しろやぎさんからのお手紙

こじれたら、裁判所へ行こう♪

> ◇◆◇ 交通事故、こじれたら裁判所へ行こう♪ ◇◆◇

交通事故に遭っても、知らないために泣き寝入りしてしまうケースって、あります。
このページが、少しでもお役に立てば、いいなー、と思ってます。



<事故態様、他経緯。>

タクシーの後部座席に乗車中、運転動作を要因とした腰椎捻挫を負った。
その後、事故処理がスムーズに行かないことからうつ状態と診断され、
損害賠償を求めたが、示談が決裂し、簡易裁判所に調停申立て。


相手方が弁護士を立ててきたので、結局『法的措置』ということになりました。
でも、 『法的措置=訴訟』ではない んですね。
その前段階として、 調停(要は、話し合い) っていうのがあります。


実は、2月頃から、行政申立ても含めていろいろな手段を考えて、
行政書士の友人に相談したりしていたので、地味にいろいろなものを徐々に準備していました。


<調停の際、証拠としたもの>

・自分で作った、相手方と自分との連絡や行動を、年表形式でまとめたもの
 (これは、調停委員の方にも、とても好評でした。)

・うつ状態と診断された、診断書
 (治癒見込みを書いてもらい、賠償額算定の根拠にした)

・陳述書
 (「裁判所は、相当と認める場合において、当事者に異議がない時は、証人の尋問に代え、書面の提出をさせることができる」
  という条文があるので(民事訴訟法第205条、簡裁特則第278条)、訴訟に発展しても使えるように、用意しました。
  私のうつが、事故によるものだ、と推測させる内容のものを、3通、友人や学校の職員さんに書いてもらいました。)

・相手方に送付した手紙、相手方からの手紙
 (もめたときのために、地味に2月頃から準備していたのがこれ。配達記録で送り、届いた、という証拠を残しておきました。)



で、最大の難関、 申立書

訴訟なら、『訴状』にあたるのが、コレ。

実は、司法書士受験生という立場、六法が手元にあった、というオハナシなのですが。。

というわけで、

<参考図書>(画像は16年版ですが、リンクは17年版になっています。)
有斐閣判例六法(平成16年版) ( 著者: 青山善充 / 菅野和夫 | 出版社: 有斐閣 ) 【送料無料商品】有斐閣判例六法(平成17年版) 判例がいい量載っていて、一般的に使うには十分です。
私が現在利用しているのが、コレ。
文字が大きくて好きなのです。
模範六法(平成16年版) ( 著者: 判例六法編修委員会 | 出版社: 三省堂 ) 【送料無料商品】模範六法(平成17年版) 裁判所の相談コーナーの方のデスクにも、フツーに置いてありました。
実務レベルで必要最小限、と言われるレベル。
収録法令数の多さはさすがです。
【送料無料商品】交通判例ハンドブック5訂版 【送料無料商品】交通判例ハンドブック5訂版 これは読んだことないけど、六法探してたらあったので。
参考図書、ということで・・・。
実は内容、結構気になってます。。

こんな感じです。


<損害賠償額の算定>

損害賠償の算定には、実はいくつかの基準が存在しているらしいです。
保険屋さんの基準、弁護士さんの基準・・・

で、弁護士さんや裁判所で利用されているのが、俗に言う、

『赤本』『青本』

というものなんだそうです。

もちろん、市販はされていませんし、政府刊行物センターの目録にも載っていません。

『赤本』 の正式名称は、

東京三弁護士会交通事故処理委員会・(財)日弁連交通事故相談センター東京支部共編
「民事交通事故訴訟・損害賠償額算定基準」


、っていうらしいです。

これ、ネットで調べてやっと出てきたんですが、申立書に書いて行ったら「あ、赤本でしょ」と軽く言われたので、間違いないと思います。。

この内容を司法書士さんにお願いして聞き出して、やっと損害賠償額を算定し、裁判所へ。


ここまでが、「簡易裁判所相談センター」に行くまでの、前段階でした。
・・・つまり、続きがあるわけです。

それが、いよいよ、『申立て→調停』コースなのです。。



続く。




© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: