみない田口翔容疑者みたいになりますよ」
2022.05.20
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本日アカデミー国際長編映画賞をもらったと話題になっている。一月ほど前に近くのシネコンにこの映画を見に行った。179分の長い映画だった。監督 脚本 濱口竜介 原作 村上春樹配役 西島秀俊 岡田将生 三浦透子 霧島れいかストーリー舞台俳優で演出家の家福悠介(西島)と脚本家の妻の音、幼い子供を亡くした喪失感の中でも、仕事の相棒としても夫婦としても仲良く暮らしていた。妻の音が語る「初恋のストーリー」、悠介の留守中に愛人の高槻耕史(岡田)と密通する音。ストーリーの展開も聞き出せず、不倫を知っていることも話せずにいる中で、妻が脳梗塞で突然死してしまう。舞台演出の仕事で広島にマイカーで出かけた悠介に主催者は専属の運転手の渡利みさき(三浦)を紹介する。2人でドライブする瀬戸内の海岸に沿った景色が美しい。現地で募った俳優の中に妻の愛人だった高槻がいた。俳優たちと日本語と韓国語?と手話で「ワーニャおじさん」の舞台化を目指す。公演が間近に迫った時、悠介の車に乗り込んできた高槻から音が彼に語ったストーリーの展開を聞く。(続く)精神的葛藤の中で、みさきのドライバーとして熟練した経過を聞いた悠介は、その絶望的な境遇の中でも逞しく生きるみさきの育った故郷の北海道に向かう2人。人工的な広島とは正反対の雪に覆われた過疎の村と土砂崩れで崩れたみさきの家あと。「ノルウエーの森」から村上春樹氏の小説は良く解らないし共鳴できない。そして「ドライブ・イン・マイカー」も良さがわからない。「ラストシーンでマイカーにどうして主催者の犬が同乗しているのか?」もわからない。昔は映画が大好きで何をみても楽しんだり感動していた私が、最近の賞をとった映画はどれも感動しない。(感性が悪くなったのか?時代にのれないのか?)映画を観終わって余韻にひたっていたあの頃、気に入った映画は何回も見に行った。西島秀俊さんと岡田将生さんは素敵に年を重ねている、素敵な俳優だと思う。手話の女優さんパクさんは美しかった。
2022.03.28
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23日夜のNHKスペシャル「高野山千年の襖絵 千住博 空海の世界に挑む」を見た友人たちから「感動した」とラインをもらって、見逃した私はさきほど「NHK+」で観ました。《見逃した人は今夜(日付は27日0時30分~)12時半から再放送予定》空海が開いて1200年の高野山から千住氏が依頼されて襖絵を書き始めて6年。完成した襖を高野山の金剛峯寺に納めたのですが、その襖の見事さに心から感動しました。「崖の絵と滝の絵」でしたが、千住氏は空海と向き合いながら導かれるように書いた志を語っていました。23日にテレビを見た友は皆「ワクチン接種してコロナが一段落したら高野山に行きましょう」と言いだしています。私が高野山に出かけたのはもう8年以上も前で、空海の偉大さも知らずに真言宗への信心ももないまま(一度は行ってみたい)気持ちででかけたのですが、自分の認識の甘さを反省しました。高野山は真言宗の信者たちの祈りの場所でした。幼いころから神童と言われた空海は、都の学問所ではものたりなくて、大自然の中で修行し地球や宇宙の「森羅万象」を悟ったという。遣唐使て渡った中国への航海では嵐にあって、たどり着いた陸地で密航者かと怪しまれたが、書いた字の見事さに遣唐使であることが信じてもらえたエピソード。日本各地にある「空海の水」が名水であることを聞いていたのですが、空海が何故、そこに名水の水脈があるのかが分るのか半信半疑でした。でも、大自然の厳しい修行の中から悟りを開いて自然界の声を聞くことができた空海だからこそ、名水の水脈も地上から聞こえたことが信じられました。2018年の3月に「空海 KU-KAI-美しき王妃の謎」と言う中国映画みました。仏教と空海のことがわかるかなと思って見に行ったのですが・・・(ストーリー)遣唐使として唐へ渡った空海は、時の権力者の不可解な死と長安の役人の家に起こる怪事件に立ち会うことになる。それらの事件には1匹の黒猫が関係している。 空海は白楽天と力を合わせて事件の謎を探る。 空海より30年前の唐には阿倍仲麻呂が生きていた。残された彼の日記と李白の詩から、唐代の玄宗皇帝が寵愛した楊貴妃が事件に関係していたことに気づき、人の言葉を話しはじめた黒猫に空海は真相を問いかけ、楊貴妃が死に至ったときの真実を知る。という話で(やはり中国映画)天才空海は時の仏教界の最高峰の宗教家に後継者として密教を伝授されることはあまりにさらりとえがかれていました。でも、仏教の大師に唯一無二の後継者として「仏教の極意」を伝授される話もあって、20年もかかる修行を2年で習得できた天才空海の姿もありました。森羅万象、宇宙学を極めた空海が、コロナであえぐ世界を、日本を、1200年の時を越えて救ってくださるかもしれません。1200年前に空海が籠った奥之院の不思議な霊気!そこに高野山の僧たちが今でも毎朝朝食を運ぶ習慣。奥之院にある日本統一のために戦った戦国時代の名将たちの墓や現代の日本の経済を率いる企業たちの墓。高野山は空海の志に共鳴してくださる人たちの墓碑とともに、日本を見守ってくださっているのか?・・・・・コロナが一段落したら8年前の無知の自分ではなく空海の力を信じる心で行ってみたい。そして千住氏の描いた襖絵を見ることができたらどんなにか素晴らしいことか❣
2021.01.26
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2020年の流行語大賞にノミネートされたと言うので早速DVDで観てみた。2019年12月~2020年春までテレビで放送されていたドラマと言うこと。「冬のソナタ」以来韓流ドラマはみていないけれど日本でそんなに話題になったのかと野次馬根性で20話もあるドラマを端折りながら5~6日の2日で観終わった。「冬のソナタ」を見た時と同じ感想をもった。なんで、こんなにヒロインたちは危険な目に遭いながらも不死鳥なの?ストーリー韓国の女企業家のセリ(ヒョンビン)が自社製品のお披露目かねてパラグライダーで飛行中に竜巻に会って北朝鮮領地に不時着。見つけたのは北朝鮮の軍人リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)だが、追いかけるうちに地雷を踏んで身動きできなくなり取り逃がすはめに、どういうわけかセリが迷い込んだのがリ・ジョンヒョクの家。それからセリが韓国に帰るための逃避行のエピソード・・・南北の境界線を監視する任務の軍人たちとその家族の人柄や生活が楽しい。江戸時代の町人長屋の生活のように、素朴で好奇心強くお節介で人情に溢れている。停電を繰り返す電力供給事情、列車の10時間以上の停車も日常茶飯事。それに比べて、平壌の高級軍人の家や金持ちの家は立派過ぎる。やっとセリを韓国に帰したものの、悪い軍人のチョ・チョルガンがセリの命を狙うために韓国へ、それを阻止しようとリや彼の腹心の部下たちが韓国に渡る。大富豪の企業家に戻ったセリの豪華すぎる私生活。セリと再会できたリや彼の部下たち。北朝鮮の生活に慣れきっている部下たちの素朴さが、大都会ソウルでの生活の中でなんともほほえましい。分断している南北朝鮮の中でリとセリの愛はどうやったら貫けるか???観終わった感想リとセリの恋は悲劇に終わらなくてホットしたが、リとチョの戦いはハラハラドキドキ。北朝鮮の人々は軍人や官僚は不正や汚職が浸透しきっているのか?庶民の暮らしは豊かではないけれど楽しむ方法を見つけ出して素朴で心豊か。北朝鮮の人々の生活や南北朝鮮の人々の祖国愛が解ったことは収穫。でも、なんともじれったい。韓流ドラマにはハマりそうもない。
2020.11.07
