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悲しい物語を一席……。いつの時代のことか、どこの街のことか、忘れたが、このような話があった。股夫はその時、二十九歳であった。とあるコンパで出会った二十六歳の小柄な女の子に一目惚れして、「一目惚れですッ。交際してくださいッ」と、高子に言った。高子は股夫の言葉が嬉しかったが、股夫の学歴から身長、職業、性格や将来性を値踏みしつつ、股夫の誘いを、「ごめんなさい」と、断った。高子は、小柄な女だったが、自分のことを美しく、頭の良い女だと考えていた。正しい人間だとも、率直に信じていた。自分には、股夫より、いまならば、若干、査定価値の高い男性が釣り合うと信じていた。高子には股夫に男の色気を感じなかったし股夫がただのバカな酔っ払いに見えた。高子は、南の方の海岸線の町の出身だった。幼い頃から、海産物の豊富な町であった。町民は、何もしなくても、自由に食べていける町だった。町中、家屋や電信柱には巨大な昆布が巻きついており、住民達の日課は、定期的に海から町に攻めて来る、怪獣ほどの大きさの毛がにや、タコなどとの戦いであった。タラバガニが一番強かったが仕留めて売ると、お金になったし、食糧にもなった。道路には、ホタテなどの貝が敷き詰められており、みんな生きていた。それを拾うだけでも、満腹になれる町だった。股夫は、高子のことが好きだった。高子には交際は断られたが、友達ならば許すと言われた。股夫には、二十六歳の高子が妖精みたいに美しく見えたのだ。股夫は、時々、高子に電話をしていた。高子は、股夫からの1ヶ月に一回ほどの乾坤一擲の思いの電話を、「洗濯機使っているから」とか、「いま、テレビ観てるから」そんな理由で、すぐに切っていた。高子、真剣に告白した男を宙ぶらりんにさせるなよなァ、……好きじゃないなら、しっかり振りたまえ、と思う。股夫は、ある日、高子に電話して、こういった。「アッシーくんなら良いだろ? タクシーの代わりに俺を使ってよ」股夫は、プライドを捨ててでも高子に逢いたかった。股夫は高子が本当に好きだったのだ。高子には車がなかったから、股夫に興味はなかったが、ちょうど行きたい場所があったから股夫を使うことにした。二人は市の中心のデパートなどを回った。股夫は高子の顔ばかり見てうっとりしていたが、高子は買い物を済ませることにしか興味はなかった。股夫は苦肉の策で、「お互いに素敵な異性を紹介しあおう」と、高子に言った。高子は自分がモテると考えていたが、実際には交際の機会はなかったから、股夫をまた利用しようと考えて、了解した。了解するな、高子。相手の気持ちを察すれ。「いっておくけど、私、股夫さんみたいな、酔っ払いでバカな人と交際する将来は絶対にないし、結婚することなんて有り得ないからね」股夫は確かに、酷い酔っ払いで、アルちゅーで、どうしょうもない男だった。でも高子に対する気持ちだけは一途で真実だった。股夫は大きな市の出身だったが、市民からすら、市民扱いされない、市の山奥のヒグマの出る住宅街に住んでいた。出かける時には、ライフルの忘れられない住宅街であった。股夫はヒグマと戦いつつ、時々、蝦夷シカを撃って、その肉を食べて、暮らしていた。股夫は、二階建の一軒家で両親と、やはり、アル中の兄とともに暮らしていた。時々、高子に電話すると、やはりすぐに切られた。股夫は高子に嫌われたくないので、また、1ヶ月ほど、間をおいてから電話するのだが、ようよう、やっとの思いの異性からの電話を、すぐに切ってしまう高子であった。それから、……。股夫は三十歳を超えて、昼間の狩りの仕事が終わると、一張羅のシカの皮のチョッキを着て、毎晩、市の歓楽街に出て遊ぶようになっていた。ヒグマの皮でできたビキニを着た、物凄く色白で背の高い、二十歳の女の子と股夫は知り合った。女の子は、ロシア人と日本人のハーフで、名前を、野生児麒麟ちゃんと呼んだ。キリンちゃんは、大変にスタイルのよい子でもあった。キリンちゃんと股夫は、交際した。股夫は三十二歳になっていた。キリンちゃんは、申し分のない若く可愛い子だったが、一つだけ問題があった。キリンちゃんの食欲は、物凄いのだ。毎晩、股夫は狩りで得たヒグマをトラックに積んで、市の歓楽街に出かける。キリンちゃんは、あっという間に、ヒグマの骨と皮だけを残して、肉を平らげてしまう。そうして更にキリンちゃんは、クチバシを大きく開ける雛鳥みたいに、「おなか空いたァッ」と、泣くの、だァ。股夫は困った。股夫はキリンちゃんが好きだったから、毎晩、サラ金からカードでお金を借りて、キリンちゃんに様々なご飯を与えた。しかし、そんなの、長続きするわけがない。あっという間に借金は二千万フクロウになっていた。フクロウとは、この国の通貨である。三十二歳の股夫は、破産寸前となったし、また、アルコールの依存も限界に来ていた。ある日、股夫は、獲物の大きなヒグマの上に横たわり、森の中で、本を読んだ。●すべては真実だった……という題名の本だった。股夫は、アル中と借金で大変だったから、その本の内容をよく理解した。そうして、これまでの全てのことは全部、真実だったと気がついて……。股夫は借金には弁護士を入れて整理を始めた。また、アル中は1ヶ月間、部屋にこもって自分で治した。アル中の禁断症状はものすごかった。そうこうしているうちに、キリンちゃんはお腹を空かしてトーキョーという名前の遠い別の国に旅立ってしまった。股夫はキリンちゃんと結婚したかったが、アル中でビンボーだったから、仕方がなかった、ん、だァ。股夫は猟師をやめて、借金を返す為に様々な仕事をした。土方から大学の教師、歓楽街のスカウトマンまでやっていた。股夫が三十四歳の時に、股夫は、アル中の体験談の短編小説を書いて、賞を受けた。受賞式には高子を呼んだ。久しぶりに高子に逢ったら、高子も三十歳を超えていた。「随分、高子さん、老けたなァ」と股夫は思ったが、もう、女性との交際を諦めていたから、股夫は、今度は本当に、高子に良い男を紹介した。しかし、なにせ、高子である。キリンちゃんは、性格は良かったしスタイルも抜群だったが、食欲は凄かった。高子は、とにかく、プライドが高かった、の、だァッ。高子は、股夫が紹介した男に相手にされなかった。もう、三十二歳の高子は昔と違い、ふっくらと太り、昔の妖精みたいな魅力は無くなっていたから。高子は股夫に目をつけた。酒を止めた股夫は、よく見ればスキッとして、かっこう良かった。股夫は身長が180センチあり、スラリとした三十六歳。これからが男盛りの年齢に達していた。股夫は大学を出ていたし、資格も沢山もっていたから、妥協して結婚するには申し分ない男だと高子が考えた時には、高子は三十四歳になっていた。ある日、高子は三十七歳の股夫を街中に呼びつけて、結婚を迫った。高子は早く巣を作り子供を産みたい女の本能にとりつかれていた。股夫は、逃げ出した。さすがに三十四歳のオバサンとは、キリンちゃんを知ってからは交際できなかった。股夫は若い子が好きだった。股夫がトラックに乗って逃げると、「行かないでッ!」と、高子が走って追って来た。高子は何時も全身に昆布を巻いているスタイルで、昔はそれが愛らしく似合っていたのだが、今は、昆布からダシが出てしまってるふうだった。昆布には賞味期限切れと書かれた札が、ぶら下がって風になびいている。高子が物凄いスピードで走って来るので、股夫は自分の家にむけて、トラックのスピードを百キロまで上げた。それなのに、運転席の窓を見ると、外を高子が走りながら、「私のこと、好きだって言っていたでしょうッ!」高子は運転席の窓を割って、股夫のクビを両手で絞めながら、そう叫んだ。股夫は、怖くなって、トラックのスピードを更に上げて逃げた。ミラーをみると、高子が四つ足となり、泣きじゃくり脱糞しながら、追ってきた。もう、人間ではないッ。獣のような姿の高子は、素早く走り、トラックの前に出た。命がけである。さすがに昔は、心から愛した女性。股夫は、ひき殺すことが出来ずに急ブレーキを踏んで、トラックを止めた。外に出て走って逃げた。高子が大蛇に変身した。巨大な白い蛇が、「子種を、よ~こ~せ~」と、赤い舌を、ぬめらせながら、叫んでいる。股夫は自宅近くの寺の敷地に逃げた。住職や小坊主さん達が、白い大蛇を目撃すると、寺の大きな釣り鐘の紐を切り、股夫を鐘の中に隠してくれたが、……。大蛇は、大きな鐘をはねのけるや、股夫の身体に巻きついて、股夫の股から、子種を抜いた。そうして、満足して、空を飛んで帰っていった。それから、……。間もなく股夫の自宅に、高子が訪ねてきた。何時もの賞味期限ぎれの昆布ルックだが、胸に赤ん坊を抱いている。可愛い男の赤ん坊。「あなたの子よ、股夫さん」と、高子はいった。高子に案内されるままに、高子が同じ町内に建てたという家に、股夫が行くと、なんと、高子の家の表札には股夫の名前が大きく書いてあった。股夫は観念した。股夫、三十七歳、高子、三十四歳、入籍、……結婚。それから、高子の街中の元のアパートに行くと、高子の押し入れから、次から次に、長年の独身生活で余った物が出てきた。何回トラックでかよっても、山奥の一軒家には入りきらない量である。あれから十年、股夫は、今も、高子の元のアパートに通って狭い押し入れから荷物をトラックで運んでいる。高子は整理が得意だから、押し入れには運びきれない荷物が今も残っている。一万回も往復しているうちに股夫は疲れてノイローゼである。運びきれないッ、のッ、だァッ……。股夫の子供も、今、小学校二年生。そう、もうじき、子供が帰ってくる時間だ。確かに、子供は可愛い。うん、子宝に勝る宝なし、と股夫は思う。どこの街の、いつの時代の話かは分からないのだが、そんな可愛いそうな男が一人、いたとさ。クリックしてね↓★★★★★★★松尾式心理マネジメント(カウンセリング)最初のヒアリング(時間無制限無料)次に電話なりSkypeでお試し一時間三千円。それ以降は10分あたり千円。SkypeIDはdaisei8。な予約は携帯08055844657 かメールakahige19640408@xxne.jpで承ります。 振込先 北洋銀行 琴似中央支店 普通 3752088 松尾大生(ほくようぎんこう ことにちゅうおうしてん ふつう 3752088 まつおだいせい) 携帯08055844657 直通電話0115900973 24時間対応!
2011.07.30

随分と前に、「精神を病んでいる方の生き方」というエッセイを描いた。反響は物凄く、かなりのサイトに転載されている模様だし、医療関係者からは、相当に反発をかった模様だが、精神科医ごときには、あのエッセイを論破する力は、もちろん、な~いッのだ。揚げ足とりはできても論破は不可能ッ! 今の学校の検索エンジン型エリートには議論と揚げ足とりの区別すら、驚いたことに、できていない。ここ数ヶ月、Skypeで原則24時間対応で、カウンセリングを受け付けた。これは自分のMISSHONだから、もちろん、全部無料。夜はだいたい、Skypeや携帯で話していたから、喉を痛めてしまったが……。立場を尋ねられたら、自分は社労士らしいから、労務管理の一環としての産業カウンセリングをやっていると応えているが、産業カウンセラーの資格など、とる気は皆無。うちにもひとり、出来の悪い産業カウンセラー資格者ならいるが、まだ、万般の問題に対応できていない……。認識した点は、みんな、精神病というものを、自分の問題として、自分の土俵の中で解決しようとしている点。それは医師や臨床心理士なども同じであり、患者個人や家族の生育歴などから、解決しようとする。20世紀の思想界のアインシュタインと呼ばれた人物にインドの思想家のクリシュタムルティがいる。ある日、クリシュタムルティの自宅を訪問したアメリカの女性精神科医が、「自分は患者を治療することで、かえって患者の病状を悪化させているッ」と、叫んで、泣きくずれる場面を以前、読んだ。彼女は、まだ自覚があるだけ、マシである。喉が潰れるほど、はなしてみて、現代人の心の病みの原因は、大きく次の五点に集約されると推論した。もちろん主観的推論に過ぎないが、おそらく、あたっているだろう。この惑星、……地球という惑星の中での生物、人間、人類史の中での自己の立ち位置の認識の欠如。家庭、学校、会社、国家、その多あらゆる局面における「画一性」への洗脳多様性(変化)の原理の受容性の欠如。=洗脳精神が肉体を持っているのに、肉体が精神を持っているというスタンダードな良心的哲学の認識に反する自己認識=誤解。誤った食生活=ストレスに対応するだけの体内ステロイド等が分泌されていない慢性的栄養失調状態だいたい、この五点を解決できたら、精神病は、治ると思うし、断酒会やACなどの自助グループの活動、それから何より自分自身が精神病を平癒させた道筋も、上記五点の道筋だった。少し、難しく、描きすぎただろうか。大昔の人間は、イギリスの作家のコリンウィルソンの文学的心理分析によると、自分というものが、強く深く、確立されていたという。世の中が複雑化するにつれて、一人の人間の中に例えば、いくつもの○○バージョンが形成されて、自己が分裂した結果、同じ1日でも中世の人間にくらべて、我々は恐ろしく短い「生命時間」を生きている趣旨のことをコリンウィルソンは描いていた。例えば、東洋でも西洋でも、王様の両サイドには、道化師と呪術師(あるいは参謀)がついていたものである。現代人は自分の中に道化師を相対化し、呪い師を相対化して、時に応じて様々なキャラクターを出している。仕事する時の人格、同僚と飲みにいって愚痴をこぼす時の人格、不倫する時の人格、家庭内での役割分担的人格、……これだけ、カメレオンのように人格のバージョンをたくさん持っている故の脆弱性と、1日を無限の「時」と感じるような中世までの人間がもっていた分裂のない人格の喪失、……。そうして、産業革命後、人類は、モノ不足を解決することに躍起になった。まずは食べ物が足りなかった。欧米人はこれをプランテーションで解決しようとしたが、今、アフリカの多くの民が飢えている根源的な原因が、プランテーションにより、例えばコーヒー豆ならコーヒー豆しかつくらなくなった結果、多様な作物を作る土台が破壊されてしまったのだ。それが未だに尾を曳いていることをメディアは報道しない。規格品が必要だった。爆発した工業生産力は、規格品の製造に従事する為の画一的な労働力を求めた。画一的思考を求めた……。工場のラインスタッフや、集団計量的な事務作業スタッフが必要であった。20世紀は過去に前例のないほどの地球規模の画一的な世紀であった。ドラッカーいわく、ファシズムですら、20世紀という画一的世紀の一つの顕著な現れに過ぎないと述べている。爆発した工業生産力は新しい需要をもとめて、帝国主義、植民地競争に発展、……ただしこれはマルクス主義的な見方だが、あたっている部分はあろう。規格品、既製品、中等技術者や計量的事務屋の群れ、……人もモノにも徹底的に画一化が要求されたのが20世紀であったが、今、モノは既に満ち溢れ、戦争は経済効果を落とすことが立証され、百円ショップにいけば充分にわかると思うが、規格品や昔馴染みのサービスのダンピング競争たるや、凄まじいものがある。テイラーという人は労務管理を学んだことのある人には馴染み深いと思うが、実に規格品の生産性を一千倍にも上げた。その結果、既に、既製品は「売れない」し、画一的労働力は、これも「売れない」時代となった……。学校では未だに、画一的な労働力の育成が徹底しており、検索エンジンや電子辞書をつかいこなせば充分に回答できてしまう「受験」により現代の「エリート」は未だに大量生産されている。いったいなんの意味があるというのだろう?学校で家畜のエサのような知識を喰らわせられて、子供は家に帰ると、これが一番あやういのだが、「……で、なければならない」そういった画一性を更に叩きこまれた上、ダメおしのように人間を思考停止状態に追いやるバラエティー番組などの民放をみる。うちの息子も嫁の悪習慣から、言葉を話し始める前から、「レ、レ、レイクッ」なんぞという年利30%ちかくも取る、悪質な高利貸しのコマーシャルを観てそだった。本来、学び方は一万通りもあるものだ。自分の場合は、書くことによってしか学べない人間だったが、学校は一律を求めた。だから自分は学校時代、常に学年で最下位の成績だった。話すことや議論、討論することでしか学べない人間もいるし、芸術的な何かを媒体にしないと学べない人間、寝転がりながらでないと学べない人間、……逆立ちしながらでしか学べない実例もあるくらいだから、学び方とは無限……。再びドラッカーだが、人間とは、学んだようにしか、働けない生き物であるという。事実、ドラッカーは、自分は教えることでしか学べない人間であり、学校では何も学んでいないとすら述べている……。このドラッカーのコンセプトを拡大解釈するに、●人は育ったようにしか生きられない……、と、そんなふうに思う。学び方も働き方も生き方も実際は、何万通りもあるのに、人は、学んだように、あるいは、育てられたようにしか適応しようとしないから、百円ショップの棚に並ぶ商品みたいに自分を安売りして、朝のラッシュアワーに耐えて、家畜の運搬より酷い状態で自ら職場に向かう。ドロップアウトした人間、……いや、むしろ、ドロップアウトしないで過剰適応を起こしている人間の方が危険だとおもうのだが、とりあえずドロップアウトした人間は自分に責任があると思い、ヨガの道場にかよってみたり、人生論のインチキ導師に大枚を払ってすがったり、そうして、最終的には、精神科や診療内科の門を叩く。待っているのは勿論、規格品の中の規格品、検索エンジン型エリートである……。稀な取り組みはあるにせよ、挙げ句の果てには薬ずけである。ここで、はっきりさせたいが、薬は、断薬してはならない。禁断症状が危険だし、他のアプローチが社会に定着していない以上、トランキライザーというものが、一時は大変な助けになるのも事実だと明記はしておく。しかし、個人的推論であるにせよ、上記五点の精神病の根源的な原因と解決にトランキライザーが何の関わりもないこともまた、明記する。検索エンジン型の思考停止人間というものは、揚げ足とりを「議論」だと勘違いしているから、実は、わざと、「主観的推論」なり「個人的推論」という揚げ足のとりやすいことばを入れてみた。リストラに継ぐリストラで、すっかり医者のいう鬱なりパニックになった方々から相談がくる。質素にくらして、気軽に何か自分に合った小商いでもやりゃあいいのに、……と、率直に思う。その人に適したお金の生み方まで、成功モデルまで伝えて、こちらは親切に教えているのに、「また、就職しました」と、連絡の来るパターンが非常に多い。仕事が決まったのは、まあ、めでたいとして、まるで、奴隷解放された後のアメリカで、黒人達が御主人様を求める様子ににているな、とも感じる。「……で、なければならない」リアルな実感としては、精神病の第一原因は、家庭内での画一的洗脳だと、喉が潰れるほど話して、よく理解できた。虐待ですら、「……でなければならない」それなのに、それができない多様性への画一的な攻撃である場合が多いようだ。最後に、良質の哲学により精神的アプローチから精神病を治す方法もあるが、自分の場合は、小説家の宮本輝さんの作品を媒体として、Skypeの対話による療治も行ってきて、これが一番、有効であったのだが、実は最近は、僭越ながら、自分が過去に大型小説サイトを数万人をおさえて制覇した小説「冬の惑星」を対話の媒体にしている。コンセプトは宮本輝さんと同じなのだが、さすがに自分の作品は自分が誰よりも分かっているから、未熟な作品なりに絶大な効果を上げている。これは本当に凄い効果を出している。●冬の惑星楽天ブログの方は「冬の惑星 松尾大生」でGoogleしていただきたい。mixiの方はプロフィールから読める。自分も喉を潰したくないから、これからは、冬の惑星を読んだ方とのみ、カウンセリングに関しては対応する。もちろん全部、無料。ほかにも家庭や国家の機能不全の問題やらなんやら、様々であるが、最後に決定的に精神病を治す秘訣をくりかえそう。●多様性への絶対的な受容これである。クリックしてね↓ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆松尾式心理マネジメント(カウンセリング)最初のヒアリング(時間無制限無料)次に電話なりSkypeでお試し一時間三千円。それ以降は10分あたり千円。 SkypeIDはdaisei8。予約は携帯08055844657 かメールakahige19640408@xxne.jpで承ります。 札幌市ドラッカー研究会および、札幌市カール・グスタフ・ユング研究会主幹を勤めさせていただいておりますが、神秘主義等には一切、荷担いたしません。秘密厳守。振込先 北洋銀行 琴似中央支店 普通 3752088 松尾大生(ほくようぎんこう ことにちゅうおうしてん ふつう 3752088 まつおだいせい) 携帯08055844657 直通電話0115900973 24時間対応!
2011.07.13
今、携帯の画面に向かっているが、そちらは、モバイル? パソコン?今、どこにいます? 自分は自宅の居間にいます。台所からは、水道の蛇口から、水が落ちている音が、ポタッ、ポタッ、と聞こえてくる。時折、外から車の走行する音が響いてきています。ここはサッポロの西区の手稲山一号目の山の中の狭い住宅街のオンボロ一軒家の居間ですが、そちらは今、どこでしょう?少し、付き合ってください。また、俺のバー「まとりっくす」にお連れいたしましょう。文章を読みながら、薄く目を開いて、体から力を抜いて、楽にしてください。想像してください……。俺の店の店内が見えてきたでしょう? いつものように、カウンターの片隅では十五年前のタイムスリップで連れてきた自分がバーボンで、飲んだくれている。アル中なのです。カウンターの中には、アンドロイドが三体、……二十歳の頃の藤原紀香と、二十代後半の頃の小雪、三十歳の頃のオードリー・ヘップバーンのアンドロイドを立たせております。みんな綺麗でしょう? 本物にしか見えない? そうですか。ありがとうございます。狭い店内には壁という壁に、液晶大画面のパソコンの画面が埋め込まれており、アニメやニュース、ディスカバリーチャンネルや、世界中の街並みが映し出されています。ここはススキノ、ゼロ番地、ススキノ市場の地下の飲み屋です。電脳バー・まとりっくす、……俺の店です。料金ですか? パケット通信料しか、かかりません。パケット定額にしている方なら、誰でも無料で飲める店ですよ。さあ、カウンターの真ん中にお座りください。店内には、壁に、くまなく組み込まれた液晶大画面のデジタルテレビの光以外に照明がないから、薄暗いですね。お客様、何をお飲みになりますか? 煙草はいかが? ……かしこまりました。駆けつけ一杯! とりあえず、どんな飲み物も取り揃えておりますよ。いやね。女性客のことも考えて、福山雅治のアンドロイドも一体、用意しようとおもったのですが、なにせ狭い店内でして、長いカウンターの他にはボックス席が一つだけの小さな店でして。ご勘弁ください。自分ですか? ご覧の通りに、今日はダークなスーツですよ。お客様、カウンター越しに見えるこのクオーターのような顔をした長身の中年男にも、一杯、ご馳走してくださいませんか? ありがとうございます。「オードリー、サントリーのオールドをロックで!」今日のオードリーには純白のドレスを着せてみました。やはり「ティファニーで朝食を」のオードリーのイメージですね。小雪には、牡丹の織り込まれた黒の和服。藤原紀香は、やはり今日もビキニ姿です。少し、Tバックにしてみました。どうですか、この全身の筋肉の躍動感! 二十歳の藤原紀香はうちのエロ親父客対応型アンドロイドです。あれ、どうしたんだろう? 藤原紀香がさっきから、泣いている表情をしている。「紀香、どうした?」と尋ねると、「紀香? 私、自分のこと、本物の藤原紀香だと思っていたの! 私、アンドロイドだったのね? 私、人間なのよ。アンドロイドだなんて、ひどいわ」と、カウンターの内側で泣き叫んでいる。小雪とオードリーも、悲しそうな顔をして、頷く……。オードリーが、「私達、人間なのよ。アンドロイドだとしても、感情のある人間なの。女なのよ」と、言う言葉を引き継ぐように、小雪が、「私達のお給料は? 二十四時間営業で、睡眠時間も無し。労働基準監督署に訴えてやる」と、俺を睨みつける。俺は店内のデジタルテレビ全部に劇場版アニメ「攻殻機動隊~ゴーストインザシェル」の冒頭シーンの草薙素子のサイボーグが組み立てられる過程の映像を流して、「草薙素子は人間の脳をもっているから人間と言えるが、君達は電子頭脳のロボットだから、アンドロイドなんだよ。君達も、この映像のように組み立てられたのは間違いない! だから民法上は単なる物。労働基準法どころか憲法も適用外。そうだろマツオ?」と俺はカウンターの端で飲んだくれている若い頃の俺に尋ねる。「そういうことになるな。アンドロイドの人権については、まだSF小説の中でしか論じられていない……。アシモフさんに相談しな。あらら、アシモフさん、もうお亡くなりだわな。ひひひ」と、マツオが答える。俺は、「どうだ? アル中とは言え社労士センセが労働基準法適用外といっているんだぜ? わかったか? ……それにしても感情を植え込んだ覚えはないのだが、自我が芽生えやがったか」などと、ぶつぶつ言っていると、ボックス席の中から、六十年配のオッサンがあるいてきて、カウンターにすわった。現役の総理大臣、管直人氏である。ボックス席の中のデジタルテレビから出て来たらしい……。少し酔っているようだ。カンちゃんが話しはじめた。「アンドロイド? アンドロイドなんてまだ、格好いいじゃん。俺なんてアメリカさんと官僚の操り人形なんだぜ。人形よりもアンドロイドの方が、格好いいじゃん」「アンドロイドじゃない。私達、人間なの。女なのよ」と、また一斉にアンドロイド達が騒ぎ始める。「今の政治家も、国民も、俺も、マッチャンも、みんな、洗脳された家畜人間みたいなもんだよ。ところがそれにみんな気づいていない。アンドロイドだと分かりはじめた君達の方が幸せだよ」とカンちゃん。「カンちゃん、ところで、こないだの小沢の演説とカンちゃんの演説、なかなかよかったね。午前中の朝のニュースショーで小沢の演説には有名な劇作家のゴーストライターがいると報じられていたよ。小沢、情けない男だねえ。小沢の原稿は素晴らしかったけど、ヒモつきの演説をよくまあ、自分の言葉のように話すよなァ! みんなゴーストライターいること知っているのにね」と俺はカンちゃんのリクエストに応えて「いいちこ」の番茶割りを出しつつ、話した。するとカンちゃん、「マッチャン、この国をどうすればいい? 今は幕末以上の国難の時なのに、若者は怒ろうとしないし、年寄りどももGHQからの洗脳を受けた世代しか残っていなくて、石原慎太郎みたいに口ばかりで国を憂う奴らばっかり。こう見えても、俺は市川房枝先生の弟子でね。アメリカさんにも官僚にも屈するつもりはないし、小沢みたいに変なな団体に入る気もない!」「ああ、変な団体って、例の石屋さんとユダヤ人の連合体のことだろ? いつか国会で小沢、『あなたみないな、おかしな団体の人間は信用できない』と野党議員から問い詰められていたが、やっぱり小沢、アメ公の犬なんだね。それに比べてカンちゃんの演説、アメリカさんに反逆して消された議員の名前まで出して、暗殺が行われていること臭わせていたけど、勇気あるな、とおもったよ。もう奴らも、さすがにホテルで自殺パターンは使わない時代になったねえ」「マッチャン、率直に言って、俺はまず、何をするべきだ?」「カンちゃん、本気で国を変えようと思うならば、まずは自分の命は、もう、亡いものだと観念することだね。その上で動くんだよ」「マッチャン、俺はどう動けばいい?」「結論からいうと、財政と経済の立て直しが先決だろう。カンちゃん、俺のブログ読んでいるよね? こないだ書いた、ネバダ・レポートの項目を明日からでも実行するしか、手はないよ。財務省は明日にでも白旗上げてIMFの日本占領を許す準備があるから、こうなったら競争だぜ。IMFに占領されたら、経済の立て直しの名目で、日本人の資産が全部、海外にスゲかえられることは明白だからなァ。IMFに占領されたら、財務省の官僚は今より更にアメリカさんの忠犬になって、保身と漁夫の利を貪るだけだぜ。ネバダを逆手にとるんだよ」「ネバダか、つまり、こういうことだな。年金給付は一律30%カット……」「そうそう、40%カットでもいい。その代わりに、生活保護費基準に満たない老人には、生活保護費基準との差額をどんな名目でもいいから支給する。無年金者もゼロにする……。こうすれば、餓死者は出ない」「マッチャン、公務員はどうする? ネバダでは公務員の30%削減。給与も30%削減。賞与、退職金の廃止とあるが?」「つまり、石屋とユダヤ人の、ご用ききだけがのこる仕組みだよ。残った忠犬ハチ公は利権を貪る。ネバダは的を得た部分もあるから、逆手に取って、まずは財務省が白旗上げる前に、忠犬ハチ公の方から30%解雇だね。給与カットと賞与と退職金の廃止はネバダの通りでいいよ、カンちゃん」「マッチャン、国債・地方債の十年間利払い停止は?」「カンちゃん、国家が破産したら、当然、円の信用が落ちて暴落するし、猛烈なインフレがくる。日本が安く買いたたかれるんだよ。利払い停止はどんな犠牲を払ってでも実行しなければならんよ」「マッチャン、消費税20%は?」「大規模なインフレを食い止めるのにはやむを得ないね。国民も涙を飲む義務があるよ。一応、民主主義でやってきたわけだからね」「マッチャン、全銀行ペイオフはヤバいだろう?」「いや、ハイパーインフレなんて事態になったら、札束なんて便所紙程度の価値になる。ペイオフと、その後の預金カットは必要だよ。そうすれば世の小金持も一文無しにはならない……」「マッチャンのいう通りにしたら、暴動起こるかもしれないし、だいたい、官僚とアメリカさんの忠犬ハチ公系の勢力から俺、抹殺されるよ。実行する前に、政策を口にしただけで、抹殺だよ。政界と財界、官僚、政治経済系の暴力団は、アメリカさんを傘に着て、裏でしっかり繋がっていること、マッチャンなら知っているだろ? 最近、マッチャンのブログの読者増えてきたから、具体的に政治経済系の暴力団の名前は出さないけどさ。汚い奴らだよ。俺は別の理由で即、退陣させられて、五年後くらいに自殺させられることになる。病気をでっち上げられて医者に殺されるかもしれないし……」「カンちゃん、だからこそ、自分の命はもう亡いものと思えと、言ったじゃないか? 市川房枝先生の弟子なんだろ。俺たち国民を家畜状態から助けてくれよ。カンちゃんじゃないが、このままではアンドロイド以下だよ。俺達だって人間なんだ」すると、「私だって人間なのよ。アンドロイド以下とは随分じゃないの! 女なのよ」と、藤原紀香が泣き叫んでいる。そうして、「何よ、こんなもの!」と怒って自分が着ているビキニを破り捨てて全裸になった。藤原紀香が叫び続ける。「見て! どこから見ても人間でしょう? 女でしょう。泣くこともできる。悲しむこともできる。踊ることもできる。人間の証明よ」そうして、カウンターから出て、全裸のまま、ジャズダンスのような踊りを始めた。なんという美しい筋肉の躍動感! バランスの取れたスーパーボディー。カウンターの端のマツオもカンちゃんも俺も、美しさに見とれて、息を飲んだ……。藤原紀香が激しいダンスの中で躓いて転んだ。四つん這いとなり、泣きながら床を両の手で叩き、「女なのよ、人間なのよ……」と、呻くように叫んでいる。四つん這いの藤原紀香に小雪が、そっとバスタオルをかけた。紀香は全裸にバスタオルを巻いてシクシクと泣きながら、カウンターの中に戻った。オードリーがカンちゃんに話しかけている。「総理。日本人は、植民地の家畜から、人間に戻れる可能性があります。総理の力で! 私達アンドロイドは、どうすればいいのですか? もう、みんな、自分というものを発見してしまいました。私達も人間なのです。カラダは機械ですが、心は人間の女なのです。アンドロイドの人権の法制化もお願いいたします」カンちゃんは、最初、紀香の裸体の美しさの残り香にボーっとしていたが、オードリーの言葉を受けて、立ち上がった。「分かった。俺は死んでもいいよ。まずはマスコミを掌握だ」……いやあ、お客様、お騒がせして申し訳ない。せっかく来ていただいたのに。今度は諸問題を解決しておきますから、これに懲りずまたご来店下さいませ……。ありがとうございました!◆◆◆◆松尾式心理マネジメント(カウンセリング)携帯08055844657
