トム・ド・サヴォワ Tomme de Savoie は硬めのチーズ。皮は捨て、中身を薄切りで味わうのが風流。冷蔵庫で保存。結構長持ちしますので少しづつ出しては食べます。くせがなく、口の中で芳香豊かに味わえます。サヴォワ地方は一度行きましたが、緩やかな山々に放牧された牛たちがのんびりと過ごし、山の地平線に牛の姿が見えた時はさすがに驚きました。フランス人に愛されるチーズの一つです。
若いアルフォンスは病弱なため、南仏の農家で3年間暮らし、 そこでプロヴォンス語 le provençalを話せるように までなります。プロヴォンス語は現在でも南仏の大学で教えられて いると聞きます。エックスオンプロヴォンスの町を歩くとよく プロヴォンス語で通りの名前が書かれていたりします。
1849年にはドーデの父親は仕事がうまくいかず、 当時の絹の都リヨンに家族で移ります。 アルフォンスはリヨンの学校に奨学金を得て通学し、まあまあ 成績は良かったようですが、虐待に遭い、この時、バカにされて 「おい、貴様、チビ」と呼ばれたセリフをそのまま1868年の 小説のタイトルにしちゃいます。Eh, vous le petit chose...
さて、1857年にはいよいよ父親の仕事は破産し、 両親は別れてしまい、アルフォンスは何ヶ月間か、バカロレア取得前に 高校を中退し、寄宿中学校の見張りの仕事をして生活費を得ます。 見張りあるいは監督人、管理人と訳すのかな。 un poste de surveillant という仕事は今でもフランスの 中学校や高校にあります。 生徒たちの欠席や遅刻を管理する仕事で、若い人たちや、 あるいは自分の息子を見守りたい母親が仕事に就いて いることもあります。