るんたるんた 民族楽器専門店

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「桃売いアン小(ムムウイアングヮ)」


 沖縄民謡のNo1として歌われています。

 日本本土の歌謡曲では、男が最初に歌い出しますが、この歌は女性から歌います。

 宜野湾市大山地区の女性の姿を歌ってます。
 昔、軽便鉄道が通っていた大山地区の「アン」が、汽車に乗り山桃を売りに行く。
 山桃を売ったお金を貯め「アヒ」の為に「麻布」を買い、その布で着物を縫い上げ、互いの契りを交わし夫婦になろう・・・。

 女性名「アン」
 男性名「アヒ」

 この二人の物語

   「桃売いアン小(ムムウイアングヮ)」

1、女、桃(ムム)売(ウ)やい 我(ワ)んねー
    サユン布(ヌヌ) 買(コ)うてーくとぅ
    くりし着物(チン)縫(ノ)うやい
    かなしアヒ小(グヮ)

 〔私は山桃を売って、麻布を買って着物を縫います、愛しいアヒの為に、着て下さいますか〕

2、女、くりし着物(チン)縫(ノ)うやい
    切(チ)りぬ 余(アマ)ゆくとぅ
    我身(ワミ)ぬ着物(チン)ぬ袖(スディ)に
    ちきてぃ我(ワ)ね着(チ)ゆん
    くぬ切(チ)りや

 〔着物の切り余りの布を、私の着物の袖に縫い付けて、貴方とお揃いとして着ましょう〕

3、男、着物(チン)どぅ 洗(アラ)ゆるい
    布(ヌヌ)どぅ 晒(サラ)するい
    水(ミジ)や 我(ワ)が汲(ク)むさ
    疲(ヲタ)てぃや居(ヲ)らに
    よー無蔵(ンゾ)よ

 〔着物を洗ったり、布を晒すのに使う水は、私が汲みましょう、疲れているから家に居なさい、なー愛しの君よー〕

4、女、くりし着物(チン)縫(ノ)うやい
    アヒ小(グヮ)に着(ク)しゆくとぅ
    今からぬ後(あとぅ)や
    ゆすとぅ 毛遊(モウアシ)び
    すなよーやー

 〔着物を縫ったら、アヒさんに着てもらいます、この後の(男女ふれ合い遊び)はしてはいけませんよ〕

五、男、まくとぅ 真実(シンジチ)ぬ
    形見(カタミ)どぅんやりば
    今からぬ後や
    ゆすとぅ毛遊(モウアシ)び
    我(ワ)ねすんなー

 〔誠の真実の、固めの契り、今後のふれ合い遊びはしないよ〕

6、女、言っちゃんどーやー いぇーアヒ小(グヮ)
  男、恋るなよ互(タゲ)に
  女、親に言ち二人(タイ)や 夫婦(ミィトゥ)にならや
  男、我(ワ)ったー二人(タイ)

 〔女、言ったからねーアヒさんよー
  男、他の恋に落ちるなよ、お互いに
  女、親に報告した二人だから、夫婦になるんだよ
  男、私達ふたり〕


 会話調恋歌の沖縄バージョン


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