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「太陽の門」2月21日の日経朝刊から病気の伊集院静氏に代わって赤神諒氏の連載が始まった。名画中の名画、シナリオライターたちがベスト1に挙げる「カサブランカ」ジュリーが歌う阿久悠作詞の歌詞にも歌われている男も憧れる「リック」ハンフリー・ボガード。「♪ボギーボギーあんたの時代は良かった。男がピカピカの気障でいられた♪」リックに命がけで惚れられるのはこの映画で最高に輝いたイングリッド・バーグマン演じるイルザ。何度みても飽きない名画が小説ではどんな展開になるか物語は1940年2月のパリ、登場人物はピアノ弾きのサム。舞台はリッツが経営するモンマルトルにあるカフェ。時代はナチス・ドイツの猛威がパリに迫っている。イルザがサムに♪時の過行くままに♪をリクエストする。3回目の今日もまだリックは登場しない・・・・どんな物語になっていくのか?ワクワクドキドキ最近の映画の観終わったあとの後味の悪さの気分治しに、昔の映画を見る。ストーリー展開が素晴らしい「カサブランカ」のバーグマンや「ローマの休日」や「麗しのサブリナ」のヘップバーンほど輝きを放つ女優を知らない。「カサブランカ」のリックの名セリフの数々にため息が出る。昔の名画を見るたびに、映画は男と女の美学、気分を明るくして、夢をみさせてくれる映画を作ってほしいと思って、とうとう自分で「シナリオを書こう」と思い立ってべんきょうしたのですが、時代に要求されない気がして応募さえできないのです。でも、現代小説を読み漁ってみると、映像にできたらいいなと思う作品に出合いますが、応募作品はオリジナルが原則。USED【送料無料】カサブランカ 特別版 [DVD] [DVD]
2020.02.23
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NHK朝ドラ100作目のせいか当代きっての美男美女を登場させた「なつぞら」が終わってしまった。日本のアニメーションを世界に誇るレベルにしていった過程がドラマ化され、ヒロイン役の広瀬すずちゃん他、登場する女優さんたちはかってのヒロインを演じた美人女優。そしてお祖父ちゃん役の草刈正雄さん他ヒロインを取り巻く男性たちのステキさにうっとりさせられた、あの朝の楽しみが明日からはもうない当分はなつぞらロスが続きそう。ヒロインの奥原なつにはモデルがいるそうで、今のアニメ文化を作ってくれた人々や会社に感謝。そんな時に思い出す悔しすぎる出来事「京アニ放火事件」犯人青葉真司は手厚い治療で生かされて、まだ逮捕されていないのでしょうかあまりにも身勝手な理由で優秀なアニメーターたちを殺したり重症負わせた犯人が何故こんなにも保護されるのか悔しくてたまらない。青葉真司はコンビニ強盗や下着泥棒で3年半の実刑、刑務所生活していた時も、大暴れしたり自殺未遂したりして、更生保護施設に一時入所後、さいたま市の我が家に近いアパートに住んでいた。隣人たちはもちろん前科など知らないけれど、近所トラブルの際も「殺すぞ1俺は失うものが何もないんだ!」と脅かしたりしたことを知って背筋が寒くなる。「なつぞら」でのなっちゃんたちが真摯に良い作品を作り出す努力をしている場面を見ながら、ゆがんだ青葉真司の犯罪に怒りがこみ上げてくる。「なつぞら」は登場人物がみんな優しくて一生懸命頑張って生きていて、そして、うっとりするほど素晴らしい景色と美男美女たち。そんな真摯に生きる日本人の日常を身勝手な理由で壊してしまう犯人たち。そしてその犯人の「犯行にいたった理由」を聞くために手厚い治療をする警察や、犯人の身勝手な襲った理由を載せる新聞にも怒りがこみ上げる。
2019.09.29
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ゴミ屋敷のような家に祖母と夫婦と妻の妹と子供で暮らす家族の物語。収入源は祖母の年金と妻の稼ぎと万引き?と風俗で働く妻の妹の稼ぎ?けして楽しい映画ではなかった。やりきれないほどつらい映画ではなかった。いっしょに行った夫は何回か寝息やイビキを立てて寝ていた。平日の午前中なのに近くの映画館は満員でした。監督・原作・脚本・編集 是枝裕和キャスト 父・リリー・フランキー 母・安藤サクラ 祖母・樹木希林ストーリー亡くなった祖母の火葬代や葬式代がないと土葬して隠す家族。息子が万引きをして捕まったことで、家族の秘密が明かされていく。工事現場で怪我したのに労災が下りない父親。クリーニング店の仕事をリストラされる母親。祖母と母親とその妹の関係が良く解らない、謎めいている。学校に行かずに父親の万引きを手伝う息子も本当の息子ではない。近所なのに実の親の家に帰れない女の子。それぞれが背負っている不幸は疑似家族なのに、その生活の日常は和やか。是枝監督は現代社会のひずみを描きたかったのだろうか?私の隣で寝息を立てている主人の膝を軽くたたいて。「平和な家庭をありがとう」と感謝。平凡で平和な家庭を維持できることの幸せをかみしめる。
2018.06.15
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北川悦史子脚本と言うので楽しみにみていたのですが、今まではストーリー展開がゆったりで1日見なくても話が解ったのですが、先週から急展開しだして、1日2回みています。豊川悦司さんの登場でなんだかとても活気つきました。北川さんの全盛時代の作品は忙しくてほとんど見ていなかったのですが、去年放送された「運命に、似た恋」はとてもはまりました。(DVDを買ったほど)今回も期待できそうです。豊川悦司さんはテレビではその魅力がわからなかったのですが、映画のトヨエツさんは存在感があって素敵!映画監督に愛されるトヨエツさんの魅力に気が付いた「半分、青い」岐阜の美しい景色も中村雅俊さんの魅力も、主人公の天然で可愛い魅力も、「この朝ドラ見逃せない」と思う迫力に欠けていたのに?トヨエツさんの登場で俄然面白くなってきました。シナリオの勉強をしていつか「ドラマのシナリオを書きたい」と思っていた私ですが、最近は面白いドラマに出会えなくて1~2話で観るのをやめてしまっていたのですが、久しぶりに再放送まで見て(あっそうなのか)と興味深々で観るドラマになりそうです。それから、豊川悦司さん演じる秋風羽織の事務所は、「運命に、似た恋」の時、恋のライバル・白井真帆さんの邸宅なので、それもうれしくてなりません。あの、豪華で素敵な邸宅にまた会えたこともこれからの楽しみの一つ。ヒロイン永野芽郁さんの天然の17歳が大人の女性に成長する姿がまだイメージできないのですが、北川さんは彼女の個性にあった恋や仕事に取り組む成長する姿を書いて下さると期待しています。
2018.04.30
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「空海」の謎に少し近づけるかと思って公開中の映画を観に行ってきました。タイトルは「空海」でしたが、内容は「楊貴妃の死の謎」でした。ただ、長安の都や古代中国の都の映像やSF的な映像に大型スクリーンで観る価値がありました。「莫大な製作費かけた日中合作映画」なんでしょうね。原作は夢枕獏の「沙門空海 唐の都で鬼と宴す」監督はチェン・カイコーキャスト 空海 染谷将太 白楽天 ホアン・シュアン(高橋一生) 楊貴妃 チャン・ロンロン(吉田羊) 阿部仲麻呂 阿部寛ストーリー 遣唐使として唐へ渡った空海は、時の権力者の不可解な死と長安の役人の家に起こる怪事件に立ち会うことになる。それらの事件には1匹の黒猫が関係している。 空海は白楽天と力を合わせて事件の謎を探る。 空海より30年前の唐には阿倍仲麻呂が生きていた。残された彼の日記と李白の詩から、唐代の玄宗皇帝が寵愛した楊貴妃が事件に関係していたことに気づき、人の言葉を話しはじめた黒猫に空海は真相を問いかけ、楊貴妃が死に至ったときの真実を知る。感想 やはり中国映画。天才空海は時の仏教界の最高峰の宗教家に後継者として密教を伝授されるあたりを詳しくしりたかったのですが、楊貴妃と玄宗皇帝の話が中心で、思惑が外れてしまいました。 楊貴妃が美しかったこと、白楽天他の中国の男優さんが美男だったことで映画を楽しめました。
2018.03.07