2011.07.09

「娘さんですか」近所の公園で、息子と遊ぶ五歳のサユリちゃんを見ている婦人に俺は尋ねた。若い……。四十代に見える。下手したら俺と同じくらいの年齢に見える。気品もある。もしかしたら、さっき名前を聞いたサユリちゃんのお婆ちゃんかもしれないな、と感じつつも、大事をとって、「サユリちゃんのお母さんですよね」「あら! もうすぐ還暦なのよ。嬉しいわァ。なんかないかしら」婦人はベンチから立ち上がり、バックの中をまさぐり始めた。「なんもいりませんよ。だって本当にママに見えたんだもの」「まあ、嬉しい! やっぱり気がすまないわ」「それじゃあ、飴(あめ)だま持っていたら、一つください」俺は婦人から、ストロベリー味の、のど飴をいただいて、なめ始めた。それから、世間話が始まる。ふいに婦人が俺に、「お父さんの仕事は、トラックでしょう?」「よく分かりましたね。長距離やってます」トラックのドライバーに見られたとは光栄だ。俺も嬉しくなる。「私は、お掃除さん、幼稚園の掃除を専門にやっているの」「ほう、それは貴重な仕事ですねえ」と、俺は褒めたたえる。それから婦人は、あれやこれや、一人で語り始める。こういう時は、聞き役に徹して適当に頷いていたら、相手が勝手に、こちらに好感を持ってくれるものだ。息子のことまで世話を焼いてくれたりし始めた……。俺の思考は息子とサユリちゃんが交互に滑り台に登っているのを見ながら、また、虚空(こくう)を、さまよい始める。二十代のはじめ、俺は札幌市で学生をやっていた。カール・グスタフ・ユングに凝っていた時期があり、その頃、ユングの著作を読みまくっていた。お金が足りず、買えない本は、書店で立ち読みした。その中に、ユングが、ごく親しい友人・知人の為に綴った書簡の翻訳があった。こんな内容。ある夜のこと、ユングが自宅でくつろいでいると、周囲から、不穏な空気を感じたそうだ。家のドアをノックする音、……何度、確認しても外には誰もいないのに、呼び鈴は鳴り続け、ドアのノブは、ひとりでに動いている。怪奇現象……。その後、様々なポルーターガイスト現象が頻発する。ドアを開けると何百人もの幽霊たちが、ユングの自宅に入ってきた。ユングの母方の家系は、代々、霊媒の体質であった。霊媒の心理を分析した論文「心霊現象の心理と病理」が確か彼の出世作品だった筈。ユングには幽霊が見えていた。幽霊たちの言葉も聞こえた。幽霊たちは、こんなことを言っていた。「われわれは、真実を探して、世界中、いたるところの賢者の家を訪問した。どこに行ってもわれわれを救う真理は得られなかった。そこで今夜はここに来た」カール・グスタフ・ユング……。彼は、怯えることなく、般若心経に似た、即興の詩を幽霊たちに捧げる。幽霊たちは、納得して消えて行った……。と、そんな話……。実際の出来事である。ユングの周りでは彼が死にいたるまで、そういった不思議な現象が沢山あったのだ。つまり、言いたかったのは、この世が、目に見える世界だけだと思っている方々、それは大変な間違いではないか、また、死んだら何もかもオシマイだと信じて疑わない方々、死んでから生まれ変わる為に、今の世での修行が、この世の旅です……と、そんなことを言いたかった。死んでから、行き先を失い、世界をさまよい続けるような「モノ」にだけは、ならないでいただきたい、と。それと、もうひとつ、……これは後で話す。ところで、プラトンの「イデア論」というのをご存知だろうか。プラトンは、若い頃から、ソクラテスとの対話を通して大哲学者となっていく。プラトンが悟った、この世の真実は、「イデア論」に凝縮されている。プラトンに言わせると、この世は、影の世界、映し出された世界に過ぎないという。実在するのは、イデア界だ。そうして、イデア界の向こう側には、イデア(ひな型)をこの世に映し出す無限の光が燃えているという。洞窟の例えは有名だ。ここに一人の男がいる。生まれた時から洞窟に住んでいるから、外の世界をしらない。外では、火が燃やされて、馬の模型や、机の模型、船の模型、人間の模型……様々な模型が、炎の光に映し出され、洞窟の中の壁で、影となり、動いている。洞窟の中の男は、洞窟しかしらないから、それを影とも分からず、現実と判断して、影の中で暮らし続ける……。洞窟の中の男とは、もちろん、われわれ人間である。さらに話を変えよう。唯物論という考え方がある。この世には、ただ物質のみしか存在しない……。いや、そうではなくって、全ては心でできているのだ……アメリカの精神科医・ダイアー博士によると、デカルトのあの有名な言葉、●我おもう、ゆえに我ありあれは唯心論の宣言だという。われわれは、高校の教師からデカルトのこの有名な言葉すら、正しく教わってはいない。デカルトの言葉を言い換えるなら、●私の心は存在している。ゆえに、世界は存在している哲学的立場に立てば、唯心論と唯物論は、常に対立しあってきた。戦争も起きた。そうして今は、唯物論の時代である。資本主義も共産主義も、唯物論から生まれた、双子の兄弟であり、面白いことに、母親は、ユダヤ教という、「唯心論」ではないかと思う。