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RMママのどたばた子育て日記
最悪の3年生!?その1
学年が変わって担任の先生もクラスも変わった。
おまけに5月に母は出産を控えていた。
4月に先生と会って話をして、前学年の担任の先生に引継ぎをしてもらって大体の話は聞いてもらったりしてとりあえずはスタートした。
家庭訪問も何とか終わらすことが出来、このあと出産の為、母は入院。
帝王切開だった為、10日程の入院が既に決まっていたので、亭主殿の有休と母の母達に手伝ってもらって、にいの世話をしてもらった。
この時はまだ亭主殿が交代勤務をしていたのでどちらか(朝起こすか夜のお風呂等)でにいの世話をすることが出来ていた。
学年で9、年で8歳6ヶ月違いの弟がようやく生れた。
この時、同じ病院ににいの同級生のお母さんも出産で入院していて同じ年の兄弟が出来ていた。
退院してからは朝は必ず起こして、学校へ送り出しはしていたが、にいの状態は相変わらずだった。
母は8月に仕事に復帰する予定だったので、病院へ行ったり、保育所の手続きをしたりと割と忙しく過ごしていた。
喘息の発作で病院へ行ったときに再び先生に話したところ、「やっぱり専門科へ一度聞いて見ましょう。」とようやく前に進めた気がした。
その日のうちに専門科(総合病院なので院内で移動)にかかることになった。
呼ばれて診察室へはいってすぐに「多動の傾向がありますね」と行動を見てすぐに言われてしまった。
「ここは小児専門ではないので専門の病院を紹介します」と専門の病院を紹介された。
が、すぐに予約が取れず、9月の半ば以降と言われたので一応その旨を紹介してくれた先生に連絡した。
折り返しと言う感じで予約変更の連絡が来て、8月半ばに変わった。
この時からこの病院への通院が始まった。
この頃のにいは、
1.宿題は忘れる。(しない)
2.人の話は聞いていない。
3.忘れ物が多い。(忘れても苦にしていない)
4.授業中でも思ったことをすぐに話し始める。
5.きちんと座っていられない。
など、問題行動が増えてきていた。
この頃から母は少しづつではあるが子どものストレスや精神病について本を読んだりして勉強を始めた。
津市にある小児専門の精神科でいろいろな状態の子どもが通院していた。
車で1時間ほどのところではあったが、学校はその度に休んで行った。
検査等に時間も掛かったが、先生といろんな話もした。
学校の担任の先生も熱心な先生で担当医と何度も話をしてにいちゃんとの対応を話し合ってくれていた。
この時一応、2週間に1度の通院と薬の投与。
「薬は何が効くかどうかわからないのでいろいろ試してみます。」と言われた。
このとき先生からにいが「だいぶ疲れています。子どもは休みはありません。休みたいときは休ませてください。」と言われて不思議なことを母は思っていた。
大人は会社で有休がある。休みたいときに休むことが出来る。(難しい事もあるけど・・・)
子どもは学校へ行ってても休み(長期休暇は別)がない。
大人のように休みたくても休むことは出来ない。
そんなことを先生から言われて、行きたくないと言っていても結局学校へ行かせていることを思い出した。
初めてここへ行ったとき、不思議な感じがした。
先生が白衣を着ていないのに気づいたのだ。
名札を付けているだけで、女性はエプロンをしている。
受付の事務員さんは制服姿。薬剤士さんも白衣。
奥にいるからほとんど見えないのだが・・・
おまけに待合室に先生が呼びに来る。
「○○くん」とか「○○ちゃん」とか子どもの名前を呼んでいる。
必ず子どもから先に呼んで話をしている。その後親が呼ばれる。
今回の紹介してもらった先生は紹介してくれた先生の後輩だそうでこの時の予約も直接話をしてくれたそうだ。
予定より早く通院できたのはこの先生のおかげだった。
この紹介してくれた先生は母の小学校の同級生(3年か4年頃)によく似ていたが、名前が同じだったので多分そうではないかと思っている。
診察室へはいって話を始めたが先生も多動のことを言った。
じっといすに座ることが出来ず、ウロウロしている。落ち着きがない。
「判断はいくつかの検査をしなければならないのでそれを受けてもらいます」と言って子どもに向かって話を始めた。
子どもは別室で検査を、母は今までの様子、家庭環境等を話し始めていた。
この検査は子どもにとって苦痛だったらしくかなりあとでぐずっていた。
検査の方も1度で終わらず2回に分けて行われた。
それぞれ1時間ほどだった思うが、本人にはこの1時間が苦痛だったようだ。
細かい検査(テスト)だったようで最初はいいのだが時間がたつに連れて座っているのが苦痛な子だけに受けさせるのがかなり大変だったようだ。
検査結果を聞くときに大分大変だったことを言われた。
検査結果を聞きながら「知能はあります。でも一部に問題があるようですね。それと大分疲れているようですからそれを解消できるようにしてください。あまり怒らないようにもしてください。」母は「????」の状態ですぐに理解できず「あの?どういうことで?」と聞いた記憶がある。
子どもにだってストレスはある。
子ども時代にはストレスと認識していなかったようだが、イライラしたりするのはやっぱりストレスなんでしょうね。
そんなことはすぐ直る。解消できる。と思っているから問題だったようで、親(大人)の顔色を見たり、お友達ともあまり遊べず、いろいろ原因はあったようだが、それを少しずつ解消していきましょうと言うことだった。
これがとても難しい。
母の父は頑固一徹の昔の人間で、自分に意に反すれば怒る。作法にも厳しい。
家の中でちょっと走れば「家の中を走るな!家を壊す気か!」と怒鳴る。
何せうるさい。子どものことだからとは思わない。
これもいけなかったらしいが、普通その中で暮らしていればある程度は仕方がないでしょう?と母の母は言っていた。
とりあえずカウンセリングと投薬の生活が始まった。
薬は何種類か飲んでいた。
ベタナミン・トフラニール・セルシンそしてリタリン・・・
知っている人なら何の薬かわかったと思うが、少量で効果・副作用をみて試していく。
半月に一回の通院ではあったが、にいにとってのんびり出来る日でもあった。
MINIガメラは当時、保育所に預けられていたので、朝、保育所へ送って行ってそこからはにいにとっては母と2人の時間が過ごすことが出来る唯一の時間でもあった。
午後からのときはお昼を途中のショッピングセンターで取り、時間調整をしてから病院へ、午前の時は帰りにショッピングセンターへ寄るようにしていた。
先生も出来ればMINIガメラと離れる時間をと言っていたのでちょうどよい方法だったらしい。
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