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先週で終わってしまったというだけで寂しくてたまらない。「恋愛ドラマの神様」と言われる北川悦史子さんのドラマと言うので、シナリオを勉強する私に(見なければ)と興味を持たせ、「運命・・・」とのタイトルに占い師の私の興味を引いてくれたので、家族がいる時間なので録画もとってみました。キャスト 原田知世 斉藤工 西山潤 山口紗弥子はまりました。流石、恋愛ドラマの神様の作だけあって、素晴らしいラブロマンスでした。第1話から見直してみると、第一話にラストに繋がる伏場面がちりばめられていて、素敵なラブストーリーでありながらサスペンスタッチでぐいぐいと次回に期待持たせる脚本や演出に脱帽です。シナリオをべんきょうしているのにテレビのドラマは朝ドラくらいしか見る機会がなく、斉藤工さんも知らなかった私ですが、「こんなに魅力ある男性がいたの!」と思いながら、原田さん演じるかすみさんと一緒に彼に恋してしまいました。(今度、恋愛シナリオを書く時は彼をイメージしようと思いながら・・・)ラストが明るく終わったので、ハラハラシーンも何度も繰り返しみれそうです。録画して良かった。家族がいると気が散るけれど、日中に1人で見ると、より気持ちの導入ができます。脚本家の北川先生は闘病中のようですが、次の作品を期待しています。
2016.11.17
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43歳のブリジット・ジョーンズ、最後のモテ期等身大のアラフォー???とは思えないけれど・・楽しめました。キャストブリジット レネー・ゼルウイガーマーク コリン・ファースジャック パトリック・デンプシーストーリーテレビのプロヂューサーとして活躍するブリジット。元彼のマークは別の女性と結婚、ダニエルは事故死???43歳のブリジットは婚活イベントでジャックと一夜を過ごしてしまう。だが、マークが離婚したと聞いて、彼との仲も復活するが、相変わらず忙しいマーク。ちょっと太ったかなと思ったら、まさかの妊娠。父親はジャックかマークか??等身大のアラフォーの相手は弁護士とIT長者だなんて!!けして等身大とは思えないけれど夢があって楽しめる。NHKのドラマで「運命に似た恋」は45歳のバツイチのクリーニング屋の店員と38歳の人気デザイナーの恋だったが、ドキドキうっとり楽しませてもらったけれど・・・この43歳のブリジット最後のモテ期はドキドキもうっとりもせずにクスクス笑いながら大人の三角関係を楽しませてもらった。
2016.11.16
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懐かしいような美しい山村の風景と星空の画像が美しくって画面に引き込まれて110分。「君の名は」はストーリー以上にその映像に魅せられます。素晴らしい感銘をありがとう原作 監督 新海誠キャラクターデザイン 田中将賀作画 安藤将司登場人物(アニメ)宮永三葉 立花瀧ストーリー 山深い山村で神社の家系で巫女としても働く高校生の宮永三葉、東京の高校生の立花瀧。会ったこともない2人が時々入れ替わってお互いの生活を生きる。彗星が地球の日本に近づくニュースの中で、2人の運命が交差する。彗星によって破壊されようとする山村の美しさになつかしさと愛おしさを感じる。山村の夜空の美しさ、そして彗星が近寄ってきた時の夜空の美しさに息を飲む。時間、タイムスリップ、魂の入れ替わりファンタジーというよりも広大な宇宙の中では、あり得ることだとも思ってしまう。「漫画、アニメ、ゲームの世界は苦手」と思っていたが、最近見た映画の中では最も心に響いた映画だった。毎週200×10のシナリオ書いている「シナリオ勉強中」の私。アニメを書いてみたいと思わせられた。14日はレデイースデイのせいか上映館はほぼ満席でした。
2016.09.15
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「夫を早死にさせてる方法は幾通りもある」後妻業とは後妻になって財産をいただくこと。昨日、近所のシネコンに見に行ったら、ほぼ満席でした。それもご夫婦でみている方が多かったです。もちろん私も主人と一緒に見に行きました。原作・黒川博行 監督・鶴橋康夫キャスト・大竹しのぶ 豊川悦司 津川雅彦 尾野真千子。ストーリー金持ち男の後妻に入り、財産を奪うのが「後妻業」竹内小夜子(大竹しのぶ)は結婚相談所の常連で、会員人気NO1。何人もの老人と結婚して、「遺言公正証書」を書かせて死期を早めて財産を手に入れる。妻が夫を早死にさせる方法は薬を変えたり事故を起こさせたり、幾通りもある。「寂しい老人の後妻になって死期を早めて財産を手にするだけ」と、小夜子は屈託がない。8番目の夫の所有するマンションに住み9番目の夫の通い妻の小夜子が「遺言公正証書」を盾に財産を手にいれようとしたときに、男の次女が怪しんで探偵を雇う。1番目から9番目まで小夜子の夫の死は怪しいことだらけで、殺人の可能性大。「調査結果」の報告先に、探偵は警察よりも次女よりも、小夜子の共犯、結婚相談所の所長の柏木を選ぶ。理由は恐喝が一番金になるから。「この世を動かすのは色と欲」そう考えて実行に移す人々の「罪悪感????」のかけらも見えない。被害にあっても警察沙汰にしたくない財産家の人々と、年をとっても妻を求める男たち、そして熟年婚活を楽しむ人々・・・と・・感想大竹しのぶさんははまり役ですね。主人も「女は怖いね」との感想でした。この映画を夫婦で見に来た方たちも「女の怖さ」を夫に知ってほしくてきたはず。「筧佐知子は氷山の一角、世の中に『後妻業の女』は多いのですよ」
2016.08.29
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国民投票でEU離脱を決めたイギリス。今年、2016年にエイザベス女王90歳の誕生日を祝う報道がされていた。ロイヤル・ナイトは1945年5月8日ドイツの降伏によって終戦になった日、勝利国として終戦を祝った日、国王継承者のエリザベス(19)がその祝いの夜を謳歌する話。英国で作られたとのことでビックリ!実際の出来事でなく、フィクションなのでしょうがあまりのドタバタ劇でした。監督 ジュリアン・ジャロッドキャスト サラ・ガドンストーリー 終戦祝いで賑わう街に出て国民と一緒に祝いたいというエリザベスとマーガレットにOK出した国王。ホテル・リッツに送り出したつもりが、ホテルの外にでてしまった妹を探して市中に迷い込んでしまうエリザベス。空軍兵と出会っていろいろ助けてもらう。バスに乗ったり、パブに行ったり、あげく娼婦館にまで行ってしまう。英国では終戦をこんな風に大騒ぎしたのかと驚かされる。感想「ローマの休日」の元になった話との宣伝もあって見に行ったのですが、ストーリーも映画の魅力も全然比較にならない。日本の終戦の光景と違いすぎて唖然とする。アメリカ映画の「終戦のエンペラー」の敗戦国の終戦と違いすぎる。「ローマの休日」はオードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックの魅力とシナリオの完成度の高さが、何度見ても楽しい。
2016.06.26
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原作・監督・脚本・編集 是枝裕和主演 阿部寛 真木よう子 樹木希林 小林聡美 リリー・フランキーストーリー15年前に文学賞をとったことで未だ作家への夢を追いかける探偵事務所に勤める篠田良多(阿部寛)。別れた元妻(真木よう子)と息子の真悟(吉沢太陽)への未練と古い団地で1人暮らしする母親(樹木希林)へのマザコン意識。「海よりもまだ深く」はテレサ・テンの「別れの予感」の歌詞。元妻や息子や母親に対する愛情は深いのに、毎月5万円の養育費も払えない、狭く古い団地に母親を訪ねても金目の物を物色する情けない男。せっかく、モデル出身の背の高いスタイルの良い阿部寛が主演なのに、その大きさがよけいにみじめさを強調している。感想どこにでもいそうな日本人の男。自分と似ている母親に苦労させた父親と同じように生きてしまう男(良多)は、私の父親に重なる。シナリオセンターの同級生(過去に文学賞をとってもなかなか文筆業で稼げない)に重なる。その父親と別れないで2人の子供を育て上げた母親は私の母に重なる。楽しみは月に1度の息子との面会なのに、競輪やパチンコや宝くじで使って養育費5万円を用意できない。でも、現代の女たちは良多みたいな男に見切りをつける元妻(真木)のような選択をするだろう。良多みたいな生き方をしたら、誰もが愛する人たちを失うだろう現代。是枝監督も山田洋治監督も、もう少し明るく楽しい映画をとってほしいものだと思いながら・・・最新洋画よりは心に響いたかな?
2016.06.25
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主演・大竹しのぶ 監督・鶴橋康夫 原作・黒川博行公開は今年の8月27日なのですが、昨日映画館で予告編を観たら「流石、大竹しのぶさん!はまり役!」と観覧後、友達とその話題で盛り上がりました。上映作品の「ロイヤル・ナイト」が期待外れだったこともあって、予告編のインパクトが強すぎました。原作は読んでいないのですが予告編は一昨年の秋、ニュースになった「筧ちさ子による夫殺し事件」を彷彿させます。結婚相談所で知り合った再婚希望者たちと交際、結婚して次々に殺害した疑惑。筧千佐子の事件の後、「私はあなたより先に死ねないわ」と思わず夫に言ったものでした。シナリオを勉強中の私は、本科に進んだ昨年、「後妻業の女」を書いてゼミで発表したのですが先生に「後妻業って?初めて聞きました」と言われたのですが、クラスメートの1人が「私の実家も後妻さんに財産を奪われてしまいました」と言ったこともあって、「後妻業」の言葉を先生やクラスメート認識してもらったのですが、やはりプロたちの作品は予告編を見ただけでも「後妻業の女」は見応えがありそうです。それに比べて観てきた「ロイヤル・ナイト」はエリザベス女王の若き日の話で「ローマの休日」の元と聞いたのですが、あまり感想を書く気になれません。主演女優さんが魅力的でしたが・・・終戦をイギリスであんな風に祝ったのか????
2016.06.16
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大好きな映画のNO3に入る「旅情」を映画館で観てきました。テレビやビデオでも何度も何度もみている映画ですが、映画館の大きなスクリーンで見ると格別です。ベニスに行って街を探索して、心を蕩かすプレーボーイに口説かれている気分になれます。巨匠デヴィット・リーン監督の1955年の作品ですが、この巨匠には珍しい軽いラブロマンス映画です。名匠の作品だけあって何度みても細部までこだわった完璧さに圧倒される映画です。シナリオ教室の講師も「お薦め映画」と紹介して、資料もくれました。原作は戯曲作家のアーサー・ローレンツで「追憶」も「ウエストサイド・ストーリー」原作も彼の作品とのこと。ストーリーアメリカのOLでハイミスのジェーン(キャサリン・ヘップバーン)が休暇を利用して憧れのベネチアに1人旅し、プレイボーイの中年男レナード(ロッサノ・ブラッツイ)と出会い、恋して別れると言う単純な内容です。イタリアのプレイボーイが分別くさいハイミスを口説くセリフ。 「お腹がすいている時はビフテキでなくても我慢しなさい、ラザリアでもおいしいはず。お腹が空いているなら食べてみませんか。私はハンサムな青年でもなく---妻子ある中年の男。それでも今出会ってお互いを意識している、それだけで恋の始まりには十分」ー???ーーそんなセリフに心を動かさない女性はいるでしょうか?デートに足の先までおしゃれする女のときめきが痛いほど伝わってきます。そして、大人の女の理性を振り絞って別れ切り出し、未練を断ち切ってベネチアを去って行く女。 20代で見たときは中年の男と女の旅のロマンスの話とだけの印象でした。 30代で観て女の魅力に気が付いてキャサリン・にヘップバーン憧れて、 40代では、中年のプレーボーイの魅力に気がつきました。 そして、今回シナリオ講師から資料をいただいて、みると、石と水の街で、孤独と虚しさを抱え込んだジェーンをレナードが蕩かして行くが、恋の情熱にも自分を見失わない大人の女の理性。ベネチアだけは1人で旅したいと思っていたのですが、3年前に夫と旅したベニチアは海も街も「旅情」の時代とそんなに変わっていなくて、憧れの街は今もレナードに会えそうな街でした。キャサリン・ヘップバーンはアメリカでは人気が高くO・ヘップバーン以上に愛されている女優です。運河に落ちるシーンの撮影で、目に細菌が入ってしまったそうですが・・・名監督は名女優にも残酷なのですね。「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」「戦場にかける橋」などの名作で有名な巨匠・デヴィット・リーンの作品です。ベニスに行った人も、行く予定の人もぜひ見てほしい作品。いつも新作を見に行くシネコンで見たのですが、新作よりも混んでいて、運河に落ちるシーンの前にどよめきがあったりで観客がこの映画を何度も見た人が多いことがわかりました。
2016.05.02
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山田洋次監督が「この映画で伝えたかったこと」はなんなんだろう。監督・脚本 山田洋次音楽 坂本龍一キャスト 吉永小百合 二宮和也 黒木華ストーリー 1945年8月9日朝、長崎に原子爆弾が落とされた。 1948年8月9日。助産婦の福原伸子(吉永小百合)は原爆で亡くなったはずの息子・浩二(二宮和也)の墓参りに、息子の婚約者だった町子と一緒に出掛ける。 爆撃地のそばにいたはずの浩二の遺体はとうとう見つからないまま、息子、婚約者の死を受け入れなければならない2人。 その日から伸子の前に死んだはずの浩二が現れて、2人はいろんなことを語り合う。 (感想)シナリオの勉強をしている私には、監督になる前に脚本を勉強してシナリオライターを目指していた山田洋次氏のシナリオを映像から勉強したいと思いながらみていたのですが・・・やはり映画を情景と役者さんで観る癖がぬけなくて、とても客観的には見れなかった。戦前生まれ84歳の山田監督には「戦争が一般人の命を奪い、ささやかな個人の幸福を奪うこと」の理不尽さを伝えたかったのでしょう。ただ、伝え方は本当に難しいですね。山田監督のように沢山の映画を作ってきた人にも難しい「映像での表現」を改めて感じました。井上ひさしさんの「父と暮せば」を観て、その思いを受け継ぐ意味でも伝えたかった、原爆、戦争の悲惨さ。医学生だった浩二、戦士した長男、ともに20代だったはずの母親役は最初から今、70歳の吉永小百合さんをイメージしていたという山田監督。原爆投下の翌日に息子を探して歩き回った母親だから、当然被ばくしているはずと想定して、やつれ方も考慮されての起用だったのかしら・・・日本の女性の優しい強さを雰囲気全体で表現できる女優さんはやはり吉永小百合さんなのでしょう・・・婚約者を原爆で亡くし、友人たちも亡くした九死に一生の後ろめたい思いの中で、それでも未来のために強く生きようとする町子役の黒木華さんの若さが際立っていました。戦後の苦しい生活の中でも島々が点在する長崎の風景は情緒があり、高台に建つ福原家の設計はモダンでステキでした。悲惨さを強調するのではなく、会話の中から、原爆の悲惨さを感じ取ってほしいとする、山田監督の思い観終わったあとから、じわっと後をひくように感じられます。黒沢明監督のシナリオを繰り返し読んでシナリオの勉強したという山田監督。シナリオを勉強したら、自分でも映画が作れるかもしれないと・・・そんな夢をみさせてもらって・・・来週のシナリオ教室の課題に取り込む気力がでました。
2015.12.18