●初めに言葉(ロゴス)があった。言葉は神と共にあった……(旧約聖書、冒頭部分)これは唯心論である。「唯心論」の「心」を自己の中ではなく、自分の外に置くことで、西洋人達は、ここ数千年、ヨーロッパで、インドで、アメリカ大陸で、アジアで、大変な間違いを起こしてきた。戦争の原因は、経済活動の爆発であった。爆発した供給は新しい需要を求めて、外へ外へと出て行かざるを得なかった。無理やり発生させた需要は今度は供給を求めて、……経済活動に歯止めが効かなくなった時、戦争が起きた。言わずもがな、近代のあらゆる戦争は、こういった資本主義の産物である。資本主義に対する批判から、共産主義が生まれた。そうして、二十世紀の共産主義支配による、粛清(しゅくせい)に次ぐ粛清……。少なくとも一億人は共産主義の為に全世界で処刑されただろう。●悲惨な唯物論も唯心論も、母体はユダヤ教・キリスト教であるユダヤ教的、唯心論は、イスラム教やキリスト教を生み出し、キリスト教は資本主義を生み出し、資本主義に対するキリスト教の潜在的な復古運動の産物が共産主義であった。●すべての不幸は、一つの言葉から、始まった。すなわち……、●初めに言葉ありき。言葉は神と共ににありきこれが、この三千年の人類の「悲惨」の元凶ではないだろうか。イスラム教、ユダヤ教、キリスト教……人類は戦争の絶えない歴史を歩んで来た。しかし、この三千年ほど、限度を超えた殺戮(さつりく)の時代はなかったと思う。その元凶は自己の神性を外在化して、架空の神……一神教をつくってしまったユダヤ教的な「唯心論」である。●全ての不幸の元凶は指導的な哲学の誤りから、きているもとを正せば、根本的な哲学の誤りから、今の過労死の問題も学級崩壊も、ニートも、社会的な不気味な事件も、人間を手段化してしまった哲学の誤りから発生していると思う。かなり難しい内容になってきた。ついてこれない方々も出てきたことだろう。次回は、ユダヤ教的な唯心論に対抗しうる、そうして、はるかに凌駕(りょうが)してあまりある、東洋的な唯心論について語ろう。その唯心論を創設した者の名は、天台(てんだい)……中国の、あの天台大師である。天台の唯心論とユングの集合的無意識論、プラトンのイデア論から、立証してみよう。何を立証するのか? もちろんそれは、……。●大宇宙は人間ゆえに存在している事実!「のど飴、もうひとつ、いかが?」気がつくと公園にのベンチに座っている自分。向かいの婦人は、俺に、のど飴を再び差し出してくれた。「長距離のトラックなら、時間が不規則でしょうねえ。お父さん、頑張っているわね」「仕事ですから」俺は、のど飴のお礼を述べると、四歳の息子の手をとり、春風の中の道を、ゆらゆらと歩き始めた。「バイバーイ、さゆりちゃ~ん」息子は振り向いていつまでも手を振り続けていた。クリックしてね↓◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆松尾式心理マネジメント(心理カウンセリング・産業カウンセリング等)が主にSkypeや電話、携帯で爆発的な成果を全国で展開しております。僭越ながら事実は事実。鬱やパニック等が全国的に平癒しております。お電話などでの最初のヒアリングは一切無料(時間。松尾大生携帯08055844657 直通電話0115900973 24時間対応相性がありますので、相性の合わない方は丁寧にお詫びしつつお断りしておりますが、起業相談から経営コンサルまで大抵の問題に対応し、絶大な効果を挙げてまいりました。 恋愛相談も得意中の得意ですし、あらゆる問題について、親切に対応させていただいております。 最初の電話等の無料ヒアリング(時間無制限)がおわったら、次に電話なりSkypeでお試し一時間三千円。それ以降は10分あたり千円いただいています。携帯08055844657 SkypeIDはdaisei8です。なお、非課税世帯、生活保護世帯、無職の方、低所得者の方、事情のある方等々からは料金は一切いただいておりません。良識的たしなみです。また、Skypeのできない方は携帯相談オンリーでもいいし、松尾への直通電話0115900973でもいいですよ。予約は携帯08055844657 かメールakahige19640408@xxne.jpで承ります。 なぜこれだけ破格の心理ウンセリングやマネジメントをやっているかというと、既に教師も精神科医も僧侶も心理カウンセラーも経営コンサルタントも今の日本では機能不全の状態にあり、自殺者は毎年三万人以上。挙げ句の果てにはインチキな自己啓発セミナーやスピリチュアリズムの世界にはまり、状態を悪化させている現状に対する怒りに要因があります。自分は社会の片隅で世間を憂うものです。最初のヒアリング時からパーソナリティにあった暖かい対等な目線で対応しておりますので、友人にでも電話するような軽い気持ちでお電話ください08055844657 札幌市ドラッカー研究会および、札幌市カール・グスタフ・ユング研究会主幹を勤めさせていただいておりますが、神秘主義等には一切、荷担いたしません。秘密厳守。振込先 北洋銀行 琴似中央支店 普通 3752088 松尾大生(ほくようぎんこう ことにちゅうおうしてん ふつう 3752088 まつおだいせい) まずは気持ちを楽にして無料ヒアリングをどうぞ08055844657 直通電話0115900973 24時間対応!電話ごしに一緒にコーヒーでものみましょうッ
2011.07.06
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