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シナリオの勉強を始めてから古い名画をみている。私の好みはやはりラブロマンス。それも、悲劇は苦手で、観終わったあとにせつない余韻が残るものが好き。NO1はやはり「風と共に去りぬ」(1939年米)本で感動して、映画のダイナミックさに感動!憧れのレッド・バトラーには作者のイメージ通りのクラーク・ゲーブル。世界映画史上最大の観客動員数。やはりこの映画ほどの大作はもう作れないにちがいないと思う。NO2は「旅情」(1955年米)アメリカのハイミスが休暇を利用してベニスに滞在型旅行をし、堅物の女性が中年のプレイボーイに口説かれて恋をして、一皮むけて旅を終える・・・・名匠・デヴィット・リーン監督のロマンチック・コメディ・・・何度見直しても「流石名監督の完璧な作品」なのです。ベネチアに旅行する前には是非見てほしい映画。NO3は「追憶」(1973年アメリカ)もう何度も見直しているうちに、私の青春の一コマのように思えるほど感情移入してしまう。憧れのハベルと結婚できたのに・・自分の生き方を変えられないケイティ・・・ラストシーンのケイテイの切なさを・・・テーマソングを聞くだけで思い出す。NO4は「ローマの休日」(1953年米)シナリオ教室の講師が押す名作NO1。ストーリー展開が自然な夢物語。O・ヘップバーンがそのチャーミングさで一躍大スターになって、その魅力は今見ても輝いている。高校生の私はこの映画の新聞記者のジョー(グレゴリー・ペック)に恋をした。NO5は「カサブランカ」(1942~46年米)映画評論家さんやシナリオ協会が押すNO1作品。私の好むストーリーじゃないけれど、この映画のイングリット・バーグマンの美しさは格別。リックの「君の瞳に乾杯」に共鳴してしまうほど彼女の瞳は素晴らしい。「ボギーボギーあんたの時代は良かった。男がピカピカの気障でいられた」と阿久悠さん作詞で沢田研二が歌ったボギーって・・・このリック(ハンフリー・ボガート)のこと?書き出してみると、昔のベスト5の全部がアメリカ映画。1940~70年代のアメリカ映画には憧れの生活と素晴らしい景色が映画の中にあった。カサブランカの代わりに「麗しのサブリナ」「ある愛の詩」など・・・ベスト5に入れたい作品もみなアメリカ映画。「ゴッドファーザー」を観てからか、子育てに追われてアメリカ映画を観なくなったのは・・・今、アメリカ映画を観てもあのころのように感動しなくなった。風と共に去りぬ 【DVD】
2015.09.22
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シナリオ・センターの2回目の授業は「映像描写の話」でした。講師の先生が脚本・監督・映像描写の完成度が高い映画は「ローマの休日」と細かい描写まで解説してくれました。ローマの休日は私の好きな映画のベスト4です。そして、好きな監督のベスト2、女優はベスト1 男優はベスト4今までは脚本にはあまり注目していなかったのですが・・・他にどんな作品があるかこれから調べてみます。監督)ウイリアム・ワイラー脚本)アイアン・マクラレン・ハンター 出演)オードリー・ヘップバーン グレゴリー・ペック ストーリー) 某国のアン王女がローマを親善訪問して滞在中に ひそかに抜け出し街にでるが、鎮静剤で眠ってしまったのを偶然通りかかった新聞記者が下宿に連れて帰る。 翌日、王女とわかって職業意識で彼女に親切にする記者と普通のひとりの女としてローマ見学を楽しむ王女にいつしか芽生えた恋の物語 ヘップバーンはそのチャーミングさでこの映画で世界にデビューした。 そのフレッシュで妖精のような美しさは今見ても色あせない(コマーシャルに今でも使われている) 何度みても楽しく、何度みても新しい発見がある映画 長い髪の毛を街の美容院で短くカットして大変身した「ヘップバーンカット」も大流行した。 シンプルな白いブラウスとフレアースカートがドレッシーにもスポーティーにもカジアルにも変化する着こなしも見事。 50年前のローマは今もそんなに変わっていないので、ローマの観光めぐりとしても充分楽しめる。 高校生の時この映画を観た私は新聞記者ジョー(グレゴリー・ペック)に恋をした。上記は以前私がこのブログに書いた記事なのですが、先生は、冒頭シーンでアン王女のスカートの中の描写、靴が脱げて(退屈を表現)周囲にわからないように履くシーン。もの語りの展開の仕方も自然で違和感がないのに笑いも涙もあり。新聞記者の計算と王女の若い女性としての自由に憧れる場面の描写などが、ユーモアたっぷりで展開の仕方も洋服も「王女様の本心」を楽しい映画にしあげている、無駄描写がない最高の作品と評していました。
2015.09.09
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昨夜、最終回だったNHKのドラマ「美女と男子」は最高に楽しめました最近、ドラマを楽しめないのは(年のせい?で感性が鈍っているのかしら?)と思っていましたが、久々のドキドキときめく楽しいドラマでした。仲間さんの演技が最高です!!朝ドラの白蓮さんよりも大河の山内一豊の妻・千代よりも、さわたり一子さんが最高でした。向坂遼演じる町田啓太さんが回を重ねるごとにだんだんステキになってきて最終回はスターの風格。流石に「ヤンクミ」などでも男子をスターにする達人だった仲間さんですね。たどころ晋也演じた高橋ジョージさんもこんなに演技できる人だったのと驚いています。実生活の離婚を彷彿させるようなシナリオライターさんの心配りのような展開???さわたり一子演じる仲間さんの周囲の男性たちがみんなステキに見えたのは、仲間さんの力かしら?石野悟さんも、大門竜太郎さんも斑目晴彦氏も、ステキな男たちで久々に大人の男にときめきました。(この秋に引退を決めていたのですが、家に入ると今活躍するステキな人たちとの出会いがなくなるかと、引退を考えなおすほどに・・・登場人物がイキイキと輝いていました)女性たちもみんな可愛くて楽しくて・・・好感度抜群の女性たちばかり・・・録画して、何度も見直しています。観たいドラマがないから家事をしながらみても楽しいのです。NHKさんぜひ続編をお願いします。
2015.08.26
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「鎌倉を舞台にした美しい4姉妹の話」と言うことで近くのシネコン映画館に観に行ってきました。監督&脚本 是枝裕和キャスト 綾瀬はるか 長澤まさみ 夏帆 広瀬すず 堤真一 リリー・フランキーストーリー鎌倉の古い家で暮す3姉妹。長女(綾瀬はるか)は看護師。次女(長澤まさみ)は銀行員。そして、三女(夏帆)はスポーツ用品店に勤めている。ある日、15年前に家族を捨てて出ていった父が死んだと連絡が入って、姉妹は父の葬儀に出席するために山形に行ったのだが、そこで異父姉妹のすずと出会う。スズの母親はとっくに死んでいて、父は別の女性と結婚していた。長女は鎌倉の自宅にスズを引き取ることにした。そんな姉妹の1年を、鎌倉の四季、穏やかな海や砂浜、縁側や障子がある日本住宅、梅の木もある広い庭のある家。父が出ていったあと、母も再婚してしまいを捨てた。そんな姉妹を温かく見守って来た周囲の人たち。複雑な姉妹の日常をゆったりとした時の流れで映し出されていく。感想是枝監督の「そして父になる」に比べて、姉妹の複雑な家族愛が伝わってこない。姉妹を捨てたのに家を売ろうとする母親。姉妹が通う「食堂」のおばさんも弟から遺産(土地家屋)相続を迫られる。現代の家族が抱える殺伐とした関係が伝わってくる。姉妹の日常からは、年頃の女性たちの恋愛模様も、普通に愛するということが伝わってこない。そして、美しい女優さんたちのそれぞれの相手役の俳優さんは魅力的でない。上映時間が長く感じた・・・
2015.06.20
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久しぶりに後味の良い映画に出会った。劇作家・井上ひさしが晩年に11年をかけて執筆した時代小説「東慶寺花だより」を原案に、江戸時代に幕府公認の縁切寺であった東慶寺を舞台に、離縁を求めて寺に駆け込んでくる女たちの聞き取り調査を行う御用宿柏屋の居候(医術見習いで物書き見習い)が、訳あり女たちの事情を聴きとり再出発を手助けしていく話。監督 脚本 原田眞人原案 井上ひさしキャスト 大泉洋 戸田恵梨香 満島ひかり 内山里名 樹木希林 山崎勉離縁状は男の方から一方的だった江戸時代に、DV夫や横暴男から逃げ出す女たちの駆け込み寺「東慶寺」。弱い女たちの話だと思ったら、命がけで東慶寺に駆け込む女たちは、気丈で逞しい女たち。今、NHKの「まれ」でヒロインの父親役をしている大泉洋がなんとも良い味を出している。不幸な境遇から自ら逃げ出した女たちが集団で生活する東慶寺の日常は自然豊かの中で規律が守られている。納める金額の額で待遇も違うが、下働きをする女たちもイキイキと働く。男への素直な好奇心も失っていないが、逃げた夫から2年で離縁できるかもしれない目的にむかって、前向きに頑張っている。東慶寺に駆け込むまでを預かる御用宿柏屋の居候が中村信次郎(大泉洋)。家業を妻に任せて女狂いに金を使い、妻に暴言を浴びせる夫から逃げ出したじょご(戸田恵梨香)の賢さ、たくましさ、向上心が爽快。幕府が庶民のささやかな娯楽を取り締まる悪政のなかで、「八犬伝」のような読み物を求める庶民。そして、2年後、改心して復縁を申し出る夫にじょごの決断は??ラストがなんとも爽快。時代が変わってもDV男たちから心身への暴力を受けている女性が多い現代の女たちにじょごの強さを見てほしい。
2015.05.25
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パイロット訓練の厳しさを描いた青春映画です。監督ティラー・ハックフォードキャスト リチャード・ギア ルイス・ゴセット・ジュニアストーリー 逆境に育った青年ザック(リチャード・ギア)は、彼は元兵士の不甲斐ない父と2人で暮らしていた。その生活から脱出するためにも、かねてからの夢だったパイロットになるため、父の反対を押し切って海軍士官養成学校の飛行士課程に志願した。 脱落者が続出する13週にわたる厳しい猛特訓。彼らを鍛えるのは鬼軍曹フォーリー(ルイス・ゴセット・Jr)。ザックは他の士官候補生たちと共に過酷な訓練をこなしながら、同期との友情もめばえて、数週間が経った時に骨休めを許可で町に繰り出した。そこでザックは、町工場で働く女性ポーラ(デブラ・ウインガー)と出会い恋に落ちる…(地元の女性がみんな玉の輿を狙って士官候補生に言い寄るなどはアメリカ映画らしい)。 だが、親友が厳しい訓練の中でパイロットとして自信をうしない自殺してしまう(水中での脱出などで冷静な判断力と素早い行動力を試される)。そして、訓練を終えて、厳しい訓練に耐えた者だけの卒業式が終わると、あの鬼軍曹のフォーリーがザックに上官に対して最敬礼をするシーンがなんとも印象に残る。軍隊の厳しい上下関係を象徴しているシーンだ。感想パイロットに要求される能力のレベルは高いことがわかる映画でした。鬼軍曹フォーリー(ルイス・ゴセット・Jr)はこの映画で1982年のアカデミー助演男優賞を受賞。ドイツ旅客機事故を引き起こした副操縦士は少年の頃からパイロットに憧れた人なのに、精神力や視力で挫折してしまったのだろうか?でも150人の命を巻き込むことはなかったはず。私の主人もパイロットになりたいと思っていたが、視力であきらめざるをえなかったそうです。だから、孫たちにパイロットを目指すなら教育費は援助するなんて言っているけれど、私は絶対望まない。映画の猛特訓のどれも私にはできそうもないことだらけだったし、孫たちは高所恐怖症の私の遺伝子も受け継いでいるはずだから。【RCP】愛と青春の旅だち/リチャード・ギア[DVD]【返品種別A】
2015.03.29
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「我が国は3千年来未だかって、人のために屈をうけず、宇内(うだい)に称して独立不羈の国となす」吉田松陰の言葉があります(今、NHK大河でも主人公の兄として描かれている)。イザナギ、イザナミが日本国をつくってから、天照大神の子孫の神武天皇が大和(やまと)の橿原(かしはら)で初代天皇に即位した日が、建国記念の日になっているとのこと。神武天皇が初代天皇として即位したのはおよそ紀元前660年と言いますから、それから2700年も天皇家は継続していて、日本国も独立国家として今があるのですね。そう思うと、70年前の太平洋戦争の戦後処理があったから今の日本があるのだと思わずにいられません。この映画はアメリカから見た太平洋戦争終戦時の日本に対する戦後処理の話です。 原案は日本の宮内庁で天皇陛下の側近だった祖父を持つ日本人・奈良橋陽子(企画&制作) 撮影地はニュージーランドだったそうです。 マッカーサー元帥は日本のコマーシャルでもお馴染のトミー・リー・ジョンズ 監督:ピーター・ウエバー キャスト:マシュ・フォックス トミー・リー・ジョーンズ 片岡鶴太郎 1945年8月30日、GHQ最高司令官ダグラス・マッカーサー(ジョーンズ)が日本に上陸し、アメリカによる本格的な日本統治が始まった。マッカーサーは戦争犯罪人の一斉検挙とその戦争犯罪を裁くため、活動を開始する。敗戦を認めた日本、その天皇(片岡)に対する戦争責任の立証と、天皇を逮捕し処刑した際の日本国民の影響を考慮していた。 マッカーサーの命を受け調査を開始したのは、知日家のフェラーズ准将(フォックス)。彼自身も開戦前、大学時代に知り合った、かつての恋人あや(初音)の安否を気に掛けていた。10日間という短い制約時間の中でフェラーズは、東条(火野)、近衛(中村)、木戸(伊武)や宮内庁の職員の関屋(夏八木)ら関係者から聴取を行い、開戦に至る隠された真実と終戦における天皇の役割を暴いていくが、天皇が戦争に関与していない証拠を得ることができない。 天皇への戦犯容疑を晴らしたいフェラーズが、具体的証拠の無いまま最終調査報告書をマッカーサーに提出した。調査書を読んだマッカーサーは、天皇の人物像を見定めようと、フェラーズに天皇との面会を設定するよう命じる。 観終わって 2年前の映画でしたが、いつもは混むことはない、近所のシネコンで、日曜日のせいか、館内は満席に近かったと記憶しています。 マスコミではあまり宣伝していませんでした、 2012年9月に第37回トロント国際映画祭でプレミア上映された映画だったそうです。 日本での公開時も、2013年7月27日、28日の2日間で興収1億8,316万6,700円 動員15万7,964人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第4位となった作品とのこと。 皇居を撮影することも初めてとのことで、日本は天皇の話題はやはり控えめのようですが、終戦をアメリカ側からと日本側からの両方の観点で描かれている映画。今の日本の平和も繁栄もあの終戦処理のお陰かもしれない。 現代史を知るには貴重な映画の一つです。[DVD] 終戦のエンペラー
2015.02.11
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今夜9時からフジテレビで放送される「そして父になる」は一昨年の秋に上映された映画です。 赤ちゃん取り違え事件にあった複雑な2つの家族の中で6歳のケイタちゃんの自然な演技が、なんとも切なくて涙が止まらなかった。是枝監督の子役さんの撮り方はなんとも素晴らしい! 監督・脚本・編集 是枝裕和 キャスト 福山雅治 尾野真千子 リリー・フランキー 真木よう子 ストーリー 建設会社に勤める野々宮良多(福山雅治)とみどり(尾野真千子)夫婦は、ある日突然、6年間育てた息子は産院で取違われた他人の子だったと知らされた。本当の息子はみどりの故郷の前橋で電気屋を営む斎木家で5人家族の長男としてのびのびと育てられていた・・・・・ 2つの家族の戸惑いと苦悩、なによりも、子供たちは、交換される自分たちの境遇に戸惑っている。小さなケイタちゃんの戸惑いと不安がなんともせつない。 感想 カンヌ国際映画祭で賞をとってスタンディングオペーションが鳴りやまなかった作品。是枝監督による子役たちの自然な演技が素晴らしく、中でもケイタ君の自然な演技と表情が作品にせつない余韻を残している・・・・ 赤ちゃん取り違え事件は昭和40年代に現実に何回かあった。私は50年代に長女を出産した時に、取り違えられないようにと、不安だったから、長女の顔を見間違えることがないようにと必死に記憶しただったことを思い出します。 いくつかの取り違え事件が現実にあったことで、産院側も気をつけていたはずなのに、事件は、看護婦の「悪意(みどりの幸福を妬んで)」で起きてしまった。その犯罪が5年で時効なんて!!!自分が母親になって、昔の犯罪行為を反省して告白したことで、発覚した《故意の取り違え》彼女の告白がなければ、2つの家族はどうなっていたのだろうか?? 福山雅治さんの素敵な年の重ね方と子役さんの自然な演技で、切ないけれど、とても良い映画になっていました。
2015.02.07
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1月28日夜9時BSプレミアムで1月30日放送の「ニュー・シネマ・パラダイス」の制作秘話を監督:ジョゼッペ・トルナトーレが語っているのを見てから、30日放送の「ニューシネマ・パラダイス」をみると、以前気にかけなかった場面に監督の映像へのこだわりを感じながら観ることができて、また、この映画の素晴らしさを再発見しました。 第2次世界大戦後のシチリア島を舞台にした映画でしたが、舞台となった村も撮影当時の雰囲気のままでした。登場人物もほとんどが村人たちだったのですね。懐かしい名画の映像も次々に出てきて、(よくも集めたな)と驚くほどでした。映画好きには懐かしくって、あの名画シーンだけでも見る価値がある映画です。 ジョゼベ・トルナトーレ監督はあの映画の脚本&監督をしたときにはまだ29歳だったとか、シチリアを出て2年目であの名画を作ったなんてビックリしました。脚本も手掛けた物語は主人公のサルバトーレは監督自身や監督の周囲にいた人々がモデルだったとのことで、作品の自然そのままの映像が納得できました。監督の今の年齢が映画の中で30年ぶりのシチリア帰郷したサルバトーレの年と同じ年と言うのもビックリですでも、30日放送された映画は私が以前見た映画と「ラストシーン」が違っていたのです。今回のラストシーンはエレナと再会せずに終わりました。でも、再会しない方が余韻がステキです キャスト出演:フィリップ・ノワレ ジャック・ペラン サルバトーレ(子役の子は本名だったのですね) ストーリー) 第2次大戦後のイタリアのシチリア島を舞台にした映画が大衆の最大の娯楽であった時代の物語です。 映画好きな小学生のサルバトーレ(愛称トト)が映画技師のアルフレードにたのんで映写技術を教えてもらい、映画館の火事で失明したアルフレードの代わりに 新しい映画館で映写技師を務めて、恋をして、失恋して島を出て、映画の監督になって、30年後、映画監督として成功したサルバドーレがアルフレードの葬式で島に戻った時、廃館になっていた映画館が壊さることに・・・素晴らしい映画は何度みても素晴らしくって再発見があります。【バーゲンセール】ニュー・シネマ・パラダイス SUPER HI-BIT EDITION(DVD)
2015.02.01
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今夜9時BSプレミアムで1月30日放送予定の「ニュー・シネマ・パラダイス」の制作秘話が監督:ジョゼッペ・トルナトーレを招いて放送されるそうです。第2次世界大戦後のシチリア島を舞台にした、映画が全盛だったころの話で、懐かしい名画の映像も次々に出てくる、私の大好きな映画の話です。ジョゼベ・トルナトーレ監督はあの映画の脚本&監督をしたときにはまだ29歳だったそうですから、まだ50代半ばくらい?時間があったらぜひ見たいのですが・・・キャスト 出演:フィリップ・ノワレ ジャック・ペラン ストーリー) 第2次大戦後のイタリアのシチリア島を舞台にした映画が大衆の最大の娯楽であった時代の物語です。 映画好きな小学生のサルバトーレ(愛称トト)はいくらしかられても映画館の映写室に潜り込んで、映画技師のアルフレードに映写技術を教えてもらう。 あるひ、島で1つしかない映画館が火事で焼けてアルフレードは大やけどを負うのです。気を失ったアルフレードを救ったのは小さなサルバトーレでしたが、アルフレードは失明してしまったのでした。 新しい映画館ニューシネマパラダイスが完成しても島にはほかに映写技師がいなくて、小学生のサルバドーレが映写をすることになった。時が過ぎ娯楽の主役が映画からテレビと変わって行く中でもサルバドーレは映画を映し続けていました。そして、年の差を越えてアルフレードとの友情は続いていたのです。 青年になったサルバドーレが恋した相手はお金持ちの娘のエレナでした。2人の恋はサルバドーレの軍隊入隊ですれ違ってしまい、 失恋の痛手で島を出るサルバドーレにアルフレードは島には帰ってくるなと言いわたす。 30年後、映画監督として成功したサルバドーレがアルフレードの葬式で島に戻った時、廃館になっていた映画館が壊さることに・・・そしてサルバドーレはエレナと再会する。 2人を引き裂いたのはアルフレードだったのか? 感想サルバドーレを演じる子役の可愛らしさ、と懐かしい映画やポスター。戦後、映画は大衆の最大の娯楽だった。あの頃に制作された映画は素晴らしかった。その映画を子供の頃から見てきた青年が映画の作り手になった。青年の才能を見込んだ父親変わりの男が恋を諦めさせて旅立たせた。 映画好きにはたまらなく懐かしく心を打たれる作品です。
2015.01.28
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戦前のカナダ・バンクーバーで活躍した日系人の野球チーム「ASAHI」の実話を映画化したもの。平和の大切さを改めて実感しました。監督 石井裕也キャスト 妻夫木聡 亀梨和也 高畑充希 佐藤浩一ストーリー2003年にカナダで野球殿堂入りをした日系移民の野球チーム「バンクーバー朝日」は、1900年代初頭、新天地を夢見てカナダへと渡った日本人移民たちの希望の星でした。過酷な肉体労働や貧困、差別という厳しい現実に直面していた日本人移民たち。バンクーバーの日本人街に誕生した野球チーム「ASAHI」は、体格で上回る白人チーム相手に負け続けて万年リーグ最下位でした。そんなASAHIのキャプテンのレジー笠原はバントと盗塁を多用するプレーで点を取ることを思いついたのです。その大胆な戦法は「頭脳野球」と呼ばれ、ひたむきに戦いに挑む彼らの姿が、日系移民たちに勇気や希望をもたらしたのです。同時に、そのフェアプレー精神は白人社会からも賞賛され、日系人以外の人気も勝ち取っていったのでしたが・・・・日本の真珠湾攻撃、太平洋戦争参戦をきっかけに日系人たちは財産没収され強制収容所へと時代の流れに翻弄されて・・・・感想懸命に頑張っている人々が戦争や時代に翻弄される理不尽。戦後70年、私は自分が戦争のない平和な日本で暮せた幸運に感謝しました。私たちの可愛い子孫にこの平和を持続させてあげたいと心から願います。日曜日のせいか、映画館は賑わっていて、私たちの席の近くに小学4年生の男の子がポップコーンをほおばりながら1人で観ていました。私が今までで一番映画が楽しくてしょうがなかった時代は小学生の高学年のときだったことを思い出しました。
2015.01.25
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「忠臣蔵」は子供の頃から何度も観ました(東映)。テレビでも何度も映像化され、そのたびに又観たのですが、この映画の大石内蔵助ほど颯爽として女性にもてた内蔵助は見たことがありません。高倉健の大石内蔵助だからなのでしょうか?浅丘ルリ子、黒木瞳、宮沢りえと当時、最も輝いていた女優さんを相手役に配して、モテモテの大石内蔵助でした。この映画は東宝映画が100周年記念作品として威信をかけた作品だそうです。 確かに配役も吉良屋敷も豪華でした。 監督 市川こん キャスト 高倉健 中井貴一 石坂浩二 森繁久弥 西村晃 浅丘ルリ子 宮沢りえ 黒木瞳 ストーリー 元禄時代、藩主が江戸城内で刀を抜いて喧嘩を仕掛けたことで、赤穂藩がお家とりつぶされたことで、赤穂藩の武士たちが、喧嘩両成敗でなく赤穂藩だけが成敗されたことへの抗議を示すために、喧嘩相手の吉良上野介を打ち取って、主君のあだを打つ話。 この物語が何故、こんなにも繰り返し、舞台、歌舞伎、映画、テレビでドラマ化されるか。 この忠臣蔵は大石内蔵助が中心に描かれています。大スター高倉健が大石内蔵助だからでしょうか。 東宝100周年記念だけあって、舞台装置も討ち入り先の吉良上野介の屋敷も素晴らしいものでした。 討ち入りまでの過程は詳しく描かれていませんが、ストーリーを知っている者には十分に楽しめる作品です。 忠臣蔵は四十七人の1人1人にドラマがあって、どの切り口からでもドラマチックな展開になるのですが、観るたびに、大石内蔵助こそが「忠臣蔵の偉大なる演出家」だと思ってしまいます。 太平の元禄時代に幕府に不満を持つ人々の期待を背に受けて、 複雑な屋敷の中で沢山の腕に覚えのある武士たちに厳重に警護された吉良上野介を四十七人で打ち入って1人も殺されることなく目的を果たし、 上野介の首を掲げて両国から品川泉岳寺まで江戸市民を観客にして凱旋した赤穂浪士たち。 歴史書を読んだことがないので、本当かどうかわからないけれど、映画やテレビドラマで何度見てもこのストーリーは変わらないのです。 大石内蔵助の指揮官として、演出家としての力量にいつも拍手喝采してしまいます。【楽天ブックスならいつでも送料無料】【邦画2000円2枚3倍】四十七人の刺客 [ 高倉健 ]
2014.11.22
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高倉健さんが亡くなった。生涯205本の映画の主役をされた日本を代表する俳優さん。子供の頃は東映映画大好きでよく映画館に通った私ですが、時代劇好きで高倉健さんの映画はあまり見ませんでした。若い時の健さんは記憶に残るのは美空ひばりさんと共演した映画くらいでした。ひばりさんの親友、江利チエミさんと結婚して、東映のヤクザ映画で人気が出てきた頃は、ヤクザ映画が苦手な私が東映映画を観なくなった時期と重なりました。再び健さんの映画を観たのは「幸福の黄色いハンカチ」からでしょうか。「四十七人の刺客」「八甲田山」など何本か見ましたが(ステキに年を重ねておられるな)と言う印象でした。先日、青森~奥入瀬~弘前の旅をしたときに、八甲田山を通りかかり、この映画を思い出したのですが、あのあたりは11月10日にホテルやお店もお休みに入るとのことでしたが、亡くなったのは11月10日だったのですね。「八甲田山」は新田次郎「八甲田山死の彷徨」の小説を映画化した作品でしたが、一昨年も 八甲田山系の酸ケ湯で6mちかい最高の積雪量記録を出した過酷な場所で、この地でロケしたこの映画も日本映画史上類をみない過酷なロケだったそうです。 監督 森谷司朗 キャスト 高倉健 北大路欣也 三國連太郎 緒方拳 大滝秀治 丹波哲郎 藤岡琢也 島田正吾 ストーリ 厳寒の八甲田山中で過酷な訓練と言うよりもどのくらいの寒さに人は耐えられるかの人体実験だった。神田大尉(北大路欣也)率いる青森5聯隊は雪中で進退を協議しているとき、大隊長(三國連太郎)が突然“前進"の命令を下し、指揮系統の混乱から、ついには199名の死者を出す。徳島大尉(高倉健)率いる弘前31聯隊は少数精鋭で210余キロを、11日間にわたる全行程を完全に踏破する。吹雪の中を彷徨中で神田大尉が「天は我々を見放したか!」と叫ぶ。 追記 37年前のあの過酷なロケに耐えたスター俳優さんたちは、その後、テレビや映画や演劇で活躍されたことにあらためて驚いてしまうのです。 高倉健さんも凍傷になったほどの過酷なロケだったそうです。脱走した俳優さんも多かったと聞きます。江利チエミさんと離婚したあと、チエミさんと親しかった女優さんが「けして、チエミは嫌いで別れたのでなかったのよ。健さんに迷惑かけたくないから泣く泣く別れたのよ」と話していました。ケビン・コスナーの「ボディーガード」を観たときに、チエミさんのことを思い出しました。(姉に裏切られて夫に迷惑及ばないようにと別れたと聞いたことがありました???)
2014.11.19
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上映中の「グレース・オブ・モナコ」に登場する、名監督のヒッチコックはグレース・ケリーに「裏窓」で主演女優賞を取らせた人。彼は劇中で次回作の「マーニー」への出演依頼のために公妃に会いに来たのです。「裏窓」監督 アルフレッド・ヒッチコックキャスト ジェ-ムズ・スティアート グレース・ケリーニューヨークのマンションの一室に住むカメラマンのジェフ(ジェームズ・ステイァート)は事故で足を骨折し、車椅子生活を余儀なくされていた。そんな彼にできる楽しみは、カメラの望遠レンズを使って裏窓から見る隣のマンションの住人達の人間模様の観察でした。ある日、いつも口喧嘩が絶えなかった中年夫婦の妻が突如として姿を消す。セールスマンらしい夫の怪しい挙動を観察していたジェフは、数々の状況証拠から殺人事件と確信。恋人リザ(グレース・ケリー)と共に調査に当たる。刑事の友人に話しても事件を認めないので、彼を納得させるため、確たる証拠を掴もうとする2人。動けないジェフに代わって、向かいのアパートに侵入したリザに危機が迫り・・・・・ヒッチコック監督の名を高めた映画で、アカデミー監督賞、脚本賞 撮影賞 録音賞を取る。グレース・ケリーは勝気なお金持ちのファッションモデルの設定。彼女はこの映画で「ニューヨーク映画批評協会の主演女優賞をもらう。グレース・ケリーはモガンボ 喝采 真昼の決闘 ヒッチコックの映画 ダイヤルMを探せ 泥棒成金 グレース・オブ・モナコではマーニーの出演交渉に行くシーンがあった。
2014.11.07
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ハリウッドの人気スターだったグレース・ケリーが結婚した相手はモナコの国王だった。映画は予告編を見ると見たくなるようで、土曜日に続いて、今日も上映中の映画を観に行ってきました。監督:オリヴィエ・ダアンキャスト:ニコール・キッドマン ティム・ロス ストーリーハリウッド女優から、モナコ公妃になったグレース。子供にも恵まれ公妃として過ごしていたグレースのもとを、名監督のヒッチコックが訪ねてくる。映画出演の依頼である。夫がフランス大統領のドゴールの逆鱗に触れて、モナコとフランスの関係に危機が訪れた時も、マスコミの関心はグレースが女優復帰するかどうかということ。夫婦の感情の擦れ違い、周囲への疑心暗鬼・・・グレースの心も揺れるが、モナコの運命をも、左右する彼女の選択は・・・・感想美しいグレース公妃を演じるニコール・キッドマンが美しい。グレース・ケリーのクール・ビュティーと比べても・・・たぶん見劣りはしない。「裏窓」や「ダイヤルMをさがせ」などのヒットコックの映画で見たときには、O・ヘップバーンやE・テーラーを見たときほど鮮明な印象を受けなかった。私の大好きだった男優と共演する女優さんと言う印象で、特にクラーク・ゲーブルと共演した「モガンボ」では冷たい女性を演じていて→(女性の敵)の役柄だったから、まさにクールビュティー。今回の映画は・・ちょっと展開の筋が解かりにくい。
2014.10.27
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